2016年09月12日
映画「グランド・イリュージョン」の感想…ネタあかしはそっちじゃなくて。
映画「グランド・イリュージョン」の感想です。
今月には続編の映画「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」が公開されていますが、
この「グランド・イリュージョン」シリーズの第1作目です。
暇な時に観ればいっか…ぐらいの気持ちでいたら、観るまでにこんなに時間がかかりました。
今回は久々に「dTV」を「Chromecast」を使ってテレビで鑑賞です。
映画「スター・トレック」の時とは違い、字幕スーパーです。
2013年公開の映画。
当時、「なんか派手そうだし何も考えずに観たら面白そう」程度に思っていて、
いつか観ようと思っていたら、気がつけば続編が公開されていました。
とりあえずシリーズの第1作目なので観ておこうと思った訳ですが、
興味はあったけど「なんで後回しにしていた」のかと言うと、
マジックと映画の相性の悪さから「どうなんだろうな」と思っていたのがあります。
目の前で見るマジックには驚けるけど、映画でみせられても…っていう感覚。
その不安は払拭できる内容ではなかったのも事実ですが、
決して面白くない映画でもなかったとは思います。
ルイ・ルテリエ監督の作品。
ルイ・ルテリエ監督といえば「トランスポーター」シリーズの監督ですが、
リュック・ベッソンが制作・脚本などをしている「TAXii」シリーズよりは面白いかな、という感想。
自分の周りには何故か「TAXi」シリーズ好きな人が多いんですが、自分は正直微妙だな…と、
何故かリュック・ベッソン批判が始まりそうなのでこの辺にしておきまして、
映画「グランド・イリュージョン」について書いていきましょう。
まず思うのが、確かに原題の「Now You See Me」って日本人には分かりづらい。
興行的なことを考えたら日本人にも分かりやすいタイトルを付けたいって気持ちは分からなくはないけど、
「グランド・イリュージョン」ってスゲーバカっぽいタイトルはどうなのよ…と。
劇中のセリフの中でも「ジャイアント・イリュージョン」って感じのものはあった気がするけど、
「グランド・イリュージョン」って単語出てこなかったし、本当にバカにされる気分になる。
なんか日本人が付ける邦題ってバカにされる気がするのが多いんですよね。
以前感想を書いた映画「スパイ・レジェンド」とかさ…酷いよね。
「The November Man」で良いじゃんね…そういうコードネーム的な男な訳だし。
ただ、今回の映画「グランド・イリュージョン」の原題「Now You See Me」は、人の名前とかでもなく、
マジックの際の「掛け声」で日本人には伝わらないので、これについては変更は仕方が無いと思うのだけど。
…「グランド・イリュージョン」は無いは…ダサい。
以前、他のサイトに映画「死霊高校」の感想を書いた事があって、
この映画も原題は「The Gallows」と全然違うのですが、
なんで原作者は「The Gallows」にしたのかわかってるのか日本人よ、と書いた。
今回の映画「グランド・イリュージョン」も、なんで原題は「Now You See Me」なのか考えたのか?って思う。
本来タイトルはいじらない方が良いと思いますが、
まあ、客入れなきゃいけないから「分かりやすい」タイトルにするんだろうけど、
それにしても中学生とか高校生が興味を持ちそうなダサいタイトルにするのは本当に止めてほしい。
さて、映画「グランド・イリュージョン」ですが、
それぞれ一流の技術はあっても成功したとは言えない4人のマジシャンが、
何者かによって、とあるアパートの一室に誘われる。
そこで出会った彼らは「フォー・ホースメン」というマジシャン・チームを結成。
ラスベガスのショーではパリの銀行からお金を盗むというマジックを披露する。
大金を盗んだ彼らをFBIやインターポールが拘束するが決定的な証拠がなく、結局釈放をする事に。
しかしラスベガスのショーは計画のはじまりでしかなかった…という感じの話。
「フォー・ホースメン」のメンバー達が主役な訳ですが、
リーダー格のアトラスを演じるのはジェシー・アイゼンバーグです。
映画「ゴーン・ガール」の監督、デヴィッド・フィンチャーの映画「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカーバーグを演じた彼です。
彼のカッコよすぎないけど、何か興味をそそられる感じは良いですよね。
あの話し方なのかな…なんか気になる存在ですよね。
たぶん、「フォー・ホースメン」の中で最強だと思うメリット・マッキニーを演じるウディ・ハレルソン。
目に力がありすぎる!
