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2016年04月28日
北海道の自転車危険行為 改正道交法から10ヶ月で摘発は57件
去年6月の改正道交法施行からかなり立ったが、北海道新聞(道新)の記事によると今年3月までの10ヶ月の間に摘発件数は57件だったようだ。以下に記事を転載。
参照元:北海道新聞
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自転車「危険行為」摘発57件 北海道内、若者へ周知急務
昨年6月施行の改正道交法で新設された自転車運転の「危険行為」に関する道内の摘発件数は、今年3月末までの10カ月間で、57件に上ることが道警のまとめでわかった。最多は歩行者妨害で15件、次いで遮断機が下りた踏切への立ち入りで12件など。道警は悪質な危険行為については取り締まりを強化する方針だが、自転車利用者からは「何が『危険行為』か分からない」などの声も漏れ、制度が周知されていない実態も浮かんでいる。
4月中旬の夕方、デパートが立ち並ぶ札幌市中央区の交差点。何台もの自転車が、買い物客の間を縫うように走っていた。イヤホンで音楽を聴きながら歩道を走り、信号待ちで止まった札幌市の女子大学生(20)は「自転車の細かいルールは知らない。イヤホンをして乗っていても危ないと感じたことはない」と話す。
改正道交法では安全運転義務違反のほか、信号無視や酒酔い運転、歩道での歩行者妨害など14項目を危険行為と規定し禁止。道内の摘発57件のうち、歩行者妨害が15件、遮断機が下りた踏切への立ち入りが12件、ハンドル操作の誤りなどで事故を起こした安全運転義務違反が12件、信号無視5件、酒酔い運転4件と続く。
14歳以上で3年以内に2回以上、危険行為で摘発されると、3時間の安全講習を受けなければならない。3カ月以内に講習を受けなければ、5万円以下の罰金となる。道内では、これまで2回摘発された人はいないという。
交通政策の専門家らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」(東京)は「免許取得で交通知識を学ぶ大人に比べ、中高生などはルールを学ぶ機会が少ない。教育現場などと連携して交通安全指導を徹底すべきだ」と指摘する。
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記事によれば道内での摘発57件の内訳は
歩行者妨害:15件
遮断機が下りた踏切への立ち入り:12件
安全運転義務違反:12件
信号無視:5件
酒酔い運転:4件
となっている。「歩行者妨害」というのが違反としてわかりやすい信号無視や一時停止不停止よりも摘発件数が多いのはちょっとびっくりした。記事ではこれ以上違反の詳細については書かれていないのでわからないが、危険14行為のうち「歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)」または「路側帯通行時の歩行者の通行妨害」のどちらかだと思われる。目に見えて違反な信号無視は守る人が多かったが、歩道上の違反に関しては知っている人が少ないということだろうか。記事中のインタービューでも「ルールをよく知らない」という答えが帰ってきており改正道交法が施行され取り締まり強化がなされている一方で未だによく知らないという人が居るのも浮き彫りとなっている。
違反行為に関してはバンバン取り締まって欲しいがルールそのものを依然として知らない場合も多いので、取り締まりと同じぐらい自転車教室などの周知もおこなって欲しいものである。
参照元:北海道新聞
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自転車「危険行為」摘発57件 北海道内、若者へ周知急務
昨年6月施行の改正道交法で新設された自転車運転の「危険行為」に関する道内の摘発件数は、今年3月末までの10カ月間で、57件に上ることが道警のまとめでわかった。最多は歩行者妨害で15件、次いで遮断機が下りた踏切への立ち入りで12件など。道警は悪質な危険行為については取り締まりを強化する方針だが、自転車利用者からは「何が『危険行為』か分からない」などの声も漏れ、制度が周知されていない実態も浮かんでいる。
4月中旬の夕方、デパートが立ち並ぶ札幌市中央区の交差点。何台もの自転車が、買い物客の間を縫うように走っていた。イヤホンで音楽を聴きながら歩道を走り、信号待ちで止まった札幌市の女子大学生(20)は「自転車の細かいルールは知らない。イヤホンをして乗っていても危ないと感じたことはない」と話す。
改正道交法では安全運転義務違反のほか、信号無視や酒酔い運転、歩道での歩行者妨害など14項目を危険行為と規定し禁止。道内の摘発57件のうち、歩行者妨害が15件、遮断機が下りた踏切への立ち入りが12件、ハンドル操作の誤りなどで事故を起こした安全運転義務違反が12件、信号無視5件、酒酔い運転4件と続く。
14歳以上で3年以内に2回以上、危険行為で摘発されると、3時間の安全講習を受けなければならない。3カ月以内に講習を受けなければ、5万円以下の罰金となる。道内では、これまで2回摘発された人はいないという。
交通政策の専門家らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」(東京)は「免許取得で交通知識を学ぶ大人に比べ、中高生などはルールを学ぶ機会が少ない。教育現場などと連携して交通安全指導を徹底すべきだ」と指摘する。
