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2014年11月02日
高齢者こそ自転車を ミラクル・サイクル・ライフ
いつも聞いている自転車ラジオの「ミラクル・サイクル・ライフ」で高齢者こそ自転車の乗るのが一番良いという話があった。
ゲストは三井住友トラスト基礎研究所 研究理事小倉宗治さん。この人の話によれば、高齢になると膝が弱くなって出かけるのが億劫になり、家の中にこもりがち。高齢者がよく行う運動はウォーキングだが、実はウォーキングの膝への負荷は体重の2倍〜3倍だそうで、これがジョギングなら6倍〜7倍。膝が弱い状態ではウォーキングさえも無理な場合がある。一方自転車であれば体重や負荷が車体へ分散されるので、膝へかかる負荷はわずかウォーキング時の30%だと言うのだ。
これなら足腰が弱くとも自転車を使えば低負荷でかつ移動範囲も広まる。この観点から高齢者こそ自転車を活用すべきと主張していた。もちろん高齢者の事故という問題もあるがヘルメットを被ればその事故率は高齢者以外と同じぐらいに低下し、最近は3輪車や4輪車など転倒する心配のないタイプも多いのでこれらを合わせて使えば事故を減らすことに寄与するとのこと。
ただ、ハード面ではまだまだ部分が多いのですぐに自転車を使えとは言えない部分がある。こういった背景を使って今後の自転車政策に生かし、自転車の走りやすいまちづくりが行われることに期待したい。自転車に乗るメリットは色々あるが、健康面での影響が一番大きいようで自転車のインフラ整備は後の健康対策にもなりえる。非常に説得力があり聞いていて納得できる回だった。リンク先からラジオは聞けるので、気になった方は是非ともお聴きいただきたい。
ゲストは三井住友トラスト基礎研究所 研究理事小倉宗治さん。この人の話によれば、高齢になると膝が弱くなって出かけるのが億劫になり、家の中にこもりがち。高齢者がよく行う運動はウォーキングだが、実はウォーキングの膝への負荷は体重の2倍〜3倍だそうで、これがジョギングなら6倍〜7倍。膝が弱い状態ではウォーキングさえも無理な場合がある。一方自転車であれば体重や負荷が車体へ分散されるので、膝へかかる負荷はわずかウォーキング時の30%だと言うのだ。
これなら足腰が弱くとも自転車を使えば低負荷でかつ移動範囲も広まる。この観点から高齢者こそ自転車を活用すべきと主張していた。もちろん高齢者の事故という問題もあるがヘルメットを被ればその事故率は高齢者以外と同じぐらいに低下し、最近は3輪車や4輪車など転倒する心配のないタイプも多いのでこれらを合わせて使えば事故を減らすことに寄与するとのこと。
ただ、ハード面ではまだまだ部分が多いのですぐに自転車を使えとは言えない部分がある。こういった背景を使って今後の自転車政策に生かし、自転車の走りやすいまちづくりが行われることに期待したい。自転車に乗るメリットは色々あるが、健康面での影響が一番大きいようで自転車のインフラ整備は後の健康対策にもなりえる。非常に説得力があり聞いていて納得できる回だった。リンク先からラジオは聞けるので、気になった方は是非ともお聴きいただきたい。
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2014年11月01日
ガソリン価格下落と黒田バズーカ第2砲
夏場に160円台で推移してたガソリン価格が、ここ数週間で(セルフスタンドで)140円近辺に落ちてきている。これは長期的に高値推移だった原油価格が、下落基調になっているためである。
上のチャートは原油の週足チャートで、ブラグ一本は一週間の値動きを示している。2013年はもみあいから8月に高値を付けてその後は再び元のレンジへ。2014年では再び上昇になるも2013年の高値は付けれず、かつもみあいのサポートラインを割って下落基調になっている。先週末では一時1バレル70ドル台へ突っ込む場面もあった。
背景としては長期的にアメリカのシェールガス革命でかつてほどの需要が無くなっている点があるが、短期では中国の需要低迷(ここ最近の指標が悪いこと)と、中東での紛争により供給に影響が出ると見られていたももの、実際には影響は出ておらずこれを見越して買っていた人の投げが出ている模様。さらには世界最大の輸出国であるサウジアラビアの大口顧客向けの価格を下げたことも大きい。
この下落がガソリン価格に反映され、店頭価格が140円台を付けているのだがあまり安心はできない。それはドル円にある。
