2018年09月16日
本の紹介 1
新・生産性立国論(東洋経済新報社)
著者はデービッド・アトキンソン1965年イギリス生まれ。
三田証券社外取締役。日本の国宝や重文の補修を行っている小西美術工藝社社長。
裏千家茶名「宗真」拝受。
日本贔屓の外国人が日本の生産性は先進国で最下位とぼろくそ。
技術大国日本を信じていたが、最近そうでもないらしい。
原発事故を筆頭に三菱自動車、東芝、東洋ゴム、タカタ、旭化成等、一流企業と思われたところで事件が起きている。
スマホ、液晶テレビ、半導体、等々の事業撤退も報道されている。
たしかに中国(台湾)や韓国の追い上げは厳しい。
現実を自覚するためには大いに役立つと思う。
インバウンドで外国人の入国が増えている昨今であるが、
国別「5つ星ホテル」のランキング、日本は28件の22位。
ダントツの米国が755、これは別格としてもアジアのなかでも
中国132、タイ110、インド84、インドネシア57の半分ほど。
かなりショックである。
昔かから日本は他国をから学び成長した。
江戸時代の鎖国以前は朝鮮や中国から、開国後は西洋から学んだ。
しかしこれからは日本自身が先頭を切ってやらねばならぬだろう。
最大で最高に困難な問題、少子化による高齢社会の訪れだ。
世界にお手本はない日本が最先端を切っている問題だから。
本書では解決策の一つに、子供のいない夫婦は優遇されるべきでないと強烈。
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