2016年11月21日
映画「パズル」の感想…最後の夏帆は必見。
今日は映画「パズル」の感想です。
先日、映画「×ゲーム」の感想を書いたのですが、
映画化に関して撮影スタッフは頑張っていたと思うのだけど、
一番大事なスジというか「話」が乗れね〜って思いました。
で、その話の原作者は有名な小説家の山田悠介。
「リアル鬼ごっこ」とか「親指さがし」とか、まあ「そんな感じ」の話を書いている人ですが、
活字が苦手なもので、実は1つも原作は読んだ事がない。
もしかしたら原作は素晴らしいのかな…という気持ちはあります。
しかし、なかなか本を読めないもので、
また別の山田悠介原作の映画を観てみようとなりました。
そして、映画「パズル」を観たのでした。
レンタルDVDでの鑑賞です…そういえば、最近「dTV」使ってないなぁ…。
映画「パズル」は2014年公開の邦画、内藤瑛亮監督作品。
内藤瑛亮監といえば映画「先生を流産させる会」ですね。
あの少女をバケモノというか「恐ろしい存在」にみせる独特の映像。
みせるというか、実際に恐ろしい存在でしたけどね。
映画「パズル」を観る前から、ああ血にまみれ映像が出てくるんだろうなと浮かびました。
先ほども書きましたが原作は山田悠介の同名小説。
前回の「×ゲーム」は話に乗り切れませんでしたが、今回はどうでしょうか。
映画「パズル」を簡単に話の導入部分を書きます。
高校生の湯浅茂央はイジメられていた。
ある日、イジメる生徒にからかわれながら、学校でパズルのモニュメントを完成させたのだが、
その後、同じ高校の生徒である中村梓が屋上から飛び降り自殺をはかるのだった。
なんとか一命をとりとめた彼女。
後日、学校の先生達が完成させたモニュメントの置き場所について話をしていると、
仮面を被った何者かに突然ゲームを仕掛けられる。
そのゲームをクリアしないと学校の教師である安田の命が無いというのだが…という感じの話。
キャストについてですが、主演の中村梓を演じるのは夏帆。
ドラマ版の「みんな!エスパーだよ!」は夏帆が良かったのになあ…とか思います。
最近は映画「海街diary」などでも演技の幅の広さをみせてくれます。
今回は主演ではありますが、終盤までは割と受身な役であって、
リアクションで魅せてくれます…あの夏帆の驚いた顔って何なんでしょうね。
魅力的ですし、また後述しますが、最後のスタッフロール(ロールしないけど)は良かったです。
映画の中でも大事なポジションである湯浅茂央を演じる野村周平。
このブログでは映画「ビリギャル」で、さやかが通う予備校にきてる生徒を演じていましたが、
今回はほぼ主役級の扱い。
弱いいじめられっ子かと思いきや…という役。
まあ…ネタバレになるのでここでは省略。
事件を追う刑事の三留を演じるのは高橋和也。
なんか不器用ですから、って感じでしたが頑張ってましたよ。
高校の高井理事長を演じるのは大和田獏。
お昼のワイドショーで見なくなったと思ったらこんな役でしたか。
なんかうらやましい。
そして、高井理事長の娘である高井サヤカ を演じるのが馬場ふみか。
この映画ではちょい役だけど馬場ふみかのナイスバディは健在です。
仮面ライダードライブの時はあんなナイスバディだとは思わなかったんだけどなあ。
さて、映画「パズル」ですが先に結論から書くと、やっぱ「なんか納得できない話」でした。
原作とは話が違うみたいなのですが、これは根本的に自分の思考が山田悠介原作とは合わないのかなあ。
ちょっと今回もネタバレになってしまうんだけど公開から結構経ってるし、
もしあんまり話の全貌を知りたくない人はまずは映画を観てから読んでいただければ…。
という事でここからはネタバレありです。
事件の黒幕はいじめられっ子であった湯浅茂央なのですが、
彼の行動について理解ができない。
「こんな街で楽しそうに生きてる人間がウザいんだ」って言うんだけど、
えっ、「こんな街」!?
きっと「こんな街」=「この世界」って事なんだとは思うんだけど、
楽しそうに生きてる人間って…僻み??