2014年の7月近辺では102円台で推移していたのが9月に入りその前の105円近辺高値をブレイク。好調なアメリカ経済を背景にドル買いの流れが強くなり、一時110円に迫る勢いを見せた。その後一旦緩んだが、31日の日銀金融政策決定会合で追加の緩和策が発表(ハロウィン緩和)、これによりドルと円の強弱関係は明確になりその日のNY終値では112円を付けている。このまま流れが強ければ年内120円もありえるという声も出ている。
そうなると原油が下がってもドル円の影響でガソリンがあまり下がらないかもしくは逆に上がる可能性があり、消費税増税の影響が大きい地方都市では痛手。またガソリンに依存する商品の値上げもありそうで、このまま円安が続くと地方では確実に影響が出そうだ。
所得の増えていない世帯にとってはますます生活が苦しくなるだろう。
上のチャートは原油の週足チャートで、ブラグ一本は一週間の値動きを示している。2013年はもみあいから8月に高値を付けてその後は再び元のレンジへ。2014年では再び上昇になるも2013年の高値は付けれず、かつもみあいのサポートラインを割って下落基調になっている。先週末では一時1バレル70ドル台へ突っ込む場面もあった。
背景としては長期的にアメリカのシェールガス革命でかつてほどの需要が無くなっている点があるが、短期では中国の需要低迷(ここ最近の指標が悪いこと)と、中東での紛争により供給に影響が出ると見られていたももの、実際には影響は出ておらずこれを見越して買っていた人の投げが出ている模様。さらには世界最大の輸出国であるサウジアラビアの大口顧客向けの価格を下げたことも大きい。
この下落がガソリン価格に反映され、店頭価格が140円台を付けているのだがあまり安心はできない。それはドル円にある。
2014年の7月近辺では102円台で推移していたのが9月に入りその前の105円近辺高値をブレイク。好調なアメリカ経済を背景にドル買いの流れが強くなり、一時110円に迫る勢いを見せた。その後一旦緩んだが、31日の日銀金融政策決定会合で追加の緩和策が発表(ハロウィン緩和)、これによりドルと円の強弱関係は明確になりその日のNY終値では112円を付けている。このまま流れが強ければ年内120円もありえるという声も出ている。
そうなると原油が下がってもドル円の影響でガソリンがあまり下がらないかもしくは逆に上がる可能性があり、消費税増税の影響が大きい地方都市では痛手。またガソリンに依存する商品の値上げもありそうで、このまま円安が続くと地方では確実に影響が出そうだ。
所得の増えていない世帯にとってはますます生活が苦しくなるだろう。
2014年10月30日
持ち運び可能速度測定装置 取り締まり強化
警察が行う速度取り締まり(通称:ネズミ捕り)は、やらなくても良い場所や隠れて行うなど本来あるべき危険防止&抑止よりも検挙件数ありきな部分が多く、批判が多かった。そんな中、新しい取り締まりについて発表された。
リンク先の記事によれば「半可搬式速度違反自動取締装置」という新型の装置を導入し、手で持ち運び可能にすることで柔軟に測定ポイントを変更可能とのこと。これを用いて時速20kmや30km制限の住宅地や学校周辺の取り締まりを強化するようで、試験導入から本格運用になれば本来あるべき危険防止や抑止力としての取り締まり効果が期待できそうだ。
広くて歩行者の居ない安全な道でスピードを出すならまだしも、子供や自転車が飛び出してきそうな住宅街
の道でビュンビュン飛ばすのは事故を自ら誘発しているのに等しい。こうした危険な運転をなくすためにも早期の本格導入を望みたいところ。制限速度がきっちり守られればゆとりある運転が広まり、住宅街を走る自転車に対してもやさしい運転が増えそうだ。
読売新聞
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持ち運び可能の速度測定装置で取り締まり強化
警察庁は30日、歩行者らが交通事故にあいやすい住宅地や学校周辺の生活道路で速度違反の取り締まりを強化するため、新型の速度自動測定装置を試験的に使うと発表した。
持ち運び可能で取り締まる場所を柔軟に変えられる長所があり、生活道路に設置して事故抑止に活用する。現行の自動測定装置は固定式で、取り締まりが幹線道路に偏るとの課題が指摘されている。
新たに導入される装置は、三脚にセットするタイプなど2種類。三脚型は重さ8キロで、速度を検知する本体部分は、三脚から取り外して持ち運ぶことができる。固定式の小型装置も埼玉県内2か所で試験導入。同県内の生活道路で11月4日から1〜2か月間、時間や場所を変えながら試験運用し、効果を見極めたうえで全国での導入を検討する。
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※画像はイメージ (wikpediaより)
