2017年03月11日
自転車ナビルート 青山通りや山手通りなどに追加整備&交通指導
東京都内で自転車推奨ルート(自転車ナビルート)の整備が進んでいる。だいぶ前に記事した時は墨田区あたりのものだったが、今回は大幅に整備が進み都内22の幹線道路にあわせて340キロ区間に整備が完了した。
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自転車ナビルートというのは東京都が2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、主要会場や観光地周辺を自転車でより安全に回遊できるよう自転車ネットワーク化を目指すもの。その整備の一環として合計400キロメートルの自転車レーンもしくは自転車ナビマークを整備(平成27年~31年までの整備計画)している。
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内訳は自転車レーンが264km、自転車ナビマークが200km(約60kmは重複)となり、今回映像で報じられたのはこのうち200kmの自転車ナビマーク。
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NHKや日テレニュースの報道ではこの区間での整備完了を受けて杉並区の交差点で交通指導が行われたようだ。
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自転車ナビマークに関するビラの配布。
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このほか警視庁の自転車部隊「ビームス」も出動し、実際に自転車ナビマーク上を走ってPRしていた。
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なお、この自転車ナビマークだが法律上は法令に定めのない、いわゆる法定外表示となりこれ自体に新たな法的拘束力は発生しない。すなわち従来の車道上における自転車の法律と同じで左側走行、逆走禁止などは今まで通りだが、必ずしもこのナビマーク上を走らなくてはいけいないという意味ではない(歩道上は小学生と高齢者、それ以外の利用者でも安全のためやむを得ない場合などは歩道も走れるが、その場合は車道寄りの徐行を守る必要がある)。
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逆にもう一つ整備されている「自転車専用通行帯」では絶対に自転車はそこを走らないといけないため、自転車専用通行帯がある場合は歩道を一切走れない。NHKでインタービューしていた担当者の話しによれば
「自転車は車道の左側を走行し、歩道を走行する場合は車道寄りを徐行してもらうというルールをしっかり守ってほしい」
とのこと。この自転車ナビマークは自転車専用通行帯と違い独立したレーンではなく、あくまで既存の車道上にペイントしただけのものなので整備が簡単な反面、安全性は自転車専用通行帯に劣る部分がある。これに関しては自動車側の配慮ある運転や警察の危険運転者(幅寄せ、クラクション、路上駐車)に対する取締強化が望まれるところだが、それがどの程度行われるかこれから問題となっていくだろう。この部分の危険性に関しては次回の記事で取り扱おうと思う。とりあえず車道上の逆走を抑制する効果だけは望めそうだ。
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自転車ナビルートというのは東京都が2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、主要会場や観光地周辺を自転車でより安全に回遊できるよう自転車ネットワーク化を目指すもの。その整備の一環として合計400キロメートルの自転車レーンもしくは自転車ナビマークを整備(平成27年~31年までの整備計画)している。
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内訳は自転車レーンが264km、自転車ナビマークが200km(約60kmは重複)となり、今回映像で報じられたのはこのうち200kmの自転車ナビマーク。
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※画像は日テレニュースより
NHKや日テレニュースの報道ではこの区間での整備完了を受けて杉並区の交差点で交通指導が行われたようだ。
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画像はNHK NEWS WEBより
自転車ナビマークに関するビラの配布。
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このほか警視庁の自転車部隊「ビームス」も出動し、実際に自転車ナビマーク上を走ってPRしていた。
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なお、この自転車ナビマークだが法律上は法令に定めのない、いわゆる法定外表示となりこれ自体に新たな法的拘束力は発生しない。すなわち従来の車道上における自転車の法律と同じで左側走行、逆走禁止などは今まで通りだが、必ずしもこのナビマーク上を走らなくてはいけいないという意味ではない(歩道上は小学生と高齢者、それ以外の利用者でも安全のためやむを得ない場合などは歩道も走れるが、その場合は車道寄りの徐行を守る必要がある)。
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逆にもう一つ整備されている「自転車専用通行帯」では絶対に自転車はそこを走らないといけないため、自転車専用通行帯がある場合は歩道を一切走れない。NHKでインタービューしていた担当者の話しによれば
「自転車は車道の左側を走行し、歩道を走行する場合は車道寄りを徐行してもらうというルールをしっかり守ってほしい」
とのこと。この自転車ナビマークは自転車専用通行帯と違い独立したレーンではなく、あくまで既存の車道上にペイントしただけのものなので整備が簡単な反面、安全性は自転車専用通行帯に劣る部分がある。これに関しては自動車側の配慮ある運転や警察の危険運転者(幅寄せ、クラクション、路上駐車)に対する取締強化が望まれるところだが、それがどの程度行われるかこれから問題となっていくだろう。この部分の危険性に関しては次回の記事で取り扱おうと思う。とりあえず車道上の逆走を抑制する効果だけは望めそうだ。
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