ほんと彼とは目を合わせて話をしたくない雰囲気満載。
あんな風にウディ・ハレルソンに見られたら、嫌だろうなあ…って思う。
目とか表情の動きで心を読むというメンタリストのスキルがあるのだけど、
それ以上に「催眠術」という最強の技を持っていて、どんな奴でも催眠術には勝てない、
みたいな事が劇中で説明が入るという…なんか卑怯だよね。
「フォー・ホースメン」の唯一の女性メンバーがヘンリー。
演じているのはアイラ・フィッシャーですが、映画「ウェディング・クラッシャーズ」のグロリアとの事。
あの映画が2005年公開なので、そりゃイメージも変わりますね。
当時でも29歳にしては若くみえましたが、今回も歳のわりには…っていうのは失礼か。
でも綺麗ですよ、本当。
そして最後の「フォー・ホースメン」のメンバーがジャック。
演じるのはデイヴ・フランコ。
彼のでている作品はあんまり観ていないようなんだけど、
なんかどっかで観たことある気がするんですよね。
若さというか、愛嬌のある顔は魅力あります。
「フォー・ホースメン」はそんな素敵なメンバーが演じているので、
それだけでも結構キャラクターが魅力的なのですが、
その「フォー・ホースメン」を追う捜査官のディラン役がマーク・ラファロですよ。
映画「アベンジャーズ」とかでハルクの人…あんま人の格好の時が少ないですが。
ただ、個人的には映画「シャッター・アイランド」のチャック・オールは好きだったなあ。
ラストの表情は…良い演技でした。
今回は「フォー・ホースメン」に出し抜かれる役なので、
ちょっと間抜けというか情けなさそうな感じの役なのですが、良い演技ですよね。
ほんと出演している人達は魅力的で、他にもモーガン・フリーマンとか、マイケル・ケインとか、
いわゆる大物俳優とかも出ていまして、演技でどうこうは全くないですよね。
で、言うとすれば、ストーリーを含めた見せ方…ですよね。
ネタバレはしない様に書きますが、
まだ観ていない人は「余計な詮索をせずに」まずは普通に観た方が面白いと思います。
マジシャンチームの話なので、映画の随所にマジックがあるのですが、
「おお!」って思うシーンもあるんですよ。
例えば映画冒頭のトランプを当てるシーン。
一時期、Youtubeでも話題になっていましたが、
「相手に気づかれずカードを選ばせる」技とか、知らない人が観たらすげーってなるだろう。
でも、物語のポイント、ポイントであれは実はこんなトリックが…とネタばらしをしてくれる作り。
そのネタばらしは別に良いと思うし、ちょっとした複線になってたりとか良いと思うんだけど、
その説明されたトリックよりも、「えっ、あれはどうやったの?」っていう、
映画では何でもないところの方が気になって仕方が無い。
人が消えて札束になるとか、しゃぼん玉の中に入って浮くとか、紙に書いた残高が変わるとか。
本当にトリックがあるのかも知れないんだけおど、
さっきも書いたんだけど、映画だと「CG使えばなんでもできんじゃん!」みたいな捕らえ方になりますよね。
マジックシーンをカットで割ったら信憑性ないよね…やっぱ映画とマジックは相性悪いよ。
「全部作り物だよー」って受け止めれば良いんだろうけど、
あながちネタばらしとかあるから、じゃああれはどうなん!ってなっちゃう。
そして、たぶん誰もが思う「催眠術」ね。
コレがあれば良いじゃんって思う。
回りくどい方法でペットの名前を聞き出すとか意味なくね?みたいな。
特定の言葉を聴いたら「演奏家」になって捜査官が使い物にならなくなるとか凄すぎるだろ。
とかね。
まあ、つっこみだしたらキリがない映画ですが、
それも楽しく観れればいっかってわりきれれば楽しく観れる映画だと思います。
こういう映画もたまには良いんじゃないでしょうか。
ただ、誰からの誘いなのか「フォー・ホースメン」のメンバーは最後に分かる訳ですが、
よくそんな状態で色々やったよね…とは思う。
結局、あの部屋に何があったのかは見せてくれないんだけど、
相当な「何か」がない限り顔も知らない大人4人を動かすって難しいよね。
あと、どんな経緯でアーサーに気に入られたのかは語られない。
あんなけ有名にしてくれたのは実力はもちろんだけど、アーサーな気がするので、
まあ保険金払わないとか悪いことはしてたのかも知れないけどアーサー可哀想だと思う。
…あ、これちょっとネタばれか?