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記事によれば道内での摘発57件の内訳は
歩行者妨害:15件
遮断機が下りた踏切への立ち入り:12件
安全運転義務違反:12件
信号無視:5件
酒酔い運転:4件
となっている。「歩行者妨害」というのが違反としてわかりやすい信号無視や一時停止不停止よりも摘発件数が多いのはちょっとびっくりした。記事ではこれ以上違反の詳細については書かれていないのでわからないが、危険14行為のうち「歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)」または「路側帯通行時の歩行者の通行妨害」のどちらかだと思われる。目に見えて違反な信号無視は守る人が多かったが、歩道上の違反に関しては知っている人が少ないということだろうか。記事中のインタービューでも「ルールをよく知らない」という答えが帰ってきており改正道交法が施行され取り締まり強化がなされている一方で未だによく知らないという人が居るのも浮き彫りとなっている。
違反行為に関してはバンバン取り締まって欲しいがルールそのものを依然として知らない場合も多いので、取り締まりと同じぐらい自転車教室などの周知もおこなって欲しいものである。
2016年04月23日
札幌市のレンタルサイクル「ポロクル」 2016年の営業は4月25日スタート
札幌市のレンタルサイクル「ポロクル」の2016年(平成28年度)営業が4月25日(月)からスタートする。北海道のレンタルサイクルということで冬季は自転車に乗れないため休止。雪解けや道路状況から毎年若干前後するが今年は雪が少なかったのか少しだけはやいようだ。
2010年に札幌市におけるサイクルシェアリング実証実験としてはじまったポロクルは2011年にNPO法人による運営に移行。それ以来毎年レンタルサイクルを実施し今年ではや6年となる。北海道の自治体でもレンタルサイクルを行うことろこがあるが札幌市はロンドンなどでも採用されている「どこでも借りてどこでも返せる」というサイクルシェアリングのレンタルサイクル。カードキーを用いた管理システムで貸出と返却もスムーズだ。事前登録が必要となるものの手頃な市民の足として利用されている。
札幌という人口規模(約190万人)とレンタルサイクルを提供する中心部は平らな地形が多いためこのような大規模レンタルサイクルが通用するものと思われる。他の北海道の市町村では次点の旭川市でも35万人程度と極端に人口規模が違うため運営的に難しい。
ちなみにポロクルのような大規模レンタルサイクルではないものの、北海道の他の市町村でもレンタルサイクルは提供されている。次にリストとしてまとめてみた
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旭川市:旭川観光レンタサイクル
旭川観光コンベンションセンターが運営するレンタルサイクル。ママチャリやシティサイクルのほか、GIANTのクロスバイクも取り揃え、ママチャリは一日500円。クロスバイクでも一日1000円とお手頃。
函館市:はこりん
函館新幹線の開業を見据えてオープンした電動アシスト付き自転車のレンタルサイクル。料金は朝割(12時までに返却)が500円。4時間までが1000円。1日一杯(営業時間内)が1600円(充電のため1泊2日レンタルは不可)となっている。旭川に比べると割高だが、観光スポットの西部地区は坂が多いため電動アシストがあると便利だ。なお、従来通りのママチャリ&シティサイクルタプもあり、こちらは1日一杯でも1000円
帯広市:りくるレンタサイクル
帯広市の一般財団法人・交通環境まちづくりセンターが運営するレンタルサイクル。バス移動でも利用可能な折りたたみ式自転車を提供し、料金は1時間100円。一日一杯でも1000円とこちらも良心的。
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このように大きな市町村のレンタルサイクルをまとめてみたが、これ以外にでも観光地では民間の運営するレンタルサイクルがあり、主に観光客向けにサービスが提供されている。5月にかけてのゴールデンウィーク。北海道旅行を計画している人で(※札幌のポロクルは例外だが)市内をブラブラと散策してみたい人には嬉しいサービスである。
2010年に札幌市におけるサイクルシェアリング実証実験としてはじまったポロクルは2011年にNPO法人による運営に移行。それ以来毎年レンタルサイクルを実施し今年ではや6年となる。北海道の自治体でもレンタルサイクルを行うことろこがあるが札幌市はロンドンなどでも採用されている「どこでも借りてどこでも返せる」というサイクルシェアリングのレンタルサイクル。カードキーを用いた管理システムで貸出と返却もスムーズだ。事前登録が必要となるものの手頃な市民の足として利用されている。
札幌という人口規模(約190万人)とレンタルサイクルを提供する中心部は平らな地形が多いためこのような大規模レンタルサイクルが通用するものと思われる。他の北海道の市町村では次点の旭川市でも35万人程度と極端に人口規模が違うため運営的に難しい。
ちなみにポロクルのような大規模レンタルサイクルではないものの、北海道の他の市町村でもレンタルサイクルは提供されている。次にリストとしてまとめてみた
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旭川市:旭川観光レンタサイクル
