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2015年03月28日

自転車が一時停止無視で原付きと衝突。その後さらに車にはねられる

普段から一時停止を無視して交差点に進入する自転車をよく見かける。年代は様々で小学生から中高生、買い物かごに荷物を載せた主婦、おばちゃんからお年寄りの様々な人たちがあたかもそこには何も無いかのように一時停止の線を通り過ぎて行く。一時停止で一旦止まらず突き進む行為はたまたま事故が起きてないだけで、事故る原因を自ら作っている危険な行為である。


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そんな自転車の一時停止無視による事故が愛知県安城市で発生した。


参照元:Response(レスポンス)
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24日午後6時45分ごろ、愛知県安城市内の市道で、交差点を進行していた原付バイクと自転車が出会い頭に衝突。自転車が転倒し、路上に投げ出された男子高校生が後続車に跳ねられる事故が起きた。高校生は重体。警察はクルマの運転者を逮捕している。

愛知県警・安城署によると、現場は安城市池浦町池上付近。交差点に信号機は設置されていない。原付バイクと自転車は速度を落とさないまま交差点に進入して出会い頭に衝突。自転車は転倒し、乗っていた17歳の男子高校生が路上へ投げ出されたところ、直後に後ろから進行してきた乗用車にはねられた。

高校生は近くの病院へ収容されたが、全身強打で意識不明の重体。バイクも転倒し、運転していた42歳の男性も腕を骨折する重傷を負った。警察はクルマを運転していた岡崎市内に在住する34歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

現場の交差点は自転車側に一時停止義務があった。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。
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記事の後ろにある通り「自転車側に一時停止の義務があり、自転車が一旦停止による左右確認を怠った」ことが最大の原因のようだ。原付き側は一旦停止が無いことから優先道路となり、道交法上は止まる必要は無い。安全のために止まるor徐行で進んでもいいのだが、車によっては法律通り直進することが多いと思うので、言い方を変えればこの自転車は自ら危険なところに飛び込んで事故を起こしたことになる。

気の毒なのは後続の自動車で、自転車が原因なのにもらい事故になってしまい過失傷害で逮捕にまで至っている。そもそも自転車が一時停止で一旦止まり左右を確認すれば原付きとも接触することが無かったはずなのでドライバーにとってははた迷惑な事故である。

(最近同じような指摘で申し訳ないのだが)6月から施行される改正道路交通法では危険行為14項目を決め、当然ながらこの一時停止無視もその対象(項目中では:指定場所一時不停止等)となる。違反して赤切符に至るとかそういう問題でなく、自分自身も怪我をしたり、きちんとルールを守っている他人へも迷惑をかける危険な行為と肝に銘じてルール通り自転車を利用して欲しいと思う。


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2015年03月27日

大阪府警察の自転車一斉取り締まり (その2)

2週間ほど前に、大阪府警の「自転車に対する飲酒運転取り締まり」を記事したが、今度は(抜き打ちの)緊急取り締まりを行ったようだ。

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参照元:MBSニュース
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自転車による信号無視で死亡した人の数が急増している大阪府で、警察が取り締まりを強化しています。

 大阪府内では25日、信号無視や携帯電話を操作しながら自転車に乗る人に対して一斉の取り締まりが行われました。

 大阪市西区の交差点でも、2時間で2人が信号無視で違反切符を切られ、7人が警告を受けました。

 「これ指導カードということで。気をつけて運転してください」(警察官)

 大阪府警によりますと、去年1年間に自転車事故で亡くなった人は34人で、このうち信号無視が原因で死亡した人は5人と、全国ワーストでした。

 さらに今年は、信号無視による死者数がすでに6人と、去年の数字を上回ったため、大阪府警は「自転車対策室」を全国で初めて設けるなど、取り締まりを強化しています。
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このような取り締まりの背景は、飲酒運転取り締まり時の記事も書いたとおり、「大阪の自転車事故死全国ワースト1」を受けてのこと。その対策として大阪府警察は専門部署として「自転車対策室」を設けて積極的に自転車に対しる取り締まりを強化している。

普段ならイエローカード(地域によってはレッドカードとも)という自転車違反警告書を渡して注意を促す程度が多いのだが、記事中によれば

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大阪市西区の交差点でも、2時間で2人が信号無視で違反切符を切られ、7人が警告を受けました。
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とあるのでかなり悪質だったのか、それとも警察官に反抗するなど反省が見られず赤切符となった可能性が高い。どちらにせよ赤切符を切る前提で取り締まりを強化していることが伺える。

