2007年09月13日
迷走の上の朝令暮改
昨日の「取材証没収」のニュース、早速リンク切れを起こしていましたので張りなおします。
相撲協会、元NHKアナの杉山氏から取材証没収
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070912AT1G1103A11092007.html
そして皆さんご存知のようにこう言う結果に。
杉山氏に取材証を返還・北の湖理事長「批判、真摯に受け止め」
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070912AT1G1202X12092007.html
しかし何度読み直しても意味が分からない文章です。まぁ、読解力の無さを晒してしまいますが、私の理解ですとそもそも相撲協会が杉山氏に発行した取材証は元NHKアナウンサーだったから貰えたもので、相撲評論家や相撲ジャーナリストとして活動するのなら渡せませんよって事ですよねぇ?
それじゃあ「取材証」って紛らわしい名称は止めた方がいいですねぇ。更に言えばこの「取材証」ってのは他にどんな人が持ってるんでしょう?もしかしたら相撲評論家や相撲ジャーナリストでも持っているのかもしれませんが、(OBだからもらえた杉山氏と違って)同じ取材証を持ちながら(記事の中にもあるよう)相撲協会が「真摯に受け止め」るべき批判をバンバンする人もいるんでしょうか?難解です。
しかし、今回の取材証の返還、一番ホッとしたのは他ならぬ相撲協会だったに違いありません。私だったら(そして杉山氏が私くらいにひねくれた根性の持ち主だったとしたら)、没収の理由に不服を訴えて受取りを拒否しますね。こうなると最終的には相撲協会が頭を下げなければならない状況になりますし。多分、そうしなかった杉山氏は相撲協会に対する配慮があったのでしょう。
今回の「朝令暮改」、相撲協会の体質を表わしたような場当たり的な出来事でしたが、速ければ半年以内(朝青龍の謹慎明けあたり)、少なくとも1年以内に相撲協会は大幅な改革なりを打ち出すでしょう。が、更に混迷して下手をすると部屋の統廃合などなど起きるのではないかと期待・・・じゃない心配しています。
まぁ、何でも斜に構えて見ている上に、この手のゴタゴタを野次馬的に見ている人間の予想ですから聞き流してくださいね。(って言いながら、当たったら鬼の首を取ったかのように過去ログを引っ張り出す魂胆です(笑))