旭川観光コンベンションセンターが運営するレンタルサイクル。ママチャリやシティサイクルのほか、GIANTのクロスバイクも取り揃え、ママチャリは一日500円。クロスバイクでも一日1000円とお手頃。
函館市:はこりん
函館新幹線の開業を見据えてオープンした電動アシスト付き自転車のレンタルサイクル。料金は朝割(12時までに返却)が500円。4時間までが1000円。1日一杯(営業時間内)が1600円(充電のため1泊2日レンタルは不可)となっている。旭川に比べると割高だが、観光スポットの西部地区は坂が多いため電動アシストがあると便利だ。なお、従来通りのママチャリ&シティサイクルタプもあり、こちらは1日一杯でも1000円
帯広市:りくるレンタサイクル
帯広市の一般財団法人・交通環境まちづくりセンターが運営するレンタルサイクル。バス移動でも利用可能な折りたたみ式自転車を提供し、料金は1時間100円。一日一杯でも1000円とこちらも良心的。
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このように大きな市町村のレンタルサイクルをまとめてみたが、これ以外にでも観光地では民間の運営するレンタルサイクルがあり、主に観光客向けにサービスが提供されている。5月にかけてのゴールデンウィーク。北海道旅行を計画している人で(※札幌のポロクルは例外だが)市内をブラブラと散策してみたい人には嬉しいサービスである。
2016年04月17日
北海道の自転車イベント(2015年度)をマップ化してみた。
今働いている職場でGISというものを扱っている。GISとは地理情報システムと日本語訳され、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術のこと(国土地理院より)。
GISは地図情報とこれにからみそうな膨大なデータを組み合わせ可視化することで、地図単体やデータ単体では見えずらかった情報の解析や分析、予想ができる。最近では何かと利用する人も多いであろう「Googleマップ」も広義の意味ではGISの一つで、例えば地図上のお店の位置に店名と住所、営業時間などを表示してみたり、A点からB点までの距離を計算したりするのは地図の位置情報と数値情報を組み合わせた解析の一つである。本格的なGISソフトではそれ以上に高度な解析&分析が可能で、例えば新規出店時の商圏分析(エリアマーケティング)なども可能だ。
少し前まではGISのソフトといと高価な物(数十万〜100万程度)しかなく個人で購入&利用するには到底無理だったらしいが最近ではオープンソースによる無料のものが登場してきている。その代表格的なのが「QGIS」というソフト。誰でも無料で使える上にバージョンアップも頻繁に行われ徐々に高機能化。個人的にGISを使う分には十分な機能を有している。そこでこのGISを使って去年の北海道における自転車イベントを可視化してみることにした。
イベント情報はこちらのページからデータ化。イベント1件につき1としてイベントが多いほど色を濃くしている(クリーム色=1件〜濃い赤〜5件)。
出力した画像はこのとおり。背景は国土地理院の「地理院地図」で、プラグインを使うとQIGS上で表示可能だ。これにWEB上にあった北海道の市町村領域を拾ってきて数値情報を付与している。
一番濃いところは函館市。他は札幌近郊や帯広周辺が目立ち、北端の利尻島や礼文島も1件ではあるがイベントが行われていることが読み取れる(※旭川市は1月の雪上バイクレース プレ大会とツールド北海道市民イベントがあったがプレ大会は自転車オンリーのイベントでないこと。ツールドも特殊なイベントなので除外した)。特に函館方面は北海道新幹線が開通し本州からの輪行客が増えそうなことからホットな地域である。
今回はイベント情報を元に可視化のみ行なったがこれだけでもどの自治体が自転車を活用したまちおこしに意欲的なのかがひと目でわかった。北海道ではこのように市町村が179もあり振興局によってまちまちだが本州でも似たようなマップを作るとどこが自転車にアツイ地域なのか人目で見えてくる。次回は本州版を作ってみることにしよう。
GISは地図情報とこれにからみそうな膨大なデータを組み合わせ可視化することで、地図単体やデータ単体では見えずらかった情報の解析や分析、予想ができる。最近では何かと利用する人も多いであろう「Googleマップ」も広義の意味ではGISの一つで、例えば地図上のお店の位置に店名と住所、営業時間などを表示してみたり、A点からB点までの距離を計算したりするのは地図の位置情報と数値情報を組み合わせた解析の一つである。本格的なGISソフトではそれ以上に高度な解析&分析が可能で、例えば新規出店時の商圏分析(エリアマーケティング)なども可能だ。
※画像は技研商事インターナショナルさんより
少し前まではGISのソフトといと高価な物(数十万〜100万程度)しかなく個人で購入&利用するには到底無理だったらしいが最近ではオープンソースによる無料のものが登場してきている。その代表格的なのが「QGIS」というソフト。誰でも無料で使える上にバージョンアップも頻繁に行われ徐々に高機能化。個人的にGISを使う分には十分な機能を有している。そこでこのGISを使って去年の北海道における自転車イベントを可視化してみることにした。
イベント情報はこちらのページからデータ化。イベント1件につき1としてイベントが多いほど色を濃くしている(クリーム色=1件〜濃い赤〜5件)。