ちなみにこの赤切符だが、サイクルロードさんのとある記事に寄せられたコメント(交通課の警察官&実際に取り締まられた知人の話)によれば、赤切符を交付されてもすぐには起訴に居たらず、初犯で悪質でない限り簡易裁判所から出頭命令を受けてキツイお叱りや始末書をかされるとのこと。そしてこれらの話から推測すると今後は赤切符の交付は増えるが実際には起訴にはいらなないケースが増えるのではとのこと。赤切符により悪質自転車講習の対象を把握し、受講させるのが狙いではないかとあった。自転車には自動車のような青切符制度が無いので、実質このように扱うことで青切符的な効用を狙うのではないだろうか。

改正道路交通法が施行される6月まであと少しとなった。春になって自転車に乗ろうと思っている人は取り締まりがあるからではなく、安全のために今一度ルールについてよく確認してほしい。

2015年03月21日

自転車商戦の3,4月と格安自転車

春が近づき、自転車に本格的に乗るシーズンがやってきた。

自転車業界にとってはこの春先というのが1年の間でも最も売上が多い時期である。それは前述のとおり、気温が暖かくなって自転車に乗りやすくなるからである。自転車に今年は乗ってみようといひとも、この春先をスタートにするだろう。北海道の場合は雪解けが進み、自転車に乗れるような状況になるので、同じくこの3月末から4月にかけては売上が一気の伸びる。

人によって自転車を買う場所は様々だが、価格優先でホームセンター等の激安自転車を買う人も居るだろう。だが、最近ではその激安ゆえの弊害が出ているというのである。

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※画像は某ホームセンターのチラシの1部分 デカデカと並んだ自転車がチラシの集客要素となる 数年前より最低価格が上がっているのは円安による輸入品への影響だろうか

情報元は3月8日放送のミラクル・サイクル・ライフ中の1コーナーコラム「ヒキタサイクル」。激安自転車が売れるのと同時にホームセンターなどの駐輪場に放置自転車が同じ分だけ増えるというのである。これはどういうことかと言うと、チラシなんかを見て激安自転車を買いに自転車で来た人が駐輪場に今まで乗っていた自転車を置き、新品の自転車に乗ってそのまま帰るため古い自転車が残るというもの。当然これを廃棄するのはお店側なので、とても迷惑な話で、ここ最近問題になってきているとのこと。

ここ10年ぐらいの間に中国からの激安(低品質)輸入自転車が大量に入ってきて自転車価格がかなり下がり、多くの人の潜在意識が「自転車は安い物」となってしまっている。それ以前は自転車は修理して乗るものが一般的だったが、今では「壊れたら新品に買い換える」という風潮も出来上がってきている。安い自転車を売るホームセンターの自業自得ともいうべき自体ではなかろうか。

ちなみに日本で使われなくなったママチャリやシティサイクルは、現在では発展途上国なんかで中古品としての需要があり、積極的に自転車を買い取る業者が出てきている。もし不要になった自転車があるのなら、この手の業者に引き取ってもらうのも一つだろう。未だ乗れるに粗大ごみにしたり、放置自転車にしてしまうのは勿体無い行為だ。



2015年03月19日

兵庫県の自転車保険義務化 がもたらすもの

かねてからニュースになっていた兵庫県の自転車保険義務化の条例案が市議会で可決された。これにより全国で自転車保険を条例で義務化したのは初となった。


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ニュースによれば兵庫県が導入を決めた1つの理由として自転車対歩行者の事故が10年ものの間に2倍近くまで上昇しているのに対し、加入率は24%台であること。もうひとつは2008年に兵庫県神戸市で発生した9500万円高額賠償に起因するとのこと。

自転車事故がこれだけ社会現象になっていながら、街に出れば未だにルールを守っていない自転車によくでくわす。ヒキタさんもラジオで言っていたが、この春は寒さから自転車を利用していなかった人たちが一気に出てくる時期なので、とりわけルール違反な自転車が増える時期もである。そのような時期に自治体が保険加入を義務化するという報道は一定の効果があると思う。

ただ、兵庫県の条例では具体的に取り締まるのが難しいため罰則は設けていない。周知という意味でとりあえず条例化し、状況を見て厳罰化するといった感じだろうか。そこは自転車環境(自転車レーン等)が未整備な部分もあるので、いずれとなるだろう。

