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2020年04月01日

映画「ダブル・ミッション」の感想…ジャッキー映画を観るとふと体を鍛えたなる。

今日は映画「ダブル・ミッション」の感想です。

オカンがNetflixで選んだ作品。

という訳でPS4のNetflixで鑑賞…日本語吹き替え版です。



映画「ダブル・ミッション」は2010年公開のブライアン・レヴァント監督作品。

監督の作品は映画「フリントストーン/モダン石器時代」は観たはずなのだが、

どんな感じだったのか全く思い出せない。

とりあえずライトなコメディ作品が多いのかな。


ジャッキー・チェンの映画はオカンが大好きだったのもあり、

多くの作品を子供の頃から観ているので基本好き。

ただハリウッドに行く前の方が自分が思う「ジャッキー映画感」が強いので、

このブログで感想を書いた映画「タキシード」映画「ラッシュアワー」などよりも、

映画「プロジェクトA 」とか映画「スパルタンX」みたいな方が個人的に好き。

もちろん制作側だけでなくジャッキーの年齢もあるけどね。


映画の簡単なあらすじですが、

CIAのエージェントボブは隣に住む恋人のジリアンと幸せに暮らすため、

エージェントの仕事を引退する事を決意する。

最後の仕事を終え平穏な暮らしになるかと思ったのだが、

ジリアンは父の看病のためしばらく家を空ける事に。

子どもたちの面倒を見る事になってしまうのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公ボブ・ホーを演じるのはジャッキー・チェン。

今から10年前の映画だけどそれでも結構な年齢のはずなのに、

こんなけ動けるのは流石です。

子供の頃は本当に憧れたなあ。

今からでも遅くないのかも知れないが。

恋人ジリアンを演じるのはアンバー・ヴァレッタ。

なかなか良い感じのお母さんを演じている。

出演作品を確認したら自分の好きな映画「天使のくれた時間」のポーラと書いてあったが、

ポーラって誰だっけ?

長女のファレンを演じるのはマデリン・キャロル。

映画「バイオハザードIII」のホワイト・クイーンだって。

全く思い出せないけど。

その他、マグナス・シェヴィング、キャサリーン・ボーチェー、

ジョージ・ロペス、ビリー・レイ・サイラスなどが出演。


さて、映画「ダブル・ミッション」の感想ですが、

気軽に見るには悪くないジャッキーによるコメディ・アクション映画でした。

ただちょっと思う事がありまして、引退するCIAという設定からの映画の演出なのですが、

映画の冒頭で過去のジャッキー映画のダイジェストみたいなものが流れます。

ここでそんなシーンを流したらこの映画にも同じ様なものを求めてしまうのではないか。

そういう意味でアクションに対するハードル上がってしまうと、

少しこの映画はコメディ要素が多めでアクション少なめな内容、

物足りない印象は受けてしまうと思う。


もちろん、敵役の性格というか描写の仕方で、

この映画は真面目なアクションではなく、

楽しいコメディアクションですよって製作者の見せ方の伝わるので、

観ているうちに感覚として分かってくるとは思う。


元々ジャッキー映画はコメディ要素が多いものは多いのだけど、

なんとなくハリウッドのコメディとはちょっとズレがある気がする。

そういう意味でも少し気になるところはあるのですが、

まあそこまで気にする人もいないだろうと思うので、

ライトに楽しめる作品なのは間違いない。


子供の服選びでどの色にするって言ってピンクしかないとか、

6分の遅れで寄り道したかってやりとりだったり、

絵画でゾッとするって表現だったり、

子供達の寝顔で1人ずつ見ていて最後に…ってのとか、

そういうやりとりの面白さも映画全体にある。


で、なんと言ってもジャッキーのアクション。

先にも書きましたが年齢を感じさせない動きは観ていて気持ちが良い。

いつもジャッキー映画を観ると、

なんか鍛えたくなりますよね。

こんな風に動けたらな…みたいな。


物語としては複雑な事はなく、

悪いヤツがいて家族を守りながら戦うって展開。

ネタバレはしないですが、

裏切り者がいたとしてもそれが重大な感じに見せるでもない。

本当に単純に悪いヤツをやっつけると。

で、今回の映画の大事な要素は3人の子ども。

最初はみんなから嫌われていたのだけど、

ちょっとずつ好意を集めていって、

最後にそれが実るというもの。

確かにこれぐらい分かりやすい方が楽しめると思う。


途中で、「実のパパが戻ってきたら…」みたいなセリフがあるので、

出てくるのかなと思ったのだけど、

この映画のトーンからしたら出さなくて正解だったと思う。


もちろんツッコミどころというか、

都合の良い展開もあるにはあるが、

劇中のセリフで言えば「プロレスを信じる子供」で良いと思う。

何故ボブの場所が分かったのかってのは、

ちゃんと理由が説明されて先回りされた感じはあった。

良い意味で。


そんな感じかな。

分化の違いのせいってのがあるのだが、

CIAになってどれぐらい海外にいるんだろうか。


あとエンディングのNGシーンはやっぱりジャッキー映画だと良い。

同じことを全く違う映画がやってると凄く寒いんだけど、

なんでジャッキーだと楽しめるんだろうなあ…不思議。


あと邦題についてですが、

この映画「ダブル・ミッション」の原題は「The Spy Next Door」で、

隣に住むスパイみたいな意味。

全然違うけど隣に住む人が実は凄い人だったって言うと映画「アジョシ」を思い出す。

本当に全然違うんだけどね。

「ダブル・ミッション」…か、まあ言いたい事は分からなくはないけど、

なんとなく浅はかさが溢れ出ている邦題だなって。

まあ、そんな事を気にせず楽しめば良い映画なんだけどさ。

ダブル・ミッション [Blu-ray]




