2019年08月07日
アニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」の感想…主人公たちの冒険の一部分を描いたものだけど「アゼク・シストラ」が魅力的で良かった。
今日はアニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」の感想です。
姉から「風の大陸」って知ってるって言われて、知らんと言ったところ、
この映画を観る事になりました…dアニメストアをChromecastでテレビで鑑賞です。
アニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」は1992年公開の真下耕一監督作品。
真下耕一監督はテレビアニメで多くの作品に携わっていますが、
個人的にはゲーム「ゼノギアス」のアニメーションムービーに携わってると知り、
ちょっとテンションが上がった。
この映画の原作は竹河聖による小説「風の大陸」です。
未読です。
映画のあらすじですが、
旅をしているティーエ、ボイス、ラクシの3人が、
何者かに襲われた町に到着すると1人の子供から襲ってきた。
攻撃をやり過ごし話を聞くと野盗に襲われ他の人は皆殺されたと言い、
その子供も遂には力を尽きてしまう。
その後、ティーエが貴重な水の音が聞こえると3人が足を進めると、
そこは死者の都と言われる「アゼク・シストラ」だった…みたいな感じかな。
参加している声優は、
関俊彦、屋良有作、高山みなみ、江森浩子、
広中雅志、銀河万丈などです。
さて、アニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」の感想ですが、
なんか良い話を観たって感じがしました。
さすが角川アニメが強かった時代の作品と言うのもありますが、
27年経っても楽しめるのは凄いですね。
で、個人的にこれは凄くタイミングが良かったなと思ったのが、
この前に観たアニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」の存在でした。
2つは全く関係のない作品ですが、
アニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」で連載アニメの途中の話という感じと書いたのですが、
このアニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」では、
あの映画以上に「途中の話」だったのだ。
原作を読んでる人には3人の関係が分かっているのだと思いますが、
この映画しか観てないとそこら辺は全く分からない。
何故3人で旅をしてるのか、そもそもなんで旅をしてるのか、
この映画の中ではほぼ語られない。
全土は麻のように乱れたと言われても何があったんだよと。
左右の目の色が違うとか印象的に画は出るけど、
特に何かに繋がる訳でもない。
この話の前に何かがあって、この話の後に話が続いていくんだなと。
そういう意味で構造的にはアニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」と似ている部分があるのですが、
1つの映画を観終わった後の満足感に差がでるのは、
やはり1つの物語としてちゃんと魅力があるかどうかなんだなと思った。
この映画のストーリーは成長物語ではなく冒険物語。
ネタバレはしないように書きますが、
主人公たちが冒険している中である場所であることに巻き込まれるというもの。
…まあある場所って「アゼク・シストラ」なんですけど。
個人的に物語は成長物語が王道だと思うし好みでもあるのですが、
こういう主人公たちの成長を描いた物語ではなく、
冒険の中で「こんな事がありました」という話も悪くないと思った。
もちろんそれには「こんな事」について魅力があるかどうかですが。
まず世界観がいいですよね。
今の時代の作品だと説明不足感がありそうな気がしますが、
説明なんかなくても付いてこいって勢いを感じる。
山から降りてきたばかりで生きてる人と死んでる人の声が聞こえると言われ、
どういう事!?って思ったりもするけど、
そんな事を気にしてるのは自分だけなのかと思うぐらい普通だった。
で、何よりも死者の都という「アゼク・シストラ」という存在。
「豊で健康的な死を」って無茶苦茶だけど、
なんかありそうだよなっていう設定が上手いと思う。
あと敵キャラが良いですよね。
「己の立つ場所も分からぬで何が見張りよ!」と、デキル男感。
見た目はモブキャラなのに実はデキル男なのかと思いきや…ね。
いや良いんですよ、結局この映画は「アゼク・シストラ」の話なので、
これ以上「人間」が目立っても仕方がないのだ。
実にいいバランスだったと思います。
そんな感じかな。
主人公たちの冒険の日常の一部を描いた作品で旅行日記みたいな話。
旅の目的とか人間関係とか全貌は見えないけど、
観終わった後に「なんか良い話を観たなあ」と思える作品だった。
若干主人公が役に立ってるのか立ってないのか分からない部分はあるけど。
井戸が枯れているのを見せてからの
「水を飲ませてくれ、後はやるよ」とか上手いなと思うし、
「オイラの名前は」ってのもちゃんと活きてくるのもいいね。
