大陸生まれの万年青年

　「本を買ってやろう」と、孫と近くのショッピングセンターに出掛ける。
私が期待する本は選ばれず、漫画を買わされる。
まぁ〜いいや、漫画でも文字が有るのだから、読まぬよりはましかと
一階の催し広場を通ると、珍しい乗物を発見。
テレビで見た事のあるセグウェイだ。実物を見るのは初めて、勿論乗った事もない。
（実演していたのはセグウェイでなくインモーションと呼んでいた）
孫の目が乗る気満々。会場も良く空いている。ヨッシャ乗せてやる、係りに「いくら」と尋ねると、
「5分500円」との事。1分100円か・・・、それで空いてるのだ。
孫はハンドル付きの初級をすぐに乗りこなし、ハンドルなしの中級を得意そうに乗り回す。
因みに上級はハンドル無しで、タイヤが一つ。しかもその厚みは半分程、動力付きの
一輪車みたいな物だ。
最後にサービスで少しだけ体験させてもらい、孫大喜び。
よほど気に入ったのか、二日続けて乗りに行く。
気に入ったのは孫だけでなく私もだ。乗ってみようかと迷った挙句やめた。
孫の前で無様な姿を晒すのは・・・と思ったのと、年寄りは誰も乗っていない。
若いお父さんが二人ほどチャレンジしていた。
私の分も孫に楽しんでもらい、気分は若返る。お蔭で今年も新しい事に興味を示せそうだ。
有難い事と感謝、感謝。