リンク先の記事によれば「半可搬式速度違反自動取締装置」という新型の装置を導入し、手で持ち運び可能にすることで柔軟に測定ポイントを変更可能とのこと。これを用いて時速20kmや30km制限の住宅地や学校周辺の取り締まりを強化するようで、試験導入から本格運用になれば本来あるべき危険防止や抑止力としての取り締まり効果が期待できそうだ。
広くて歩行者の居ない安全な道でスピードを出すならまだしも、子供や自転車が飛び出してきそうな住宅街
の道でビュンビュン飛ばすのは事故を自ら誘発しているのに等しい。こうした危険な運転をなくすためにも早期の本格導入を望みたいところ。制限速度がきっちり守られればゆとりある運転が広まり、住宅街を走る自転車に対してもやさしい運転が増えそうだ。
読売新聞
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持ち運び可能の速度測定装置で取り締まり強化
警察庁は30日、歩行者らが交通事故にあいやすい住宅地や学校周辺の生活道路で速度違反の取り締まりを強化するため、新型の速度自動測定装置を試験的に使うと発表した。
持ち運び可能で取り締まる場所を柔軟に変えられる長所があり、生活道路に設置して事故抑止に活用する。現行の自動測定装置は固定式で、取り締まりが幹線道路に偏るとの課題が指摘されている。
新たに導入される装置は、三脚にセットするタイプなど2種類。三脚型は重さ8キロで、速度を検知する本体部分は、三脚から取り外して持ち運ぶことができる。固定式の小型装置も埼玉県内2か所で試験導入。同県内の生活道路で11月4日から1〜2か月間、時間や場所を変えながら試験運用し、効果を見極めたうえで全国での導入を検討する。
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2014年10月27日
ストライダー ペダル無し自転車が人気 WBSで
最近流行っている面白い乗り物がある。それがこれ
フレームにも書いてあるように名前は「ストライダー(STRIDER)」。アメリカ生まれのこの乗り物は、ぱっと見子供用自転車に見えるがペダルが付いていないのが最大の特徴で、子供のバランス感覚を養ったり、けって進むので脚力アップ効果が期待できるというもの。自転車に近いので、補助輪を使わない自転車の練習としても使えるようだ。対象年齢は2〜3歳。
ただ、ブレーキが付いていないので公道では走れない点に注意。公園の敷地内とか学校のグランド、河川敷の安全なところでで乗ることになりそうだ。販売元ではこのストライダーを使ったイベント「ストライダーカップ」も開催されているので、これを目標に楽しく練習できそうだ。
ネットでは楽天あたりで購入できるようで、価格は1万前後とわりと手頃。
特集コーナーでは他にも紹介されていたが、どれも子供の体力低下が背景にあって、かつ6年後の東京オリンピックを見据えてスポーツに力を入れる家庭(市場)が増えてくると報じていた。他にはスポーツ教室での子供対象のプログラムが好調、お寺でのスポンサーを付けた体力向上も人気があるとのこと。
WBSでも報じられるくらいだから、ストライダーは流行ってきていると思う。管理人が子供の頃は補助輪だけだったから、最近の子供はいいものが一杯あるなぁと感じだ。
最後にストライダーに乗った子供の様子を。
フレームにも書いてあるように名前は「ストライダー(STRIDER)」。アメリカ生まれのこの乗り物は、ぱっと見子供用自転車に見えるがペダルが付いていないのが最大の特徴で、子供のバランス感覚を養ったり、けって進むので脚力アップ効果が期待できるというもの。自転車に近いので、補助輪を使わない自転車の練習としても使えるようだ。対象年齢は2〜3歳。
ただ、ブレーキが付いていないので公道では走れない点に注意。公園の敷地内とか学校のグランド、河川敷の安全なところでで乗ることになりそうだ。販売元ではこのストライダーを使ったイベント「ストライダーカップ」も開催されているので、これを目標に楽しく練習できそうだ。
ネットでは楽天あたりで購入できるようで、価格は1万前後とわりと手頃。
特集コーナーでは他にも紹介されていたが、どれも子供の体力低下が背景にあって、かつ6年後の東京オリンピックを見据えてスポーツに力を入れる家庭(市場)が増えてくると報じていた。他にはスポーツ教室での子供対象のプログラムが好調、お寺でのスポンサーを付けた体力向上も人気があるとのこと。
WBSでも報じられるくらいだから、ストライダーは流行ってきていると思う。管理人が子供の頃は補助輪だけだったから、最近の子供はいいものが一杯あるなぁと感じだ。
最後にストライダーに乗った子供の様子を。
