2007年09月03日
うわべだけの善悪判断
先ほど、「新報道プレミアA」で朝青龍ネタをやっていましたが、モンゴルでの療養施設を塀越しに撮影していましたが、そこの職員と思われる人間が撮影を止めさせるよう声を荒げるシーンが放送されていました。が、その人物、訳に意図的なものが感じられましたが「棒、もって来るぞ!」と言う様な言い回しから何か割れたプラスチックパイプのようなモノを振り上げるシーンがありました。
しかしナレーションでは「丸太のようなもの」って言ってました。確実に違うじゃん!悪意を感じました(笑)。
と、日本のマスコミは善悪を決めて報道し、後から「善」側の不都合は決して報道しないと言う特色がありますが、先日起こった悲劇についてちょっと踏み込んだ記事がありました。
なぜ産科医は患者を断るのか 出産費用踏み倒しに「置き去り」
先日の病院をたらい回しになった挙句、お腹の子供を亡くした悲しい事件ですが、私がニュースの第一報を聞いたときに「かかりつけの産科医がいない」と言うのに疑問を感じました。まぁ、妊娠3ヶ月で事情(転居とか)があったのかな?とも感じていましたが、後に妊娠7ヶ月だったと聞き「?」とさらに疑問が深まりました。
今回のケース、病院側も「別に断ったわけではない」と言う弁明も白々しく感じていましたが、ここに来てその妊婦の女性には落ち度は無かったのか?とも思うようになりました。救急隊員に正確に妊娠何ヶ月かを伝えたのか?状態などを伝えたのか?など。
<奈良妊婦死産>消防と病院で連絡不備 受け入れ出来ず (毎日新聞)
被害者の女性を勝手な憶測のみで一方的に批難しているわけではありません。ただ、この様な悲劇を繰り返さないためにも、一方の落ち度をまったく無視し、他方にのみ責任を押し付けるばかりでは場合によっては状況を悪化させることになるかもしれません。
妊娠、出産と言う祝福されるべき、しかしそうとは限らない場合もあるデリケートな話ですので、この泡沫日記(ブログ)で書いた文章ですら、誰かを傷つけているかもしれませんが、あくまでも個人的な意見として、あえて今回の事件は「特殊なケース」「これを以って全ての非を各病院に押し付けるべきではない」と考えています。