出力した画像はこのとおり。背景は国土地理院の「地理院地図」で、プラグインを使うとQIGS上で表示可能だ。これにWEB上にあった北海道の市町村領域を拾ってきて数値情報を付与している。
一番濃いところは函館市。他は札幌近郊や帯広周辺が目立ち、北端の利尻島や礼文島も1件ではあるがイベントが行われていることが読み取れる(※旭川市は1月の雪上バイクレース プレ大会とツールド北海道市民イベントがあったがプレ大会は自転車オンリーのイベントでないこと。ツールドも特殊なイベントなので除外した)。特に函館方面は北海道新幹線が開通し本州からの輪行客が増えそうなことからホットな地域である。
(※地名がわかりずらひとのためにGoogleマップを貼り付け)
今回はイベント情報を元に可視化のみ行なったがこれだけでもどの自治体が自転車を活用したまちおこしに意欲的なのかがひと目でわかった。北海道ではこのように市町村が179もあり振興局によってまちまちだが本州でも似たようなマップを作るとどこが自転車にアツイ地域なのか人目で見えてくる。次回は本州版を作ってみることにしよう。
2016年04月16日
ドン・キホーテのファットバイク
前回の記事ではホームセンターのファットバイクを扱ったが、ディスカウントストア大手である「ドン・キホーテ」にも低価格ファットバイクがあるとの情報を得たので実際に見に行ってみた。
ドン・キホーテのファットバイクは今年からでなく数年前から既に登場していたようで、ネットにも多数情報があるがあくまで今年(2016年に)店頭にあったファットバイクということを前置きしておく。
ドン・キホーテにあるファットバイクというのはいわゆるルック車(見た目だけで本来の機能は持ち合わせないパチもんの自転車)に分類されるファットバイクで、見た目は良く値段は手頃だが本物に比べると機能性で劣る乗り物だ。例えばこれで山や林道など本格的なオフロード走行をするとフレーム強度が足りなかったりで最悪フレームの破断事故につながる。なのでメーカー側は本体に悪路での走行を禁じる「悪路走行禁止シール」が貼られている場合がほとんど。
ただし、山や林道など悪路を走行せず、ママチャリと同じように街乗りオンリーであれば問題ないのでそういった使い方の人には嬉しい乗り物でもある。
ちなみに今回見に行った旭川の(MEGA)ドン・キホーテ は元々長崎屋だった店舗を買収後に改装したもので、長崎屋時代よりもあきらかに店内の通路スペースが狭い。まぁこの点はドン・キホーテの特徴なのでよくも悪くもだが...
さっそく店内の自転車コーナーへ。遠くからでもこの極太タイヤですぐわかるファットバイク。
価格表示の値札にも「目立つこと間違いなし!!」と店側もセールスポイントとしてるようだ。値段は写真のとおり44800円。前回記事にしたホーマックにあった「キャプテンスタッグのファットバイク267」に比べると1万5千円程度安いが、こちらは切り替え無しでかつ重量もさらに重いかもしれない(個人的に重量が重いファットバイクで切替なしは登り坂などで相当辛いのでオススメしない)。
ディスクブレーキ仕様なのは同じようだ。値札にはメーカーと車名が書いてあって「武田産業 ファットバイクシングルスピード260」とあった。気になったので調べて見ると...残念ながら情報が無くスペックまではわからず。
ただ、武田産業はファットバイク以外にも低価格のスポーツ自転車(ルック車)を作っている(作っていた?)ようで、恐らくはこれもファットバイクルックのたぐいだと思う。街乗りは問題ないが悪路ではフレーム強度に問題があるため本格的なファットバイクを買おうとしている人は要注意。
さて、他にもホーマックの時と同様に気になった自転車があったのでご紹介。ひとつはノーパンク仕様のシティサイクル。最近のシティサイクルのトレンドなんだろうか。いろんなところでこのノーパンク仕様を見かけるようになった。通勤・通学でパンクの心配が一切ない優れもの。
他にはピストバイク風のクロスバイク。数日前のチラシには「ピスクロ」と乗っていて特価の21800円(税抜き)だった。普段は29800円のようで、なるほど見た目はピスト風で中身はクロスバイクなので「ピスクロ」なのか?昔ながらの三角フレームにエアロダイナミック&派手なカラーホイールが特徴でパット見の印象はよさげ。
ただ切り替えは7段変速と大手メーカーの入門クロスバイクに比べるとちょっと貧弱。これも街乗りオンリーなら十分な仕様だろうか。
他にはハマー(HUMMER)の折りたたみもあった。数年前のと違うのは小径モデルでもなぜか極太タイヤを履いていること。路面抵抗が増えてペダリングが重たくなる気がするがのんびり乗る分には乗り心地が良くなって問題ないのかも。
こちらはハマーのマウンテンバイク。ご存知の方も多いと思うがこれは通称ルック車で有名なモデルで、悪路はフレーム強度の関係から走れない見た目だけの自転車。
ハマーが作っているのでなくハマーの名前を借りて他のメーカーが作っているパチもんだ。ただ、ファットバイク同様に街乗りオンリーであればまぁ問題はないので十分理解したうえで購入することが重要だ。
最後に変わった小径車。折りたたみ式でない小径モデルなのだが、後輪にホイールカバーが標準装備されていた。ホイールカバーというのは風の抵抗を少なくし直進性をアップさせるパーツだが、街乗りメインのこの手に付いていてもほぼファッションというか見た目重視に感じた。
ただ、ホイールカバーを付けた自転車、特に小径車のホイールカバー付きはあまり見ないので珍し物好きには良いのかも。ドン・キホーテの自転車は流行りのトレンドを取り入れる傾向があるので、巷では小径車も流行っているのかな?
