2021年07月16日
令和3年(2021年)・夏の交通安全運動が実施中
パトカーが街中に急増...その正体は?
街中に出るとやけにパトカーが多いなぁと思ったら交通安全運動のシーズンに突入していた。というわけで調べると2021年の夏の交通安全運動は7月13日からスタートしていた。
2021年・夏の交通安全運動の重点項目とその傾向
2021年の夏の交通安全運動の重点項目は...
・飲酒運転の根絶
・バイク・自転車の交通事故防止
・スピードダウンと全席シートベルト着用
・子供と高齢者の交通事故防止
となっている。例年と同じような内容で自転車が入るのは変わらないが今回注目したいのは「バイク」という部分。夏季の北海道は全国のライダーに人気の地域柄だったり、冬に乗れない分今のシーズンが一番多いというのものあるけど、実はコロナ下で近年、自転車と同じようにバイクに乗る人が増えているという。バイクは密にならない移動手段で、通勤以外にも休日はツーリングなど気分転換に使えるため需要が増えているそうだ。
出典元:HONDA スーパーカブ系も原付二種AT限定免許で乗れるためアウトドア人気も相まって大人気となっている
また、普通免許を持っていれば小型自動二輪車の免許取得が最短2日に改正されるなど、取得しやすい環境になっている。小型自動二輪は原付きのように時速30km制限や2段階右折の縛りが無いためかなり人気が出てきている(ビッグスクーターやスーパーカブなど)。
さらに若い頃に大型バイクを乗っていた年配ライダーが、お金と時間に余裕が出てきて再度大型バイクに乗るものの、体力や判断力、反射神経など運動能力の低下が大型バイクの操縦に見合っておらず、特に仲間とのツーリング等で速いペースにあわせようとするとその限界を超えてしまい事故に至るケースも今年は多発している。
それゆえにこの夏にかけてはバイクに関連する事故が増えることが予想され、今回の夏の交通安全運動の重点項目に入ったものと推測する。
バイク・自転車の重点項目の内容は...
すこし脱線してしまったが、北海道警察の特設ページから以下に重点項目の「バイク・自転車」に関する事故防止の内容を引用する。
バイク ・自転車 の交通事故防止
運転者の皆さんは
交差点では、バイクを見落とす危険があります。バイクの有無や動きをしっかりと確認しましょう。
また、交差点等における一時停止、安全確認を徹底し、自転車との事故を防止するとともに、自転車を追い越すときは、安全な間隔を確保しましょう。
バイクを利用する皆さんは
ツーリング等では、余裕のある安全な計画のもとに、メンバー同士で事故防止について、事前に話し合いましょう。
また、無理な追い越し・スピードの出し過ぎに注意し、適度な休憩を取りましょう。
自転車を利用する皆さんは
自転車も車両として交通ルールを守らなければならないことをよく認識しましょう。
車道通行が原則(左側端)、歩道通行は例外(歩行者優先)を徹底しましょう。
乗車用ヘルメットの着用、自転車損害賠償保険等への加入、夕暮れ時は早めのライト点灯に努めましょう。
イヤホン使用など安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態での運転、傘差し、「ながらスマホ」の片手運転など危険な行為はやめましょう。
家庭では
自転車の点検・整備に努め、自転車に乗車するときは、乗車用ヘルメットを着用するとともに、自転車損害賠償保険等に加入しましょう。
学校では
「自転車安全利用五則」や「北海道自転車条例」の周知を図るとともに、イヤホン使用など安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態での運転、傘差し、「ながらスマホ」の片手運転などの危険性についての指導を徹底しましょう。
地域・町内では
街頭啓発や町内会の会合、回覧板など、あらゆる機会を通じて、バイク ・自転車の交通事故防止について呼びかけましょう。
また、交通安全講習等に積極的に参加するなど、反射材用品やLEDライト等の普及と着用の促進、自転車の交通ルールの遵守とマナーの向上に努め、お互いに自転車の安全利用を呼びかけましょう。
個人的に着目したいのは車道を走る自転車を追い越す自動車について。自転車はその特性上ふらつきやすく、また、追い越される際にすぐそばでスレスレになるとかなりの恐怖感を感じる(特に背の高いミニバン系や大型車)。なので車のドライバーは少なくとも自転車1台分以上の間隔を空けて追い越すようにしてほしい。
さいごに
2021年の夏の交通安全運動は7月13日から7月22日まで。コロナ下で自家用車の利用も普段より増える中、十分に注意頂きたい。
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