自治体が条例で義務化する背景には、やはり未だに減らない自転車事故という点が大きいと思う。最近では少しづづ自転車レーンが出来てきたり、6月からは警察も自転車に対する取り締まりを強化するが、急速に良くなるとは思えず、大きな自治体からの義務化による周知徹底となった形とみる。兵庫県の事例を見て、自転車利用者が多く、かつ事故が多い他の自治体でも似たような義務化を条例化するケースが出てきそうだ。


参照元:FNN
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兵庫県で、自転車の使用者に保険の加入を義務づける条例が可決された。自転車社会の在り方を問う動きが広がっている。
あとを絶たない、自転車による危険な運転。
18日、兵庫県で、自転車の使用者に保険への加入を義務づける条例案が、全国で初めて可決された。
井戸敏三兵庫県知事は「自転車運転にともなう、損害保険への加入を、県民の皆様に義務づけて励行していただこうと」と述べた。
兵庫県の人からは「わたしは(自転車保険義務化)いいと思いますよ。だって、(自転車の)事故多いでしょ」、「(自転車保険に)今、入ってない...、入らないといけないと思うけど」といった声が聞かれた。
兵庫県によると、県内の自転車対歩行者の事故件数は、10年間で、およそ2倍に増加。
その一方で、兵庫県で自転車の保険加入率は24%と、自賠責保険が義務づけられている自動車に比べて、利用者の関心が低かった自転車の保険。
今回の加入義務は、利用する本人に加えて、未成年者の子を持つ保護者や、会社で使う事業者にも課せられ、販売業者には加入の有無を確認する義務がある。
ただし、取り締まりが難しいため、罰則は設けていない。
兵庫県の人からは「(自転車保険加入義務)いいと思いますよ。けがをさせたときに、賠償金が何千万円と高くなったら大変なので...」といった声が聞かれた。
今回の新条例には、きっかけとなった事故があった。
2008年、兵庫県で、当時小学5年生の男子生徒が運転する自転車が、60代の女性をはねる事故が発生した。
女性は、頭の骨が折れて、要介護状態となった。
女性側は、損害賠償を求めて提訴し、裁判では9,500万円の支払いが命じられた。
三井住友トラスト基礎研究所・古倉宗治研究理事は「保険の義務づけのような、(事故の)事後対策以上にですね、事故が起こらないような事前の対策が重要な課題」と話した。
自転車の事故自体を減らすための取り組みも、進められている。
国交省などが2月から試験的に導入したのが、「自転車ナビライン」。
現在、自転車は車道の一番左端を通行することが義務づけられているが、歩道を走ってしまう自転車が多いのが現状となっている。
このため、歩行者などとの接触が、あとを絶たない。
これまで、そういった事故を防ぐため、縁石線などで車道と分離した「自転車道」や車道上に線が引かれた「自転車レーン」などが整備されてきたが、道幅が狭い道路には作れなかった。
そこで試験導入が始まっているのが、自転車ナビライン。
スペースを取らないため、狭い道でも設置でき、自動車も通行が可能であるものの、自転車も通行しやすくし、接触事故を防ぐのが狙い。
今回整備されたのは、国道246号線の一部の区間で、東京都内では17カ所目となり、自転車による事故件数が、東京23区内の直轄国道の平均のおよそ3倍と多い場所。
誘導を受け、ナビライン上を走行する自転車。
自転車利用者は「自転車の道だよって示すことで、気持ち的に走りやすくなる」と話した。
歩行者は「(これまでは歩道を)すごいスピードで来ていたので、とてもいいことだと思います」と話した。
しかし、よく見ていると、自転車ナビラインのところに車のタイヤが乗ってしまっていた。
交差点の手前では、車が車道の左端ぎりぎりまで接近し、自転車が通行するスペースがない。
迫る自動車を避けながら、窮屈そうに走り抜けていった。
車のドライバーは「(まだ)周知されていないかなと思って、ただでさえ狭く感じるし、(自転車が通るのは)怖いですね」と話した。
国交省東京国道事務所の課長は「今回の配備形態の結果次第では、この手法(自転車ナビライン)が、全国に普及できるように努めてまいりたいと思います」と話した。
事故を起こさない努力と、事故が起きてしまったあとの対策。
安心できる環境作りのためには、その両輪が必要となる。
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2015年03月14日