2014年10月26日
さいたまクリテウムでサイクルフェスタ
25日に「ツール・ド・フランス さいたまクリテウム」が開かれ、管理人もテレ東のディレイ放送を見た。普段ほとんど見ない自転車レースだったが、世界レベルで活躍する選手のスプリントや仕掛けなどは迫力があり、テレビじゃなくて生で見たらもっとすごいんだろうと感じた。
後に知ったのだが、さいたまクリテウムのメイン会場の近くでは「サイクルフェスタ in さいたまクリテウム」が開かれたようだ。地図が公式ページにあったのでこんな感じ。
矢印が当日のコースで、すぐ隣りがサイクルフェスタ会場になっていた。
内容はというと、ロードバイクの試乗会や自転車に関するトークなどがあったようで、レースだけでなくこうした身近に感じられるイベントを一緒にやったところがいいと思う。さいたま市としても次のように開催の趣旨を出している。
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「さいたま市総合都市交通体系マスタープラン基本計画」に基づき、過度に自動車に依存しない交通体系の実現を目指し、さいたま市の自転車施策の4つの柱である「はしる」、「とめる」、「まもる」、「たのしむ」にゾーン分けし、まちづくりの視点から自転車に関し広く市民等にわかりやすく周知することを目的として開催する。
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さいたま市は自治体の中でも「自転車王国埼玉」を掲げて自転車を活用しようとしている。大きな大会を誘致する以外にも細かなイベントを一緒にやる点が自治体の本気度が伝わってくる。
後に知ったのだが、さいたまクリテウムのメイン会場の近くでは「サイクルフェスタ in さいたまクリテウム」が開かれたようだ。地図が公式ページにあったのでこんな感じ。
矢印が当日のコースで、すぐ隣りがサイクルフェスタ会場になっていた。
内容はというと、ロードバイクの試乗会や自転車に関するトークなどがあったようで、レースだけでなくこうした身近に感じられるイベントを一緒にやったところがいいと思う。さいたま市としても次のように開催の趣旨を出している。
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「さいたま市総合都市交通体系マスタープラン基本計画」に基づき、過度に自動車に依存しない交通体系の実現を目指し、さいたま市の自転車施策の4つの柱である「はしる」、「とめる」、「まもる」、「たのしむ」にゾーン分けし、まちづくりの視点から自転車に関し広く市民等にわかりやすく周知することを目的として開催する。
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さいたま市は自治体の中でも「自転車王国埼玉」を掲げて自転車を活用しようとしている。大きな大会を誘致する以外にも細かなイベントを一緒にやる点が自治体の本気度が伝わってくる。
2014年10月25日
肉価格 高騰中 WBSより
いつも見ている経済番組WBSから気になるニュースがあった。
ここ最近、スーパーなんかに行くと特に豚肉の価格上昇が気になるようになってきた。スポーツで自転車に乗っていてトレーニングをしている人は、タンパク質を摂取する目的で安くて高淡白な鶏肉(特にササミ)を買っている人もいるだろう。そんな人にはちょっと興味深いニュースだ。
背景としては肉に関する情勢がある。それも豚だけではなく牛と鶏の3つについてだ。まず豚肉に関しては伝染病の影響で世界的に供給不可になっていること。
牛肉に関しては口蹄疫の影響で国内生産量が減少していること。ニュース中にはなかったが海外産牛肉に関しても円安の影響で輸入コストが上昇している点もあるだろう。
そして鶏肉に関してはマクドナルドなどの中国産鶏肉問題で、代替となる国産鶏肉の需要が大幅に伸びているせいだ。
これら3つの要因が重なって、いずれの肉も価格が高騰している。売る側も流通を見なおしたりで特にスーパーの一部では逆に値下げして販売するところもあると紹介していたが、基本的にはしばらく高いままが続きそうだ。
一番安い鶏肉までも高騰するとなると、所得の低い世帯にとってはかなりきつい状況。消費税は上がったのに給料が上がっていない地方都市で一番影響がありそうだ。
ここ最近、スーパーなんかに行くと特に豚肉の価格上昇が気になるようになってきた。スポーツで自転車に乗っていてトレーニングをしている人は、タンパク質を摂取する目的で安くて高淡白な鶏肉(特にササミ)を買っている人もいるだろう。そんな人にはちょっと興味深いニュースだ。
