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2019年09月25日

映画「鬼談百景」の感想…なかなか味わい深いオムニバスホラー映画。

今日は映画「鬼談百景」の感想です。

Netflixで何か無いかなと探してる時に目に止まったのがこちら。

という訳でPS4のNetflixでの鑑賞です。



映画「鬼談百景」は2016年公開のオムニバス映画。

6人の監督による10話の物語が展開されます。


原作は同名の小野不由美による小説…未読です。


映画の構成は先ほども書いた通りオムニバスで、

不思議な体験談が筆者に届きそれを紹介するという形式で、

短編の10の独立した物語が繰り広げられます。


10話も物語があるのでキャストは割愛。


まず総合的な映画「鬼談百景」の感想ですが、

「ほんとにあった!呪いのビデオ 55」みたいに個の話がつながっていく展開ではない。

不気味で不思議な怖い体験談がただただ続いていくので、

1本の映画としての面白さっていうのは無かったのだが、

各物語がなかなか味わい深いものに仕上がっていた。

ただ、投稿された話を紹介する形式なので、

主人公は死んではないっていう安心感があるので、

身の危険を意識させるホラーとは違うものだった。


1話目は「追い越し」という話。

心霊スポットに肝試しをする4人の若者が体験する恐怖体験を描く。

監督は中村義洋監督。

中村義洋監督の映画「フィッシュストーリー」は好きです。

この「追い越し」という話はありがちな物語だし、

前に感想を書いた映画「高速ばぁば」を観る前に持っていたイメージがまさにこれだった。

高速でババァが迫ってくるってシーンが欲しかったって感想で書いたんだけど、

こんな感じになるんだったら無くても良かったかなって思ったり。

どうしても並走シーンはチープになっちゃうからなあ。

でも、あの不気味な人を追い越すって瞬間のシーンの見せ方は上手かった。

あと、実はさっき言わなかったんだけどってセリフと、

それ中年の男でしょってやりとりは味があった。

予算の問題はあるけど、やっぱ夜とか暗いシーンはフィルムがいいなあ…。

最初にちょっとチープな映像で笑えるものを持ってきたのは、

映画全体の構成としてありだったとは思う。


2話目は「影男」という話。

何者かが家をドンドン叩く恐怖を描く。

監督は安里麻里監督。

このブログでは映画「ゴメンナサイ」映画「劇場版 零〜ゼロ〜」

そして映画「氷菓」の感想を書きました。

世間の評価よりも個人的には好きな映画を作る監督です。

まず「その音で目が覚めた」ってのが、

ドンッて音にも後で鳴る電話の音にもかかってるのが上手い。

とりえず知らない土地で体験する恐怖も嫌だけど、

安心できるはずの自宅で恐怖を経験するって嫌だよね。

あと、夢で苦しいってあるよね。

あとあんなけドンドンされたらガラス割れるんじゃないかと思ったり。


3話目は「尾けてくる」という話。

女子校生がある時に見かけた不気味な男、

通行人に言って様子を見てもらったら…という話。

監督は引き続き安里麻里監督。

とりあえず「あの男」の顔が最高に不気味。

それだけでも良い感じに仕上がっている。

とりあえず何か怖いものを目にしても言葉って出ないよね。

首吊ってる現場に遭遇しても「首吊りだぁ〜」って叫べる自信はないなあ。

若干「ウォーリーを探せ!」を思い出した。


4話目は「一緒に見ていた」という話。

ある学校の先生が体験する恐怖。

監督は大畑創監督。

大畑創監督の作品…まだ観てないです…すいません。

まずさっき首吊り現場で声が出せる自信がないって書きましたが、

それを下ろすって凄いよね。

映画「黒看」でもそういうシーンあったけど、

恐くて自分だったらそんな思考にならないはず。

まず「キャ〜」って言えるだけでも凄いなって思う。

霊的な怖さよりも悪い男はたくましいなって何度も振り払うしぐさで思った。


5話目は「赤い女」という話。

女子校生が話す赤い女の都市伝説の話。

引き続き大畑創監督。

どこかで観た事ある学校の階段だなとか思ったり。

色々映画を観てるとロケーション被る事とかそりゃありますよね。

女子校生が遊ぶ遊戯が花札ってのが味わい深い。

あと聞いた話をうまく話すなあと。

基本的にはリング的な王道ホラーなのだが、

赤い女が霊的というよりも物理的な怖さが強く、

どっちの方がホラー映画に良いのかなとはちょっと考えた。


6話目は「空きチャンネル」という話。

深夜ラジオで声が聞こえるはずのない周波数から女の声が聞こえるはじめ…みたいな感じ。

監督は岩澤宏樹監督。

「ほんとにあった! 呪いのビデオ 55」は結構好きです。

話とは関係ないけど「ちっす!」って挨拶する女の子がかわいい。

ラジカセが別のものをちゃんと用意してるのが、

観てる人に親切だなって思った。

画面の3分割とかも同時進行感があってよかった。

是非聴いてもらいたいんです。


7話目は「どこの子」という話。

学校の先生が夜の校内で見知らぬ少女を見つけてしまう話。

引き続き岩澤宏樹監督。

今でこそ学校はセコムとかと契約してるけど、

昔は宿直の先生とか夜の学校って不気味だっただろうなって。

この話だと学校の外でもターゲットになったんだけどさ。

とりあえずそんなところに車止めれるんかって事と、

物理的に顔がおかしいやんかと。


8話目は「続きをしよう」という話。

子供達がひょんな事から墓場で遊ぶ事になり走りまわっていると、

次から次へとケガをしてしまうのだった。

監督は内藤瑛亮監督。

このブログで感想を書いた映画「高速ばぁば」や映画「パズル」の監督です。

不気味で恐いって表現が素晴らしい。

この物語では霊的な不気味さはもちろんだけど、

子供達の何かを察する雰囲気が不気味。

ケガしても嬉しそうな表情なのとか不気味で怖い。

続きをしようの前にとりあえず倒した墓石もどせや!!


9話目は「どろぼう」という話。

子沢山な近所の母親に疑問をいだく女子校生の話。

引き続き内藤瑛亮監督。

映像として怖いってものは出てこないのだけど、

滲み出る怖さってものがある作品。

そう言えば最近、オメデタって言わなくなったね。

妊娠、妊娠って言うけどオメデタくないのだろうか。

「まーちゃんは元気ですか?」っていう「お前が殺したんだろ」って、

よく面と向かって言えるなあと思う。


最後の10話目は「密閉」という話。

元カレが残したものの処分に困る女性が、

ある時閉めたはずのクローゼットが空いている事に気づき…という感じ。

監督は我らが白石晃士監督。

やっぱなんと言っても映画「カルト」ですよ。

映画「貞子vs伽椰子」の感想もこのブログでは書いています。

鏡に映るリボンの感じとか良いですね。

キャリーバッグの中とリボンがほどける事があんまり関係ない気もするし、

勇気をもってバンッて開けた時に女性の霊的なものがいても、

霊の方が自らバッグの中へ帰っていくというシャイな一面も。

そんなシャイな彼女に自分の元カレをあげちゃう優しい物語。

という訳で本当に怖いのは霊ではなく人だったという、

王道的なホラー映画のオチがついてこの映画も終わり。

地獄に落ちろ!!


そんな感じかな。

それぞれは数分の短編映画なので、

テレビの心霊番組的な感じになってる部分もあるんだけど、

それよりかは1つランクの高いホラー作品になってると思う。

先にも書いたけど、

投稿を紹介する形式なので主人公が直接死ぬとかはないって作りなので、

次々人が死んでいくってホラーを求めて観るとガッカリするので、

そういうタイプの映画ではなく、

心理的に嫌な感じを残すタイプの映画って思って観て欲しいな。


ちょっと嫌な気持ちになりたいって人におススメです。

鬼談百景 [DVD]




2019年09月17日

映画「高速ばぁば」の感想…タイトルからは想像できないぐらい良い意味で嫌な気持ちになるホラー映画だった!