大阪府警が自転車の飲酒検問 その背景は・・・

自動車の飲酒検問は一般的だが、自転車を対象とした飲酒検問は珍しい。そんな対自転車の飲酒検問が大阪府警で行われた。

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参照元:産経WEST
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飲酒運転、自転車もダメ! 大阪で初の検問、酒気帯びの男性「まあ、いいかと軽い気持ちで…」

自転車による交通事故が全国的に問題化する中、死亡事故の約1割を占める飲酒運転を減らそうと、大阪府警は11日夜、府内65カ所で自転車の飲酒検問を実施した。府警としては初めての取り組みで、全国でも珍しいという。

 検問は同日午後8〜10時、キタやミナミといった繁華街など自転車の通行量の多い地点で実施。飲酒運転をしていた60人が口頭での指導、警告を受けた。大阪市中央区の堺筋では、酒気帯び運転として注意された男性が「酒を飲んだが、まぁいいかと軽い気持ちで乗ってしまった。これからはしません」と反省した様子だった。

 府警によると、自転車は、乗用車やバイクと同様に道交法で飲酒運転が禁じられている。「酒気帯び運転」なら口頭での注意指導、「酒酔い運転」であれば刑事処分の対象となりうる「赤切符」が交付される。車の免許所有者が摘発されてもただちに影響はないが、常習性があって車の運転も危険などと判断されれば、免許停止になることもあるという。

府警によると、昨年全国で発生した自転車関連の死亡事故は542件。うち57件(10・5%)が飲酒運転で、全体に占める割合は増加傾向にあるという。

 こうした状況を受け、警察は、悪質な自転車運転者の取り締まりを強化。今年6月からは、酒酔い運転や信号無視などで3年以内に2回以上摘発された運転者に安全講習を義務づけるなど厳罰化を図った改正道交法が施行される。
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実は大阪は全国でも屈指の自転車事故が多い地域で、昨年は全国ワースト1位の自転車事故死亡率を記録した不名誉な地域である。そのような事態を受けて大阪府警では専門の対策部署として「自転車対策室」を設置。この自転車に対する飲酒検問はその強化した自転車取り締まりの一環であると思われる。

自転車でも飲酒運転になることは結構知れ渡っているが、実際のところは「自転車の場合は検挙されないから大丈夫」と軽い気持ちで自転車の飲酒運転をやってしまうひとが結構いる。検問では2時間の間に60人も警告や指導を受けていることから、事実、数字から見ても飲酒運転の多さが目立つ結果が出ている。

たかが自転車の飲酒運転といえど、その酔いの度合いにもよるがまっすぐ走れなかったり一番問題なのは危険なときに危険と判断して、ブレーキを握れない(急ブレーキをかけれない)あるいは障害物等を回避できない可能性がある点だ。自分自身だけで事故るならまだしも、罪のない歩行者を跳ねたり、車の事故を誘発する事態もありえるので自転車でも飲酒運転はやってはならないのである。

今回のニュースでは大阪府警の話だったが、6月の改正道路交通法を受けて他の地域でも自転車を対象とした飲酒検問が行われる可能性がある。少し前なら自転車に対する法律はあってないようなものだったが、ここ最近では事故増加を受けて全体的に取り締まりが強化される傾向にある。

2015年03月11日

改正道路交通法前に都内で呼びかけ 自転車利用者に

6月1日から自転車の取り締まり強化を盛り込んだ改正道路交通法がスタートするが、管理人の予想通りその告知&周知ともいえる呼びかけが都内で行われた。

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参照元:TBSニュース
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東京都内で急増する自転車による重大事故を防止しようと、警視庁が都内で、一斉に安全運転を呼びかけました。

 都内で自転車による交通死亡事故が相次いでいることを受け、警視庁は10日午前、府中市の交差点など都内97か所で、自転車の利用者に安全運転を呼びかけました。

 今年6月には改正道路交通法が施行され、信号無視などの危険行為で3年以内に2回以上摘発された悪質な自転車の利用者に対し、安全講習への参加が義務化されるということで、警察官らがチラシを配って説明をしました。

 都内では、今年に入り、自転車に乗っていて事故で亡くなった人が9人に上っていて、このうち6人は信号無視などの交通違反があったということです。

 警視庁は「交通ルールを守り思いやりを持った運転を心がけてほしい」としています。
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管理人在住の北海道では未だ雪が積もっているので本格的な自転車利用はもう少し先になるが、雪の降らない本州などではそろそろ本格的に乗り出す人も多いのでは。特に日中の気温もぽかぽか陽気程度に上昇するようになり、自転車が増えてくる時期にこのような周知を行うの理にかなっている。