背景としては肉に関する情勢がある。それも豚だけではなく牛と鶏の3つについてだ。まず豚肉に関しては伝染病の影響で世界的に供給不可になっていること。
牛肉に関しては口蹄疫の影響で国内生産量が減少していること。ニュース中にはなかったが海外産牛肉に関しても円安の影響で輸入コストが上昇している点もあるだろう。
そして鶏肉に関してはマクドナルドなどの中国産鶏肉問題で、代替となる国産鶏肉の需要が大幅に伸びているせいだ。
これら3つの要因が重なって、いずれの肉も価格が高騰している。売る側も流通を見なおしたりで特にスーパーの一部では逆に値下げして販売するところもあると紹介していたが、基本的にはしばらく高いままが続きそうだ。
一番安い鶏肉までも高騰するとなると、所得の低い世帯にとってはかなりきつい状況。消費税は上がったのに給料が上がっていない地方都市で一番影響がありそうだ。
2014年10月23日
自転車保険 義務化する自治体が登場
この前のスケアード・ストレイトといい、自治体による自転車の安全対策が徐々に増えてきている。
今回紹介するのは「自転車保険」についてだ。昨今の自転車事故にからむ高額賠償請求が話題になって、自転車保険が増えてきている。だが、法律上は車のような"最低限の強制保険制度"もなく、すべてが任意保険状態となっている。
そこでとある自治体では"市の条例として義務化"するケースが出てきている。NHKニュースから兵庫県の例を紹介しよう。
NHK ニュースWEB
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兵庫県 自転車保険の加入義務化を検討
自転車の事故を巡って裁判で高額な賠償を命じられるケースが相次いでいることを受けて、兵庫県は、自転車を所有する人に保険の加入を義務づける全国で初めての条例案を県議会に提案する方向で検討を進めることになりました。
自転車の事故を巡っては、去年7月、自転車で女性をはねた少年の母親に対して、神戸地方裁判所が9500万円余りの賠償を命じるなど各地で高額な賠償を命じるケースが相次いでいます。
兵庫県内では自転車と歩行者の事故が増加していますが、県によりますと去年の時点で自転車保険の加入率は24%にとどまっているということで、兵庫県は、自転車を所有する人に保険の加入を義務づける条例案を県議会に提案する方向で検討を進めることになりました。
県では、販売店を通じて自転車の購入者に保険への加入を働きかけてもらうことや、費用があまりかからない県独自の自転車保険を設けて加入しやすい仕組みを作ることなどを今後検討するとしています。
県によりますと、自転車保険の加入を義務づける条例が実現すれば全国で初めてだということで、兵庫県の井戸知事は「早ければ来年2月の県議会に提案できるよう条例案作りを進めたい」と話しています。
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現状の自転車保険では、「auあうて」など気軽に入れる自転車保険があるのだが、このタイプだと自分から進んで保険を探しいる人がメインで、能動的動かないと辿りつけない。そういった意味で自治体が市の条例のひとつとして制定し、より多くの人に知ってもらう、興味をもってもらう機会を作ることは少しでも意味のあることだろう。兵庫県のケースでは市としても入りやすい保険を検討するとしているので、実現されれば保険加入増加に期待できそう。
自転車は歩行者と違って2倍以上の速度で移動し、相手を怪我させるケースのある乗り物なのだから万が一を考えて保険に入っておくことは重要だ。
今回紹介するのは「自転車保険」についてだ。昨今の自転車事故にからむ高額賠償請求が話題になって、自転車保険が増えてきている。だが、法律上は車のような"最低限の強制保険制度"もなく、すべてが任意保険状態となっている。
そこでとある自治体では"市の条例として義務化"するケースが出てきている。NHKニュースから兵庫県の例を紹介しよう。
NHK ニュースWEB
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兵庫県 自転車保険の加入義務化を検討
自転車の事故を巡って裁判で高額な賠償を命じられるケースが相次いでいることを受けて、兵庫県は、自転車を所有する人に保険の加入を義務づける全国で初めての条例案を県議会に提案する方向で検討を進めることになりました。
自転車の事故を巡っては、去年7月、自転車で女性をはねた少年の母親に対して、神戸地方裁判所が9500万円余りの賠償を命じるなど各地で高額な賠償を命じるケースが相次いでいます。
