2015年03月02日
ドッペルギャンガー 折りたたみMTB自転車でフレーム破断事故
安物の中国製自転車で走行中にフレームが破損し、大怪我を負うケースはたびたび報じられてきた。
今回報じれれたのは「ドッペルギャンガー」というブランドの折りたたみ自転車。ドッペルギャンガーは自転車好き(マニア)の間では粗悪品を売る「なんちゃってブランド」として定着している。
なぜ粗悪品なのかといと(全てが全てではないが)、コスト優先のあまり設計が甘く、強度をきちんと保てない状態で製品を売り、見た目だけは一流メーカーと同じでその分値段は安いが万が一がある製品を売っているためである。
調べていくと今回の事故で該当する製品は「DOPPELGANGER 703 Laidback(レイドバック)」という名前のもので、現在は販売中止となっている(リンク先は公式ページ)。
その公式ページから該当車種の画像を拝借してきた。こんな感じの自転車のようだ。
分かる人にはすぐわかるよくあるタイプのMTBルック車。そして毎日新聞ではこのことが報じられているが、その記事に乗っていた破損画像を見てみよう。
タイヤの色は元々白だが、走行により汚れで白いカラータイヤは黄ばむことはよくある。前輪のディスクブレーキやフレームトップチューブ部分のカラーリング、ステムの形状からみてもほぼ一致とみて毎違いないだろう。
破損画像は見るも無残にポッキリ折れているが、これにより乗っていた(走行中の)男性は転倒して重症を追った。ネット情報では匿名の社員による内部告発らしき書き込みがあったらしく、これによれば
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「うちの会社で出してる折り畳み自転車の折り畳む部分が走行中折れてスピード出てたらしく路肩で転倒&大破し、そのまま車にぶつかり救急搬送」「被害者は結婚式3ヶ月前の新郎で顔面ぐっちゃで整形手術が必要で歯は殆ど折れてたらしい」「結局、相手とどういう話し合いがあったかは上司以上の人間しか知らないんだけど無かったことにした」
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と、かなりの大惨事となったようだ。これを考慮すればこの会社に起こした1100万円の損害賠償も納得がいく(この書き込み関してはJCASTニュースが詳しいのでそちらを参照)。
本来、画像のような折りたたみ自転車は一般的な3角形フレームに比べるとトップチューブ1本で支える分、強度を強く保たなければならず、価格を抑えなければならない低価格品(粗悪品)ではかなりの重量増となるのが一般的だ(高い自転車は軽くて丈夫なカーボンやチタンを使えるが、低価格ではコストが掛かりすぎるため安価なスチールやアルミを使うため)。さらに折りたたみ機構を備える分も重量増となる。だが、本製品のスペックを公式ページから見る限り「重量は17kg」となっている。
この手の自転車(折りたたみにフルサスペンション+ディスクブレーキ付き)ではかなりの軽さだ。参考までに似たような本格フルサスペンションMTBを比較してみると...
となっており、フレームがカーボン製なら12kg台で納得なのだが、アルミ&スチールフレームに折りたたみ機構+フルサスペンション+ディスクブレーキとわんさか付いて17kg台なのだから、フレームが肉薄ゆえの強度不足を疑わずにはいられない。
ドッペルギャンガーの「703 Laidback」はその軽さを実現するために強度が犠牲となり、利用者の高速走行や悪路走行などがフレームに影響して今回の事故に至ったものと推測する。
フレーム破損は大事故につながるもっともあってはならない事故で、メーカーは真摯に対応するのと今後の打開策をきちんと打って欲しい。それでなければメーカー自体の信用問題にも発展しかねな無い事案だ。とりわけインターネットとソーシャルネットワークが発達したここ数年では、これが以前あった企業ツイッター問題のように広く、速く拡散し国民に知れ渡れば「ドッペルギャンガー=危ない(粗悪品の)自転車メーカー」と印象付いてしまい最悪は倒産の危機も十分考えられる。
低価格でファッショナブルで性能もそこそこというコンセプトは評価できるが、一番あってはならない安全面をおろそかにしてはいけない。安かろう悪かろうが最悪のケースを迎えてしまった。この事件を機会に他の低価格自転車も抜本的に見直されるのかも(あるいは以前よりも低価格&粗悪品自転車の危険性が認知されやすくなるのかも)。
今回報じれれたのは「ドッペルギャンガー」というブランドの折りたたみ自転車。ドッペルギャンガーは自転車好き(マニア)の間では粗悪品を売る「なんちゃってブランド」として定着している。
なぜ粗悪品なのかといと(全てが全てではないが)、コスト優先のあまり設計が甘く、強度をきちんと保てない状態で製品を売り、見た目だけは一流メーカーと同じでその分値段は安いが万が一がある製品を売っているためである。
調べていくと今回の事故で該当する製品は「DOPPELGANGER 703 Laidback(レイドバック)」という名前のもので、現在は販売中止となっている(リンク先は公式ページ)。
その公式ページから該当車種の画像を拝借してきた。こんな感じの自転車のようだ。
分かる人にはすぐわかるよくあるタイプのMTBルック車。そして毎日新聞ではこのことが報じられているが、その記事に乗っていた破損画像を見てみよう。
※画像は毎日新聞より
タイヤの色は元々白だが、走行により汚れで白いカラータイヤは黄ばむことはよくある。前輪のディスクブレーキやフレームトップチューブ部分のカラーリング、ステムの形状からみてもほぼ一致とみて毎違いないだろう。
破損画像は見るも無残にポッキリ折れているが、これにより乗っていた(走行中の)男性は転倒して重症を追った。ネット情報では匿名の社員による内部告発らしき書き込みがあったらしく、これによれば
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「うちの会社で出してる折り畳み自転車の折り畳む部分が走行中折れてスピード出てたらしく路肩で転倒&大破し、そのまま車にぶつかり救急搬送」「被害者は結婚式3ヶ月前の新郎で顔面ぐっちゃで整形手術が必要で歯は殆ど折れてたらしい」「結局、相手とどういう話し合いがあったかは上司以上の人間しか知らないんだけど無かったことにした」
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と、かなりの大惨事となったようだ。これを考慮すればこの会社に起こした1100万円の損害賠償も納得がいく(この書き込み関してはJCASTニュースが詳しいのでそちらを参照)。
本来、画像のような折りたたみ自転車は一般的な3角形フレームに比べるとトップチューブ1本で支える分、強度を強く保たなければならず、価格を抑えなければならない低価格品(粗悪品)ではかなりの重量増となるのが一般的だ(高い自転車は軽くて丈夫なカーボンやチタンを使えるが、低価格ではコストが掛かりすぎるため安価なスチールやアルミを使うため)。さらに折りたたみ機構を備える分も重量増となる。だが、本製品のスペックを公式ページから見る限り「重量は17kg」となっている。
この手の自転車(折りたたみにフルサスペンション+ディスクブレーキ付き)ではかなりの軽さだ。参考までに似たような本格フルサスペンションMTBを比較してみると...