今日は映画「高速ばぁば」の感想です。

ゲームとかやりだすとなかなか映画が観れないのですが、

今日は映画を観ると強い意志を持ってこちらのタイトルを選びました。

PS4のNetflixで鑑賞。



映画「高速ばぁば」は2013年公開の内藤瑛亮監督作品。

このブログでは映画「パズル」の感想を書きましたが、

やっぱり映画「先生を流産させる会」がインパクト強かったですよね。

まだ映画「ミスミソウ」観てないのですが原作の漫画は読んでるので、

きっと内藤瑛亮監督だったらいい感じに嫌な気持ちにさせてくれると期待しています。


で、この映画「高速ばぁば」は、あの映画「カルト」などと同時に企画されたホラー映画の1つ。

映画「カルト」…最高でしたね。


物語のあらすじですが、

売れないアイドルグループの1人彩音は企画で廃墟を探索していた。

奥へ進むと何者かの気配が…それ以降彩音は体調を崩し、

他のメンバーやスタッフにも不可解なことが起こり始めるのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公の上坂綾音を演じるのは未来穂香。

可愛いらしいルックスでアイドルと言われても納得できる。

主人公と書いたものの、役割的には損かもしれない。

綾音と同じグループのメンバー家永七海を演じるのは北山詩織。

物語としては実質的な主人公になるのは彼女かな。

可愛いのだけどグループ3人とも系統が違いすぎて同じグループとは思えない。

「見捨ててなんか…」

もう1人のメンバー柚木真夕子を演じるのは後藤郁。

ほんと可愛いとは思うけど他のメンバーと系統違うよね。

いい感じの目のクリっとしてる感は好感が持てる。

廃墟に行く企画をしたディレクター榎本信也を演じるのは岡田義徳。

お前何やってんだよと言いたくなるけど、

うちのオカンがこの人だけ見たことあると言っていた。

やっぱ存在感が違うなあとは思った。

その他、中村愛美、大家由祐子、小野敦子などが出演しています。


さて、映画「高速ばぁば」の感想ですが、

「高速ばぁば」っていうふざけたタイトルからは想像できないぐらい、

ちゃんとしたホラー映画に仕上がっていました。

作りは丁寧だなって思うし好感が持てるのだけど、

もう少し何か欲しかったという気持ちになる。

でも、そう思わせるぐらいの出来だとは観る前は思いもしなかったのだが。


まずなんと言っても映像の質感。

フィルムでは撮れなくてもこのザラついた感じはホラーに合う。

冷静に高速ばぁばをしっかりみたらゴツいメイクだなと思ってしまうのだが、

映像の質感のおかげで恐さというか不気味さが保てて良いと思う。


あとアイドルとホラー映画って相性良いのですが、

劇中にアイドル役で出演させるってなかなか無い様な。

普通の高校生とかにしがちだけど、

良い感じに微妙でへっぽこなあの曲がちゃんと劇中で役に立つとはさすが。

まあ、あのシーンについては、

ちゃんと話せるなら最初の段階で声かけろとは思ったが。


アイドル達が車の移動中で手持ち無沙汰な時に髪をいじるって映像があって、

なんかアイドルの女の子ってあんな事やってそうって、

細かい演出もリアリティがあって良かった。


映画全体的に得体の知れない恐怖っていう演出は悪くはなかった。

ただ、その得体の知れない恐怖が結構異常な演出なので、

映像で観た時に「こんな事が起きてるのになんで普通なの?」と、

観ている方が違和感が出る事も結構あったと思う。


タブレットが突然割れてさらに血みたいなのが出てくる。

普通こんな事起きたらそのままにしないよね。

耳から黄色い液体とか突然出てきたり、

口の中から白髪が出てきたらもうヤバイじゃん普通は。

なのにその後、彼女達は普通に活動というか生活してるんですよ。

お前ら凄いメンタルだな!

白髪にはちっちゃいばばあ付きなんだぞ。

カメラの液晶からも血が流れて、

ディレクターの足がぐにょ〜んって目の前でなったのに、

次のシーンでダンスレッスンやってますからね。

事故で足がなくなったとかならまだ分かるけど、

目の前でぐにょ〜んってなってる後にダンスレッスンできる?

…みたいな…ね。

あとタイムリミットとかないんだから、

廃墟の老人ホームに夜にいくなよと思う。

そう言えば、人形がばぁばに変身する時なんか妖怪人間感あったね。

でも、あのシーンで封印を解いた感じがあるんだけど、

それまでに結構自由にばぁば出てきたし被害者でてるから、

あの前と後で何が違うのかよく分からないよね。

とりあえず真相を観客に伝えるためだけに行った感が否めない。


1つ1つの演出は不気味で嫌な感じがしてホラーとして良いんだけど、

映画として順に観て行った時には違和感あったなあ。


あと、ホラー映画でたまにある演出なんだけど、

霊的なものに襲われてキャーって言った後に場面転換して、

その人が2度と出てこないとか死んでるとかなら良いんだけど、

普通に出てこられると、おいおい、キャーの時どうなったんだよと思う。

こういうのを観ると映画「オトシモノ」というクソホラー映画を思い出す。

テレビとかオムニバスの落ちだったら分かるんだけどね。


似たような事だと廃墟探索中に背後でフワッっていっぱい浮いてるんだけど、

あそこまで浮いてたのに無事に次の箇所に行ってんのかいっ!って思った。


そして予算の問題もあるんだけど、

カビ臭いとかセリフであるのにもかかわらず、

映像では案外廃墟の部屋が綺麗なんですよね。

シーツとかベッドも案外綺麗。

そんな映像に「すっごく汚いです」ってセリフは、

気になって逆効果な気がする。

あと、液体は流石に乾くだろ…と。


個人的に残念だったのは、

「高速ばぁば」って言う存在なのに、

走って逃げるシーンが無かった事。

いや、走って逃げるシーンはあったんだけど、

なんか高速道路とかで追っかけられるとか話があるじゃないですか、

「四八(仮)」とかに…無かったっけ?

この映画だと高速で移動するからビデオとかに一瞬チラッと映るって程度で、

特に高速であろうが高速でなかろうが良かったじゃんって思えてしまう。

車で逃げてるのに追ってくるって…ベタ過ぎて止めたのかな。

この映画でも走ってくるのは確かに嫌なんだけどね。


そんな感じかな。

うちのオカンは老人ホームの経営者が悪いんだから、

何も関係ないこの子達が襲われるのはおかしいと言っていたが、

ホラー映画ってものは「関係ないのに巻き込まれる」のが怖いのであって、

普通に経営者とか老人ホームのスタッフが呪い殺されるのであれば、

高速ばぁばは悪者を退治するヒーローになってしまう。

リングでも呪怨でも関係ない人が巻き込まれ殺されるから怖いのだ。


でも確かに昔から伝わる四谷怪談とか番町皿屋敷は、

悪いことした奴が懲らしめられるって展開で教訓めいている、

被害にあう理由があった。


でもやっぱそれだと悪い奴の自業自得で終わってしまうので、

今のホラー映画みたいな全く関係ないのに巻き込まれちゃう怖さに、

いつの時代からシフトしていったんじゃないだろうか。


そんな事を考えるとホラー映画ってまた違った面白さがありますね。


そうそう、ずっと「高速ばばあ」だと思っていたのはここだけの話。

「高速ばぁば」だったんだってこの感想を書く段階で知った。


その他、スマフォの自撮りで廃墟探索で映像をモニタリングって、

ポケットWifiか何か持ってるのだろうかって思ったり、

なんかこの廃墟、別の映画で観た気がするなあ…とか思ったり、

車椅子が勝手に動くと映画「黒看」を思い出したり、

鍵を閉めた部屋をどうやってお母さん開けたんだとか、

物理攻撃効くんかいって思ったりもしました。


とあるシーンの後に「ありがと」ってセリフがあって、

これこれこういう理由だったんだって説明され、

実はそれが違うって展開があるのだが、

どっちかというとそういうなすりつけ合いみたいなのも、

悪くない様な気はした…まあそれはベタだからなあ。


でも、先にも書きましたけど、

タイトルからは想像できないぐらい「ちゃんとしたホラー映画」だったし、

腕の皮膚めくるシーンとか頬の傷を広げされるシーンとか、

気持ち悪りぃぃぃってなりました。

高速ばぁば [DVD]