記事中で気になった点は次の部分。

今年に入り、自転車に乗っていて事故で亡くなった人が9人に上っていて、このうち6人は信号無視などの交通違反があった

この文面からも未だ重大事故の原因の多くは自転車側であることがよくわかる。逆に言えば自転車側がルールを守れば防げた事故だということも読み取れる。

6月の改正道路交通法スタートにむけて、都内だけでなく全国各地でこのような周知が街頭で行われると思う。北海道の場合は雪解け後の5月あたりだろうか。もちろん、6月スタートだからそれから守ればいいやというのではなく、安全に直結することなので法的に云々以前にいまいちど自転車に乗る前にルールをよく確認してほしい。そして自分以外に身近な人でも自転車利用者がいればこのことを是非とも伝えて事故を未然に防いでほしいと思う。

2015年03月08日

自転車の女子高生 トラックにはねられ死亡 神奈川県厚木市

テレ朝ニュースで登校中の死亡事故が報じられた。

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参照元:テレ朝ニュース
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神奈川県厚木市で、自転車で登校していた高校1年の女子生徒が歩行者を避けようとして転倒し、後ろから来たトラックにはねられて死亡しました。

 警察によりますと、5日午前8時ごろ、厚木市の県道で、路側帯を自転車で通学していた県立高校1年の大森友里愛さん(16)が、歩行者の女性(61)を避けようとして車道側に転倒しました。その直後、後ろから走ってきた10tトラックが大森さんをはねました。大森さんは病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。現場は、片側1車線の歩道がない上り坂で、トラックの運転手は「突然、倒れてきて、ブレーキを踏んだが間に合わなかった」と話しているということです。
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今回の事故の要点をまとめると

歩道が無い道路で路側帯を走行中、前方にいた歩行者を避けようと車道に出た際に転倒、そのまま後ろから来たトラックに跳ねられた。

となっている。「後ろから来たトラック」となっているのでこの女子高生は道交法どおりに自動車と同じ左側通行を行い、かつ路側帯を走行してたことになる。

事故原因は歩行者を避けた際にバランスを崩してしまい転倒したことが大きな要因だが、多分このトラックは自転車を追い越す際にスレスレに近い状態で追い越したのでは無いだろうか。ここの道路をもう少し見てみよう。

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このように事故現場は歩道が無く、細めの路側帯があるだけで、トラックと路側帯との幅は歩行者1人分プラスアルファい程度しかない。

1枚目の写真から女子高生はシティサイクルに乗っていたと思うが、登り坂のシティサイクルといのは脚力がなかったりサドルのセッティングよって登っている間に右に左にと蛇行運転になる場合があり、かつ前方の歩行者を避けようとしたのならば、バランスを崩して転倒してしまうこともある。

なので、トラック(自動車)側も特に登りの自転車が居る場合は大めに間隔を取って追い越さないと今回のようなケースに至る場合がある。「目の前に急に倒れてきた」という証言からも自転車とトラックの間隔はほぼ無かったと推測できる。もちろん交通量が多く、間隔を開けて追い越すのは難しいかもしれないが、事故って死亡するのは自転車側で、その罪を問われるのはドライバーなのだからその点を考えて欲しい。

管理人はこのような狭い道路で歩行者を追い越す場合は、路上駐車を避けるのと同じくまずは後方を確認して右側から追い越せるタイミングを図ることにしている。狭い道路で急に右に飛び出すと後ろからくる車と最悪接触する危険性があるからだ。

車道を自転車で走る際には、歩道走行では通用しない特有の走り方がある。特に今回のケース(写真の)ように歩道が無くなって車道を走らざるをえない場合もある。今回の事故では女子高生が車道における自転車の走り方、特に障害物を追い越す場合の走り方を知っていたらトラックに跳ねられずに住んだかもしれない。


※近年では自転車通学許可の条件として学校独自の免許制度を取るところもある。この例では6:50あたりで障害物を避ける教習をおこなっている

あるいはドライバーがきちんと間隔を開けていたら惹かずに済んだかもしれない。どちらにしても今回の事故は自転車側もドライバー側も、車道を走る自転車に対する理解がきちんとあれば回避出来たかもしれない事故だ。自転車側のきちんとした教育と、ドライバーに対しても車道を走る自転車に対する配慮ある運転の指導が重要になってくる。

