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痛風の診断

 初めて痛風に罹ったのは11年前だった、
風に当たっても痛い、と言われていたのは本当だと実感した。
左足親指の付け根辺りから足首に向けて薄赤く腫れあがっていた。
白内障手術後の定期検査で、その足を引きずりながら眼科に行ったのだ。
眼科医が私の顔を見るなり、どうしたのと尋ねる。
足が痛いのです、と素足にツッカケの足を見せる。
「それは痛風です」と速、診断してくれた。
痛風って?何も知らぬ私。そこで病院を紹介してもらったのだ。
今回、同じ症状で、10日ほど前からひょっとしたら・・と感じていた。
痛みが日に日に増して来たので、ついに観念。掛かりつけの内科へと向かうも、
そろりそろりとゆっくり歩き、それでも汗びっしょり。
病院に着くと看護師さんが体温計を額にかざす。常より0.5度高い。
スリッパ掛けの足を見せると、すぐに「痛風ですね」と来た。
「先生、痛風です」と案内され、3分程の問診で2種類の薬を出してくれた。
感心しながらヨタヨタの帰宅。今日で二日目、薬が効いて痛みも和らいだ。
明日には腫れも引くだろう、元気が一番有難い。

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