2020年03月24日

映画「イーオン・フラックス」の感想…悪い映画じゃないのだけど消化不良気味に感じた。

今日は映画「イーオン・フラックス」の感想です。

今回もNetflixでオカンと何かないかと探していて目に止まったのがこちら。

という事でPS4を使ってNetflixで鑑賞…日本語吹き替え版です。



映画「イーオン・フラックス」は日本公開2006年のカリン・クサマ監督作品。

カリン・クサマ監督の他の作品はまだ観ていません。


この映画は同名のアニメ「Æon Flux」が原作。

…未見です。


映画のあらすじですが、

謎のウイルスにより人類は多くの犠牲がでた。

なんとかワクチンのおかげで生き残った人間は、

壁に囲まれた都市で生活を送っていた。

その都市は一部の人間により支配されており、

レジスタンスのイーオンは反政府活動をしていたのだが…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公イーオン・フラックスを演じるのはシャーリーズ・セロン。

このブログだと映画「プロメテウス」に出ていました。

でもやっぱり個人的には映画「スウィート・ノベンバー」のイメージなんだよなあ。

何にしても良い女です、スタイルも良すぎ。

ワクチンの開発をしたトレヴァー・グッドチャイルドを演じるのはマートン・チョーカシュ。

映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズにも出ていましたが、

渋さとカッコよさを両立したイケメン。

その他、ソフィー・オコネドー、ジョニー・リー・ミラー、

アメリア・ワーナー、ピート・ポスルスウェイトなどが出演しています。


さて、映画「イーオン・フラックス」の感想ですが、

設定が色々あって楽しそうなんだけど、

案外中身としては広がりはなく。

ネタバレになるのであまり書きませんが、

ちょっとシサンドラをはじめ、モニカンの戦士達の扱いが酷いとか、

なんか勿体ない印象がありました。


この映画はアメリカでは2005年に公開されていますが、

物語としては2011年にウイルスで人類が危機に瀕したとの事。

まさかその9年後の2020年に新型コロナウイルスで、

リアル世界が危機に瀕するとは製作者も思わないですよね。

もちろん映画みたいなダメージまでは今のところいっていませんが。


あと壁に囲まれた街って色んなところで見かける設定だけど、

個人的にはやっぱり漫画「進撃の巨人」を思い出す。

原作のアニメとかを見たらもうちょっと分かるのかも知れないけど、

映画ではこの壁とかあんまり生かされないというか、

イマイチ、外界と壁の中って設定が活きてない気がする。

もちろんラストの展開で触れていますが、

映画の伝えたいメッセージ性は分かるのですが、

物語としてはあんまり活かしきれてない気がしました。


あと物語としては先ほども触れましたが、

結構都合の良い感じにモニカンに人達が死んでいきまして。

途中である人物が兵士に対して誰に従うのかってシーンがあり、

自分で考えて行動しろみたいな展開があるのに、

モニカンの戦士は基本逆らわないからなあ。

なんだろう…なんか切ないね。


あと遺伝子情報なのかなんなのかは別にして、

過去というか前世というか、

その時に色々あったとは言え、

殺そうとしてた人とセックスする?

めちゃくちゃ気持ちよ…いや、ねえ。

どんなプレイだよとか思ってしまう。


そしてある事件から情報を得るのに1年みたいな感じなのだが、

イベントでターゲットが人前に出てくるとかならまだ分かるけど、

普通にターゲットの屋敷に潜入できるぐらい強くて隠密行動できるんだから、

もっと早くなんとか出来ただろとか思う。


画に関してイーオンの独特な動きも含め、

格闘シーンだけでなく街の雰囲気とかセットなど、

ビジュアルは今見てもなかなか独特であり見どころがある。


ただ、狙いすぎてる感も否めなく、

序盤の任務を受け取るディープキスとか、

いやいや、逆に怪しいだろと。

その後に普通の水みたいなものでメッセージとか伝えてるしさ。


狙いすぎてると言えば、あの空に浮いてる物体のひらひら。

あれは何?

そもそもあそこに行くための手段は普通はどうやってるの?

めちゃめちゃ不便なところに入り口あるけど、

あそこが本当に出入口なのだろうか。


そんなこんなでなんかなあ…と思うところもありましたが、

通して振り返ってみればそんな悪い映画でもない。

ワクチンのある副作用について、

実は自然に治っていたという展開は、

なるほどと思ったし、

人は死ぬものだというありふれたありがたいメッセージもあしまして。


そんな感じかな。

まあちょっと空いた時間にサラッと見るって感じなら良いと思います。

かつて家族もいた人生もあった、

しかし今あるのは任務のみってカッコいいよね。


で、結局モニカンのあの女はなんなのさ。

いや、黒幕はアイツでモニカンもアイツが動かしてたのは分かるが、

そんなに触れられないからなあ。


うーん、とりあえずワクチンが出来たんなら、

壁とか作らなくても良かったんじゃねとか思うのだけど、

アニメとか観たら壁が出来た意味とかもっと分かるのかな。

イーオン・フラックス [Blu-ray]




2020年03月16日

映画「スペンサー・コンフィデンシャル」の感想…楽しいアクション映画。

今日は映画「スペンサー・コンフィデンシャル」の感想です。

オカンと何か映画を観ようとしていて、

Netflixで目に止まったのがこちらのタイトル。

という訳でPS4のNetflixで鑑賞…日本語吹き替え版です。



映画「スペンサー・コンフィデンシャル」はNetflixオリジナルのピーター・バーグ監督作品。

2020年3月6日に公開されました。

ピーター・バーグ監督作品はこのブログでは映画「バーニング・オーシャン」の感想を書きました。


映画「ジェラルドのゲーム」映画「リム・オブ・ザ・ワールド」など、

Netflixオリジナルの映画を観てますがクオリティ高いなあ。

金があるって素晴らしいと思う。


映画「スペンサー・コンフィデンシャル」の簡単なあらすじですが、

警察官であったスペンサーはある事件を起こして刑務所へ。

刑期を終えてヘンリーの家に置いてもらうのだが、

翌日、スペンサーが暴行した元上司が死体で発見されたのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公スペンサーを演じるのはマーク・ウォールバーグ。

