2007年09月07日
たらい回しネタ・これで終わり
また蒸し返しです。例の「妊婦のたらい回し事件」で、医療機関などにたいする批判がありましたが、妊婦側には問題は無かったのか?と言うような事を書きました。不特定多数が目にするブログでは言葉を選んでしまいますが、こんなブログもありました。
断られて当然です
問題の解決には、まず問題を直視する必要があります。一般人の目にする情報のみで行けば、急患の妊婦の受け入れを拒否した病院に非があり、宿直医を増やす、救急体制の整った産科医を増やすなどイロイロと案が出てくるでしょうが、やはりこの記事を読んでみてください。
2007/09/04-17:59 札幌でもたらい回し5件=掛かり付け医ない妊婦搬送
前記の医療側の体制の確保も重要であることには変わりありませんが、たらい回しにあった事ばかりに注目が集まりますが、たらい回しに会わずにすんなり受け入れられる妊婦もいるはずです。その様な人たちとの違いにも考慮する必要があります。例えば地域や妊娠月齢、時間帯などなど。
そしてある傾向が見られれば、そのグループに属している人は用心に用心を重ねるとか、可能ならばそのグループから抜ける努力をする自衛策が求められます。自分で出来る努力を抜きにして、一方的に医療機関に責任を押し付けるのは、やはり正しいとは思えません。
そして上記の記事では「妊婦はいずれも掛かり付け医がいなかった」と言う明確な傾向がありました。当然、対策は見えてくるでしょう。もちろん、それをしなかったからと言ってたらい回しにあったことを「自業自得」とまでは言いませんが、(どうしても具体例として)先の死産の事件も含めて各自の取るべき行動がはっきりしたのは教訓となるでしょう。
で、ここに来て「掛かり付け医」すら確保できないほどの状態であれば、こちらも改善すべきなのは言うまでもありません。
まぁ、数度に分けてクドクド書きましたが、どちらか一方だけが悪いとすると問題の解決にならない。と言うか、そもそもきちんと問題を見ていないのではないか?と思う次第で。まぁ、次の課題としては一般市民である自分がこの問題の解決に何ができるか?できなきゃ災禍に見舞われないような対策を!ってことですね。