2019年09月08日

アニメ映画「デス・ビリヤード」の感想…本当にお疲れ様でした。

今日はアニメ映画「デス・ビリヤード」の感想です。

姉がdアニメストアで見つけた映画で全く予備知識なしでみました。

という事でdアニメストアをChromecast使ってテレビでの鑑賞です。



アニメ映画「デス・ビリヤード」は2013年公開の立川譲監督作品。

多くのアニメ作品に携わっている立川譲監督ですが、

うちの姉はアニメ「モブサイコ100」が好きで、

立川譲には姉が大変お世話になっている感じです。


このアニメは文化庁の企画した育成プロジェクト「アニメミライ2013」で公開された作品。

後にテレビアニメ「デス・パレード」というタイトルで、

テレビシリーズも放送されたのですがそっちは未だ観ていません。


物語のあらすじですが、

気が付くとあるバーにいた男と老人。

全く状況が分からない中、バーテンダーが2人に命を賭けて勝負をするように言う。

戸惑いながらもビリヤードで対決する2人だったが…みたいな感じかな。


声優はバーテンダーは前野智昭、店員の女は瀬戸麻沙美、

男は中村悠一、老人は筈見純が担当しています。


さて、アニメ映画「デス・ビリヤード」ですが、

分からない事が多くてどういう事なんだろうと思ったけど、

ちょっと書いたらネタバレしてしまいそうなので困った。

なにせ25分の映像なので…何を書くか難しい。


極力ネタバレはしない様に書きますが、

それでも書いてしまう部分もあるので、

何も知らずにアニメを観たいって人はここまでにしてください。


で、

「突然知らない場所に来た2人が命を賭けて戦う」という設定からして、

感の良い人でなくても、

「きっとこの2人は死んでるんだろうな」という事には気づくはず。


後はどういう展開と結末にするかですが、

これがなかなか分からない。


なんだろう…もう1回観たら分かるのだろうか。

ビリヤードでの対決で実は男はビリヤードで遊んでいた経験者で、

圧倒的有利にゲームが進むのか…というところで、

まあ話を盛り上げる展開に入っていって、

2人がある事実…まあ書いてしまったので書きますが、

実は2人とも死んでいる事に気が付く。


その後の色々な精神的なやりとりが面白いのですが、

最終的な結末がしっかりと提示されないというか…されてました?


老人が何を言ったのか、2人はどうなったのか。

分からない…多分、こうなったのだろうって考える事ができるのだが、

それが合っているのか分からない。

テレビシリーズ観たら分かるのだろうか。


ただ、なんかそこら辺が明確に分からないからこその魅力なのかなと。

色々考えるのが楽しい…のかな。

いや、もうちょっとちゃんと観たら出てたのかな。


そんな感じかな。

色々考えるのが楽しいし、

人生の最後にはどんな言葉をかけてもらうのかなんて考えた。


とりあえず、

本当にお疲れ様でした。

デス・ビリヤード / DEATH PARADE: THE COMPLETE SERIES




2019年08月31日

アニメ映画「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」の感想…何故あの時躊躇した!という躊躇すら許されない家臣は大変だね。

今日はアニメ映画「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」の感想です。

最近、休みの日は時間があるとゲームしてて、

なかなか映画が観れていないのですが、

姉と空いた時間でこの映画を観たのでした。

dアニメストアを使ってChromecastでテレビで鑑賞。



アニメ映画「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」は今年の5月に公開された荒木哲郎監督作品。