個人的に映画「ロック・スター」のイメージがあるのだが、

もちろん今回は全く違うキャラクター。

年齢を重ねていい味出ていると思います。

相棒になる同居人のホークを演じるのはウィンストン・デューク。

映画「ブラックパンサー」でエムパク役の彼ですが、

コイツに殴られたらグエッてなりそうでした。

その他、アラン・アーキン、イライザ・シュレシンガー、

オースティン・リチャード・ポスト、ボキーム・ウッドバインなどが出演。


さて、映画「スペンサー・コンフィデンシャル」の感想ですが、

先にも書きましたがNetflixオリジナルの映画はクオリティ高いなあ。

もちろん全部が全部ではないと思いますが、

普通に劇場公開作品って言われてもそうだろうなと思ってしまう。


映画全体は軽い感じのアクション映画ですが、

必要以上に難しくなく、とは言え全くの単純でもない、

なかなか良いバランスのとれた映画でした。

犯人が誰なのかとかそういう要素は低く、

主人公達のやりとりの面白さを見ながら、

スカッとする感じです。

そんな感じで物語としては深いものではないので、

少し触れるとネタバレになるのでストーリーにはほぼ触れません。


ただ、これだけはちょっと言いたいのだが、

刑務所で1人だった男が、

最終的に素敵なチームになるって展開はよくあるとは言え、

やっぱり楽しいなあと…こういう終わり方好き。

もっとこいつらを観ていたいって思う。


で、この映画の一番の魅力「チーム」であって、

その仲間とのやり取りだと思うのですが、

中でも彼女のシッシーはぶっ飛んでて良い。

「愛してる〜」って窓から荷物を捨てるのが登場シーンだし、

なんと言ってもレストランでのセックスシーン。

ヤベー奴だけど凄い魅力的でした。

バットマンのアルフレッドってのも良いなあ。

もちろん相棒のホークの「猫を殺した」とか、

スペンサーとのやりとりも面白い。

そうそう主人公スペンサーの「クラウドよこせ」は、

面白いシーンだし服役の5年の時間の流れを感じさせます。

この映画はこのチームが魅力的に見えれば、

もう楽しいし成功だと思うんですよね。


演出については、

つまようじみたいなもので怪しい人物を導きだしたり、

チラッと手錠を見せるカットを入れたりとか、

色々考えて作ってあるとは思うのだけど、

ブラックベティの使い方とか大味すぎるだろと。

もちろん良い意味で。


あと、ある人物の葬儀のシーンで、

方や質素に…方や盛大に…という、

対比の映し方は映画的で上手いなと思う。


女性がバスから降りて日産の車まで行くシーンは1カットの長回しで死体に気づくとか、

アクションシーン以外でも見せ方に工夫もあります。

そうそう、クライマックスのアクションシーンですが、

途中まで「証拠が難しい」って問題があったので、

きっとわざとボコボコにされているんだろうな、

この瞬間が中継されてるとか、

少なくともビデオで撮影されているんだろう、

そんな事を思ったのは自分だけではないはず。

…違うんかいっ!って思ったけど、

まあいっか。


そんな感じかな。

とりあえず面白かったなあ。

ホークに対してパンチは「腰を入れる」ってのは、

もうちょっと大事に使っても良かったのではないかと思ったのと、

海外のトイレは見えるのかって思ったら、

音なんて抑えようがないよなあ…って文化の違いに気づいた。

吹き替え版を観たのだが、

字幕ではどんな感じか分からないけど、

ホットドックにいたる前の過程とか言葉のセンスは好き。

Netflix




2020年03月08日

映画「クロコダイル・ダンディー」の感想…ジャングル暮らしの男が都会に行ってギャップを楽しむ映画を33年後に観たギャップで楽しむ。

今日は映画「クロコダイル・ダンディー」の感想です。

オカンが何か映画が観たいと言ったので、

Netflixで探したら目に止まったのがこちらのタイトル。

という訳でPS4のNetflixにて鑑賞…日本語吹き替え版です。



映画「クロコダイル・ダンディー」は1987年に日本公開のピーター・フェイマン監督作品。

自分が子供の頃にテレビで観た映画なのですが、

ほとんど覚えてなかったけどタイトルは有名なので、

ちょっと観てみようと選んでみました。


映画の簡単なあらすじですが、

スーはクロコダイル・ダンディーという男の取材でオーストラリアに来た。

2人でジャングルを移動しながら取材を進めるなか、言い合いになってしまい、

スーは1人で行動をしてしまう。

そして河辺でスーが休憩をしていた時、ワニが突然彼女を襲い…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公のクロコダイル・ダンディーことミックを演じるのはポール・ホーガン。

他の映画にも出ているのですが、自分はこの役しか知らない。

改めてみたら胸元がセクシーでありダンディーだった。

ミックの取材にきた新聞記者のスー・チャールトンを演じるのはリンダ・コズラウスキー。

後でもふれるのですが、

当時の映画なのかファッションってこんなに性的に主張してんのかと。

いやいやなかなかのお尻だった。

その他、ジョン・メイロン、マイケル・ロンバード、マーク・ブラム、

レジナルド・ヴェルジョンソンなどが出演しています。


映画「クロコダイル・ダンディー」の感想ですが、

今観返すと映画としてはなかなか強引なところも目立ちましたが、

それでも普通に楽しめる映画でした。

そしてなんと言っても当時の空気感みたいなのが面白い。


まず映画を観始めて出てくる「パラマウント」が古い。

そりゃ当時はそれが最新だった訳ですが、

こういうところで時代を感じれるのも味わい深い。

以前にも何かの映画の時に書いたのですが、

映画の感想は映画の内容だけではなくて、

観るタイミングで感想も色々変わると思う。

使ってるパソコンなのかワープロなのか、

逆にめちゃくちゃ高性能なんじゃないかと思うし、

当時はニューヨーク警察って馬だったの!?とか発見もあった。


あとCGがない時代ってのは映像に説得力があって、

ヘリコプターが飛んでいく時にフラッて微妙に振れるのですが、

それを観て「ああ、実際に飛んでるんだなあ」って思った。

ワニとかもCGではなくて物理的に作られたものですが、

カットを割ってなるべく違和感無い様にしていたし、

ワニと言えば「まさにモンタージュ」っていう編集で、

船に乗ってる人、ワニ、驚く人…っていう3カットを観て、

「当時の見せ方」って思った。

そう言えば、邦画の映画「テルマエ・ロマエ」でも、

ワニのシーンでモンタージュなシーンがあった。

もしかして、クロコダイル・ダンディーのオマージュ!?