ホームセンターに続いてドン・キホーテの自転車も覗いてみたが、ホームセンター同様に新しい発見がありちょっと面白かった。ファットバイクの存在は知っていたがピスト風クロスバイクのピスクロや、ホイールカバー付き小径車など流行りを真似した低価格自転車など、以前はマウンテンバイクのルック車だけだったこの手の安物に種類が増えていて新鮮だった。逆に言うとこういう低価格でもいろんなのが出てきたということはスポーツ自転車が流行っている証なのかもしれない。
ドン・キホーテのファットバイクとは
ドン・キホーテのファットバイクは今年からでなく数年前から既に登場していたようで、ネットにも多数情報があるがあくまで今年(2016年に)店頭にあったファットバイクということを前置きしておく。
ドン・キホーテにあるファットバイクというのはいわゆるルック車(見た目だけで本来の機能は持ち合わせないパチもんの自転車)に分類されるファットバイクで、見た目は良く値段は手頃だが本物に比べると機能性で劣る乗り物だ。例えばこれで山や林道など本格的なオフロード走行をするとフレーム強度が足りなかったりで最悪フレームの破断事故につながる。なのでメーカー側は本体に悪路での走行を禁じる「悪路走行禁止シール」が貼られている場合がほとんど。
ただし、山や林道など悪路を走行せず、ママチャリと同じように街乗りオンリーであれば問題ないのでそういった使い方の人には嬉しい乗り物でもある。
ちなみに今回見に行った旭川の(MEGA)ドン・キホーテ は元々長崎屋だった店舗を買収後に改装したもので、長崎屋時代よりもあきらかに店内の通路スペースが狭い。まぁこの点はドン・キホーテの特徴なのでよくも悪くもだが...
実店舗のファットバイクを視察
さっそく店内の自転車コーナーへ。遠くからでもこの極太タイヤですぐわかるファットバイク。
価格表示の値札にも「目立つこと間違いなし!!」と店側もセールスポイントとしてるようだ。値段は写真のとおり44800円。前回記事にしたホーマックにあった「キャプテンスタッグのファットバイク267」に比べると1万5千円程度安いが、こちらは切り替え無しでかつ重量もさらに重いかもしれない(個人的に重量が重いファットバイクで切替なしは登り坂などで相当辛いのでオススメしない)。
ディスクブレーキ仕様なのは同じようだ。値札にはメーカーと車名が書いてあって「武田産業 ファットバイクシングルスピード260」とあった。気になったので調べて見ると...残念ながら情報が無くスペックまではわからず。
ただ、武田産業はファットバイク以外にも低価格のスポーツ自転車(ルック車)を作っている(作っていた?)ようで、恐らくはこれもファットバイクルックのたぐいだと思う。街乗りは問題ないが悪路ではフレーム強度に問題があるため本格的なファットバイクを買おうとしている人は要注意。
さて、他にもホーマックの時と同様に気になった自転車があったのでご紹介。ひとつはノーパンク仕様のシティサイクル。最近のシティサイクルのトレンドなんだろうか。いろんなところでこのノーパンク仕様を見かけるようになった。通勤・通学でパンクの心配が一切ない優れもの。
他にはピストバイク風のクロスバイク。数日前のチラシには「ピスクロ」と乗っていて特価の21800円(税抜き)だった。普段は29800円のようで、なるほど見た目はピスト風で中身はクロスバイクなので「ピスクロ」なのか?昔ながらの三角フレームにエアロダイナミック&派手なカラーホイールが特徴でパット見の印象はよさげ。
ただ切り替えは7段変速と大手メーカーの入門クロスバイクに比べるとちょっと貧弱。これも街乗りオンリーなら十分な仕様だろうか。
他にはハマー(HUMMER)の折りたたみもあった。数年前のと違うのは小径モデルでもなぜか極太タイヤを履いていること。路面抵抗が増えてペダリングが重たくなる気がするがのんびり乗る分には乗り心地が良くなって問題ないのかも。
こちらはハマーのマウンテンバイク。ご存知の方も多いと思うがこれは通称ルック車で有名なモデルで、悪路はフレーム強度の関係から走れない見た目だけの自転車。
ハマーが作っているのでなくハマーの名前を借りて他のメーカーが作っているパチもんだ。ただ、ファットバイク同様に街乗りオンリーであればまぁ問題はないので十分理解したうえで購入することが重要だ。
最後に変わった小径車。折りたたみ式でない小径モデルなのだが、後輪にホイールカバーが標準装備されていた。ホイールカバーというのは風の抵抗を少なくし直進性をアップさせるパーツだが、街乗りメインのこの手に付いていてもほぼファッションというか見た目重視に感じた。
ただ、ホイールカバーを付けた自転車、特に小径車のホイールカバー付きはあまり見ないので珍し物好きには良いのかも。ドン・キホーテの自転車は流行りのトレンドを取り入れる傾向があるので、巷では小径車も流行っているのかな?