「ばかなぁ〜」ってリアクションと、
何故に対して「どうしてもなんだよ」ってのは、
なんか分からないけど凄い力を感じるなあと思った。
姉から「風の大陸」って知ってるって言われて、知らんと言ったところ、
この映画を観る事になりました…dアニメストアをChromecastでテレビで鑑賞です。
アニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」は1992年公開の真下耕一監督作品。
真下耕一監督はテレビアニメで多くの作品に携わっていますが、
個人的にはゲーム「ゼノギアス」のアニメーションムービーに携わってると知り、
ちょっとテンションが上がった。
この映画の原作は竹河聖による小説「風の大陸」です。
未読です。
映画のあらすじですが、
旅をしているティーエ、ボイス、ラクシの3人が、
何者かに襲われた町に到着すると1人の子供から襲ってきた。
攻撃をやり過ごし話を聞くと野盗に襲われ他の人は皆殺されたと言い、
その子供も遂には力を尽きてしまう。
その後、ティーエが貴重な水の音が聞こえると3人が足を進めると、
そこは死者の都と言われる「アゼク・シストラ」だった…みたいな感じかな。
参加している声優は、
関俊彦、屋良有作、高山みなみ、江森浩子、
広中雅志、銀河万丈などです。
さて、アニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」の感想ですが、
なんか良い話を観たって感じがしました。
さすが角川アニメが強かった時代の作品と言うのもありますが、
27年経っても楽しめるのは凄いですね。
で、個人的にこれは凄くタイミングが良かったなと思ったのが、
この前に観たアニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」の存在でした。
2つは全く関係のない作品ですが、
アニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」で連載アニメの途中の話という感じと書いたのですが、
このアニメ映画「風の大陸 The Weathering Continent」では、
あの映画以上に「途中の話」だったのだ。
原作を読んでる人には3人の関係が分かっているのだと思いますが、
この映画しか観てないとそこら辺は全く分からない。
何故3人で旅をしてるのか、そもそもなんで旅をしてるのか、
この映画の中ではほぼ語られない。
全土は麻のように乱れたと言われても何があったんだよと。
左右の目の色が違うとか印象的に画は出るけど、
特に何かに繋がる訳でもない。
この話の前に何かがあって、この話の後に話が続いていくんだなと。
そういう意味で構造的にはアニメ映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」と似ている部分があるのですが、
1つの映画を観終わった後の満足感に差がでるのは、
やはり1つの物語としてちゃんと魅力があるかどうかなんだなと思った。
この映画のストーリーは成長物語ではなく冒険物語。
ネタバレはしないように書きますが、
主人公たちが冒険している中である場所であることに巻き込まれるというもの。
…まあある場所って「アゼク・シストラ」なんですけど。
個人的に物語は成長物語が王道だと思うし好みでもあるのですが、
こういう主人公たちの成長を描いた物語ではなく、
冒険の中で「こんな事がありました」という話も悪くないと思った。
もちろんそれには「こんな事」について魅力があるかどうかですが。
まず世界観がいいですよね。
今の時代の作品だと説明不足感がありそうな気がしますが、
説明なんかなくても付いてこいって勢いを感じる。
山から降りてきたばかりで生きてる人と死んでる人の声が聞こえると言われ、
どういう事!?って思ったりもするけど、
そんな事を気にしてるのは自分だけなのかと思うぐらい普通だった。
で、何よりも死者の都という「アゼク・シストラ」という存在。
「豊で健康的な死を」って無茶苦茶だけど、
なんかありそうだよなっていう設定が上手いと思う。
あと敵キャラが良いですよね。
「己の立つ場所も分からぬで何が見張りよ!」と、デキル男感。
見た目はモブキャラなのに実はデキル男なのかと思いきや…ね。
いや良いんですよ、結局この映画は「アゼク・シストラ」の話なので、
これ以上「人間」が目立っても仕方がないのだ。
実にいいバランスだったと思います。
そんな感じかな。
主人公たちの冒険の日常の一部を描いた作品で旅行日記みたいな話。
旅の目的とか人間関係とか全貌は見えないけど、
観終わった後に「なんか良い話を観たなあ」と思える作品だった。
若干主人公が役に立ってるのか立ってないのか分からない部分はあるけど。
井戸が枯れているのを見せてからの
「水を飲ませてくれ、後はやるよ」とか上手いなと思うし、
「オイラの名前は」ってのもちゃんと活きてくるのもいいね。
「ばかなぁ〜」ってリアクションと、
何故に対して「どうしてもなんだよ」ってのは、
なんか分からないけど凄い力を感じるなあと思った。
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