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あたらしい憲法のはなし

 続いてもう一冊、本の紹介。
あたらしい憲法のはなし
(有)三陸書房 著者は宮沢 俊義(1899年3月長野市生まれ)

 憲法談義が盛り上がってきた。今読むにふさわしい本である。
憲法の文字から受けるむつかしさはなく、優しく書かれている。
しかも著者は1899年生まれだ。今の憲法が出来たときは40代後半だ。
初心に帰れと言うではないか、憲法ができた時にかかれた本だ。
題名が示す通り、正にあたらいしい憲法と言える時代。
文中にある「日本人は腹いっぱい食べるのも楽でない。」の時代に書かれたものです。

 敗戦当時に連合国に押し付けられた憲法だとの声を聴くことがあるが、
「憲法改正案(明治憲法からの)が成立することを心から祈っています。貴族院において」と書かれているのを読むと、そうでもないのかな・・とも思う。

 たしかに時代が変われば憲法も時代に合わなくなるところも出てくるかもしれぬ。
でも一度この本を読んでも害はないと思う。
平和を望むのは万国共通だろう。そのための方法論で色々見解が異なる、当然だ。
一人でも多くの人が憲法に関心を持つことを祈る。

 戦後引き揚げた当時、「買い物に出かけとき、どこかにジャガイモでも落ちてないかしらと思った」と母が語ったことを思い出しながら、平和に暮らせる事に感謝、感謝。

貨幣の「新」世界史

 久しぶりに本を紹介したい。
貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで
(株)早川書房 著者はカビール・セガール。

 サブタイトルに示されているように、価値のシンボルである貨幣を、
歴史から贈与経済など、多岐にわたり書かれている。
特に心にかかわることには興味を引いた。最後まで興味を失う事なく読み終えた。
ベン・ゾマは言う「豊かな人は、いま持っているものに満足できる」。名言だ。

実は今、町内会で日本赤十字の募金集めの役を仰せつかっている。
そのお陰でお金に興味が持てたのかも知れぬ。
いや逆だろうか。私も募金することにした、この本の影響を受けたのだろう。

お寺や神社での賽銭を供えたり(寄付と言うと罰が当たるかも)
ラッキーな事があると、幸せのおすそ分けと言った気持ちで、
ビッグイシュー(ホームレスが売っている雑誌)を買ったり。
赤い羽根募金をした事もある。
東北地震の際には小遣いひと月分の寄付もした。
しかし普段はまずない、寄付の心はどこかに忘れられている。
 
貨幣の本であるが金儲けの本ではないようである。
   
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ひろあき
最後の70代、1年1年を楽しみ生きる
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