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2020年05月23日

アニメ映画「はれときどきぶた」の感想…今の時代の子供にこそこの映画はみせるべき!

今日はアニメ映画「はれときどきぶた」の感想です。

姉が懐かしいとdアニメストアで見つけて観ていたのを、

一緒に観ていました。

という訳でdアニメストアをChromecastを使ってテレビで鑑賞。



アニメ映画「はれときどきぶた」は1988年公開の平田敏夫監督作品。

平田敏夫監督と言えばアニメ映画「ボビーに首ったけ」でしょうか。

最初に観た時はあのラストは絶句したなぁ…。

OVA「火の鳥 ヤマト編」など数々のアニメ作品に携わっています。


映画「はれときどきぶた」は矢玉四郎による絵本シリーズが原作。

何冊か出ている中の「はれときどきぶた」と、

「あしたぶたの日ぶたじかん」が今回の映画の原作に当たります。


簡単なあらすじですが、

主人公の小学生の畠山則安は運動が苦手でパッとしない。

しかし絵日記を担任の先生から褒めら事が嬉しくて、

毎日絵日記を続けていた。

しかし、ある日母親に絵日記を勝手に読まれていた事を知り、

母親を驚かせようと思いついたまま適当な事を書くのだが…みたいな感じかな。


声優ですが、

主人公畠山則安は浪川大輔が担当。

このブログでは映画「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」の五ェ門役を担当して、

今ではベテラン声優の1人ですが、

この映画ではキャリアのかなり初期の頃。

既に主役をやっているってのが凄いですが。

その他、玄田哲章、吉田理保子、佐久間レイなどが参加していますが、

あの悟空で有名な野沢雅子もちょっとした役で参加しています。


さてアニメ映画「はれときどきぶた」の感想ですが、

今の時代にこそ、この映画は観られるべきじゃないかと思いました。


もともと子供向け絵本なので、

何か難しい話が繰り広げられる訳ではないのですが、

案外深い事を題材にしている。

それは「情報の扱い」について。

劇中では「ほんとしんぶん」や「うそしんぶん」というものが出て来て、

主人公の則安は同級生などの「本当の事」を手作りの新聞に書き、

反感をかってしまう。

何故本当の事を書いたのに文句を言われるのだろう、と。

プライバシーという言葉が出ていたが、

これはなかなか興味深いと思う。


この映画や絵本が作られた時はもちろんインターネットなんて一般的には無い。

手作りの新聞で町の掲示板に貼る程度の事しかしないのだが、

町の掲示板だろうがインターネットだろうが、

不特定多数の人が観覧できる状態なのは一緒だ。

何故、本当の事を書いてはいけないのか。

そう悩んだ則安は本当の事を書くのをやめ、

「うそしんぶん」を作る事にする。


この新聞には、ここに書いてあることは嘘ですってわざわざ書いている。

嘘なんだから誰も傷つかずに笑ってすむだろう、

…そう思っていたのに、ネタバレになるので書きませんが、

どうしても上手くいかない。

なるほど、情報というのは扱いが難しい。

自分が「こうなって欲しい」という自分で情報を発信しても、

受けてはどう思う感じるかまでは自分で操作できない。


今はインターネットが普及し、

各個人がSNSなどで情報をどんどん発信している時代。

1度、小学校ぐらいに映画「はれときどきぶた」をみせるのは、

教育としてありなのかもしれない。


先ほども書いたのですが、

この映画は原作の「はれときどきぶた」と、

「あしたぶたの日ぶたじかん」の2つのストーリーがある。

元々別の本という事もあって、

1つの映画として観ていると明らかに繋がっていない。


映画の前半、いわゆる「はれときどきぶた」の時には、

則安が絵日記を書いたらその通りになるという物語が展開される。

お母さんにある事が起きて、

案外それに対して母も妹も動じないどころか楽しんでるのが笑えるが、

そう言った事ではなく、

「絵日記を書いたらその通りになるという経験をしている」という点。

そのまま、映画では続いて「あしたぶたの日ぶたじかん」の話になるのだが、

こちらでは町の神社の御神木で作られた掲示板というのが登場し、

この掲示板に貼るから色んな事が起きる…みたいな描写がある。

そして、最後にこの掲示板にある展開が起きるのだが、

でも、自分で書いた絵日記程度でぶたが降ったり、

現実には起きない事が起きているんだから、

もう御神木どうこうは関係ないんじゃないかって、

映画を観ている人は納得できないのではないだろうか。

まあ、そこまで気にしている人もいないだろうけど。


物語とは関係ないけど、

掛け軸に「かけじく」って書いてあったり、

教室に貼ってある習字が「メモ」ってのが笑えました。


そんな感じかなあ。

先ほども書いたのですがベースが別々の絵本なので、

1本の映画として観るとあんまり起承転結が上手くいってはいない。

1つの物語として観ると、

全く成長しない主人公だけど、

それでもいっか、みたいな感じになってしまっているので、

ちょっと物足りないなあってのは思った。

でも、VHSでは2つに分けて販売しているらしいので、

もともと2つの別々の感じに作っているんだろうなあ。

たのしいえいがシリーズ「あしたぶたの日 ぶたじかん」〜ばっちしVシリーズ [VHS]




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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