人間みんな生きる価値がないって悟りを開いているのかもしれないんだけど、
だったらなんで中村梓に思いいれをしているのか。
彼女も自分と同じように世の中に絶望していると見込んでるから思い入れしているのか?
でも彼女は別に世の中単位で絶望してる訳じゃなくて、自分を犯した奴らが許せなかっただけだし、
なんか湯浅茂央のキャラが中途半端な気がする。
結局かわいい中村梓に惚れてただけって気がしてしまう。
過去に自分の父親を殺していたってところとかは別にいいんだけど、
どうして今の思考までたどり着いたのかってのが「この親にしてこの子あり」ってだけの説明しかないから、
やっぱり腑に落ちない話になっている。
こんなバランスになるぐらいだったら最初から中村梓に惚れていて、
その中村梓を犯した奴らマジ許せねえって「だけ」で動いてくれた方が乗れるんだけどなあ。
「こんな街で楽しそうに生きてる人間がウザいんだ」…とか言っておいて、
こんな「女の子に思い入れ」してるようではただのモテない惨めな男の思考じゃんか。
…という事で、犯人の思考がショボイとか思っちゃうと今回の映画も乗れないので…微妙でした。
ただ映画としての作りというか、演出の付け方は良かったと思います。
湯浅茂央の走り方1つで「こいつおかしい」って思う。
中村梓の屋上からの落ち方は少し違和感あるけど、
カットを割ってごまかさなかったのは頑張ったのかなあと好意的に観れました。
看護師がポンコツすぎんだろ、と、思った矢先のぶん殴りはなんかスッキリしました。
絶妙のタイミング…あの看護師を殺してくれても良かったなあとか思う。
刑事が捜査をしていてる描写ですが、聞き込みに当たった人間に線を引いてあるってページを映すだけで、
「ああ、この刑事はそんなけ事件に対して捜査をしてるんだな」って分かる演出。
よくあるけど、そういうのって良いですよね。
まあ、それでも微妙なところもあったかな。
学校の調理室にあんなに皿とか食器ってないだろうとか、
先生達、ラジコンを追っかけるよりも調理室に向かった方がいいんじゃないのとかは思う。
そして、電子レンジを避けれるぐらいの体を回転させれるぐらいの余裕がありそうなんだが、とか。
あと、病院で繋がれてた奴やらの助けを求めるタイミング良すぎだろ。
絶対にもうちょっと早く助け呼べただろ、とかね。
中村梓が退院する時は普通、親来るだろ。
特に足を怪我してるんだからさ…。
そして、三留刑事が家まで来た時に、まずはぼっこぼっこにしてからだな…とか思う。
息子の安否が気になるのは分かるが、犯人を行動不能にしておかないとさ。
高井理事長が鎖に繋がれていて、
気がつくと目の前に仮面をつけた女子高生が横たわっていたって状況。
馬場ふみかのパンツを下ろせるなんてうらやましい限りだけど、
まず普通って顔を見てからだよね。
結果、馬場ふみか(娘)だったけど、スタイルは良いけど顔は残念って子の可能性もある訳で。
なんだ、アイツは女子高生だったら誰でも良かったのか!!