まあとりあえず、「グランド・イリュージョン」ってタイトルの大雑把な感じに違和感がない人は、
きっと楽しく観れると思います。
そう考えると、もしかしたら絶妙なバランスの邦題なのかも知れない。
昔、映画「プレステージ」ってタイトルのものが「イリュージョンVS」とか言うダサいタイトルになりそうだった。
チラシとかもこれで出回ったのですが、さすがにダサいって事で原題の「プレステージ」になったのですが、
「グランド・イリュージョン」も…「グランド・イリュージョン」て。
今月には続編の映画「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」が公開されていますが、
この「グランド・イリュージョン」シリーズの第1作目です。
暇な時に観ればいっか…ぐらいの気持ちでいたら、観るまでにこんなに時間がかかりました。
今回は久々に「dTV」を「Chromecast」を使ってテレビで鑑賞です。
映画「スター・トレック」の時とは違い、字幕スーパーです。
2013年公開の映画。
当時、「なんか派手そうだし何も考えずに観たら面白そう」程度に思っていて、
いつか観ようと思っていたら、気がつけば続編が公開されていました。
とりあえずシリーズの第1作目なので観ておこうと思った訳ですが、
興味はあったけど「なんで後回しにしていた」のかと言うと、
マジックと映画の相性の悪さから「どうなんだろうな」と思っていたのがあります。
目の前で見るマジックには驚けるけど、映画でみせられても…っていう感覚。
その不安は払拭できる内容ではなかったのも事実ですが、
決して面白くない映画でもなかったとは思います。
ルイ・ルテリエ監督の作品。
ルイ・ルテリエ監督といえば「トランスポーター」シリーズの監督ですが、
リュック・ベッソンが制作・脚本などをしている「TAXii」シリーズよりは面白いかな、という感想。
自分の周りには何故か「TAXi」シリーズ好きな人が多いんですが、自分は正直微妙だな…と、
何故かリュック・ベッソン批判が始まりそうなのでこの辺にしておきまして、
映画「グランド・イリュージョン」について書いていきましょう。
まず思うのが、確かに原題の「Now You See Me」って日本人には分かりづらい。
興行的なことを考えたら日本人にも分かりやすいタイトルを付けたいって気持ちは分からなくはないけど、
「グランド・イリュージョン」ってスゲーバカっぽいタイトルはどうなのよ…と。
劇中のセリフの中でも「ジャイアント・イリュージョン」って感じのものはあった気がするけど、
「グランド・イリュージョン」って単語出てこなかったし、本当にバカにされる気分になる。
なんか日本人が付ける邦題ってバカにされる気がするのが多いんですよね。
以前感想を書いた映画「スパイ・レジェンド」とかさ…酷いよね。
「The November Man」で良いじゃんね…そういうコードネーム的な男な訳だし。
ただ、今回の映画「グランド・イリュージョン」の原題「Now You See Me」は、人の名前とかでもなく、
マジックの際の「掛け声」で日本人には伝わらないので、これについては変更は仕方が無いと思うのだけど。
…「グランド・イリュージョン」は無いは…ダサい。
以前、他のサイトに映画「死霊高校」の感想を書いた事があって、
この映画も原題は「The Gallows」と全然違うのですが、
なんで原作者は「The Gallows」にしたのかわかってるのか日本人よ、と書いた。
今回の映画「グランド・イリュージョン」も、なんで原題は「Now You See Me」なのか考えたのか?って思う。
本来タイトルはいじらない方が良いと思いますが、
まあ、客入れなきゃいけないから「分かりやすい」タイトルにするんだろうけど、
それにしても中学生とか高校生が興味を持ちそうなダサいタイトルにするのは本当に止めてほしい。
さて、映画「グランド・イリュージョン」ですが、
それぞれ一流の技術はあっても成功したとは言えない4人のマジシャンが、
何者かによって、とあるアパートの一室に誘われる。
そこで出会った彼らは「フォー・ホースメン」というマジシャン・チームを結成。
ラスベガスのショーではパリの銀行からお金を盗むというマジックを披露する。
大金を盗んだ彼らをFBIやインターポールが拘束するが決定的な証拠がなく、結局釈放をする事に。
しかしラスベガスのショーは計画のはじまりでしかなかった…という感じの話。
「フォー・ホースメン」のメンバー達が主役な訳ですが、
リーダー格のアトラスを演じるのはジェシー・アイゼンバーグです。
映画「ゴーン・ガール」の監督、デヴィッド・フィンチャーの映画「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカーバーグを演じた彼です。
彼のカッコよすぎないけど、何か興味をそそられる感じは良いですよね。
あの話し方なのかな…なんか気になる存在ですよね。
たぶん、「フォー・ホースメン」の中で最強だと思うメリット・マッキニーを演じるウディ・ハレルソン。
目に力がありすぎる!