キャストとのところでも書いたのですが、

とりあえずヒロインのスーが性的に主張しすぎだと思うのだけど、

当時の女性はああいう感じが普通だったのだろうか?

ピチッしてておっぱいにしか目線がいかないし、

めちゃくちゃお尻丸出しのハイレグじゃんか!とか。

そもそもジャングルにあんな薄着で行くもんなのだろうか。

知らない男と2人であんなところに行って、

何かあってもさすがに不用心としか言えない様な…。

…良い時代だったのかな。


そもそも「クロコダイル・ダンディー」という映画は、

オーストラリアのいわゆる田舎ものが都会にきて、

全く生活が違うってギャップを楽しむ映画なのに、

さらにその映画を33年後に観て当時とのギャップを楽しむって、

なんだか2倍お得な楽しみ方なんじゃないかと思う。


で、当時でも笑える部分としては、

エスカレーターを初めて乗る時とか、

チップっていう概念がない事、

トイレの形が全く違うとか、

「ちょっと分かる」って絶妙なところだと思う。


その他にも、

目線だけで警戒しているって雰囲気を出したり、

誕生日は夏の日とか、

時計で確認してから太陽で時間を見ているように振舞ったり、

髭剃りからスッとナイフに変えてワイルドさをアピールしたり、

カンガルーでシューティングゲームは違法じゃないとか、

写真は撮れないよって言われてからのレンズキャップとか、

なんかそういうセリフとか演出が粋だなあと思った。


ただ、映画として観るとやっぱり強引な部分は気になる。

ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、

スーの心情の変化というか、

ちょっと描写不足が否めないと感じました。

あくまでコメディなので警戒に楽しく観れればいいのだろうけど、

やっぱり恋愛要素もある訳で、

もうちょっと丁寧に描いても良かったんじゃないかなと。


それでもラストのバケツリレーは良かったけど。

映画のほとんど覚えてなかったけど、

あそこのシーンだけは覚えていた。


そんな感じかなあ。

使ってるカメラはキャノンのF-1とか、

NYCGってなんだろうとか、

ファーストカットが夜の都会なのに、

すぐに朝になってるのは時間は繋がってなかったのかなとか、

そんなことなども思ったり、思わなかったり。


牛を道路の真ん中に座らせるのはその後どうしたんだろうとかは思った。

2020年03月01日

映画「エージェント・ウルトラ」の感想…悪い映画ではないけど少し中途半端な気がした、「誰に命令されてるんだ」ってセリフはジーンときた。

今日は映画「エージェント・ウルトラ」の感想です。

オカンが何か映画が観たいと言ったので、

Netflixで何かないかと探して目についたのがこちら。

という訳でPS4のNetflixで鑑賞…日本語吹き替え版です。



映画「エージェント・ウルトラ」は2016年日本公開のニマ・ヌリザデ監督作品。

MVなどを数多く手がけていた様ですが、ニマ・ヌリザデ監督の作品は観た事がありませんでした。

言われてみれば、なんとなく画がオシャレ感あるような気がしてきました。


映画の簡単なあらすじですが、

主人公のマイクはコンビニでアルバイトをし、

彼女のフィービーと楽しく過ごしていた。

マイクは遂にフィービーにプロポーズをしようと考えるも、

旅行に出かければパニックを起こしてしまい上手くいかない。

そんな中、コンビニにある女性がやってきて、

マイクに謎の言葉を投げかけ去っていた。

その後、マイクは突然命を狙われるのだが無意識に抵抗していた…みたな感じかな。


キャストですが、

主人公のマイク・ハウエルを演じるのはジェシー・アイゼンバーグ。

なんと前回感想を書いた映画「ゾンビランド」に引き続き主演。

狙った訳ではなく本当にたまたま。

今回もなんとなく頼りにならない部分もあるダメ男。

いや、そう見せる彼の実力なんだけどね。

マイクの彼女フィービー・ラーソンを演じるのはクリステン・スチュワート。

映画「トワイライト」シリーズのベラ・スワンの人。

コンビニでアルバイトしててもこんな彼女がいるなら良いよねえ。

その他、コニー・ブリットン、トファー・グレイス、

ウォルトン・ゴギンズ、ビル・プルマンなどが出演しています。


さて、映画「エージェント・ウルトラ」の感想ですが、

たまたま前回が映画「ゾンビランド」だったのが良くなかったのですが、

一応この映画「エージェント・ウルトラ」もコメディ要素のあるアクションですが、

コメディにしてもアクションにしても、

なんとなく中途半端な印象を受けてしまった。


最初に言うと決して悪い映画ではない。


筋も通っているし、俳優の演技は見どころあるし、

先ほども書いたのですが画がオシャレ。

AKAIのレコードぐらいオシャレ。

画というか作品の雰囲気がオシャレ。

「1.スジ 2.ヌキ 3.ドウサ」の観点からも、

決して悪い映画ではないのだ。


しかし、なんとなく満足できないのは、

抜きんでる箇所があまりないからなのではないだろうか。


あんまり内容を具体的に書くとネタバレになってしまうのですが、

アクション部分はカッコくて良かったとは思います。

スプーンで武装ってのはちょっと笑ったけど、

フライパンとか日用品で戦う姿は魅力の1つですし、

映画のオチみたいなのにもつながるので凄く良いのですが、

このブログで感想を書いたものだと映画「ゾンビーワールドへようこそ」だったり、

他にも「武器ではなく日用品で戦う」って割と使われているので、

なかなか「そこだけ」では満足できない様な気がする。

それでも、ワンカットでみせてくれるシーンはカッコ良かったけど。


あと映画の構成として、

冒頭のシーンから回想という形で展開する。

映画「M:i:III」みたいに映画中盤に戻ってきて、

まだクライマックスが残っているのなら別なのですが、

クライマックスが回想の中に含まれていた場合、

「絶対に主人公死なないじゃん」っていう安心感が出来てしまうので、

どうなるんだろうってワクワク感が薄れてしまっている。

なんでこんな構成にしたのだろうか。


コンビニの看板というかセールの告知を、

月曜から火曜に変えるのとかは良かったかな。

そう、なんか笑えるのもちょっとオシャレなんですよね。

オシャレなのがダメって訳じゃないんだけど、

なんかもうちょっとはっちゃけてくれても良かった。

いや、これは映画「ゾンビランド」のせいなのかもしれない。


物語が動きそうなシーンになると、

今までフィックスだったのがドリーショットになったりとか、

基本的にはしっかり作ってあるんだけどなあ。


なんか上手くまとめれないけど、イマイチ感がぬぐえない。


とりあえずネタバレになるので書かないけど、

アイツは全部知ってたんだから、

旅行の提案とかのってんじゃねえよとは思う。


そんな感じかなあ。

「誰に命令されてるんだ」ってセリフはジーンときのと、

エンディングは良かった。

向こうでは主役やヒロインがヤクでキメてても良いんだなと思った。

そんなにヤクで騒ぐほどでもない気はするんだよなあ。

違法は違法で処罰は必要なんだろうけど。


邦題についてですが、

原題は「American Ultra」で、

CIAの「Project MK-ULTRA」からきている。

ただ、日本ではMK-ULTRA計画は聞き覚えの無い人も多いので、

アメリカン・ウルトラと言われてもピンと来ないだろうと思う。

が、「エージェント・ウルトラ」はなんか違うと思う。

物語的に嘘ではないのだけど、若干のネタバレになってるし。

変えるにしても何かあったような気がするのですが、

まあ…そんな感じ。

邦題にしてもなんか中途半端だったという事か。

エージェント・ウルトラ [DVD]




2020年02月22日

映画「ゾンビランド」の感想…ゾンビを使った分かりやすく説明してくれる成長物語、楽しい。

今日は映画「ゾンビランド」の感想です。

久々に映画が観れそうな時間ができたので、

Netflixで検索して目についたのがこの映画でした。

という訳でPS4のNetflixでテレビでの感想…日本語吹き替え版です。



映画「ゾンビランド」は2010年に日本公開したルーベン・フライシャー監督作品。

ルーベン・フライシャー監督と言えば映画「ヴェノム」なんだろうけど、

まだ観てないんですよね。

映画「ゾンビランド」の続編にあたる映画「ゾンビランド:ダブルタップ」も、

引き続き監督しているので是非観たいところ。


タイトルからも分かる通りゾンビ映画ですが、

この映画はコメディ要素の強い内容のゾンビ映画です。


簡単なあらすじですが、

謎のウイルスによって圧倒間に人間がゾンビになってしまった世界。

自分のルールを守り続けて生き延びた男コロンバスは、

生存者のタラハシーと出会い車に乗せてもらう事に。

トゥインキー好きのタラハシーに付き合って、

立ち寄ったスーパーにて生存者の姉妹に出会ったのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公のコロンバスを演じるのはジェシー・アイゼンバーグ。