…てか、鎖につながれている状態でよくパンツ下ろせるよなあ。
絶対に誰もこないって状況なら分かるけど、どこかも分からないところでよくパンツ下ろせるわあ…感心。
まあ馬場ふみかのパンツは映画「探検隊の栄光」の佐野ひなこのパンツぐらいに一見の価値ありか。
映画終盤では中村梓の足の怪我は大丈夫なのかと思わせるぐらいに、
軽やかなステップで紐を切っていったりしているが…まあいっか。
そんな訳で馬場ふみかのパンツとか見所はある映画ではありましたが、
基本的に話に乗れなかったので楽しめなかった一本。
結局、最後は純愛みたいな感じにされてもなあ…「アイツ志低いわあっ」て気分だし。
ただ、夏帆が血まみれで文字通り「踊り狂う」終わり方は必見。
あの終わり方だけでも見て良かったかなあ。
夏帆すごいわあ。
先日、映画「×ゲーム」の感想を書いたのですが、
映画化に関して撮影スタッフは頑張っていたと思うのだけど、
一番大事なスジというか「話」が乗れね〜って思いました。
で、その話の原作者は有名な小説家の山田悠介。
「リアル鬼ごっこ」とか「親指さがし」とか、まあ「そんな感じ」の話を書いている人ですが、
活字が苦手なもので、実は1つも原作は読んだ事がない。
もしかしたら原作は素晴らしいのかな…という気持ちはあります。
しかし、なかなか本を読めないもので、
また別の山田悠介原作の映画を観てみようとなりました。
そして、映画「パズル」を観たのでした。
レンタルDVDでの鑑賞です…そういえば、最近「dTV」使ってないなぁ…。
映画「パズル」は2014年公開の邦画、内藤瑛亮監督作品。
内藤瑛亮監といえば映画「先生を流産させる会」ですね。
あの少女をバケモノというか「恐ろしい存在」にみせる独特の映像。
みせるというか、実際に恐ろしい存在でしたけどね。
映画「パズル」を観る前から、ああ血にまみれ映像が出てくるんだろうなと浮かびました。
先ほども書きましたが原作は山田悠介の同名小説。
前回の「×ゲーム」は話に乗り切れませんでしたが、今回はどうでしょうか。
映画「パズル」を簡単に話の導入部分を書きます。
高校生の湯浅茂央はイジメられていた。
ある日、イジメる生徒にからかわれながら、学校でパズルのモニュメントを完成させたのだが、
その後、同じ高校の生徒である中村梓が屋上から飛び降り自殺をはかるのだった。
なんとか一命をとりとめた彼女。
後日、学校の先生達が完成させたモニュメントの置き場所について話をしていると、
仮面を被った何者かに突然ゲームを仕掛けられる。
そのゲームをクリアしないと学校の教師である安田の命が無いというのだが…という感じの話。
キャストについてですが、主演の中村梓を演じるのは夏帆。
ドラマ版の「みんな!エスパーだよ!」は夏帆が良かったのになあ…とか思います。
最近は映画「海街diary」などでも演技の幅の広さをみせてくれます。
今回は主演ではありますが、終盤までは割と受身な役であって、
リアクションで魅せてくれます…あの夏帆の驚いた顔って何なんでしょうね。
魅力的ですし、また後述しますが、最後のスタッフロール(ロールしないけど)は良かったです。
映画の中でも大事なポジションである湯浅茂央を演じる野村周平。
このブログでは映画「ビリギャル」で、さやかが通う予備校にきてる生徒を演じていましたが、
今回はほぼ主役級の扱い。
弱いいじめられっ子かと思いきや…という役。
まあ…ネタバレになるのでここでは省略。
事件を追う刑事の三留を演じるのは高橋和也。
なんか不器用ですから、って感じでしたが頑張ってましたよ。
高校の高井理事長を演じるのは大和田獏。
お昼のワイドショーで見なくなったと思ったらこんな役でしたか。
なんかうらやましい。
そして、高井理事長の娘である高井サヤカ を演じるのが馬場ふみか。
この映画ではちょい役だけど馬場ふみかのナイスバディは健在です。
仮面ライダードライブの時はあんなナイスバディだとは思わなかったんだけどなあ。
さて、映画「パズル」ですが先に結論から書くと、やっぱ「なんか納得できない話」でした。
原作とは話が違うみたいなのですが、これは根本的に自分の思考が山田悠介原作とは合わないのかなあ。
ちょっと今回もネタバレになってしまうんだけど公開から結構経ってるし、
もしあんまり話の全貌を知りたくない人はまずは映画を観てから読んでいただければ…。
という事でここからはネタバレありです。
事件の黒幕はいじめられっ子であった湯浅茂央なのですが、
彼の行動について理解ができない。
「こんな街で楽しそうに生きてる人間がウザいんだ」って言うんだけど、
えっ、「こんな街」!?
きっと「こんな街」=「この世界」って事なんだとは思うんだけど、
楽しそうに生きてる人間って…僻み??
