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教育



 親の貧困が子供の学力格差を生む、と言う報道をよく聞く。
経済的に十分な学習環境を整えられぬからだと言う。

 最近読んだ難民に関する本に、以下の記述があり、強く印象に残った。
「親が子どもに与えるものは、受け入れ国の教育情報だけではない。親が子どもに継承する出身国文化も、子どもの教育達成の度合いを高めるという。
アメリカのベトナム系家族では、出身国の伝統的文化規範のもと、特に娘に対しては親の意思に従って規則正しい生活を送るようにと厳しい躾がなされていた。ベトナムのジェンダー規範に基づいた教育方針がなされ、娘たちは家族からの監視を受けつつ、育て上げられたのである。しかしこのことが、向学校的態度を養い、娘たちが息子たちよりも高い教育達成を遂げるという結果に繋がっていた。」(難民を知るための基礎知識:明石書店)
難民としてアメリカに移住したベトナム人の話だが、学校での教育は無論、家庭での躾が大切だとの実例だ。

 躾と言えば「教育勅語」の記事も良く耳にする。
その一部を取り上げ、親を大切にして何が悪いと傲然と言い放つ姿に驚いた。
勅語の言葉には天皇陛下の「お言葉」を連想させる、幼い子どもには思想的に強すぎる。
「親を大切に」を教えるなら、幼稚園なら園長さん、小学校なら校長さんの言葉で充分だ。
それとも、天皇陛下のお力を借りねば子どもたちに説教出来ないのだろうか。

 我が国は資源の乏しい国であるから人材育成には大いに励まねばならぬ。
その意味では、躾教育は少々たるんでいる気がする。
厳しさを求める事には賛成である、だが思想的に偏らぬ事が肝心だろう。
 
 若い頃は天皇に違和感を持ったこともあった、しかし戦後復興に一丸となって取り組めた大きな要因で有ったのも確かだ。
これからも一丸となって復興や発展につなげる事に大いに力を発揮できれば良いだろう。
発展や平和に向けてのシンボルであり、戦前の様に侵略に向けてでは困る。

 政治的な話題にはなるだけ触れまいと思っているが、久し振りに書いてしまった。
   
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ひろあき
最後の70代、1年1年を楽しみ生きる
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