最後に
ホームセンターに続いてドン・キホーテの自転車も覗いてみたが、ホームセンター同様に新しい発見がありちょっと面白かった。ファットバイクの存在は知っていたがピスト風クロスバイクのピスクロや、ホイールカバー付き小径車など流行りを真似した低価格自転車など、以前はマウンテンバイクのルック車だけだったこの手の安物に種類が増えていて新鮮だった。逆に言うとこういう低価格でもいろんなのが出てきたということはスポーツ自転車が流行っている証なのかもしれない。
2016年04月10日
ホームセンターにもファットバイクが出現
ホームセンターにもファットバイクのルック車が出現
春といえば自転車。北海道の春先(5月末〜4月にかけて)では雪解けが進み自転車が乗れるようになることから、例年通りホームセンターでも自転車が大量に並べられる。
ホームセンターの自転車は一般的に低価格なママチャリやシティサイクル、折りたたみがメイン。これに見た目だけスポーティーな通称「ルック車」が加わる。
このルック車は時代の流行を反映してマウンテンバイクが流行った時はマウンテンバイクルック車が。クロスバイクが流行った時はクロスバイクルック車が登場、ロードバイクの時にもロードバイクルック車が登場した。
そして近年流行りといえばゴツイ極太タイヤが特徴のファットバイク。もしやホームセンターにもファットバイク(ルック車?)があるのではと期待して見に行ってみることにした。
ホーマックで売られているファットバイクのルック車
場所は市内でも大型店舗を構えるホーマックの旭川・春光店。元自動車学校だった土地に作った巨大な駐車場と店舗を兼ね備えるホームセンターだ。入り口にはシティサイクルやママチャリが並べられていたが、店内奥の自転車コーナーに行ってみると...
やっぱりありました。ファットバイク。
この極太タイヤの存在感は遠目でもかなり目立つ。メーカーは「キャプテンスタッグ」で値段は59800円。自転車名前は「ファットバイク267」となっていた。ネットで調べるとどうやら現行モデルではないらしくキャプテンスタッグ公式ページでは確認できなかった。一方で通販サイトでは同じものが確認でき、Amazonサイトや楽天市場によればスペックは...
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車体重量:17.8kg
フレーム:アルミ
タイヤ幅:26✕4.0インチ
ブレーキ:前後ディスクブレーキ
変速機:シマノラピッドファイヤー7速
グリップ:エルゴグリップ
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といった感じだ。ネット情報によれば5〜6万円台で売られているファットバイクは通称「ファットバイクルック車」というものらしく、激しい悪路などではフレーム強度の関係から走行できないようだ。今回のホームセンターにあったファットバイク267に「悪路走行禁止シール」があるか見忘れてしまったが値段的には多分ルック車なのかも。ただ、悪路を走らずのんびりと街乗りする程度であれば十分なので、そこまで悪いものでもな無い感じがする(あくまで管理人の感想)。
ただ気になったのは「ホームセンターで売られている自転車にしてはかなり高い」という点。今までのホームセンターで売られているルック車は高くても3〜4万円が限度だった(気がする)。それに比べこのファットバイクは6万前後とかなり高い。低価格がメインのホームセンターでは浮いた存在に感じた。
さて、ファットバイク以外にもシティサイクルやママチャリを見てきたのでいくつか紹介しよう。
まずはノーパンク仕様のシティサイクル。通勤や通学時にパンクはやっかいなトラブルで、これが一切ないノーパンク自転車は非常に便利。近年のホームセンターではこのノーパンク仕様を全面的に打ち出しているようで、今回訪れたホーマックでも店内の目立つ位置に置かれていた。
従来のチューブタイプとは全く異なり、スポンジのような素材をチューブと置き換えることで空気を一切使わず、鋭利な異物が刺さってもパンクしない(刺さったまま走行可能)というシロモノ。スポーツタイプでは空気圧の関係からこれは難しいと思うが、比較的のんびりとしたスピードのシティサイクルorママチャリならこれで十分でかつ普段使いでパンクがしないなら画期的な機能といえそう。
他には屋外にあった自転車。ここからはノーパンク仕様ではないが、カラーリングが個性的だった。この手のやつというとシルバーがメインでみんな一様に同じだから意外とウケルのかも。ダウンチューブにも「BEYOND」と良くわからないメーカーのロゴマークが入っており、ただそれだけだが雰囲気は良くてでいた。
こちらは鮮やかなカラーリングに加えフレームもちょっとレトロ感のある自転車。上記と同じくダウンチューブにはロゴ入でオシャレな感じがする。