人間みんな生きる価値がないって悟りを開いているのかもしれないんだけど、
だったらなんで中村梓に思いいれをしているのか。
彼女も自分と同じように世の中に絶望していると見込んでるから思い入れしているのか?
でも彼女は別に世の中単位で絶望してる訳じゃなくて、自分を犯した奴らが許せなかっただけだし、
なんか湯浅茂央のキャラが中途半端な気がする。
結局かわいい中村梓に惚れてただけって気がしてしまう。
過去に自分の父親を殺していたってところとかは別にいいんだけど、
どうして今の思考までたどり着いたのかってのが「この親にしてこの子あり」ってだけの説明しかないから、
やっぱり腑に落ちない話になっている。
こんなバランスになるぐらいだったら最初から中村梓に惚れていて、
その中村梓を犯した奴らマジ許せねえって「だけ」で動いてくれた方が乗れるんだけどなあ。
「こんな街で楽しそうに生きてる人間がウザいんだ」…とか言っておいて、
こんな「女の子に思い入れ」してるようではただのモテない惨めな男の思考じゃんか。
…という事で、犯人の思考がショボイとか思っちゃうと今回の映画も乗れないので…微妙でした。
ただ映画としての作りというか、演出の付け方は良かったと思います。
湯浅茂央の走り方1つで「こいつおかしい」って思う。
中村梓の屋上からの落ち方は少し違和感あるけど、
カットを割ってごまかさなかったのは頑張ったのかなあと好意的に観れました。
看護師がポンコツすぎんだろ、と、思った矢先のぶん殴りはなんかスッキリしました。
絶妙のタイミング…あの看護師を殺してくれても良かったなあとか思う。
刑事が捜査をしていてる描写ですが、聞き込みに当たった人間に線を引いてあるってページを映すだけで、
「ああ、この刑事はそんなけ事件に対して捜査をしてるんだな」って分かる演出。
よくあるけど、そういうのって良いですよね。
まあ、それでも微妙なところもあったかな。
学校の調理室にあんなに皿とか食器ってないだろうとか、
先生達、ラジコンを追っかけるよりも調理室に向かった方がいいんじゃないのとかは思う。
そして、電子レンジを避けれるぐらいの体を回転させれるぐらいの余裕がありそうなんだが、とか。
あと、病院で繋がれてた奴やらの助けを求めるタイミング良すぎだろ。
絶対にもうちょっと早く助け呼べただろ、とかね。
中村梓が退院する時は普通、親来るだろ。
特に足を怪我してるんだからさ…。
そして、三留刑事が家まで来た時に、まずはぼっこぼっこにしてからだな…とか思う。
息子の安否が気になるのは分かるが、犯人を行動不能にしておかないとさ。
高井理事長が鎖に繋がれていて、
気がつくと目の前に仮面をつけた女子高生が横たわっていたって状況。
馬場ふみかのパンツを下ろせるなんてうらやましい限りだけど、
まず普通って顔を見てからだよね。
結果、馬場ふみか(娘)だったけど、スタイルは良いけど顔は残念って子の可能性もある訳で。
なんだ、アイツは女子高生だったら誰でも良かったのか!!
…てか、鎖につながれている状態でよくパンツ下ろせるよなあ。
絶対に誰もこないって状況なら分かるけど、どこかも分からないところでよくパンツ下ろせるわあ…感心。
まあ馬場ふみかのパンツは映画「探検隊の栄光」の佐野ひなこのパンツぐらいに一見の価値ありか。
映画終盤では中村梓の足の怪我は大丈夫なのかと思わせるぐらいに、
軽やかなステップで紐を切っていったりしているが…まあいっか。
そんな訳で馬場ふみかのパンツとか見所はある映画ではありましたが、
基本的に話に乗れなかったので楽しめなかった一本。
結局、最後は純愛みたいな感じにされてもなあ…「アイツ志低いわあっ」て気分だし。
ただ、夏帆が血まみれで文字通り「踊り狂う」終わり方は必見。
あの終わり方だけでも見て良かったかなあ。
夏帆すごいわあ。
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この記事へのコメント
お昼のワイドショーで見なくなったと思ったらこんな役をやっていたのか。うらやましい。ってどういう意味ですか?
Posted by at 2018年08月05日 13:39
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