2015年03月02日

ドッペルギャンガー 折りたたみMTB自転車でフレーム破断事故

安物の中国製自転車で走行中にフレームが破損し、大怪我を負うケースはたびたび報じられてきた。

今回報じれれたのは「ドッペルギャンガー」というブランドの折りたたみ自転車。ドッペルギャンガーは自転車好き(マニア)の間では粗悪品を売る「なんちゃってブランド」として定着している。
なぜ粗悪品なのかといと(全てが全てではないが)、コスト優先のあまり設計が甘く、強度をきちんと保てない状態で製品を売り、見た目だけは一流メーカーと同じでその分値段は安いが万が一がある製品を売っているためである。

調べていくと今回の事故で該当する製品は「DOPPELGANGER 703 Laidback(レイドバック)」という名前のもので、現在は販売中止となっている(リンク先は公式ページ)。

その公式ページから該当車種の画像を拝借してきた。こんな感じの自転車のようだ。

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分かる人にはすぐわかるよくあるタイプのMTBルック車。そして毎日新聞ではこのことが報じられているが、その記事に乗っていた破損画像を見てみよう。

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※画像は毎日新聞より


タイヤの色は元々白だが、走行により汚れで白いカラータイヤは黄ばむことはよくある。前輪のディスクブレーキやフレームトップチューブ部分のカラーリング、ステムの形状からみてもほぼ一致とみて毎違いないだろう。

破損画像は見るも無残にポッキリ折れているが、これにより乗っていた(走行中の)男性は転倒して重症を追った。ネット情報では匿名の社員による内部告発らしき書き込みがあったらしく、これによれば

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「うちの会社で出してる折り畳み自転車の折り畳む部分が走行中折れてスピード出てたらしく路肩で転倒&大破し、そのまま車にぶつかり救急搬送」「被害者は結婚式3ヶ月前の新郎で顔面ぐっちゃで整形手術が必要で歯は殆ど折れてたらしい」「結局、相手とどういう話し合いがあったかは上司以上の人間しか知らないんだけど無かったことにした」
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と、かなりの大惨事となったようだ。これを考慮すればこの会社に起こした1100万円の損害賠償も納得がいく(この書き込み関してはJCASTニュースが詳しいのでそちらを参照)。

本来、画像のような折りたたみ自転車は一般的な3角形フレームに比べるとトップチューブ1本で支える分、強度を強く保たなければならず、価格を抑えなければならない低価格品(粗悪品)ではかなりの重量増となるのが一般的だ(高い自転車は軽くて丈夫なカーボンやチタンを使えるが、低価格ではコストが掛かりすぎるため安価なスチールやアルミを使うため)。さらに折りたたみ機構を備える分も重量増となる。だが、本製品のスペックを公式ページから見る限り「重量は17kg」となっている。

doperu_703.png

この手の自転車(折りたたみにフルサスペンション+ディスクブレーキ付き)ではかなりの軽さだ。参考までに似たような本格フルサスペンションMTBを比較してみると...

photo01.jpg

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となっており、フレームがカーボン製なら12kg台で納得なのだが、アルミ&スチールフレームに折りたたみ機構+フルサスペンション+ディスクブレーキとわんさか付いて17kg台なのだから、フレームが肉薄ゆえの強度不足を疑わずにはいられない。

ドッペルギャンガーの「703 Laidback」はその軽さを実現するために強度が犠牲となり、利用者の高速走行や悪路走行などがフレームに影響して今回の事故に至ったものと推測する。

フレーム破損は大事故につながるもっともあってはならない事故で、メーカーは真摯に対応するのと今後の打開策をきちんと打って欲しい。それでなければメーカー自体の信用問題にも発展しかねな無い事案だ。とりわけインターネットとソーシャルネットワークが発達したここ数年では、これが以前あった企業ツイッター問題のように広く、速く拡散し国民に知れ渡れば「ドッペルギャンガー=危ない(粗悪品の)自転車メーカー」と印象付いてしまい最悪は倒産の危機も十分考えられる。

低価格でファッショナブルで性能もそこそこというコンセプトは評価できるが、一番あってはならない安全面をおろそかにしてはいけない。安かろう悪かろうが最悪のケースを迎えてしまった。この事件を機会に他の低価格自転車も抜本的に見直されるのかも(あるいは以前よりも低価格&粗悪品自転車の危険性が認知されやすくなるのかも)。