このブログで感想を書いたものだと映画「グランド・イリュージョン」ですが、

やっぱりイメージは映画「ソーシャル・ネットワーク」が強い。

凛々しすぎない顔は今回の役にあっていたかも。

いや、そういう役なのでそういう顔に出来るという実力なのだけど。

コロンバスが出会う男タラハシーを演じるのはウディ・ハレルソン。

同じく映画「グランド・イリュージョン」にも出演しています。

今回もある意味最強の男でした…強い。

スーパーで出会う姉妹の姉ウィチタを演じるのはエマ・ストーン。

このブログで感想を書いたものでは映画「ラ・ラ・ランド」や、

映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

そして映画「アメイジング・スパイダーマン」シリーズに出演。

そう言えば、どれも大好きな映画に出演してるなあ。

目が大きい印象ですがこの映画でも目に持ってかれちゃう。

その他、アビゲイル・ブレスリン、アンバー・ハード、

そしてハリウッドの超セレブ「BM」などが出演しています。


さて、映画「ゾンビランド」の感想ですが、

めちゃくちゃ楽しかったです。

前もなんかのゾンビ映画で書いた気がしますが、

ゾンビ映画だけど「しっかり作ってある」という事。

そうなんですよね、

くだらな面白い映画こそ実はしっかり作ってあったりする。


まず登場人物が少ないのが好感が持てる。

真面目なゾンビ映画だった場合は、

仲間がゾンビにやられちゃったりして、

「ゾンビの恐さ」みたいなものを表現したり、

その仲間を殺さなきゃいけない葛藤みたいなものを描きがちだけど、

なんと言ってもこの映画「ゾンビランド」はコメディ。

ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、

この映画で仲間というか人間が死ぬって描写は1人しかない。

しかも笑える感じで。

ゾンビを扱ってるけどいわゆるゾンビ映画って感じにしてないのが良い。


映画全体的には軽いというか笑える感じですが、

主人公のコロンバスは自分の決めたルールに従っていたからこそ、

今まで生きてこられたのだが、

映画終盤はそのルールを破る事で成長をするという、

分かりやすい王道の成長物語でもある。


しかもちょっと分かりやすすぎるぐらい声で解説してしまう。

他のジャンルだったら「言葉で説明しすぎ」なのではと思うぐらい。

しかし、この映画の持つ雰囲気ではそれがマッチしてる。

見せ方もだしバランスが良いなと思った。


なんとなく「映画を分析したい人」にとっては、

なぜラストはピエロのゾンビだったのかという展開に、

何も言われずに「これは必然」と納得したいところだけどね。

しっかりと主人公自ら、

「ピエロじゃなきゃいけなんだ」ってセリフまである。

ああ、言っちゃったって。


観てる時から、「Don't be a hero」ってルールが出た瞬間に、

絶対にこれは後から活きてくるって思ったのだけど、

解説付きででちゃうからなんか逆に言いづらい。


それ以外のルールについても、

シートベルトや二度撃ちなどちゃんと上手く出してくれる。

ルール以外にもトゥインキーだったり、

例の超セレブ「BM」とかもいい演出だなと思う。


こんなけ親切に作ってあると、

「映画ってこうやって楽しむんだ」って教えてくれてる感じさえある。

でも、そんな押しつけがましい事はない感じで作れているのが、

ルーベン・フライシャー監督のバランスの良さだと思う。


あとコメディとして大事な細かい演出も良い。

酒を飲んで様に見せかける動きとか動きもだけど、

「ただ走ってるんじゃない、ダッシュよ」っていうセリフや、

トム・クルーズはB級セレブだとか、

ラッセルクロウにしとけば良かったとかは笑える。

ガーフィールド…後悔してるんかな…って、そんな事ないと思うけど。

あとジェシー・アイゼンバーグだからこその、

Facebookのアップデートをしなくてもいいってのは、

さりげなく入れてくるのはなかなか上手いなと思う。


あと、「おおアメリカ」っていうファーストカットは、

ひっくり返った「止まってる自動車」から始まって、

ラストカットは走っていく車で終わるあたり、

ゾンビのコメディ映画だけど「ちゃんと考えてるなあ」って思った。


あとメインのキャラクターは少ないですが、

ゾンビの数だったりメイクだったり、

結構お金と時間がかかってる。

雑貨屋をぶっ壊すとことか、

お金だけじゃなくて熱意だと思うんだけど、

邦画でこれだけはっちゃけてくれるのって観ないもんなあ。


そんな感じかな。

だいたい90分ぐらいの尺で観やすくて楽しい。

そうは観えないと思うけど凄くスタイリッシュな映画だと思う。

映画って「こんな感じで良い」ものもあると思うんだけど、

実際これって凄い難しいんですよね。


そうそう、前に「映画はどう観ればいいのかというレポート」って記事を書いたのですが、

この映画「ゾンビランド」は映画の見方的にも凄く良いと思った。


先ほど書いた様に劇中で色々解説してくれるのもあるのですが、

映画が始まった時と終わった時に「何が変わったのか」を確認すると、

簡単にこの映画が「なんの話」なのか見えてくる。

実はこれについてもセリフで解説してるんだよなあ…本当に親切。


言ってしまうと、

「ずっと孤独だった男が今までの自分を乗り越えて家族を手に入れる物語」です。

ゾンビランド [Blu-ray]




