2020年05月30日
アニメ映画「SHORT PEACE」の感想…良き。
今日はアニメ映画「SHORT PEACE」の感想です。
姉が観ていたのを一緒に観ました。
という訳でdアニメストアをChromecastを使ってテレビで鑑賞です。
アニメ映画「SHORT PEACE」は2013年公開のオムニバス映画。
4つのショートムービーとオープニングアニメーションをそれぞれ別の監督が担当しています。
それぞれのアニメは「日本」という共通のテーマはあるが関連はありません。
まず森本晃司監督による「オープニング」について。
様々なアニメの制作に携わっている森本晃司監督ですが、
今回はショートムービーのオムニバス映画の本編がはじまる前の映像。
ウサギを追いかける雰囲気は不思議の国のアリス感だが、
「もういいかい」っていう「かくれんぼ」は確かに日本感あるなぁ。
個人的に、「もういいよ」ってのは、
本編の各アニメーションが制作できるぐらいに技術というか、
時期が熟したって意味で「もういいよ」なんじゃないかと思う。
主人公の姿が色々変わるのも1つの正解ではなく多様性のメタファーかなと。
そして森田修平監督による1つ目のショートムービー「九十九」。
アニメ「東京喰種トーキョーグール」は観てましたよ。
ただ、今回の「九十九」は全く違いまして、
映像を観ているだけでも気持ちが良い。
ショートムービーなので長いストーリーとかは無いのですが、
ネタバレにならないように最低限のあらすじを。
ある男が山の中で雨に会い、雨宿りで祠に入る。
すると不思議な光景が目の前に…みたいな感じかな。
ほっこりできる物語で素敵なのですが、
やっぱり画が力強いというかカッコいい。
あと和傘とか着物とか、
もう普段は目につかないものも改めて見ると、
日本のオシャレというか素敵なものも使ってないんだなぁとか思う。
続く2つ目のショートムービーは大友克洋監督による「火要鎮」。
大友克洋監督と言えば説明不要のアニメ映画「AKIRA」でしょうか。
日本というテーマで絵巻物が思いつくのは凄いなあ。
確かに他の国では無いような気がする。
というか、絵巻物を描く人って構成力凄いよなあ。
簡単なあらすじですが、
江戸時代、隣同士の家に住む男女の物語。
小さい頃から仲良く遊んでいた2人だったが、
時が経ち、お若は密かに松吉に想いを寄せるも、
他の人との縁談がまとまってしまう…みたいな感じかな。
姉が言っていたんだけど、
海外の人がみたらめ組の行動って理解できるのかなって。
もちろん、日本人は隣の家に火が回って火事が広がらない様に、
家を壊しているってのは知っているのだが、
突然、あいつら家を壊し始めたぞってならないかなあ。
そういう感覚って、海外で育った人に聞いてみないと分からないから、
純粋に海外の人が見たらどう思うのか知りたいなあ。
3つ目のショートムービーは安藤裕章監督による「GAMBO」。
安藤裕章監督も様々なアニメの制作に携わっていますが、
自分はあんまり観ていません。
それでもこのショートムービーを観ると、
きっと良い作品を作っているだろうと思えてきます。
簡単なあらすじですが、
ある山に突然鬼の様な存在が降ってきた。
鬼は女を喰って殺し遂には村に少女1人になってしまう。
そんな絶望する少女の前に白い熊が現れる…みたいな感じかな。
なんだったっけ…なんか助けた存在に村が滅ぼされるって話あったよね。
なんだったか思い出せないけどありがちと言えばありがちだが、
それだけに深いなあと思ってしまう。
4本あるショートムービーの中で一番好きかも。
鬼が飛行船的なものに乗ってやってきたって感じも楽しい。
と、言ってみたが、しかし映像の中では何も語られないので、
色々想像するのがこのアニメの楽しみ方だと思う。
意味も分からないけど、命をかけて守ってくれるってのが、
意味も変わらないからこそなんか感動するなあ。
4つ目のショートムービーはカトキハジメ監督による「武器よさらば」。
カトキハジメ監督と言えばやっぱりガンダムだと思いますが、
映像をパッと観ただけでガンダム感があった。
つまりガンガム感ってカトキハジメ感なんだよなぁ。
カトキハジメって何故か継承が「氏」のイメージが強くて、
カトキハジメ監督よりもカトキハジメ氏がしっくりくるのは自分だけではないはず。
簡単なあらすじですが、
廃墟と化した街で兵器を処理するために5人の男が捜索していると、
無人兵器に見つかり激しい攻防戦を繰り広げる…みたいな感じかな。
タイトルとストーリーがなかなか味わい深い。
今までの3つは日本感が風景にあり、
時代も昔にあたると思われるものだったが、
この作品だけはハイテクなスーツというか、
未来と思われる設定で、
ラストのある風景以外は日本要素あんまり無くないかって思ったが、
冷静に考えれば先ほど言ったガンダム感って、
実は思いっきり「日本」でしたね。
そんな事を考えると「日本」ってテーマでも、
作られる作品は様々で楽しいなと思った。
4本ありますが、全てショートムービーなので全体でもサラッ観れて良いです。
無駄に長い映像なんかよりも、
こういう才能をギュッと固めたものとかの方が、
観終わった後の満足感があると思った。
またこんな感じの企画やって欲しいなあ。