兵庫県内では自転車と歩行者の事故が増加していますが、県によりますと去年の時点で自転車保険の加入率は24%にとどまっているということで、兵庫県は、自転車を所有する人に保険の加入を義務づける条例案を県議会に提案する方向で検討を進めることになりました。
県では、販売店を通じて自転車の購入者に保険への加入を働きかけてもらうことや、費用があまりかからない県独自の自転車保険を設けて加入しやすい仕組みを作ることなどを今後検討するとしています。
県によりますと、自転車保険の加入を義務づける条例が実現すれば全国で初めてだということで、兵庫県の井戸知事は「早ければ来年2月の県議会に提案できるよう条例案作りを進めたい」と話しています。
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現状の自転車保険では、「auあうて」など気軽に入れる自転車保険があるのだが、このタイプだと自分から進んで保険を探しいる人がメインで、能動的動かないと辿りつけない。そういった意味で自治体が市の条例のひとつとして制定し、より多くの人に知ってもらう、興味をもってもらう機会を作ることは少しでも意味のあることだろう。兵庫県のケースでは市としても入りやすい保険を検討するとしているので、実現されれば保険加入増加に期待できそう。
自転車は歩行者と違って2倍以上の速度で移動し、相手を怪我させるケースのある乗り物なのだから万が一を考えて保険に入っておくことは重要だ。
2014年10月18日
魚べい 旭川永山店 はやくも旭川進出2号店か
少し前に本州から上陸した回転寿司チェーン店の「魚べい」について記事にした。魚べいは元気寿司が手がける1皿108円(税込み)の低価格回転寿司のブランドで、他にも「すしおんど」が存在する。旭川では既に回転寿司チェーン店が数多く出店し、激しい競争をしているが同じく本州から来たチェーン店で低価格を売りにする「はま寿司」が直接的なライバルとなるだろうか。
その1号店のオープンからはや2ヶ月あまりで2号店をオープンさせることがわかった。場所は中心部より郊外で住宅街の多い永山地区。Googleマップで場所を確認するとここらへんだ。
現状ではパチンコのダイナムの敷地すぐ隣りに寿司業界と同様激しい競争を行っているサッポロドラッグストアーが建っている。その同敷地内で余っていた国道よりの空き地に建築中だ。
既に大方出来上がっていて管理人が見に行ってきた時は外装の壁を塗装中だった。道路を挟んで向かいに見えるのはマックカフェで、こちらも過去に記事している。
斜めから見るとツルハドラッグとサッポロドラッグストアーの間に挟まれている。
奥に見えるのはパチンコのダイナム。
肝心のオープン日はというと、この店舗の求人広告から11月上旬のようだ。
というわけで魚べいの2号店が出来るわけだが、ひとつ懸念材料がある。それは旭川は回転寿司チェーン店が多すぎることだ。前回の記事でも書いているように、魚べいが出来る前の時点で市内には回転寿司が11店舗存在する。GoogleMapは最新の状態でない(ぽっぽは潰れてない)のだがイメージ的にはこのようになっている。
さらに魚べい永山店のちょっと先には「はま寿司」が展開中で、今まではま寿司に行っていた人が一定数は流れることが予想される。この手の話ならまぁ問題はないかと思うのだが、旭川において主たる1次産業が増えているわけでもない(昨今は建設業が好調のようだがいつまで続くかは不明な)のに、サービス産業である外食店が増えまくっている点だ。直接的なライバル回転寿司チェーン店でなくとも外食店(ラーメン店、ファミレス、ファーストフード、牛丼チェーン、餃子チェーン店等)はいっぱいある。もっとわかりやすく言うと利用者が増えてないのに、店だけ増えているのだ。これはいずれどれかが競争に敗れて撤退することを意味する。その例として回転寿司の「ぽっぽ」は競争に敗れて経営本体の「まさるや」が倒産している。倒産理由は回転寿司チェーン店の不採算でかなり影響が大きかったようだ。
いずれ第2の「ぽっぽ」のようなチェーン店が出てくると予想している。そうなると解雇により地域として雇用が不安定となり、これはあまり良いことではない。消費者にとって選択肢が増えることは良いことだがバランスの欠いた外食店の増加は実はあまり良いことでは無かったりする。
その1号店のオープンからはや2ヶ月あまりで2号店をオープンさせることがわかった。場所は中心部より郊外で住宅街の多い永山地区。Googleマップで場所を確認するとここらへんだ。
現状ではパチンコのダイナムの敷地すぐ隣りに寿司業界と同様激しい競争を行っているサッポロドラッグストアーが建っている。その同敷地内で余っていた国道よりの空き地に建築中だ。