荒木哲郎監督はテレビアニメ「甲鉄城のカバネリ」から引き続き監督を担当しています。

やっぱ続きものはスタッフは変わって欲しくないですが、

特にその中でも監督は変わって欲しくないものですよね、良かったです。


先ほども書きましたが「甲鉄城のカバネリ」はテレビアニメで連載さて、

その続編にあたるのがこの映画「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」です。

ちゃんと自分もテレビシリーズは全話観ております。

テレビシリーズの感想を短く言うと序盤面白かったのに美馬様残念って感じです。


物語の簡単なあらすじですが、

テレビシリーズから半年後の世界、

生駒達は甲鉄城でカバネと交戦中の海門駅にたどり着いた。

生駒はここのカバネは何か先導をしている者の気配を感じたのだが、

カバネリの生駒は人間達には信用を得られず孤立する。

さらに意識がカバネにもってかれそうになり無名を襲おうとしてしまい、

現地の人間に捉えられてしまうのだった…みたいな感じかな。


声優はテレビシリーズからもちろん変わらず、

主人公の生駒は畠中祐で、ヒロイン無名は千本木彩花。

今回の適役にあたる景之は三木眞一郎が担当しています。


さて、アニメ映画「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」の感想ですが、

まあ…う〜ん、いいんじゃないかな…って感じでしょうか。

なんとなくテレビシリーズの続きの映画という事もあり、

話とかは全く違うのだけど、

アニメ映画「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」のボーナスステージ感に近いものは感じた。


まあ、カバネリの最大の魅力は無名が可愛いという事なので、

その部分では間違いなくファンにとってはボーナスステージで、

とても意味のある映画なのだけれども。

本当にそんなんじゃないよ、みたいなね。


長編映画ではなく1時間程度の映画…dアニメストアだと3つに分かれていましたが、

中編映画で描けるものは比べれば限られてきてしまうので、

とりあえず無名が可愛いという要素があればそれだけで十分なのだが、

あえて物語などにも触れていきます。


まず、ネタバレはしない様に書いていきますが、

海門のカバネは何者かに指揮をされているのか?という事で、

え…あんな感じでカバネを操ってたの?って。

詳しくは書かないけど、

なんかもっと大きな力でカバネを操ってるのだと思ったら…ね。

ちょっと無理があるよなあ…なんて思ってしまった。


映画がはじまってすぐに無名の人並み外れた身体能力というか、

圧倒的な強さを描いていて、

映画から観た人にもこのキャラクターはそういう存在ですよってのが、

ちゃんと手際よく説明されていて良かったのだけど、

結局この映画で起きることはテレビ版でも起きた事であって、

「人間はカバネリを信用できない」という事。

前も観たなあ…それは前に乗り越えた題材だしもう良いじゃんってのは正直思った。


若干のネタバレになってしまうけど、

新たにカバネリが登場するんだから、

それをもうちょっと絡ませれば若干題材を変えれた気はするんだけどなあ。

まあ登場したらほぼ最後だから難しいだろうけど。


でも、クライマックスでの「もう遅い」からの、

「何故あの時躊躇した!」ってのはグッとくるね。

躊躇すら許されないんだから家臣も大変ですわ。

だからこそのラストの展開は本当に良いと思います。


そんな感じかな。

エンディングの踊りは勢いがあって良いかなと思うし、

やっぱりこれはファン向けの映像だよなと思った。


もうちょっと甲鉄城のメンバーの活躍があっても良いかなと思うけど、

一応はそれぞれ見せ場もあったし、

まあとりあえず無名が可愛いという事に意義を感じるなら観るべき作品。

躊躇したなら観なくても大丈夫だと思う。

「何故あの時躊躇した!」って叱責される可能性が高い。

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2019年08月23日

映画「インモータルズ -神々の戦い-」の感想…イマイチ神々のルールが分からんくって乗り切れなかった。

今日は映画「インモータルズ -神々の戦い-」の感想です。

オカンとネットフリックスで何か適当に観てる映画は無いかと探していて、

たまたま見つけたのがこの作品。

PS4のネットフリックスで鑑賞…日本語吹き替えです。



映画「インモータルズ -神々の戦い-」は2011年公開のターセム・シン監督作品。

ターセム・シン監督と言ったらデビュー作の映画「ザ・セル」ですが、

そう言えばそれ以外の作品を観てなかった。

他にも数本監督作品があるのですが、

どちらかと言うと、うちのオカンが好きそうなジャンルの映画を作っていました。


この映画はギリシア神話を題材にしています。

好きな人は好きなんだと思いますが自分はあまり知らないので、

若干チンプンカンプンな部分もありました。


物語のあらすじですが、

紀元前1228年、未来を見る力のある巫女が封印されたタイタン族が解放されるのを見た。

人間の王ハイペリオンはタイタン族の解放のためエピロスの弓を探していたのだ。

一方、小さな村の男テセウスは町の老人に鍛えられ育っていた。

そんな中、ついにハイペリオンの手はテセウスの町にまで伸びてしまう…という感じかな。


キャストですが、

主人公のテセウスを演じるのはヘンリー・カヴィル。

映画「ミッション:インポッシブル フォールアウト」のオーガスト・ウォーカーですね。

今回は日本語吹き替えでもバッチリでした!

良い感じに鍛えられた肉体も見どころ。

今回の敵役ハイペリオンを演じるのはミッキー・ローク。

さすがのミッキー・ローク、存在感が違う。

このブログでは映画「クーリエ タイムリミット60HOURS」に出てましたが、

あれもあれで存在感は最高にありましたが、

今回はガチの方で圧倒的な魅力が満載でした。

ヒロインのパイドラを演じるのはフリーダ・ピントー。

顔も綺麗ですが良いボディの持ち主で、

いいおしりだったなと思います。

ゼウスを演じるのはルーク・エヴァンズ。

このブログでは映画「推理作家ポー 最期の5日間」に出演していましたが、

やっぱりなんとなく今回もアントニオ・バンデラス感はありました。

とりあえずダンディというかハンサムな人ですよね。

その他、スティーヴン・ドーフ、ジョセフ・モーガン、

ダニエル・シャーマン、イザベル・ルーカス、ケラン・ラッツ、

スティーヴン・マクハティ、ロバート・マイエなどが出演しています。


さて、映画「インモータルズ -神々の戦い-」の感想ですが、

なんか…う〜ん…頑張ってるのは分かるけど…なんだかなあ。

そんな煮え切らない感じの映画でした。


映像や演技などは概ね良いと思ったのに、

なんでそんなに微妙な感じになったのかと言えば、

明らかに「物語」が乗り切れないのが原因だと思う。


あんまり詳しく物語について書くとネタバレになるので、

フワッとしか書きませんが、

この映画は「人と人」の争いとそれを見守る「神」が登場。

神はもちろんゼウスが一番偉いんだと思いますが、

彼が「神は直接人間の争いに関与してはならん」みたいに言う。

とりあえずそういうルールがある様で、

直接関与すれば最悪命を持って償う事になるとか。


ここで気になるのは「直接関与」って言葉ですよね。

間接的にはアンタが一番関与してんじゃねえか!!

ってこの映画を観た人は誰しも思うんじゃないだろうか。


暇つぶしとかで村の子どもの育成してたとかならまだ分かるけど、

明らかに対抗馬作ってたじゃんか。


で、神々は人間の争いには干渉しないけど、

タイタン族の封印が解けたら戦いますっていうなら、

タイタン族の封印を解こうとしてる人間は止めればいいんじゃないの?

それはもう人間だけの問題じゃないんだし。

ミッキー・ロークの演技は最高だったし魅力的なキャラなんだけど、

彼がどんなけ祈っても神は助けてくれなかった。

だから神に復讐をするためにタイタン族の封印を解くって流れなんだけど、

完全にターゲットが神なんだから干渉して問題ないだろと思うのね。

しかもエピロスの弓とかサクッと壊せる力があるなら、

弓の場所が分かった段階で壊せよ…ってね。


あと、剣を持つ理由だとか、

大切なのは正しく生きることとか言うんだけど、

結局主人公の行動って復讐じゃん。

つまり敵役のハイペリオンと一緒であって、

たまたまハイペリオンは神にムカついて、

主人公はハイペリオンにムカついたってだけの違いで、

復讐なんて関係ない、人々を助けるんだって感じとは違うから、

なんか神の立ち位置が微妙な気がしてしまう。


その他、結構登場キャラクターの扱いが雑な気がして、

たまたまいた盗人が仲間になるんだけど、

盗人って設定が全く活きてこないしボッコボコだし、

ヒロインの未来が見える力は処女の時だけって、

なんかスコーピオンキングで見た設定だけど、

もうちょっと未来が見える力が役に立ってて、

それが終盤でヤッちゃった事で未来が見えなくなって、

あの力があればとか後悔するのかな…なんて思ってたら、

セックス以降は未来が見えるとか見えないとか関係ないし。

いやでも、ちゃんとセックスの時に裸になるのは大切だよね。


とかとかね、なんかそれぞれの設定もっと活かせたでしょ。

特にライバルというか最初の町で主人公と争ったため、

隊から除名されたアイツさ…もっと活躍の場があって良かったじゃん。

金玉ハンマーのシーンは活躍してたけどさ…。


そんな感じで物語が乗り切れなくて、

キャラクターが上手く活かしきれてないので微妙な感じかなと。


あとちょっと演出が微妙なところがあって、

一番最初に封印が解かれる未来を見てハッとなるところが、

衝撃的なものをみたシーンのはずなのに割とゆるやか。

あと強敵の某キャラを倒してクビを切って持ってくんだけど、

なんのために持ってくのかが意味がない…普通に捨ててたし。


それでもまあ良いところも無くはなくて。

例えば牛の拷問器具。

他のテレビで惨い拷問みたいな企画で紹介していたけど、

牛の拷問器具をみて「あ、あれは!!」ってときめいた。

そしてちゃんとあれが拷問器具とは知らない人のために、

何回か映った後に最後にこういう拷問器具なんですよと説明してくれる。

そのシーンは丁寧だなって思った。


あと「ヤツの名前は」って言葉が出て、

別のシーンになって「テセウスです」ってつながるのは、

なんとなく映画的な表現で良いなと。


まあそんな感じかな。

口移しで水を飲ませる画の衝撃はなんとなくあったのと、

舌を切ったら死ぬんじゃないのかと思ったけど案外死なないらしい。

日本だと舌を噛んで死にます!とか言うけどあれは嘘なんかな。

あと、エピロスの弓の場所は都合良すぎじゃんか。


そうそう、これ原題のタイトルが「Immortals」(インモータルズ)で、

日本語にすると「不死者」とか複数だと「不死隊」なんだけど、

神もタイタン族もサクッと死んでる気がするんだけど…。

タイトルが「インモータルズ」なんので邦題の副題「神々の戦い」ってのは、

物語の着地点とかからもあながち間違いでもないんだけど、

この映画で描いているのは人間同士の戦いと神の葛藤みたいな感じ。


ギリシア神話しらないんだけど神々のルールって誰が決めたの?