2020年02月11日

映画「東京の恋人」の感想…俺だって川上奈々美から言われた言葉で悔恨の念に押しつぶされたい。

今日は映画「東京の恋人」の感想です。

こちらの映画はMOOSIC LAB 2019の長編部門正式出品作品で、

クラウドファンディングで支援してDVDをいただきました。

という訳でDVDでの鑑賞です。



映画「東京の恋人」は2019年公開の下社敦郎監督作品。

この映画は下社敦郎監督の長編デビュー作との事。

クラウドファンディングにて過去の作品もDVDでいただいたので、

また観ていきたいと思います。


この映画を知ったのはクラウドファンディングのサイトCAMPFIRE。

映画を作りたい情熱があっても金銭面で苦しいって人とかは、

クラウドファンディングを使って映画を作る選択肢はもっと増えても良いと思う。

世の中には自分みたいに意欲のある人にお金を出したい人は多いと思うし、

そういう人が増えれば今の腐ってる邦画業界が変わるかもしれない。

…なんて事を思ったりする。


映画の導入部分ですが、

立夫は映画製作に情熱を捧げていたが夢破れサラリーマンになっていた。

ある日、立夫に学生時代の元カノの満里奈から連絡が入り、

何年振りかに会う事になった…みたいな感じかな。

あんまり内容を書きたくないので最小限。


キャストですが、

大貫立夫を演じるのは森岡龍。

イケメンだけどイケメン過ぎず、

今回のモヤモヤした役に凄くハマっていたと思います。

正直この役は羨ましい。

立夫の元カノ砂原満里奈を演じるのは川上奈々美。

この映画の表面上の魅力は9割は彼女だと思う。

普通に自分がFANZAで買った動画の中に川上奈々美作品がある。

こんな彼女を振ったなら18年は軽い。

その他、木村知貴、西山真来、睡蓮みどりなどが出演しています。


さて、映画「東京の恋人」の感想ですが、

凄く良い映画でした。

久々に「由緒正しき邦画」を観たって気がした。


会話をカットで割らずに引き画の長回しで見せるとか、

画的な組み立て方も邦画感がありますが、

劇的な何かが起こるって事ではなく、

過ぎていく時間の中でのそれぞれの感情の変化や機微、

正しいとか間違いとかじゃない感情の扱い方が、

懐かしささえ感じる正当的な邦画だなって思った。

…まあそれは個人的にホラー映画ばっかり観てたからなんだけど。


映画においてどんな事が起きたという「物語」はとても重要だけど、

映画によってはそれ以上に感情が大事になる。


例えば、以前感想を書いた映画「東京物語」なんて、

物語だけを書いたらおじいちゃん、おばあちゃんが東京にやってきて、

帰っていったというだけ…いや、本当は「だけ」ではないんだけどネタバレになるので省略。

あの映画は終盤に「大きな事」は起きるけど、それも人生の範囲内の話。

物語で感動するというよりはそれぞれの感情や状況の変化を描いて感動をする訳で。


この映画「東京の恋人」についても、

物語としては元カノや当時の先輩に会いに東京に来て、地元に帰るというだけ。

ネタバレになるので詳細は省きまずが基本的にはそんなけ。

その中で過去の事、今の事を考えながら、

複雑な感情を描いていく作品。


本当は細かいところまで書いていきたいのですが、

まだ一般公開されていない状態の映画なので、

フワッとしか書きませんが、

若干展開が分かってしまう部分も書いてしまうので、

何も知りたくないって人はここから先は読まない様にお願いします。


で、この映画は全4章の構成になっていて、

適当に割り当てるなら、

先輩パート、元カノパート、反省パート、川上奈々美魅力満載パート。


映画として感情を揺さぶられるのは3章以降で、

そのための1と2章という流れなので、

映画を観ている時は2章が終わった段階では、

川上奈々美は良い女だなあ、ノーモザイクじゃないか、

「背徳ってヤツはいいもんです」ってぐらいしか思ってなかったが、

映画が終わった頃には、良い映画だったなと思えます。


基本的に丁寧に作ってあるので、

音はしっかり録ってあるのはもちろんだし、

先ほども書いた会話を長回しで撮る時も、

ドリーでジワッと寄っていったりしていて、

展開は派手ではないですが退屈には思わせない工夫がある。

映画のファーストカットがベッドで寝てる2人にジワッと寄るドリーショット。

最初の画からなんか期待できそう感がありました。


東京60WATTSの音楽が雰囲気あって映画の魅力を高めていますが、

単純に音楽が良いだけではなく使い方も良いなと思う。

朝6時からレコードであの曲調だとちょっとビビるけどね。

全体的にオシャレに音楽が使われています。

ラブユー東京もね。


演出も「やっぱりノーパンか」とかのセリフで二人の関係が伝わったり、

飲食店で水道水で水を入れる音で飲食店の雑さを出したり、

まあカレーのチンッ!って音は解説してたけど、

そういう演出の付け方は良いと思います。


ダメとは言わないんだけど、

どうかなって思ったところも少し書きます。


先輩の子ども。