ほんと彼とは目を合わせて話をしたくない雰囲気満載。
あんな風にウディ・ハレルソンに見られたら、嫌だろうなあ…って思う。
目とか表情の動きで心を読むというメンタリストのスキルがあるのだけど、
それ以上に「催眠術」という最強の技を持っていて、どんな奴でも催眠術には勝てない、
みたいな事が劇中で説明が入るという…なんか卑怯だよね。
「フォー・ホースメン」の唯一の女性メンバーがヘンリー。
演じているのはアイラ・フィッシャーですが、映画「ウェディング・クラッシャーズ」のグロリアとの事。
あの映画が2005年公開なので、そりゃイメージも変わりますね。
当時でも29歳にしては若くみえましたが、今回も歳のわりには…っていうのは失礼か。
でも綺麗ですよ、本当。
そして最後の「フォー・ホースメン」のメンバーがジャック。
演じるのはデイヴ・フランコ。
彼のでている作品はあんまり観ていないようなんだけど、
なんかどっかで観たことある気がするんですよね。
若さというか、愛嬌のある顔は魅力あります。
「フォー・ホースメン」はそんな素敵なメンバーが演じているので、
それだけでも結構キャラクターが魅力的なのですが、
その「フォー・ホースメン」を追う捜査官のディラン役がマーク・ラファロですよ。
映画「アベンジャーズ」とかでハルクの人…あんま人の格好の時が少ないですが。
ただ、個人的には映画「シャッター・アイランド」のチャック・オールは好きだったなあ。
ラストの表情は…良い演技でした。
今回は「フォー・ホースメン」に出し抜かれる役なので、
ちょっと間抜けというか情けなさそうな感じの役なのですが、良い演技ですよね。
ほんと出演している人達は魅力的で、他にもモーガン・フリーマンとか、マイケル・ケインとか、
いわゆる大物俳優とかも出ていまして、演技でどうこうは全くないですよね。
で、言うとすれば、ストーリーを含めた見せ方…ですよね。
ネタバレはしない様に書きますが、
まだ観ていない人は「余計な詮索をせずに」まずは普通に観た方が面白いと思います。
マジシャンチームの話なので、映画の随所にマジックがあるのですが、
「おお!」って思うシーンもあるんですよ。
例えば映画冒頭のトランプを当てるシーン。
一時期、Youtubeでも話題になっていましたが、
「相手に気づかれずカードを選ばせる」技とか、知らない人が観たらすげーってなるだろう。
でも、物語のポイント、ポイントであれは実はこんなトリックが…とネタばらしをしてくれる作り。
そのネタばらしは別に良いと思うし、ちょっとした複線になってたりとか良いと思うんだけど、
その説明されたトリックよりも、「えっ、あれはどうやったの?」っていう、
映画では何でもないところの方が気になって仕方が無い。
人が消えて札束になるとか、しゃぼん玉の中に入って浮くとか、紙に書いた残高が変わるとか。
本当にトリックがあるのかも知れないんだけおど、
さっきも書いたんだけど、映画だと「CG使えばなんでもできんじゃん!」みたいな捕らえ方になりますよね。
マジックシーンをカットで割ったら信憑性ないよね…やっぱ映画とマジックは相性悪いよ。
「全部作り物だよー」って受け止めれば良いんだろうけど、
あながちネタばらしとかあるから、じゃああれはどうなん!ってなっちゃう。
そして、たぶん誰もが思う「催眠術」ね。
コレがあれば良いじゃんって思う。
回りくどい方法でペットの名前を聞き出すとか意味なくね?みたいな。
特定の言葉を聴いたら「演奏家」になって捜査官が使い物にならなくなるとか凄すぎるだろ。
とかね。
まあ、つっこみだしたらキリがない映画ですが、
それも楽しく観れればいっかってわりきれれば楽しく観れる映画だと思います。
こういう映画もたまには良いんじゃないでしょうか。
ただ、誰からの誘いなのか「フォー・ホースメン」のメンバーは最後に分かる訳ですが、
よくそんな状態で色々やったよね…とは思う。
結局、あの部屋に何があったのかは見せてくれないんだけど、
相当な「何か」がない限り顔も知らない大人4人を動かすって難しいよね。
あと、どんな経緯でアーサーに気に入られたのかは語られない。
あんなけ有名にしてくれたのは実力はもちろんだけど、アーサーな気がするので、
まあ保険金払わないとか悪いことはしてたのかも知れないけどアーサー可哀想だと思う。
…あ、これちょっとネタばれか?
まあとりあえず、「グランド・イリュージョン」ってタイトルの大雑把な感じに違和感がない人は、
きっと楽しく観れると思います。
そう考えると、もしかしたら絶妙なバランスの邦題なのかも知れない。
昔、映画「プレステージ」ってタイトルのものが「イリュージョンVS」とか言うダサいタイトルになりそうだった。
チラシとかもこれで出回ったのですが、さすがにダサいって事で原題の「プレステージ」になったのですが、
「グランド・イリュージョン」も…「グランド・イリュージョン」て。
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