2014年10月03日
ミシュラン ダイナミックスポーツの耐久性(寿命)
ミシュラン ダイナミックスポーツは、ロードバイク用のトレーニングタイヤとして実売価格1500円〜1900円前後で販売されている廉価タイヤである。
この価格帯のタイヤではパナレーサーのカテゴリーSがライバルとなるが、ダイナミックスポーツはタイヤ溝の無い完全スリックタイヤとなっていて、安くてそこそこグリップする練習用タイヤが欲しい人にはうってつけな商品だ。練習用以外にもクロスバイクの交換用タイヤとしても安い価格が魅力的だ。また、サイズは23C、25C、28Cと3種類用意されているのでこちらも用途に合わせてありがたいラインナップ。ただしカラーリングは23Cがブラック、レッド、ブルー、ホワイトなのに対し25Cと28Cではブラックとホワイトのみになる点に注意。
で、管理人はこのタイヤを4月頃から新品で装着し、10月あたりで4000km程度走行した。1枚目の写真は装着前の新品状態。
こちらが4000km程度走行後の様子。中央部分がきれいに磨り減って台形になっている。
原理的には空気がパンパンの状態で乗るので路面との接地部分のみゴムが削れていき、このように台形状態になるものと思われる。
ダイナミックスポーツは元々やわかめのゴムを使っているので、トレーニングタイヤといっても割りと短めのようだ。あとはタイヤのトレッド面がトレーニングタイヤの割に厚くないのもあるだろうか。ここまで来ると鋭利なモノが刺さった時のパンクリスクが高くなるので(ゴムが薄くなってチューブに到達しやすくなっているので)、交換を意識するかできれば交換した方がいい。ちなみにダイナミックスポーツは上級グレードや通勤タイヤにあるような耐パンクベルトを装備していない。その代わりケーシングは30TPIとリチオン系の60TPIやプロシリーズの110TPIと比べるとかなり低いのだが(※TPIが低いと剛性や耐久性が高くなる傾向にある)、雨の時はコンパウンド面が柔らかくなってその下のケーシング域を越えてチューブに到達して貫通パンクを起こしやすい。今回の写真のように新品ではなく特にすり減った状態での雨天時は注意してほしい。実際のところ管理人もダイナミックスポーツでパンクしやすかったのはこのようにすり減った状態で雨天の時だった。
というわけでミシュランのダイナミックスポーツは、安いけど耐久性はそこそこ。グリップもそこそこなタイヤといった感じ。でもワンランク上のリチオン2が2500円前後なことを考えるとやはりコストパフォーマンスはいいのかもしれない。
※2016年4月追記
2年ほどダイナミックスポーツを愛用して分かったことだが、やはりこのタイヤはトレーニングタイヤの割にはグリップ力がある一方で減り方も速いようだ。管理人の体重が重いこともあるがパンクのリスクを考えると2000km〜3000km前後での交換が望ましい。また、ダイナミックスポーツはワイヤービードでケブラービードに比べるとタイヤが重いためペダリングも重い。総論はグリップ力はそこそこあるが重めのタイヤで減りも割りと速い。ただし、価格は手頃なのでバンバン気にせず使う分には嬉しい。またこの価格帯でフルスリックタイヤなのもの希少なのでこの点は評価できそうだ。
※2019年1月追記
ダイナミックスポーツ ケブラー(フォルダブル・折りたたみ式)のレビューはこちらから。
ダイナミックスポーツから離れてリチオンばかり愛用していたため知らなかったが、ダイナミックスポーツは従来のワイヤービードの他にケブラービード化された仕様があることを知った。ケブラービード仕様だと値段が少し上がるが重量がリチオン2レベルとなり、23Cだとカタログ値225gとトレーニングタイヤとしてはかなり軽量な部類になる。ワイヤービード仕様の重量が気になる人はケブラービードのダイナミックスポーツを検討するといいだろう(ただし性能的にワンランク上のリチオン2あるいはリチオン3と値段がかなり近いため微妙な部分があるが)。海外通販だとケブラービード仕様でも1200円〜1700円ぐらいで購入可能だ。