なんか直接助けちゃダメだけど、

海に飛び込んで津波で助けるのはOKってルールにもモヤモヤする。

それがOKなら他にもやり方あったろ!

インモータルズ -神々の戦い- [Blu-ray]




2019年08月15日

映画「ひきこさん VS 貞子」の感想…監督の怠慢か単純に実力が無いかのどっちか。

今日は映画「ひきこさん VS 貞子」の感想です。

お盆休みに観たい映画と言ったらホラー映画かと思いますが、

家族も休みで家にいると、なかなかホラー映画を観るチャンスがない。

そんな中、他の家族が出掛けるというのでチョイスしたのがこの映画。

Netflixで見つけちゃったんですよね。

という訳でPS4のNetflixで試聴しました。



映画「ひきこさん VS 貞子」は2015年公開の永岡久明監督作品。

永岡久明監督の作品は観たことなくて、

映画「ひきこさん」シリーズなどの作品を他にも監督してるのを知った。

すでに何作品か「ひきこさん」の映画があったので、

これは人気の良作シリーズなのかなと思ったのですが…。


自分は都市伝説の「ひきこさん」というものを全く知りませんでした。

この映画は「口裂け女」とか「トイレの花子さん」とか、

そういう都市伝説の1つである「ひきこさん」を題材にした作品。


映画の簡単なあらすじですが、

女子校生の夏目栞は毎日いじめにあっていた。

クラスのみんなからいじめられる中、

ある時クラスメイトの渚がかばってくれた。

しかしその日以降、渚もいじめの対象になってしまう。

いじめに悩む2人だったが渚はテレビなどで噂になっている、

「ひきこさん」の話をしたのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公の夏目栞を演じるのは高山璃子。

ちゃんとしたら綺麗な人なのですが、

表情1つでいじめられてそうな雰囲気になってるのは良いと思った。

パンツが見えるのも良い。

クラスメイトの三浦渚を演じるのは五十嵐夏実。

彼女が悪い訳じゃないですが、

彼女の役回りにしては見た目に特徴が出ていなくて、

もう少しなんかフックが欲しかったなと思ったり。

パンツが見えるのは良い。

主人公達をいじめる中心的クラスメイト草野理沙を演じるのは呉地佑菜。

彼女のルックスは引き立つし良いんだけど、

後ほど触れる事によってなんか努力が実ってないなって思う。

とりあえず彼女は頑張ったと思う。

パンツは見えなかったと思う。

その他、三浦絵里香、今瀬かのこ、宮崎寿々佳、

ちょこも、中野未来 、柚木彩見、小國彰裕などが出演しています。


さて、映画「ひきこさん VS 貞子」の感想ですが、

「誰の得にもならない映画」で監督は反省した方がいい映画でした。

ちなみに似たタイトルの映画「貞子vs伽椰子」とは比べてはいけません。


ホラー映画と言ってもその中でも色々ジャンルはあって、

このブログでは自分が好きな映画「デスフォレスト 恐怖の森」シリーズみたいな笑えるものから、

映画「七つまでは神のうち」みたいな精神的に追い詰められるもの、

映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」みたいに物理的に迫ってくるものなど、

その他にも様々なホラー映画が存在する。


この映画「ひきこさん VS 貞子」は、いわゆる笑えるホラーを目指してるもので、

映画「デスフォレスト 恐怖の森」に近い存在なので自分の好きなタイプ…の、はずですが、

正直この映画は全てが中途半端でダメでした。


自分は映画「デスフォレスト 恐怖の森2」がめちゃめちゃ好きなんですが、

なんで好きかって言ったら普通に面白いんですよ。

でも、別に映画の中では笑わせようなんて1ミリもやってなくて、

真面目にやってるからこそ色んなところが笑えて面白いのであって、

この映画「ひきこさん VS 貞子」は笑わせよう笑わせようってシーンが、

ことごとくつまらない。

あの催眠術師宝来先生のシーンは全てカットした方が良いと思う。


俳優は言われた通り頑張ってると思うのだけど、

その頑張りが逆に観客をドン引きさせていると思う。

あと医者の親父役の人は単純に演技が下手過ぎて、

金がなくて技術スタッフ登場させちゃったんじゃないかって思った。


色々考えたけど、

やっぱりこれは監督が力不足なんだと思う。

力が無かったのか適当に作った作品なのかは分からないけど、

ちょっと全体的にクオリティが低すぎて酷い。


映画が始まって顔のアップがくびちょんぱの構図。

不穏な映像から始まるのを観て、

これは良い映画かもって思ったのも束の間、

ひきこさんが引きずってる人を足で踏みつけるのですが、

明らかに手加減してるんですよ…足だけど手加減。

もうその時点で、あ…これはダメなやつだなって思った。


冒頭のシーンは異常な事が起こってるのに、

バスが普通に通り過ぎたりするのは良いと思うし、

高校生はやっぱりiPhoneでしたリアリティあるとか、

悪くない部分もなくはないけど、

その後のオープニングシーンみたいなのが入るのですが、

微妙な箇所でフェードアウトして終わる残念な感じ。

曲を編集して短くしたりするとかもっとやり方あっただろと。


最初からそんなんだから既に見切ってはいたのですが、

それでもフィルムではないけど画の質感とか、

音の収録とかは頑張ってはいた。

音の収録がちゃんとしてるのは本当に良いと思う。


が、しかしですよ!

せっかく音の収録を頑張っていても、

効果音のクオリティがいちいち低い。

ババアの正拳突きのドフッ!って音とか、

あまりの音の安さに逆に笑ってしまったのだけど。


撮影現場での収音は頑張ってるのに、

ポスプロでの効果音とかBGMのクオリティが低いって、

現場スタッフは激怒するべきだと思うんだけどなあ。

2人がいじめられてる時のドゥルルル〜みたいなのなんやねんとか、

ひきこさんって知ってる?ってセリフから流れ出すBGMとか、

後処理でさらに映画のクオリティ下げんなよ。

一体だれが編集してんだ…永岡久明…監督お前かよ!!


俳優もスタッフも撮影現場は頑張ったと思うんだけどなあ。


画も三脚で撮るところと手持ちで撮るところ、

ちゃんと考えて使い分けてる感じはあった。

ああ、でも橋の下のシーンでは背景がトンでいたし、

ちょっとずつズームするのがカクカクして観ずらかった。

他のシーンでも確か微ズームしてカクカクしてた気がする。

あと、終盤で渚がひきこさんに連れてかれた後の、

誰もいない学校という表現のために、

教室とか階段とか映すんだけど、

教室は傾いてるのに階段は普通だったりする。

どっちやねん!

しかもあんまり学校の描写がないから、

あのシーンを観ると学校中の人がひきこさんに連れてかれてるの?

って感じる人がいても不思議じゃない。

主人公のクラスだけ人がいないって画の方が分かりやすいと思う。


で、ここから物語に触れていくのですが、

ネタバレになってしまうのだけど、

今回はちょっと言っちゃおうかなと。

…いいよね、どのみちクソ映画だから。


まず「ひきこさん VS 貞子」と言っても「あの貞子」ではありません。

DVDのパッケージには井戸から這い上がってきている貞子が映っていますが、

こんなキャラクターは全く登場しません。


じゃあ別人の貞子が何をするのかって言うと、

「汚せ!」って言って男子生徒を操って主人公を無理やり犯させるという。

無理やりっていいですよね、完全に男子ラッキーじゃん…じゃなくて、

とりあえず何がしたいのか分からないですよね。

うわ〜って言って、何回机ふっとばしとんだ!