2015年02月27日

大阪府警 自転車対策室

大阪といえば自転車のマナーの悪さや事故が多いこと地域で有名だ。そんな大阪にある大阪府警では自転車の取り締まりを本格的に強化しようと「自転車対策室」を新設するらしい。


参照元:産経 WEST

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全国最悪の死亡率を昨年記録した大阪の自転車事故を減らそうと、大阪府警が4月、自転車事故の防止や取り締まりに特化した全国初の専門部署「自転車対策室」を府警本部に新設することが26日、分かった。

 府警によると、府内の昨年の自転車事故件数は1万3228件(前年比1343件減)、死者数は34人(同10人減)。ともに減少傾向にあるものの、全ての交通事故死者数に占める割合は全国平均の13・1%を大きく上回る23・8%で、「全国ワースト1」となっている。

 昨年6〜11月、自転車による交通違反を取り締まる「自転車特別指導隊」を試験的に設置したところ、事故件数が減るなど効果があったため、指導隊を発展させる形で対策室の新設を決めた。府警本部の交通部交通総務課内に設置し、室長以下11人体制で4月1日から稼働する。

 自転車事故が多い13署を重点的に回り、取り締まりや署員の指導に当たるほか、自転車利用者への啓発活動にも努める。

 府警の担当者は「自転車事故で多いのは信号無視などの違反。ルールを守ってもらえるよう事故抑止に取り組んでいく」と話した。
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ここ近年で、全国各地の警察は自転車取り締まりを強化してきているが、専門の「自転車対策室」を設けるのは大阪が全国初だ。背景としては減らない事故やマナーの悪さなどがあるのだろう。以前記事にした改正道路交通法の施行が6月1日に控えている点も忘れてはならないポイントで、大阪では6月にこの対策室を中心に取り締まり強化が本格的スタートすると推測できる。

大阪は昨年の自転車の死亡事故がワースト1位だったことが対策室設置の直接的な理由となっているが、大阪以外にも自転車事故が多い地域では同様の部署が設置されると思う。とにかく6月1日以降にどうなるかが注目なのだが、普段からルールを守っている人でも意外な部分で警察官に声をかけられるかもしれない。きちんと自分の行為が正しいことを説明できるようひと通りルールを復習しておくといいかも。

2015年02月24日

永山 牛丼チェーン「松屋」が閉店していた 旭川

旭川市に牛丼チェーン店が初出店したのは(管理人の記憶が曖昧だが...)いまからおよそ10数年前の1990年代で、吉野家が最初だった。

その後は牛丼チェーン店というと吉野家の独壇場で、狭い店舗ながらも道北圏で唯一の吉野家ということもあってそれなりに人気だった。その後2000年代の後半にはいってからゼンショーグループでお馴染みの「すき家」が出店。吉野家(1店舗のみ)よりも多い全4店舗を構え全面攻勢となった。そして知らず知らずのうちに永山の生協の一角になか卯が出店し、今回の記事でとりあげる「松屋」は最後発の牛丼チェーン店だった。

第1号店は中心部の買物公園通り沿いに駐車場を持たない店舗として誕生したが、2号店を郊外の住宅街である永山に誕生させた。近年では流行らなくなったパチンコ屋の一角を利用しての出店で、斜め向かいにはその10年以上も前から店舗を構える吉野家があるという立地だった。

KIMG0599.JPG

※画像は閉店後の交差点からの様子。白塗されている看板の店舗が松屋で、その斜めに吉野家を確認できる


そんな松屋永山店が2014年12月31日の15時をもって閉店していた。管理人がきずいたのはつい最近で、こんなに白塗りでわりかやすかったのに気づいていなかった...
僕自身、松屋の牛めしを食べた時は「ん〜。。。」な感じで少し微妙だった。知人に聞いても同じような答えが帰ってきて、好き嫌いがはっきりすり牛丼屋だと認識していた。かつ、近隣に吉野家、すぐ前後ににはすき家が2店舗もあり、正直言って競争は激しい土地だった。さらにいえば近年旭川では牛丼よりも回転ずしの出店が激しく、単に牛丼というライバルでなく「外食」という大きなマーケットでの競争が激化していた背景がある。このような背景からこの永山店は閉店という処置に至ったのではないだろうか。

ちなみに永山店は閉店してしまったが、買物公園通りの店舗は残っているので道北圏で松屋の牛めしを食べたい人はご心配なく。


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