この価格帯のタイヤではパナレーサーのカテゴリーSがライバルとなるが、ダイナミックスポーツはタイヤ溝の無い完全スリックタイヤとなっていて、安くてそこそこグリップする練習用タイヤが欲しい人にはうってつけな商品だ。練習用以外にもクロスバイクの交換用タイヤとしても安い価格が魅力的だ。また、サイズは23C、25C、28Cと3種類用意されているのでこちらも用途に合わせてありがたいラインナップ。ただしカラーリングは23Cがブラック、レッド、ブルー、ホワイトなのに対し25Cと28Cではブラックとホワイトのみになる点に注意。
で、管理人はこのタイヤを4月頃から新品で装着し、10月あたりで4000km程度走行した。1枚目の写真は装着前の新品状態。
こちらが4000km程度走行後の様子。中央部分がきれいに磨り減って台形になっている。
原理的には空気がパンパンの状態で乗るので路面との接地部分のみゴムが削れていき、このように台形状態になるものと思われる。
ダイナミックスポーツは元々やわかめのゴムを使っているので、トレーニングタイヤといっても割りと短めのようだ。あとはタイヤのトレッド面がトレーニングタイヤの割に厚くないのもあるだろうか。ここまで来ると鋭利なモノが刺さった時のパンクリスクが高くなるので(ゴムが薄くなってチューブに到達しやすくなっているので)、交換を意識するかできれば交換した方がいい。ちなみにダイナミックスポーツは上級グレードや通勤タイヤにあるような耐パンクベルトを装備していない。その代わりケーシングは30TPIとリチオン系の60TPIやプロシリーズの110TPIと比べるとかなり低いのだが(※TPIが低いと剛性や耐久性が高くなる傾向にある)、雨の時はコンパウンド面が柔らかくなってその下のケーシング域を越えてチューブに到達して貫通パンクを起こしやすい。今回の写真のように新品ではなく特にすり減った状態での雨天時は注意してほしい。実際のところ管理人もダイナミックスポーツでパンクしやすかったのはこのようにすり減った状態で雨天の時だった。
というわけでミシュランのダイナミックスポーツは、安いけど耐久性はそこそこ。グリップもそこそこなタイヤといった感じ。でもワンランク上のリチオン2が2500円前後なことを考えるとやはりコストパフォーマンスはいいのかもしれない。
※2016年4月追記
2年ほどダイナミックスポーツを愛用して分かったことだが、やはりこのタイヤはトレーニングタイヤの割にはグリップ力がある一方で減り方も速いようだ。管理人の体重が重いこともあるがパンクのリスクを考えると2000km〜3000km前後での交換が望ましい。また、ダイナミックスポーツはワイヤービードでケブラービードに比べるとタイヤが重いためペダリングも重い。総論はグリップ力はそこそこあるが重めのタイヤで減りも割りと速い。ただし、価格は手頃なのでバンバン気にせず使う分には嬉しい。またこの価格帯でフルスリックタイヤなのもの希少なのでこの点は評価できそうだ。
※2019年1月追記
ダイナミックスポーツ ケブラー(フォルダブル・折りたたみ式)のレビューはこちらから。
ダイナミックスポーツから離れてリチオンばかり愛用していたため知らなかったが、ダイナミックスポーツは従来のワイヤービードの他にケブラービード化された仕様があることを知った。ケブラービード仕様だと値段が少し上がるが重量がリチオン2レベルとなり、23Cだとカタログ値225gとトレーニングタイヤとしてはかなり軽量な部類になる。ワイヤービード仕様の重量が気になる人はケブラービードのダイナミックスポーツを検討するといいだろう(ただし性能的にワンランク上のリチオン2あるいはリチオン3と値段がかなり近いため微妙な部分があるが)。海外通販だとケブラービード仕様でも1200円〜1700円ぐらいで購入可能だ。
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