2014年11月01日
ガソリン価格下落と黒田バズーカ第2砲
夏場に160円台で推移してたガソリン価格が、ここ数週間で(セルフスタンドで)140円近辺に落ちてきている。これは長期的に高値推移だった原油価格が、下落基調になっているためである。
上のチャートは原油の週足チャートで、ブラグ一本は一週間の値動きを示している。2013年はもみあいから8月に高値を付けてその後は再び元のレンジへ。2014年では再び上昇になるも2013年の高値は付けれず、かつもみあいのサポートラインを割って下落基調になっている。先週末では一時1バレル70ドル台へ突っ込む場面もあった。
背景としては長期的にアメリカのシェールガス革命でかつてほどの需要が無くなっている点があるが、短期では中国の需要低迷(ここ最近の指標が悪いこと)と、中東での紛争により供給に影響が出ると見られていたももの、実際には影響は出ておらずこれを見越して買っていた人の投げが出ている模様。さらには世界最大の輸出国であるサウジアラビアの大口顧客向けの価格を下げたことも大きい。
この下落がガソリン価格に反映され、店頭価格が140円台を付けているのだがあまり安心はできない。それはドル円にある。
2014年の7月近辺では102円台で推移していたのが9月に入りその前の105円近辺高値をブレイク。好調なアメリカ経済を背景にドル買いの流れが強くなり、一時110円に迫る勢いを見せた。その後一旦緩んだが、31日の日銀金融政策決定会合で追加の緩和策が発表(ハロウィン緩和)、これによりドルと円の強弱関係は明確になりその日のNY終値では112円を付けている。このまま流れが強ければ年内120円もありえるという声も出ている。
そうなると原油が下がってもドル円の影響でガソリンがあまり下がらないかもしくは逆に上がる可能性があり、消費税増税の影響が大きい地方都市では痛手。またガソリンに依存する商品の値上げもありそうで、このまま円安が続くと地方では確実に影響が出そうだ。
所得の増えていない世帯にとってはますます生活が苦しくなるだろう。
上のチャートは原油の週足チャートで、ブラグ一本は一週間の値動きを示している。2013年はもみあいから8月に高値を付けてその後は再び元のレンジへ。2014年では再び上昇になるも2013年の高値は付けれず、かつもみあいのサポートラインを割って下落基調になっている。先週末では一時1バレル70ドル台へ突っ込む場面もあった。
背景としては長期的にアメリカのシェールガス革命でかつてほどの需要が無くなっている点があるが、短期では中国の需要低迷(ここ最近の指標が悪いこと)と、中東での紛争により供給に影響が出ると見られていたももの、実際には影響は出ておらずこれを見越して買っていた人の投げが出ている模様。さらには世界最大の輸出国であるサウジアラビアの大口顧客向けの価格を下げたことも大きい。
この下落がガソリン価格に反映され、店頭価格が140円台を付けているのだがあまり安心はできない。それはドル円にある。
2014年の7月近辺では102円台で推移していたのが9月に入りその前の105円近辺高値をブレイク。好調なアメリカ経済を背景にドル買いの流れが強くなり、一時110円に迫る勢いを見せた。その後一旦緩んだが、31日の日銀金融政策決定会合で追加の緩和策が発表(ハロウィン緩和)、これによりドルと円の強弱関係は明確になりその日のNY終値では112円を付けている。このまま流れが強ければ年内120円もありえるという声も出ている。
そうなると原油が下がってもドル円の影響でガソリンがあまり下がらないかもしくは逆に上がる可能性があり、消費税増税の影響が大きい地方都市では痛手。またガソリンに依存する商品の値上げもありそうで、このまま円安が続くと地方では確実に影響が出そうだ。
所得の増えていない世帯にとってはますます生活が苦しくなるだろう。
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