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2018年02月08日

映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の感想…ゾンビを使った父と子の関係を修復する感動ドラマ…だけどファイナル・エクスプレスって何?

今日は映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の感想です。

劇場でやっていた時から気になっていたのですが、

結局映画館で観れずレンタルで観る事になりました。

という事でDMMでの月額レンタルでの鑑賞…字幕スーパーです。



映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」は日本公開2017年のヨン・サンホ監督作品。

ヨン・サンホ監督の他の作品は未だ観ていないのですが、

この映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の前日譚にあたる、

アニメ映画「ソウル・ステーション/パンデミック」なども監督しており、

これから注目の監督になっていくのではないでしょうか。


映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」は、

劇場公開時にラジオで作品紹介をしていて、

凄く観たい!と興味は持っていたのですが結局観れず。

…いつもの事なのですが…しかし、やっと観れました。


簡単な導入部分のストーリーですが、

主人公ソグには娘スアンがいるのだが妻とは別居状態だった。

スアンの誕生日に母に会いたいと言われ、

釜山行きのKTX101列車に乗る事になった。

列車が出発する直前、1人の女性が乗り込んだ。

彼女はすでにゾンビ状態になってしまうウイルスに感染しており、

乗務員を襲い感染者を増やす。

逃げ場のない列車ないで果たして生き残れるだろうか…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公ソグを演じるのはコン・ユ。

映画「龍が如く 劇場版」とかに出演したりもしていますが、

なかなかさわやかなイケメン。

主人公感があって良い感じでした。

娘のスアンを演じるのはキム・スアン。

実名もスアンなんだね…映画なら良いけど、

実際にこんな事には遭遇したくないものです。

最後は彼女が歌うのを止めなくて良かったと…。

いかついおっちゃんのサンファを演じるのはマ・ドンソク。

恐そうだけど、頼りになるって人が1人いると、

なんか嬉しくなりますよね。

サンファの妻で妊娠中であるソンギョンを演じるのはチョン・ユミ。

男なので妊娠したことも、することも無いと思うのだけど、

妊娠中にこんな事になったらやだなあって。

妊娠中じゃなくても嫌だけどさ。

その他、チェ・ウシク、アン・ソヒ、キム・ウィソン、

パク・ミョンシンなどが出演しています。


さて、映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の感想ですが、

めちゃめちゃ面白いです。

あんまり韓国映画を観ている方ではないのですが、

観た映画は基本的に面白かったんじゃないかなと思う。


結末とかは知らずに、

この後どうなってしまうのだろうとドキドキしながら観てほしい。

なので、あんまり登場人物がどうなるかって事は書かない様にします。

とりあえず面白いから興味がある人は観て欲しい。


劇中でゾンビって言葉は出ないのですが、

まあいわゆるゾンビ物の映画。

謎のウイルスに感染した人が正気を失い他者を襲う、

噛まれた人は感染し、さらに他者を襲うというもの。


今回の映画では「見たものを襲う」という性質があり、

暗い場所だったり、ゾンビから見られない状況になれば、

襲われないという設定がある。

ちなみに走るタイプのゾンビです。

てか、めちゃめちゃ全力ダッシュしてきます…ヤバイ。


列車という限定的な空間でのゾンビものというだけでも、

結構ドキドキできるのだけど、

ホラー映画では王道の展開だけど、

「人間同士の足の引っ張り合い」もしっかり描かれている。

非常時に力を合わせなきゃいけないのに、

なんで人間同士で足を引っ張るんでしょうね、いつも。


あと、そんな事が起こっているのに、

テレビでは「近日中に収束」とかいうマスコミ不信。

ああ、韓国でもそういうのあるんだなって思ったり。


とりあえず、ダッシュしてくるゾンビが恐いのが良い。

色んなタイプのゾンビ映画はあるけど、

走ってきて大量のゾンビが出てくる映画はだいたい面白い。

ちょっと過剰だろって思う事もあるけど、

これぐらいが、映画としては面白くなる。


あと間に合うか、間に合わないのかってシーンも上手くいっている。

東広場に行こうとしてからの大量なゾンビがダッシュしてくるのは凄い。

人が死んでるのに楽しいとか言うのは気が引けるけど、

ドキドキ楽しめるエンターテイメントに仕上がってます。

荷物のところを移動するのとかも地味に良いし、

妊婦で逃げるってのはキツそうでいつも以上に応援したくなります。


あと、なんと言っても「うまくいってない父と子」の話でもあって、

この事件を通して父と子の関係が修復されるというか、

今まで仕事ばかりしていた男が父になるという展開も、

ただただゾンビに襲われるパニック映画ってだけではないところ。


誕生日プレゼントを買う時に「子供が好きなのは」って事で、

Wiiをプレゼントするんだけど実は2台目ってシーンが、

ダメな父親として良い感じに描けています。

車はアウディなのにゲームは3DSとか任天堂なんだなって思った。

「パパは自分のことばかり」とか言われたらキツイだろうなあ。


ゾンビを使った父と子の関係が修復される物語であり、

結構感動できる筋が通っているのですが、

他にもお母さんからの電話とか、

「子供の名前はソヨン」とかもグッときます。


友達がゾンビになってしまうとかも地味に良いのだけど、

それにしてもあのおっさんが強くて良かったなあって。

書きたくなっちゃけど、ほんと良い奴なんだよ、アイツ。


そんな訳でね、本当に楽しい映画でした。

セットにもお金がかかってるし、

列車にゾンビが掴まってくるのだけど数が凄いとか、

ストーリーだけでなくて目でも楽しませてくれます。


詳しくは書かないけど、

ムカツクあいつも、ただ生きたかっただけなんだよなと、

少し同情してしまうし、

最後の「ここまで来て!?」ってドキドキは凄い、上手い。

物語が終わるまで楽しませてくれます。


あと、映画冒頭で消毒作業していて、

横を車で電話しながら走って動物を轢いてしまうシーンがあるのですが、

運転中に電話をするのは危険だって改めて思った。

まあ轢かれた動物も蘇ってるし良いか…良くないけど。


あ、そうそう邦題ね。

映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」とか、マジでダサいと思う。

もちろん、「新幹線」と「今までとは違う新しい感染物(ゾンビ物)」って事なのは分かる。

すごい良い映画だっただけに、

ただのダジャレみたいになってるし、ファイナル・エクスプレスの意味が分からない。

ファイナル・エクスプレスって何?

原題は「부산행」で直訳すると「釜山行き」なので、

確かにインパクトは弱いかもしれない。

なのであえてB級感を出した「新感染」が付けられたのも、

少し仕方がないのかなと思う部分も無くはないのだけど、

ファイナル・エクスプレスって何?

「新感染」だけで止まってくれればなあ…まだ。

なんでB級感を増しちゃうのかなあ配給会社は。

ファイナル・エクスプレスって何?

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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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