2011年06月29日
魅惑と疑惑の永久機関
ちょっとmixiなんかでも話題になっているネタを一つ。
究極のエコ! 重力と浮力で発電する装置をさいたまの80歳男性が開発
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110624/stm11062411380000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110624/stm11062411380000-n2.htm
えぇ〜っと…言葉は使ってませんが、はっきり言って永久機関に近いものがありますが、もちろん無尽蔵にエネルギーが得られるわけでもありません。ちなみにこの機関、どこが破綻しているかと言うと…
このシステムの図↓
http://sankei.jp.msn.com/region/photos/110624/stm11062411380000-p1.htm
記事の(1/2)に「落下した球は歯車を回して箱に落ち、上昇管に入った後、そのまま浮力で…」って、さらっと書かれていますが、これが大問題(笑)。実はこのシステム、私が小学生の頃に考え、あっさりと破綻に気が付いてあきらめたネタでもあります(笑)。
システムの図の「球は歯車を…箱に落下」の次に、上昇管に詰まった水の圧力に対抗してピンポン玉を押し込む必要があります。言い換えると、ピンポン玉の体積分の水を“押し上げる”のと一緒です。この部分が説明では分かり難いのは、もしかしたらココをあえてぼかしているのかも。
図左下に「水」として矢印がありますが、もしかしたらピンポン玉が水の無い空間に落下し、弁を閉じたあとに水を注入。ピンポン玉が上昇し始めたら次のピンポン玉を受け入れるために水を“排出”するんでしょうか?例えピンポン玉1個分でも水を排出するとなると…早い話、水で歯車を回した方が早い。つまりは既存の水力発電より効果の低い装置でしかありません。
で、永久機関(っぽいもの)は、まずは「あり得ない」との考えから入って問題ありません。そして絶対に間違いがあるとの目でシステムを見ていくと、ほとんどの場合、穴が見えてくると思います。
ちなみに私は子供の頃、小学生向けの科学の本で磁石を使った永久機関を作ろうとした人のマンガを読み、夢中になりました。その後、いろんなパターンの永久機関モドキを紹介した物理のクイズ本(ブルーバックスだったっけ)も読み漁ったことを思い出します。
で、私の浅い知識ではありますが、確か「永久機関」は特許を取ろうとしても門前払いになるはず。多分、劣化水力発電以上のものではないことを含み置いての特許取得かな?
最後に。今日、「mixi 足あと 陰謀論」の検索ワードで覚書にアクセスがありました。昼の12時40分頃。アクセス元ホスト名を見てみると…ある企業のホストのアドレスでした。しかも張本人のミク…(ry
あっ、もう一つ!「さるさる版」へのアクセス協力、ありがとうございました。残念ながら37アクセスで5位の40アクセスには届きませんでしたが、最後に皆さんがご協力してくれたことに感謝しています。これでほぼ、「さるさる」には思い残すことはありません。ありがとうございました。
{a8.net http://books.livedoor.com/item/989328}{a8.net http://books.livedoor.com/item/3505571}
究極のエコ! 重力と浮力で発電する装置をさいたまの80歳男性が開発
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110624/stm11062411380000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110624/stm11062411380000-n2.htm
えぇ〜っと…言葉は使ってませんが、はっきり言って永久機関に近いものがありますが、もちろん無尽蔵にエネルギーが得られるわけでもありません。ちなみにこの機関、どこが破綻しているかと言うと…
このシステムの図↓
http://sankei.jp.msn.com/region/photos/110624/stm11062411380000-p1.htm
記事の(1/2)に「落下した球は歯車を回して箱に落ち、上昇管に入った後、そのまま浮力で…」って、さらっと書かれていますが、これが大問題(笑)。実はこのシステム、私が小学生の頃に考え、あっさりと破綻に気が付いてあきらめたネタでもあります(笑)。
システムの図の「球は歯車を…箱に落下」の次に、上昇管に詰まった水の圧力に対抗してピンポン玉を押し込む必要があります。言い換えると、ピンポン玉の体積分の水を“押し上げる”のと一緒です。この部分が説明では分かり難いのは、もしかしたらココをあえてぼかしているのかも。
図左下に「水」として矢印がありますが、もしかしたらピンポン玉が水の無い空間に落下し、弁を閉じたあとに水を注入。ピンポン玉が上昇し始めたら次のピンポン玉を受け入れるために水を“排出”するんでしょうか?例えピンポン玉1個分でも水を排出するとなると…早い話、水で歯車を回した方が早い。つまりは既存の水力発電より効果の低い装置でしかありません。
で、永久機関(っぽいもの)は、まずは「あり得ない」との考えから入って問題ありません。そして絶対に間違いがあるとの目でシステムを見ていくと、ほとんどの場合、穴が見えてくると思います。
ちなみに私は子供の頃、小学生向けの科学の本で磁石を使った永久機関を作ろうとした人のマンガを読み、夢中になりました。その後、いろんなパターンの永久機関モドキを紹介した物理のクイズ本(ブルーバックスだったっけ)も読み漁ったことを思い出します。
で、私の浅い知識ではありますが、確か「永久機関」は特許を取ろうとしても門前払いになるはず。多分、劣化水力発電以上のものではないことを含み置いての特許取得かな?
最後に。今日、「mixi 足あと 陰謀論」の検索ワードで覚書にアクセスがありました。昼の12時40分頃。アクセス元ホスト名を見てみると…ある企業のホストのアドレスでした。しかも張本人のミク…(ry
あっ、もう一つ!「さるさる版」へのアクセス協力、ありがとうございました。残念ながら37アクセスで5位の40アクセスには届きませんでしたが、最後に皆さんがご協力してくれたことに感謝しています。これでほぼ、「さるさる」には思い残すことはありません。ありがとうございました。
{a8.net http://books.livedoor.com/item/989328}{a8.net http://books.livedoor.com/item/3505571}