姉が観ていたのを一緒に観ました。
という訳でdアニメストアをChromecastを使ってテレビで鑑賞です。
アニメ映画「SHORT PEACE」は2013年公開のオムニバス映画。
4つのショートムービーとオープニングアニメーションをそれぞれ別の監督が担当しています。
それぞれのアニメは「日本」という共通のテーマはあるが関連はありません。
まず森本晃司監督による「オープニング」について。
様々なアニメの制作に携わっている森本晃司監督ですが、
今回はショートムービーのオムニバス映画の本編がはじまる前の映像。
ウサギを追いかける雰囲気は不思議の国のアリス感だが、
「もういいかい」っていう「かくれんぼ」は確かに日本感あるなぁ。
個人的に、「もういいよ」ってのは、
本編の各アニメーションが制作できるぐらいに技術というか、
時期が熟したって意味で「もういいよ」なんじゃないかと思う。
主人公の姿が色々変わるのも1つの正解ではなく多様性のメタファーかなと。
そして森田修平監督による1つ目のショートムービー「九十九」。
アニメ「東京喰種トーキョーグール」は観てましたよ。
ただ、今回の「九十九」は全く違いまして、
映像を観ているだけでも気持ちが良い。
ショートムービーなので長いストーリーとかは無いのですが、
ネタバレにならないように最低限のあらすじを。
ある男が山の中で雨に会い、雨宿りで祠に入る。
すると不思議な光景が目の前に…みたいな感じかな。
ほっこりできる物語で素敵なのですが、
やっぱり画が力強いというかカッコいい。
あと和傘とか着物とか、
もう普段は目につかないものも改めて見ると、
日本のオシャレというか素敵なものも使ってないんだなぁとか思う。
続く2つ目のショートムービーは大友克洋監督による「火要鎮」。
大友克洋監督と言えば説明不要のアニメ映画「AKIRA」でしょうか。
日本というテーマで絵巻物が思いつくのは凄いなあ。
確かに他の国では無いような気がする。
というか、絵巻物を描く人って構成力凄いよなあ。
簡単なあらすじですが、
江戸時代、隣同士の家に住む男女の物語。
小さい頃から仲良く遊んでいた2人だったが、
時が経ち、お若は密かに松吉に想いを寄せるも、
他の人との縁談がまとまってしまう…みたいな感じかな。
姉が言っていたんだけど、
海外の人がみたらめ組の行動って理解できるのかなって。
もちろん、日本人は隣の家に火が回って火事が広がらない様に、
家を壊しているってのは知っているのだが、
突然、あいつら家を壊し始めたぞってならないかなあ。
そういう感覚って、海外で育った人に聞いてみないと分からないから、
純粋に海外の人が見たらどう思うのか知りたいなあ。
3つ目のショートムービーは安藤裕章監督による「GAMBO」。
安藤裕章監督も様々なアニメの制作に携わっていますが、
自分はあんまり観ていません。
それでもこのショートムービーを観ると、
きっと良い作品を作っているだろうと思えてきます。
簡単なあらすじですが、
ある山に突然鬼の様な存在が降ってきた。
鬼は女を喰って殺し遂には村に少女1人になってしまう。
そんな絶望する少女の前に白い熊が現れる…みたいな感じかな。
なんだったっけ…なんか助けた存在に村が滅ぼされるって話あったよね。
なんだったか思い出せないけどありがちと言えばありがちだが、
それだけに深いなあと思ってしまう。
4本あるショートムービーの中で一番好きかも。
鬼が飛行船的なものに乗ってやってきたって感じも楽しい。
と、言ってみたが、しかし映像の中では何も語られないので、
色々想像するのがこのアニメの楽しみ方だと思う。
意味も分からないけど、命をかけて守ってくれるってのが、
意味も変わらないからこそなんか感動するなあ。
4つ目のショートムービーはカトキハジメ監督による「武器よさらば」。
カトキハジメ監督と言えばやっぱりガンダムだと思いますが、
映像をパッと観ただけでガンダム感があった。
つまりガンガム感ってカトキハジメ感なんだよなぁ。
カトキハジメって何故か継承が「氏」のイメージが強くて、
カトキハジメ監督よりもカトキハジメ氏がしっくりくるのは自分だけではないはず。
簡単なあらすじですが、
廃墟と化した街で兵器を処理するために5人の男が捜索していると、
無人兵器に見つかり激しい攻防戦を繰り広げる…みたいな感じかな。
タイトルとストーリーがなかなか味わい深い。
今までの3つは日本感が風景にあり、
時代も昔にあたると思われるものだったが、
この作品だけはハイテクなスーツというか、
未来と思われる設定で、
ラストのある風景以外は日本要素あんまり無くないかって思ったが、
冷静に考えれば先ほど言ったガンダム感って、
実は思いっきり「日本」でしたね。
そんな事を考えると「日本」ってテーマでも、
作られる作品は様々で楽しいなと思った。
4本ありますが、全てショートムービーなので全体でもサラッ観れて良いです。
無駄に長い映像なんかよりも、
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観終わった後の満足感があると思った。
またこんな感じの企画やって欲しいなあ。
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