ちょっとこのシーンは映画「イット・フォローズ」を思い出したけど、

下着どころかこっちの主人公は服着てるのにセックスしてんだよなあ。

中途半端なセックス描写しやがって。


で、これは完全にネタバレなので、

もしまだ観てなくてネタバレしたくないって人はここまでにしてもらいたいのですが、

この映画の物語で一番のミソは、

「ひきこさんはいじめられっこを助ける存在じゃない」って事のはず。


最初はいじっめっこ側の生徒たちがどんどん餌食になっていって、

ざまあみろ〜って思ってたら、ひきこさんはそんなヒーロー的な存在でなく、

いじめられっこも含めて負の感情を喰らう存在だったという。


もしかしたら他の「ひきこさん」シリーズを観ている人は、

そんな事は当たり前だからって事なのかも知れないけど、

この映画しかまだ観てない自分はそこが物語のミソだと思ったのですが、

だったらもっと「この事」を物語の中心に描くべきなんじゃないかなと。


渚の祈りが通じてひきこさんが登場、

いじめっ子達が次々消えていくなか、いじめっ子に貞子が憑依。

憑依されたのだが主人公に執着があるのが影響し「ひきこさん VS 貞子」の構図に。

展開は別にしても、ひきこさんを信じてた主人公達だったが、

実はひきこさんは思っていた様な存在ではなかった。

こんな感じの方がしっくりこない?

「どちらが勝っても…オマエに明日はない。」ってのがキャッチコピーだし。


分かんないけど、

今の物語だと「ひきこさん VS 昔の超能力者」みたいな感じだし、

さらに言えば「ひきこさん VS 主人公と貞子」じゃないか。

まあ、それでもちゃんとやってくれるならいいんだけど、

物語の展開のほとんどが上手くいってない、

途中からどうでもいいって思えてしまう。


基本的に貞子に乗っ取られるみたいなのも、

宝来先生が全部セリフで説明しちゃうし、

いじめっこの理沙の本当の想いみたいなのもセリフで語られ、

「私があなたを助ける」とか言われてもなんかどうでもいいなって。

とりあえず物語も酷いしその展開の仕方も酷い。


不思議なんだけど、

なんでひきこさんに連れてかれた生徒たちはゾンビみたいになってるのか謎。

ひきこさんって連れ去った人をゾンビにする存在なの?

連れてかれた渚とその他の生徒は一体何の差があったのか。

ただただ映像的にああいうのが欲しかっただけじゃんか。


まあ、そんな感じかなあ。

とりあえず何も上手くいってない映画。

ただ俳優とか現場スタッフは頑張ってるとは思うんだけどなあ。

…つまり監督が悪いと思う


映画「埼玉喰種」みたいに、

金も実力も足りてないけどこの映画は俺の作品だと言う男気が感じられればまだ良いのだけど、

映画「ひきこさん VS 貞子」はある程度金をかけているのにも関わらず、

こんな感じになってしまったのは監督の怠慢か実力の無さじゃないかと。


どうでもいいんだけど、ヤンキーはミニスカート、とか、

あなたは犬になるって催眠術は分かるけど服を消すっておかしいだろ、とか、

またあの地獄の日々って言うけど時間経過が分からない、とか、

血だらけで引きずられている友人をよく追いかけるな、とか、

カーテン全開で直射日光当たる状況でよく寝てたな、とか、

家を出たらいきなり夜かよ…なんて事も思ったり。


あと、あんな家庭環境だったら高校辞めりゃ良いよね。

逆のあの両親が高校の学費を出してる方がおかしい。


ひきこさんVS貞子 [DVD]




2019年08月07日

アニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」の感想…主人公たちの冒険の一部分を描いたものだけど「アゼク・シストラ」が魅力的で良かった。

今日はアニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」の感想です。

姉から「風の大陸」って知ってるって言われて、知らんと言ったところ、

この映画を観る事になりました…dアニメストアをChromecastでテレビで鑑賞です。



アニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」は1992年公開の真下耕一監督作品。

真下耕一監督はテレビアニメで多くの作品に携わっていますが、

個人的にはゲーム「ゼノギアス」のアニメーションムービーに携わってると知り、

ちょっとテンションが上がった。


この映画の原作は竹河聖による小説「風の大陸」です。

未読です。


映画のあらすじですが、

旅をしているティーエ、ボイス、ラクシの3人が、

何者かに襲われた町に到着すると1人の子供から襲ってきた。

攻撃をやり過ごし話を聞くと野盗に襲われ他の人は皆殺されたと言い、

その子供も遂には力を尽きてしまう。

その後、ティーエが貴重な水の音が聞こえると3人が足を進めると、

そこは死者の都と言われる「アゼク・シストラ」だった…みたいな感じかな。


参加している声優は、

関俊彦、屋良有作、高山みなみ、江森浩子、

広中雅志、銀河万丈などです。


さて、アニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」の感想ですが、

なんか良い話を観たって感じがしました。

さすが角川アニメが強かった時代の作品と言うのもありますが、

27年経っても楽しめるのは凄いですね。


で、個人的にこれは凄くタイミングが良かったなと思ったのが、

この前に観たアニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」の存在でした。

2つは全く関係のない作品ですが、

アニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」で連載アニメの途中の話という感じと書いたのですが、

このアニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」では、

あの映画以上に「途中の話」だったのだ。


原作を読んでる人には3人の関係が分かっているのだと思いますが、

この映画しか観てないとそこら辺は全く分からない。

何故3人で旅をしてるのか、そもそもなんで旅をしてるのか、

この映画の中ではほぼ語られない。

全土は麻のように乱れたと言われても何があったんだよと。

左右の目の色が違うとか印象的に画は出るけど、

特に何かに繋がる訳でもない。


この話の前に何かがあって、この話の後に話が続いていくんだなと。

そういう意味で構造的にはアニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」と似ている部分があるのですが、

1つの映画を観終わった後の満足感に差がでるのは、

やはり1つの物語としてちゃんと魅力があるかどうかなんだなと思った。


この映画のストーリーは成長物語ではなく冒険物語。

ネタバレはしないように書きますが、

主人公たちが冒険している中である場所であることに巻き込まれるというもの。

…まあある場所って「アゼク・シストラ」なんですけど。


個人的に物語は成長物語が王道だと思うし好みでもあるのですが、

こういう主人公たちの成長を描いた物語ではなく、

冒険の中で「こんな事がありました」という話も悪くないと思った。

もちろんそれには「こんな事」について魅力があるかどうかですが。


まず世界観がいいですよね。

今の時代の作品だと説明不足感がありそうな気がしますが、

説明なんかなくても付いてこいって勢いを感じる。

山から降りてきたばかりで生きてる人と死んでる人の声が聞こえると言われ、

どういう事!?って思ったりもするけど、

そんな事を気にしてるのは自分だけなのかと思うぐらい普通だった。


で、何よりも死者の都という「アゼク・シストラ」という存在。

「豊で健康的な死を」って無茶苦茶だけど、

なんかありそうだよなっていう設定が上手いと思う。


あと敵キャラが良いですよね。

「己の立つ場所も分からぬで何が見張りよ!」と、デキル男感。

見た目はモブキャラなのに実はデキル男なのかと思いきや…ね。

いや良いんですよ、結局この映画は「アゼク・シストラ」の話なので、

これ以上「人間」が目立っても仕方がないのだ。

実にいいバランスだったと思います。


そんな感じかな。

主人公たちの冒険の日常の一部を描いた作品で旅行日記みたいな話。

旅の目的とか人間関係とか全貌は見えないけど、

観終わった後に「なんか良い話を観たなあ」と思える作品だった。

若干主人公が役に立ってるのか立ってないのか分からない部分はあるけど。


井戸が枯れているのを見せてからの

「水を飲ませてくれ、後はやるよ」とか上手いなと思うし、

「オイラの名前は」ってのもちゃんと活きてくるのもいいね。


「ばかなぁ〜」ってリアクションと、

何故に対して「どうしてもなんだよ」ってのは、

なんか分からないけど凄い力を感じるなあと思った。

風の大陸 The Weathering Continent




2019年07月29日

アニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」の感想…キャラクターに魅力はあるが1つの映画として観ると物語がイマイチ。