妻が水商売してるという事の演出なのかも知れないけど、

なんであんな赤いドレスだったのだろうか。

あれが私服って事はないだろうし、

実は誕生日だったとかそういう裏設定があったのかな。


「ストレンジャー・ザン・パラダイス」だったらもう1人…。


ビアンの妹…自由に生きている存在として出したんだと思うけど、

あんまり映画に活きてないような…。


90km/sで打てないのかって思ったけど、

30歳過ぎたらそんなもんだよね、


終盤の展開でブレーキ痕がない…って細かすぎるかな。

しっかり作ってるからそこら辺まで気にしてしまう。


ラジオ的なもので、

割と監督の想いみたいなものを言葉で伝えてしまってる気がして、

それは少し安易なんじゃないかなって思ったかな。


そんな感じかなあ。

明確には映画内では語られていないのですが、

川上奈々美が映画で一番最初に映る時の服装。

この服装1つでどういう事なのか、

色々考えれて楽しいですし、

そんな事よりなんと言っても川上奈々美が可愛い。

川上奈々美から「中出ししといて言うなよ」とか言われたい。

そりゃ川上奈々美ならハメ撮りでさえフォトジェニックだよ。

コンドーム膨らませて遊んでるのさえフォトジェニック。


そんな川上奈々美から死ぬまで特別な人とか言われる人生を送りたかった。

なんとなく松浦亜弥の「永遠の片想い」的ですよね。

そして大して好きでもない女と結婚し妊娠させた後に、

本当に好きな人が出来たらその人と幸せになってとか言われて、

悔恨の念に押しつぶされそうになるのは文学的だなと思う。


あと、「好きな女を振り向かせたい」って気持ちは、

どんな男も共通の行動原理だなと思う。


なんと言っても自分も「映画監督になりたかった」1人なので、

この映画が刺さらない訳がない。

だからこそ「映画に時効なし」って言葉は恐くもあった。


とか言って今思う事は、

俺だって川上奈々美のあんなところとか写真に撮りたいよ!

川上奈々美ヘアヌード写真集『みいななと一緒?』




2020年02月07日

映画「デッド・ウォーター」の感想…エロいジャケットだったので借りてみた。

今日は映画「デッド・ウォーター」の感想です。

前回感想を書いた映画「それ ~それがやって来たら…」と同じタイミングでレンタルしたタイトル。

邦画ホラーだったのと、ジャケットがエロかったので借りた1本。

という訳で今回もレンタルDVDでの鑑賞です。



映画「デッド・ウォーター」は2018年公開の旭正嗣監督作品。

旭正嗣監督のその他の作品はまだ観ていません。

低予算で色々頑張っていたとは思いますが、

ちょっと気になる事がありました…これについては後述。


この映画は過去に実際に起きた海難事故からインスパイアされ、

「海難」+「サスペンスホラー」というのが売りみたいです。

パッケージの裏面を参照。

…海難?サスペンスホラー??


簡単なあらすじですが、

主人公莉乃は、女の子が海で溺れる夢を見て目が覚めた。

そんな不安を抱きつつ同僚5人で元同僚の旅館へ泊りに行くのだが、

その旅館の近くの海では過去に多くの女子中学生が溺れ死んでいた場所だった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公の莉乃を演じるのは緑川静香。

彼女の画になる感じや演技は悪くは無かったと思います。

その他、石塚みづき、亜矢乃、今泉ちえこ、

末広ゆい、村上剛基などが出演しています。


さて、映画「デッド・ウォーター」の感想ですが、

ある程度の好感は持てる映画ですが決して面白い訳ではありません。

観終わった後に「ふ〜ん」って言う感じです。


まず好感の持てるところから書いていきますと、

なんと言ってもジャケットがエロい。

少なくとも自分はこのジャケットじゃなかったら借りてない。

自分みたいな低俗な人に売り込むためのジャケットデザインだと思ったが、

ちゃんと本編にも水中からの視点があってエロかった。


…というのは冗談ですが、

旅館には全く見えないけど、

外観を斜めにして不安というか異質な感じを出したり、

女優の皆さんの演技はしっかり撮っていました。

音も気にならなかったという事は良い仕事していたという事でしょう。


あと、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、

「人間死んだって急に性格は変わらない」という発想を、

監督は伝えたかったんだろうなって思うと、

見せたいものが分かりやすいのは好感が持てます。


ダメ…というか、どうかなって感じの部分が割とあって、

まず冒頭に悪夢で目が覚める主人公が「…夢?」とセリフで言う。

マンガや小説なら違和感がなくても、

実写の映像だと独り言は少し違和感に感じるし、

わざわざ「夢?」って言わなくても観てる人はそれぐらい分かる。


わざとなんだと思うんだけど、

後々大事になってくる姉からもらうお守り。

「邪魔になるもんじゃない」って言えないぐらい邪魔な大きさ。

その中身についても、いやいや…剥き出しっすか!?