クロスバイクの三角フレームに泥除け+かご+ライトの通勤仕様も。6段変速で値段は19800円だったが、個人的にはこれを買うならサイクルベースあさひの似たようなやつのほうが良いかもと感じた。
奥には従来型の安いシティサイクルもあった。ただ、円安の影響?なのか以前の激安時よりもちょっと値上げした感じを受けた。
戻って店舗内。子持ちのママさんに人気な小径タイプの電動アシスト車もあった。一般的な電動アシスト車+自転車用チャイルドシートに比べ低重心なため安定感が良くフラつきづらいそうだ。多分ヤマハのPass Kiss miniだろうか
というわけで、今年のホームセンターにはファットバイクがあったりカラーリングが個性的だったりと面白い発見があった。ま
たパンクの悩みから開放される「ノーパンク自転車」も印象的で普段使いなら便利な足として機能してくれそうだ。普段はスポーツタイプにしか興味がない人も、たまにはホームセンターの自転車を除いてみるのも面白いかもしれない。
2016年04月09日
千葉県市川市の「北京通り」(通称)
千葉県市川市八幡3の京成八幡駅前の市道は、朝の通勤時にかつての中国、北京を思わせることから「北京通り」と呼ばれている。なぜ北京通りなのかというと、自転車の往来が激しいのである。
以前、かなり前に記事として扱った気がするが、Youtubeにここを撮影した動画(車載動画)があったので紹介しよう。公開日は2014年2月なので少し古いが車1台程度の道路幅に次から次へと向かってくる自転車、自転車…2分半程度の動画では50台以上の自転車が確認でき、朝ということで基本的に早めのスピードだった。
0:56あたりの赤信号では車はちゃんと止まっているに、お構い無く自転車が向かってくる様子も確認できた。毎日新聞の記事よればこの往来の激しい通りでは当然ながら事故も多発しており、一方通行路で横に群がって自転車で走ってみたり踏切の遮断機が下ろうとしても止まらず走り過ぎようとする自転車が多いらしい。実際、去年の改正道交法が6月に施行され、今年の2月末までに千葉県内で摘発された自転車の危険行為は89件。このうち23件が「遮断機の下りた踏切への立ち入り」によるもので、北京通りが23件中15件だったそうだ。
北京通りのような往来が激しくかつ道路も狭いところではルールを守る以上に危険を予知して走る「予測運転」が必要な感じがする。特に独立した歩道がない道路なので、自転車で歩行者や遅い自転車を追い越す際には注意が必要だ。が、まずは最低限ルールを守らせるということで今後も取り締まりは続くだろう。
※この道路は一方通行で、自転車は例外
以前、かなり前に記事として扱った気がするが、Youtubeにここを撮影した動画(車載動画)があったので紹介しよう。公開日は2014年2月なので少し古いが車1台程度の道路幅に次から次へと向かってくる自転車、自転車…2分半程度の動画では50台以上の自転車が確認でき、朝ということで基本的に早めのスピードだった。
0:56あたりの赤信号では車はちゃんと止まっているに、お構い無く自転車が向かってくる様子も確認できた。毎日新聞の記事よればこの往来の激しい通りでは当然ながら事故も多発しており、一方通行路で横に群がって自転車で走ってみたり踏切の遮断機が下ろうとしても止まらず走り過ぎようとする自転車が多いらしい。実際、去年の改正道交法が6月に施行され、今年の2月末までに千葉県内で摘発された自転車の危険行為は89件。このうち23件が「遮断機の下りた踏切への立ち入り」によるもので、北京通りが23件中15件だったそうだ。
北京通りのような往来が激しくかつ道路も狭いところではルールを守る以上に危険を予知して走る「予測運転」が必要な感じがする。特に独立した歩道がない道路なので、自転車で歩行者や遅い自転車を追い越す際には注意が必要だ。が、まずは最低限ルールを守らせるということで今後も取り締まりは続くだろう。
2016年04月03日
北海道 共和町の自転車事故 てんかん発作で実刑判決
昨年(2015年)8月に起きた共和町での自転車事故の判決が北海道新聞で報じられた。
参照元:北海道新聞
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【小樽】後志管内共和町で自転車の大学生9人が軽乗用車にはねられ重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)などの罪に問われた札幌市北区篠路5の7、無職井嶋正博被告(57)の判決公判が29日、札幌地裁小樽支部であり、間史恵裁判官は懲役2年10カ月(求刑懲役4年)を言い渡した。