今日はアニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」の感想です。

姉がdアニメストアを契約しているのですが、

アプリからおススメされた作品だそうで時間ができたので観てみました。

という訳でdアニメストアをChromecast使ってテレビで鑑賞。



アニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」は2019年4月5日に公開された橋本裕之監督作品。

橋本裕之監督は多くの作品に監督だけでなく演出やコンテなどでも携わっていますが、

自分があんまりアニメを観ていないのでピンとくるものがありませんでした。


もともと原作の漫画やアニメがある訳ではなく、

この劇場公開作品オリジナルの物語でここからコミックなどのスピンオフが出たそうな。


物語のあらすじですが、

京都の駄菓子屋に住む女子大生の久美は、

ひょんなことから異世界からきた者を養う事に。

彼女たちは魔王の欠片を集めていたのだった…みたいな感じかな。


声優ですが、

日高里菜、茜屋日海夏、大地葉、内山夕実、

長縄まりあ、花守ゆみりなどが参加しています。


さて、アニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」の感想ですが、

ふ〜んっていう…いや、好きな人は好きなのかもしれないけど、

なんかこう「劇場版」という雰囲気があんまりなかったというか。


2019年の作品で201X年という始まり方のセンスはわりと好きなのですが、

最初の敵とカッコよく戦ってるシーンからのオープニング映像。

ここで、サラッと説明をしてくれてはいるのだけど、

自分の言語処理能力が低いせいか、ほとんど頭に入ってこない。

あの文字ってみんな読めるの?

いや、あのシーンは雰囲気だとは思うのだけど、

アニメの連載ものが劇場版で出たなら分かるけど、

劇場版オリジナルの話で観てる人は何にも主人公たちの事を知らない状態な訳で。

もちろん、後々劇中でも語ってはくれるけど、

掴みはちょっと上手く無いような気がした。

2度、3度と見返した時は良いかも知れない。


正直思ったのは連載アニメの途中の話をみせられた感じ。

dアニメストアで観ると1本の映像が3つに分けられているのだが、

1クールのアニメの第6,7,8話ですって言われても疑わないかなと。


もちろん、意図してそういう「日常系」という展開なのだろうが、

1つの劇場用映画というともっと物語があっても良かったかなあと。


魔王らんの面倒みている先生とかあまり登場キャラクターを深堀せずに、

観ている人に考えさせるという手法も悪い訳じゃないけど、

お隣さんである中国人とインド人とか、

ちょっとあのテンションに置いてきぼりをくらう。


いや、別にちょっとしたアクセントみたいなものだろうから、

あの感じのキャラクターがいても良いんだけど、

個人的にはそんなものに時間を使うぐらいだったら、

せっかくの劇場用アニメなんだからもっと物語を濃くすればいいのにと。


ネタバレになってしまうのでちゃんとは書きませんが、

結局これは誰の話なのかと戸惑う。

主人公はたぶん普通の女子大生の久美になるんだろうけど、

物語においてはほとんど関係がない。


この1つの物語において成長や変化をみせてくれるのは、

元魔王のらんとしゃべる犬のアーネリアなのだが、

だとしたら、この2人のどっちかのせいで1度主人公たちが痛い目にあうとか、

物語の途中で「失敗」がないと最後の展開が活きてこない気がする。

どっちかというか、筋で言えばアーネリアだよね。

彼女が反省というか成長をして物語が解決するのがスマートだと思うけど、

実はこの映画、どのみち「彼女の思いが戦いに関与しない」のだ。

アーネリアが元魔王のらんを信じていようがいまいが、

あの展開であれば結果的には解決してしまうだろう。


だから、なんか1本の映画を観たはずなのに上手くない…というか不完全燃焼みたいな。

うーん…物語はうまくはない。

アイドル活動をとるのか仲間をとるのかみたいな要素はあるけど、

そもそものアイドル活動が大して重要な感じにも描き切れてないからなあ。


後、個人的に不快に思ったのは、

笑う用のシーンなんだけど犬のアーネリアが他の犬にお尻を舐められるというところ。

犬の容姿になっただけで意識も人間な訳で、

さすがにお尻の穴を舐められるのはギャグとして笑えない。

本来は女性だがトラブルで男性の体になったって設定のキャラを素っ裸にして、

それを面白いでしょってみせるぐらい品がないと思う。


そんな感じかなあ。

とりあえず、劇場用アニメというよりも、

連載アニメの途中の話という感じで観る分には悪い作品ではないと思うけど、

この後の話が出ますって言われても、

あんまり観る気にならないなあ…好きな人がいたら申し訳ないけど。


やっぱ1つの物語として上手くないってのが大きいなあ。

せっかくキャラクターは魅力的な感じに立ってると思うのに勿体ない。

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2019年07月21日

映画「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」の感想…時にはこれぐらい浅い映画が良いかもしれない。

今日は映画「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」の感想です。

Netflixでホラー映画を探していたら何故かこの映画を見つけてしまいました。

という訳で、PS4のNetflixで鑑賞…日本語吹き替え版です。



映画「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」は日本公開2017年のケヴィン・スミス監督作品。

俳優でもあるケヴィン・スミス監督ですが、この映画では脚本・編集も担当。

カナダ出身なのかと思ったら普通にアメリカ人だった。


この映画「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」は、

ケヴィン・スミス監督作品の映画「Mr.タスク」に登場する、

キャラクターのスピンオフ作品なのですが未だ映画「Mr.タスク」は観ていません。


映画の簡単なあらすじですが、

カナダの「Eh-2-ZED」というコンビニで働くコリーン・コレットとコリーン・マッケンジーは、

バイト中にもバンド練習をしたりはちゃめちゃな2人。

しかし彼女たちが働くコンビニの地下にはある秘密があったのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公コリーン・コレットを演じるのはリリー=ローズ・デップ。

ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘ですね。

整った顔してるけど、

今回はバカっぽい役なので凄くキュートな印象はあった。

もう1人の主人公コリーン・マッケンジーを演じるのはハーレイ・クイン・スミス。

なんとケヴィン・スミス監督の娘。

リリー=ローズ・デップとはプライベートでも仲良しで、

なんか映画製作の現場はどんな空気だったのかと思ってしまう。

その他、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディが出ていたり、

スタン・リーがこそっと出ていたり。

そしてあのハーレイ・ジョエル・オスメントが出ていたりします。


さて、映画「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」の感想ですが、

バカ映画として楽しく観れました。

日本語吹き替えで観てしまったのですが、これは字幕で観るべきだったなあ。

一応、最初のラップと最後の歌は英語だったので良かった。

神イカ降臨とか、英語ではなんて言ってるんだろうか気になる。


セリフのくだけた感じの面白さと、

映画の全体的なテンションが合っていて楽しい。

トランポリンをやらせてくれるのダブルで、とかバカだなあと思うし、

カナディアンアイドルより凄いはずない、とか良かった。

カナダ死体.comとかもね。


ネタバレというほど物語は複雑ではないし、

そこがこの映画の面白さではないので書いても良いと思いますが、

とりあえず「Eh-2-ZED」の地下に元ナチの研究者がいて、

ひょんな事から目を覚ましてしまい、

その脅威を2人で解決するってだけの話。


ストーリーよりも、セリフややりとりが楽しい映画で、

特に地下で眠っていた男のセリフとものまねは、

日本語吹き替えだと楽しめきれないのが勿体なかった。

先ほども書いたがこの映画は字幕スーパーの方が楽しめると思う。

アルパチーノ気になるなあ…元大統領も。


演出としても映画に合う様にされていて、

イケメンの2度見とか分かりやすいものもだけど、

スマフォを持って寝るとかキャラを画で説明する事もしてるし、

やっぱりあのミニナチのムカつく感じとか良いと思う。

元々あるものとあるものから作られた生命体だから、

別に潰したりしても構わないと言えば構わないのだけどね。

あれが肛門から入るとどうなるんだろうかとかは思うが。


そうそう、結局ある人物が細切れで死んでいたというのだが、

あいつが肛門から入ってもそうはならない訳で、

そこら辺の甘さというか適当さはあったかな。

手枷とかもいつの間にか外れていたりするし。


で、原題については後程触れるのですが、

なんちゃって「ヨガ」というのがポイントにあって、

以前感想を書いた映画「ゾンビーワールドへようこそ」は、

スカウトの知識や経験で物語を解決する映画でしたが、

今回はヨガ好きの2人がヨガで解決するというもの。

いや、あの映画とは比べ物にならないほど浅いものなんだけどね。

まあでも、映画のトーンが軽いのでそれも良いかなと思った。


映画中盤に2人で歌うところで仲の良さを描いていたので、

これはもしかしたらこのあと仲違いしてしまうが、

クライマックスで仲を戻してラスボスを倒す王道かなとか思ったけど、

そんな余計なものもなかったのは逆に潔いのかなと。


そしてこの映画は「カナダ愛」が溢れていて、

監督はカナダ出身なのかと思ったら普通にアメリカ人だったとは先にも書いたけど、

カナダでなんか死にたくないってディスったりもするけど、

やっぱりカナダが好きっていう展開は、

もしかしたら映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」の、

福井みたいなものなのかなと思ったり、思わなかったり。


そんな感じかな。

とりあえず主人公の2人の女の子がかわいいし、

ホラーというジャンルだけど全然ホラーじゃないので、

気軽に観れるバカ映画としてはありなんじゃないかな。

とりあえず、何も得るものがなくても構わない人には良いと思う。

そしてもし観るなら字幕スーパーの方がおススメ。


「ナマステでお別れしようじゃないか、ナマステ」って今度使おうと思うし、

レディー・ガガさん達ってのも汎用性があるかなと。



さて、この映画「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」ですが、

原題は「Yoga Hosers」です。

直訳すると「ヨガバカ達」なので、

原題だとナチよりもヨガ推しなんですよね。

ストーリーもヨガバカがバカヨガで解決するので、

そのままのタイトルが一番しっくりくるし、

コンビニ・ウォーズっていうとコンビニ同士の戦いなのかと思いますよね。

まあ、それでもバカ映画っぽいタイトルなので、

この邦題はそんなに嫌いではない。

ただ1つ「バイトJK」っていうのはなんか嫌。

ここに原題でもあるヨガバカって要素入れれたと思う。

何年か経ってからもJKっていう表現が世間では使われているんだろうか。

なんだかなあ…って思う。


あ、首は自分の分身に等しい。

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2019年07月13日

アニメ映画「APPLESEED」の感想…今観ると古い印象は受けるが今でも観れる当時の最先端。

今日はアニメ映画「APPLESEED」の感想です。

ずっと観ようと思っていながらここまできてしまった。

時間が出来た時にふと思い出して観ました。

姉のdアニメストアをChromecastを使ってテレビで鑑賞です。



アニメ映画「APPLESEED」は2004年公開の荒牧伸志監督作品。

荒牧伸志監督はこの「アップルシード」の続編である映画「EX MACHINA」や、

リブート作品の映画「Appleseed Alpha」でも監督をしています。


この映画は士郎正宗によるマンガ「アップルシード」が原作。

映画「APPLESEED」はアニメ映画では世界的に有名な作品で、

2004年の段階で3DCGをトゥーンシェーダーで劇場アニメを作成したのは世界で初という事で、

物語だけでなく注目された作品でした。


物語の簡単な導入部分のあらすじですが、

主人公のデュナンは廃墟で戦いながら生きていたところ、

謎の組織にオリュンポスという都市連行されたのだが、

そこで出会ったのは昔付き合っていたブリアレオスだった…みたいな感じかな。


声優ですが、

主人公のデュナン・ナッツは小林愛が担当。

女優でもありますが、オトナ帝国の逆襲のチャコでしたか。

パートナーのブリアレオスは小杉十郎太が担当。

様々な役を担当している大ベテランですが、

さすがいい声しています。

その他、藤本譲、子安武人、松岡由貴、森川智之、

小山茉美などが声優で参加しています。


さてアニメ映画「APPLESEED」の感想ですが、

なかなか味わい深い作品でした。


やはりまず言及したいのは3DCGのトゥーンシェーダー。

今ではトゥーンレンダリングという言葉は時々聞くのですが、

どちらもカートゥーン風の画をCGから作成する言葉。

今から15年も昔にこれを作ったというのは凄く感慨深い。


15年経った今でも観れるというのは凄い事でもあるのだが、

映像技術の進化は想像以上にあって、

当時の最先端も今見ると確実に古く観えてしまう。

キャラクターはセル画の様な見え方なのに、

建物や背景のCG感というか無機質感は、

ちょっと違和感を感じてしまう。

あと動きがちょっとぎこちない部分もあったりしましたが、

それでもCGならではの見せ方というか、

セル画では苦手な見せ方が出来るのはCGのメリットであり、

今のCG主体のアニメーション作品などに繋がってると思うと本当に感慨深い。


物語についてですがこれがなかなか面白くて、

まだ自分みたいに気になってたけど観てないって人は、

何もネタバレせずに観た方が楽しめると思います。


まあ有りがちと言えばありがちな展開だったりしますが、

個人的にはクライマックスの事件の解決方法というかある展開について、

運が良かったとか頑張ってなんとかなったという訳ではなくて、

明確に意思があってあの解決があったというのは凄く好き。

人の心を動かすのは理屈じゃないんだなと。


まああんなけ襲ってくるなかの1つをどうにかすれば全部止まるとかいうのは、

ちょっと都合が良すぎる気もするけどね。


それぞれの思惑みたいなのが交差するのも楽しい要素の1つ。

同じ事をしている様でそれぞれに違った思惑があって、

それが終盤に分かるってのは上手い構成だと思った。


物語だけじゃなくて、

ベッドでは寝れなくて床で寝ているとかいう演出も良いし、

パートナーのブリアレオスのサイボーグだからこそ、

表情が分からない顔の見せ方とかも良い感じに使っていました。


そんな感じかな、とりあえず今でも面白く観れるし、

なんと言っても今観ると味わい深さも楽しめます。


最初に出るスタッフが英語表記だったところから、

最初から世界に打って出ている作品なんだなと分かるところと、

105分っていうのは観やすい時間だなと。


冒頭のヨハネ黙示録第十二章四節。

その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、

それらを地に投げ落とした。

竜は子を産もうとしている女の前に立ち、

生まれたなら、

その子を食い尽くそうとかまえていた。


これの子というのはバイオロイドの事なのかな?

となると竜はあれの事かな。

まあ、そんな事考えずに単純に見応えあると思います。

APPLESEED [Blu-ray]




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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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