既に大方出来上がっていて管理人が見に行ってきた時は外装の壁を塗装中だった。道路を挟んで向かいに見えるのはマックカフェで、こちらも過去に記事している。
斜めから見るとツルハドラッグとサッポロドラッグストアーの間に挟まれている。
奥に見えるのはパチンコのダイナム。
肝心のオープン日はというと、この店舗の求人広告から11月上旬のようだ。
というわけで魚べいの2号店が出来るわけだが、ひとつ懸念材料がある。それは旭川は回転寿司チェーン店が多すぎることだ。前回の記事でも書いているように、魚べいが出来る前の時点で市内には回転寿司が11店舗存在する。GoogleMapは最新の状態でない(ぽっぽは潰れてない)のだがイメージ的にはこのようになっている。
さらに魚べい永山店のちょっと先には「はま寿司」が展開中で、今まではま寿司に行っていた人が一定数は流れることが予想される。この手の話ならまぁ問題はないかと思うのだが、旭川において主たる1次産業が増えているわけでもない(昨今は建設業が好調のようだがいつまで続くかは不明な)のに、サービス産業である外食店が増えまくっている点だ。直接的なライバル回転寿司チェーン店でなくとも外食店(ラーメン店、ファミレス、ファーストフード、牛丼チェーン、餃子チェーン店等)はいっぱいある。もっとわかりやすく言うと利用者が増えてないのに、店だけ増えているのだ。これはいずれどれかが競争に敗れて撤退することを意味する。その例として回転寿司の「ぽっぽ」は競争に敗れて経営本体の「まさるや」が倒産している。倒産理由は回転寿司チェーン店の不採算でかなり影響が大きかったようだ。
いずれ第2の「ぽっぽ」のようなチェーン店が出てくると予想している。そうなると解雇により地域として雇用が不安定となり、これはあまり良いことではない。消費者にとって選択肢が増えることは良いことだがバランスの欠いた外食店の増加は実はあまり良いことでは無かったりする。
2014年10月16日
「ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム 2014」がテレビ中継
去年から開催されているツール・ド・フランス さいたまクリテリウム。ツール・ド・フランスの説明は不要だと思うが、「クリテリウム」とは市街地などで一般道を封鎖して作られたコースを周回して競うレースのことだ。
普通のロードレースだと選手が走り去る一瞬しか見えないのだが、何回も同じ所を走るクリテリウムなら複数回見れるので、迫力あるレースシーンを何回も楽しむことが出来る。
今年は有料ネット放送(JSPORT)で生中継される他、当日の夕方にはテレビ東京系でディレイ放送される予定。有料放送は少し敷居が高いので、ディレイ放送であるものの民放のテレ東で見れるのはかなり嬉しい事だ。
昨年のさいたまクリテウムは、フランスで人気の自転車レース、「ツール・ド・フランス」というブランドでありながら盛り上がりに少しかけている感じがした。今年はその点を踏まえて特に自転車競技がもっと広く一般に理解されるよう頑張って欲しい。
なお、開催日は10月25日(土曜日)だ。
普通のロードレースだと選手が走り去る一瞬しか見えないのだが、何回も同じ所を走るクリテリウムなら複数回見れるので、迫力あるレースシーンを何回も楽しむことが出来る。
今年は有料ネット放送(JSPORT)で生中継される他、当日の夕方にはテレビ東京系でディレイ放送される予定。有料放送は少し敷居が高いので、ディレイ放送であるものの民放のテレ東で見れるのはかなり嬉しい事だ。
昨年のさいたまクリテウムは、フランスで人気の自転車レース、「ツール・ド・フランス」というブランドでありながら盛り上がりに少しかけている感じがした。今年はその点を踏まえて特に自転車競技がもっと広く一般に理解されるよう頑張って欲しい。
なお、開催日は10月25日(土曜日)だ。
2014年10月13日
スケアード・ストレイトの自転車交通安全教室 増加中
自転車の交通安全教室にスケアード・ストレイトというものがある。
スケアード・ストレイトとは実際にスタントマンが事故の様子を再現し、恐怖を実感することで危険行為を未然に防ぐ教育手法のことだ。
参考までに香川県で行われたスケアード・ストレイトの交通安全教室の動画を。
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※追記〜上の動画では歩道の通行方法に間違いがあるので、同じ団体の2013年に撮影された最新の動画を。
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数年前からこのスケアード・ストレイト法による自転車の交通安全教室が増えてきているのだが、今年は特に増えてきている気がする。ここ数ヶ月で記事載った地域をまとめてみると…