間裁判官は判決理由で「服薬していても、てんかん発作が完全に抑制されたわけではなく、医師の注意に反して運転した責任は重い」と指摘した。被告は発作で運転に支障が出る恐れがあるとは認識していなかったとする弁護側の主張を退けた。
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この事故はどんなものだったかというと、自転車旅行をしていた9台の自転車の列に後ろから突っ込み次々と撥ね、女性1人が頭に重傷、8人は顔や腕などにけがをするという重大事故。当時、管理人は北海道ゆえの事故かと思ったが自動車のブレーキのあとが全く無いなど証言内容の「わき見をしてしまった」とは怪しい部分もあり、「もしや?」と思う部分もあった。後に被告が「てんかん持ち」だったことがわわかり発作を発症し記憶が無くなってブレーキが踏めなかった事故だと判明した。
紙面版では当時事故にあった女子大学生へのインタビューも載っていた。多くの歯を失い正常に使えるのは6本のみで今後回復できるかわからないとう人や、別の女子学生は頭や顔を多数骨折。「顎の感化は一生戻らない」宣告されるなど被害は深刻だ。
公判では被告がてんかん持ちでありながら、免許更新時に申告を行なっておらず、これを虚偽申告の罪と認めた。
自転車がからむ事故に限らず、てんかん持ちのドライバーが起こす重大事故は年に1回以上発生しているよな気がする。このようなことを書くと「てんかん持ちのイメージが一方的に悪化する」など批判を受けそうだが、実際に重大事故事故が起きている事実は確かである。そして今後車道上の自転車レーンが増えそこを走る自転車が増えるとなると、似たようなケースが出てくるかもしれない。ただでさえ車道上を走る自転車には注意を払って運転しなければならないのに、万が一薬の飲用を忘れて発作を発症。記憶を失った場合は今回の事故のように後ろからノーブレーキで撥ねることも想定される。てんかん持ちのドライバーに対する規制は強化していく必要があるのではないだろうか。少なくとも今回の事故はそう思わせるものだし、事故にあった学生たちも報われないだろう。
事故を起こした軽自動車(スバル:初代ステラ)
参照元:北海道新聞
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【小樽】後志管内共和町で自転車の大学生9人が軽乗用車にはねられ重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)などの罪に問われた札幌市北区篠路5の7、無職井嶋正博被告(57)の判決公判が29日、札幌地裁小樽支部であり、間史恵裁判官は懲役2年10カ月(求刑懲役4年)を言い渡した。
間裁判官は判決理由で「服薬していても、てんかん発作が完全に抑制されたわけではなく、医師の注意に反して運転した責任は重い」と指摘した。被告は発作で運転に支障が出る恐れがあるとは認識していなかったとする弁護側の主張を退けた。
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この事故はどんなものだったかというと、自転車旅行をしていた9台の自転車の列に後ろから突っ込み次々と撥ね、女性1人が頭に重傷、8人は顔や腕などにけがをするという重大事故。当時、管理人は北海道ゆえの事故かと思ったが自動車のブレーキのあとが全く無いなど証言内容の「わき見をしてしまった」とは怪しい部分もあり、「もしや?」と思う部分もあった。後に被告が「てんかん持ち」だったことがわわかり発作を発症し記憶が無くなってブレーキが踏めなかった事故だと判明した。
紙面版では当時事故にあった女子大学生へのインタビューも載っていた。多くの歯を失い正常に使えるのは6本のみで今後回復できるかわからないとう人や、別の女子学生は頭や顔を多数骨折。「顎の感化は一生戻らない」宣告されるなど被害は深刻だ。
公判では被告がてんかん持ちでありながら、免許更新時に申告を行なっておらず、これを虚偽申告の罪と認めた。
自転車がからむ事故に限らず、てんかん持ちのドライバーが起こす重大事故は年に1回以上発生しているよな気がする。このようなことを書くと「てんかん持ちのイメージが一方的に悪化する」など批判を受けそうだが、実際に重大事故事故が起きている事実は確かである。そして今後車道上の自転車レーンが増えそこを走る自転車が増えるとなると、似たようなケースが出てくるかもしれない。ただでさえ車道上を走る自転車には注意を払って運転しなければならないのに、万が一薬の飲用を忘れて発作を発症。記憶を失った場合は今回の事故のように後ろからノーブレーキで撥ねることも想定される。てんかん持ちのドライバーに対する規制は強化していく必要があるのではないだろうか。少なくとも今回の事故はそう思わせるものだし、事故にあった学生たちも報われないだろう。