2017年03月12日
自転車ナビマーク 効果と問題点
前回記事にした「自転車ナビマーク」。自転車ナビマークは自転車専用通行帯(自転車レーン)と違い独立したレーンではなく、あくまで既存の車道上にペイントしただけのものなので整備が簡単な反面、安全性は自転車専用通行帯に劣る部分がある。その部分を検証した報道(日本テレビ系news every.の特集「MOTTO」)があったのでこれを見てみよう。
特集内の真ん中あたりで実際にナビマークの上を自転車で走ってみるとういう検証を実施。上野キャプチャーの場面では信号のある交差点を直進中、後ろから来たワンボックス(ハイエース)に追い越されるとういシチュエーションだ。この場面ではハイエースと自転車の距離が結構近い感じがするが...
変わって自転車側の目線カメラ。自転車側から見るとワゴン車が急に右後方に割り込んだように入ってきて、かつ車高も高いの圧迫感と幅寄せ感が半端ない状態になっている。車からすれば邪魔な自転車を追い越しただけかもしれないが、自転車側は恐怖を感じる部分で、自動車側の配慮ある運転が望まれるところである。
もうひとつは路上駐車。路駐の車は当然ながら道路の左端に駐車するためこのように進行方向が塞がれてしまう。交通状況によっては右後方から来る車が多くてなかなか進めない場合もあり、路駐が多いとスムーズな走行ができなくなる。また、これをやり過ごす際の危険も予想されこの点はナビマークの問題点となりそうだ。さらに車道を走ったことのない利用者が路上駐車を避けようといきなり右に飛び出して追い越そうとし、後ろから来た車と接触事故を起こす可能性もあり、自転車ナビマークの整備後には利用者に対する自転車教育も必要と思われる。
ただし、マイナス部分だけではなく一応プラスの面もある。自転車ナビマークが道路にあることによって車のドライバーに対し「自転車は車道を走る」という認識を促す効果や、ナビマークの矢印により「自転車の逆走を減らす」効果が望める。なのでまったく無意味なものではないと思うが、そこには自動車利用者側の自転車に対する配慮ある運転が必要になってくるため、マナー以外に実際に警察官が自転車でナビマーク上を走ってドライバーに周知したり、危険ドライバーに対しては注意や取締をおこなうなど、整備しただけで終わらない継続的な取り組みが必要になると思うのである。
特集内の真ん中あたりで実際にナビマークの上を自転車で走ってみるとういう検証を実施。上野キャプチャーの場面では信号のある交差点を直進中、後ろから来たワンボックス(ハイエース)に追い越されるとういシチュエーションだ。この場面ではハイエースと自転車の距離が結構近い感じがするが...
変わって自転車側の目線カメラ。自転車側から見るとワゴン車が急に右後方に割り込んだように入ってきて、かつ車高も高いの圧迫感と幅寄せ感が半端ない状態になっている。車からすれば邪魔な自転車を追い越しただけかもしれないが、自転車側は恐怖を感じる部分で、自動車側の配慮ある運転が望まれるところである。
もうひとつは路上駐車。路駐の車は当然ながら道路の左端に駐車するためこのように進行方向が塞がれてしまう。交通状況によっては右後方から来る車が多くてなかなか進めない場合もあり、路駐が多いとスムーズな走行ができなくなる。また、これをやり過ごす際の危険も予想されこの点はナビマークの問題点となりそうだ。さらに車道を走ったことのない利用者が路上駐車を避けようといきなり右に飛び出して追い越そうとし、後ろから来た車と接触事故を起こす可能性もあり、自転車ナビマークの整備後には利用者に対する自転車教育も必要と思われる。
ただし、マイナス部分だけではなく一応プラスの面もある。自転車ナビマークが道路にあることによって車のドライバーに対し「自転車は車道を走る」という認識を促す効果や、ナビマークの矢印により「自転車の逆走を減らす」効果が望める。なのでまったく無意味なものではないと思うが、そこには自動車利用者側の自転車に対する配慮ある運転が必要になってくるため、マナー以外に実際に警察官が自転車でナビマーク上を走ってドライバーに周知したり、危険ドライバーに対しては注意や取締をおこなうなど、整備しただけで終わらない継続的な取り組みが必要になると思うのである。
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