2023年03月06日
【4年ぶり】旭川市議会議員選挙は4/23投票 4/13告示日
4年ぶりに旭川市で市議会議員選挙が実施される
任期満了に伴う旭川市の市議会議員選挙が2023年4月23日に実施される。告示日は4/16日でこの日から市内でも選挙カーや街頭で演説を行う候補者が出てくると思う。
前回の選挙は2019年で、定数34名に対し立候補が38名だった。2023年の選挙では定数は34名でそのまま。
この記事を書いている時点では届出前なのでどんな人が、あるいは候補者がどれくらいなのかご紹介できないが、告示日の4/13日にはこれが判明する。
2019年の市議会議員選挙の投票率は依然として低い
前回の2019年の市議会議員選挙の投票率は41.3%。直近の国政選挙と比較すると2021年10月の衆議院選挙が55.93%、2022年7月の参議院選挙が52.05%だったことを考えると低い数値。
ちなみにその前の2015年の市議会議員選挙は44.51%。旭川市の公式データを見ると2019年の投票率は過去最低だったようだ。
ちなみに2007年の市議会議員選挙は54.23%となっており、データを見ると年々低下してきている。
それでも昭和の時代は70%〜80%(特に1951年は91.18%)とかなりの投票率があったので、市民の市政に対する関心や期待などが薄れている結果なのだろうか。
2023年の市議会議員選挙の投票率は少しあがる? 旭川市が抱える問題点
旭川市は2021年に4期15年を務めた西川元市長に変わって今津寛介新市長が誕生。
特にいじめ問題で当時は立憲民主党の後任候補者に逆風が強くなり、改革や変革、停滞を打破する期待などから立憲民主支持者からも新市長に票が流れた。
2023年の市議会議員選挙はその改革・変革の流れをくむ市議会議員選挙となりそうで、個人的には少なくとも過去最低だった前回よりは投票率があがると見ている。
旭川市は北海道でも人口規模で第2位に位置する道北経済の主要都市だが、大きな問題も抱えている。
全国的にも悪評で有名となってしまった「いじめ問題」のほか、「高齢化問題」、「少子化」、「若者減少&転出」などを抱えており、このままでは確実に衰退することが予測されている。
特に人口減少と高齢化は大きな課題で、このまま行くと2060年には現在の32万人から20万人以下になるとされ早急な打開策や人口増加の施策が必要になっている。
このような問題を市長と共にすすめるためにの市民の代表として、市政に市民の要望を反映させる「市議会議員」を決めるための選挙は大事な選挙といえる。
2023年・旭川市議会議員選挙の候補者を一部紹介
市議会議員選挙の告示日前ではあるが、現時点で立候補を表明している人の中で少し注目したい人が何人かいるので、ここで紹介しようと思う。
ぜひとも現状の旭川を変えられるような、魅了的な候補者に投票してほしい。
@ 沼崎まさゆき さん(新人・40歳)
所属:無所属
東京で参議院議員・自見はなこ先生の秘書として4年ほど務め、国政の場で培った経験を活かし旭川市の発展のために出馬を決意。
これまでの経験を元に旭川市のこども政策・医療・介護・福祉政策などに取り組みたいとのこと。
活動実績:国会議員政策担当秘書資格試験合格後、国政の場で5年間勤務。
成育基本法成立、産後ケアの法制化、HPVワクチンの積極的勧奨再開、難聴対策、「こども家庭庁」創設などに携わる。
A あべなお さん(新人・38歳)
昨日は事務所開きでした!
— がんばるママあべなおin旭川。 (@abenao7070) March 5, 2023
100人近くの皆様にお越しいただき感謝の気持ちでいっぱいです🏻♀️️
どうか宜しくお願いします https://t.co/jZa2Td0vFs
旭川関連のtwitterで見かけることの多いあべなおさん。埼玉県から旭川に2018年に移住された方で、市内でグループホームの施設長を務めるなど介護関連施設で働いている(※現在は選挙出馬に伴い退職済み)。
また、2人のお子さんもおり働きながら子育てする働くママ。
子育ての際にお世話になった方への恩返しで高齢化するが進む旭川市で今後重要となる介護施設や医療施設の連携や、そこで働く人々の環境改善などを目指し立候補。
美味しい旭川の食べ物や子育てのしやすさなども全国にアピールしていきたいとのこと。
所属:無所属
B 小林ゆうき さん(新人・29歳)
私、小林ゆうきは4月の旭川市議会議員選挙に挑戦することにしました。
— 小林ゆうき北海道旭川市 (@yuki_k8ys) February 1, 2023
選挙とは市民の代表を選ぶことであり、私たち市民一人一人の価値観や立場が多様なように、議会にも多様性が必要です。
しかし、実際には私たちの代表と思える若い世代や女性、マイノリティの議員は少ないという現状があります。 pic.twitter.com/SNtcDnGYVX
市内で若年女性を支援する「NOLIMIT旭川」の代表を務める。
自身も小学生時代は不登校の経験があり、高校に進学するも1年で中退。その後は通信制高校に通い、夜の仕事をしながら学費や生活費を稼ぎ、短大を経由して北海学園大学の法学部政治学科に進学。
卒業論文は「物理的避難所と性風俗産業の関係」をテーマとし、旭川における女性の居場所の問題に取りんだ。2020年からは旭川に戻って市内の若年女性の支援活動をスタート。
自身が色々な経験をしてきた当事者として、子どもや若者、女性を取り巻く社会環境や社会保険制度に問題意識を持ち、若者や女性の声を市政に届けるべく旭川市議会議員選挙に挑戦する。
所属:無所属
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