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亀の瀬地滑り

DSC_2961.JPGDSC_2956.JPG
DSC_2958.JPG右上:排水溝見学の入り口
右左:発掘された煉瓦造りのトンネル


左:地滑り模型、下に見えるのが大和川

 大阪と奈良の国境にある地滑りの現場を見学。
4万年前より地滑りが繰り返され、近代以降も3度。
昭和6年には大和川に沿って走るJR大和路線を覆いつくした。
現在では大和路線は対岸に移動、地滑り現場には対策工事が施された。
奈良盆地から流れ出る大和川がせき止められると奈良は浸水する。
それが決壊すれば大阪平野は大変な事になる。
地滑りの原因となる水を排水の為、掘られた10本程のトンネルは総計7.2Km。
滑り止めに打ち込まれた杭は直径6.5m、高さは最大の物は96mで30階建ビルに相当、本数は55本。
お陰で1,100m×1,000m×高さ70mの土地は現在落ち着いていると言う。
掘られた排水抗の一部は見学コースとなり、埋もれていた大和路線のトンネルも見られる。レールは取り除かれているが昔風のレンガ造りが見ものである。
もらったパンフレットには《日本遺産》認定とあり「もう、すべらせない!」と大書。
受験生のメッカとなるかも。

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