となっており、フレームがカーボン製なら12kg台で納得なのだが、アルミ&スチールフレームに折りたたみ機構+フルサスペンション+ディスクブレーキとわんさか付いて17kg台なのだから、フレームが肉薄ゆえの強度不足を疑わずにはいられない。
ドッペルギャンガーの「703 Laidback」はその軽さを実現するために強度が犠牲となり、利用者の高速走行や悪路走行などがフレームに影響して今回の事故に至ったものと推測する。
フレーム破損は大事故につながるもっともあってはならない事故で、メーカーは真摯に対応するのと今後の打開策をきちんと打って欲しい。それでなければメーカー自体の信用問題にも発展しかねな無い事案だ。とりわけインターネットとソーシャルネットワークが発達したここ数年では、これが以前あった企業ツイッター問題のように広く、速く拡散し国民に知れ渡れば「ドッペルギャンガー=危ない(粗悪品の)自転車メーカー」と印象付いてしまい最悪は倒産の危機も十分考えられる。
低価格でファッショナブルで性能もそこそこというコンセプトは評価できるが、一番あってはならない安全面をおろそかにしてはいけない。安かろう悪かろうが最悪のケースを迎えてしまった。この事件を機会に他の低価格自転車も抜本的に見直されるのかも(あるいは以前よりも低価格&粗悪品自転車の危険性が認知されやすくなるのかも)。
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リンク先をみましたが結構自転車の欠陥事故がありますね。ただ、大半はママチャリや折りたたみがほとんどで、今回の事故のようなスポーツチックなタイプは少ないようです。やはりママチャリや折りたたみだとスピードはそんなに出ないでしょうから転倒しても今回のような事態ににはならないのかもですね。
ご指摘のGIANTの件は僕も気になります。調べるとシクロクロスというオフロード用ロードバイクでしたが、「左クランクが外れ」という表現は、組み立て時のミスも疑える内容で、製品起因かはこれだけでは推測しずらいですね。ただ、ドッペルギャンガーの自転車に至っては一番強度があるはずのトップチューブがポッキリ逝っているので確実に強度不足だと思います。聞くところによれば新品で買ってわずか7ヶ月でこうなったとか。
リンク先のリストに載っていた他の有名メーカー(トレック)の件ではきちんとメーカーが自動車と同じようにリコールを出し紳士に対応していました。
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モデル名:トレック 8.3DS 当該製品で走行中、フロントフォークが破損し、前輪が外れ転倒、負傷した。現在、原因を調査中。
http://www.trekbikes.com/pdf/recalls/20140625/14TK_SuntourRecall_ConsumerQRNotice_JA.pdf
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ドッペルギャンガーの製造委託先「ビーズ」では特にリコールはありませんでした。その理由は(担当者いわく)
「事故後、第三者機関による強度テストを改めて行うなどした結果、安全性には問題ないと確認できました」
とのことです。「外部の調査機関でOKもらったんだからこれ以上は問題ないだろう!」に聞こえなくもないです。この対応の違いからも技術力の低い安物ブランドを買うべきでないことは明白かと。
http://www.jbtc.or.jp/current/html/menu_01_2.html
この中で「TCX-SLR2 2015年モデル」というジャイアントの自転車が「左クランクが外れ」「製品起因が疑われる事故」となっているのが、気になります。
ほんとうに「整備不良」ではなく、製品起因によるものなのだろうか?
この調査結果を知りたいですね。
でも「自転車 欠陥」で検索してみたら、毎日新聞が記事にまとめていました。
http://mainichi.jp/select/news/20150301k0000m040071000c.html
ママチャリでも、欠陥はあると思いますが、スピードを出していないので大きなけがにはならないのかな?
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何度投稿してもエラーになり、投稿できません。
「ERROR : 投稿に失敗しました。」となります。
アルファベットが多いからエラーになるのかな。
今度はどうだろう。この文章が追加になったから、いけるかな?
でも「自転車 欠陥」で検索してみたら、毎日新聞が記事にまとめていました。
http://mainichi.jp/select/news/20150301k0000m040071000c.html
ママチャリでも、欠陥はあると思いますが、スピードを出していないので大きなけがにはならないのかな?