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2014年10月・佐賀市 清和中学校・高校
2014年9月 ・JAF福岡主催で市内の2校で実施
・神奈川県 厚木北高校
・埼玉県 越谷市 北越谷駅西口広場
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北海道では…
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2014年6月・北海道札幌市 札幌琴似工業高校
・函館市 函館有斗高校
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とこんな感じで少し調べるだけでかなりの記事を確認できた。これは去年と比べるとかなりの変化で、昨今を取り巻く自転車環境が影響しているのだろうか。
小中高生は自転車に乗り始め〜移動や通学で主に使う年代である。そのような背景から、ルールをきちんと守っていない小中高生の事故率が全体の中でも高く、きちんとルールを守ることは直接的な事故防止へとつながる。
さらに「ルールだから守る」のではなく「危ないから守る」という考え方を学べるスケアード・ストレイトであればさらに効果が高い。
一般的な交通安全教室よりも割高になってしまうが、その効果が高いなら実施する価値は十分にあると思う。できれば、小中高生だけでなく事故率が同等の年配の方向けや主婦向けにも声をかけて一緒に行うとより良いだろう。自転車大国のデンマークと比べると、自転車の交通ルールに関する教育がなってない日本だが、こうした活動で少しでもルールを守る人が増えればと思う(※ただし、ルールだけ守っても自転車が走る道路が良くないとダメなのだが)。
※画像は日本でスケアード・ストレイトのスタントをやっているワーサルさんより
スケアード・ストレイトとは実際にスタントマンが事故の様子を再現し、恐怖を実感することで危険行為を未然に防ぐ教育手法のことだ。
参考までに香川県で行われたスケアード・ストレイトの交通安全教室の動画を。
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※追記〜上の動画では歩道の通行方法に間違いがあるので、同じ団体の2013年に撮影された最新の動画を。
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数年前からこのスケアード・ストレイト法による自転車の交通安全教室が増えてきているのだが、今年は特に増えてきている気がする。ここ数ヶ月で記事載った地域をまとめてみると…
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2014年10月・佐賀市 清和中学校・高校
2014年9月 ・JAF福岡主催で市内の2校で実施
・神奈川県 厚木北高校
・埼玉県 越谷市 北越谷駅西口広場
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北海道では…
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2014年6月・北海道札幌市 札幌琴似工業高校
・函館市 函館有斗高校
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とこんな感じで少し調べるだけでかなりの記事を確認できた。これは去年と比べるとかなりの変化で、昨今を取り巻く自転車環境が影響しているのだろうか。
小中高生は自転車に乗り始め〜移動や通学で主に使う年代である。そのような背景から、ルールをきちんと守っていない小中高生の事故率が全体の中でも高く、きちんとルールを守ることは直接的な事故防止へとつながる。
さらに「ルールだから守る」のではなく「危ないから守る」という考え方を学べるスケアード・ストレイトであればさらに効果が高い。
一般的な交通安全教室よりも割高になってしまうが、その効果が高いなら実施する価値は十分にあると思う。できれば、小中高生だけでなく事故率が同等の年配の方向けや主婦向けにも声をかけて一緒に行うとより良いだろう。自転車大国のデンマークと比べると、自転車の交通ルールに関する教育がなってない日本だが、こうした活動で少しでもルールを守る人が増えればと思う(※ただし、ルールだけ守っても自転車が走る道路が良くないとダメなのだが)。