2018年12月10日
50年振りのお茶席
散歩がてらに万博公園の紅葉を見に行く。
日本庭園に在る茶室の周りの景色が絶好。
近づくと丁度お茶のもてなしにが行われている。
二十歳代の頃、友人とお茶を習いに行った事がある。
勤め先から昼の休憩時間でも行ける距離にあり、便利さと好奇心からであった。
主人役をやれる身分にはまず成れぬだろうから、
お茶を頂く作法だけ覚えたいと申込んだ。
先生は大喜び、訪れる生徒は皆お茶のたて方を覚えたく、お客役が不足していたのだ。
そんな事を話しながら、お茶を点てる様子を観察しながら、出された茶菓子はいつ食べたらよいのだろうと思案。すっかり習った作法を忘れていたのだ。
物覚えの良くない私、しかも半世紀ぶり、部屋の隅に控えていたご婦人が
「どうぞお菓子を召し上がって下さい」と声を掛けてくれた。
お陰で会話も弾み楽しい茶会となった。
この茶室は、万博時に主に海外のご婦人を招いたそうだ、
彼らと比べれば、まだましな客だったかな。
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