あれ…もしくは自分が見逃しただけ??


そして綺麗な海をバックに緩やかなBGMからのタイトル。

デッド・ウォーター…この出し方はどうなん。


このタイトル部分に関しては、

あなた方がデッド・ウォーターって思っているものは、

実は想像と違うんですよって事を暗示するために、

わざとやっているという可能性もあるんだけど、

それ以外の部分に関しても、

この映画は「音楽」が酷い。

ミスマッチというかチョイスする音楽が絶望的にセンスが悪い。


5人横並びで寝てる画がなんとなく「おそ松さん」感がありましたが、

その後の悪夢は「それってメイクの問題じゃん」って。

襲ってくるとかなら分かるんだけど、振り返ってバンッて。

それ恐いの?笑うところなの?

なんとなく中途半端な恐怖演出はいかがなものか。


あと、展開に関わるところなので書くか迷ったのですが、

風呂場みたいな水の多い場所で襲われても助かったのに、

洗面器でやられるってどうなんって思っていたら、

まさか次はペットボトル2本て…口が塞がらないんだから、

普通に水が溢れるだろうが!!


そうそう、ちょいちょいこの映画がマジなのかマジじゃないのか分からなくて、

「黒木さんをこのままにはしておけない」と言ってからの置いていく感じとか、

わざわざセリフで言わせてるんだからわざとだと思うんだけど、

なんか図りかねるんですよね。


あと被害者が勢ぞろいするシーンは、

4年間のわりに被害者が少ないので、

もうちょっとエキストラとか使えたらなあと思ったり。


そんな感じかなあ。

恐れていたものが実は本意はそうではなかったり、

他に黒幕がいたりとか、そういう要素は良いとは思う。

ただ黒幕の存在もイマイチなんなのかピンとこない。

役者も頑張っててやべー奴だってのは分かるが、

もう少し黒幕を掘り下げる尺があっても良かったのでは。

もちろん、流れからアイツもすでに生きてる存在じゃないのは分かる。

でも、じゃあなんなのかって説明が無さ過ぎじゃないかなと。


一番最後に同僚で被害にあった人を、

「あんな感じの演出」で見せていたのは好感が持てるところ。

生き返った訳ではなく、呪縛が解けたんですよって。

こういう「言葉を使わなくても画で理解させる演出」が出来る監督なのになあ。

なんで「…夢?」とか言わせちゃったんだろうか。


あと、「だったら足を引っ張るなよ」と言いたいし、

夢も「ちゃんと事実が分かる様な夢を見せろ」や!!

デッド・ウォーター [DVD]




2020年01月30日

映画「それ ~それがやって来たら…」の感想…オマージュにもパクリにもなってない、沖田光監督に信念はないのか!?

今日は映画「それ ~それがやって来たら…」の感想です。

先日久々にレンタルで借りた映画の中の1本。

…というか、全部で6本も借りたのにまだこれしか観れていない。

そんなこんなでレンタルDVDでの鑑賞です。



映画「それ ~それがやって来たら…」は2018年公開の沖田光監督作品。

沖田光監督は他にもいくつか監督されている映画はあるのですが、

今のところ観たい…って気はしていない…これは後述します。


この映画は「それ 〜それがやって来たら…」というタイトルからも分かる通り、

洋画「IT/イット」を意識している映画。

パクりというよりはオマージュという事なんだとは思うけど、

この点についても後述したいと思います。


映画の簡単なあらすじですが、

主人公の絢香は友人の手伝いで子供達のキャンプの引率をしていた。

楽しく子供達と過ごすはずだったのだが、

夜に記憶を無くした少女を山で見つける。

そして朝になると子供の1人が行方不明になっていて…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公の小林絢香を演じるのは平松可奈子。

SKEファンにとったら嬉しい平松可奈子主演。

ただ映画の内容に合っていたかどうかは別の話。

これも後述します。

友達のすみれを演じるのは椎名ひかり。

アイドルは可愛いし低予算の映画の華になるので、

アイドルを使う事自体は良いと思うのですが、

彼女についても主演の平松可奈子同様、

ちょっと思うところがあるので後述します。

そして謎のピエロメイクの「それ」を演じるのはいしだ壱成。

やっぱり存在感はあって流石だとは思ったのだけど、

なぜこのオファーを断らなかったのか。

これについても後ほど書きます。

その他、牧純矢、浅野桃花、加藤直輝、金丸竜也、

加藤大翔、ナナエ、有澤ミッシェル、峯田百花、

などが出演しています。


さて、映画「それ ~それがやって来たら…」の感想ですが、

酷い…平松可奈子主演映画でそんな事を言いたくないのですが酷いです。


予算がないのは分かるし、キャストも大人の事情で決まったのでしょう。

沖田光監督が本来形にしたかったものではないのかもしれない。

ただそれでも、どうにか出来る部分はもっとあっただろと思う。


まず一番の問題を取り上げたいと思うのですが、

沖田光監督は「何が作りたかったのか」が全く分からない。

「それ ~それがやって来たら…」ってタイトルで、

ピエロメイクの男が襲ってくるのはもう「IT/イット」でしょう。

そこまで明らかな事をやっているのにもかかわらず、

「IT/イット」要素が全くない。

この映画のだいたい公開1年前に映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」があって、

それに便乗したいって売り込み方だったとしたら、

せめて「IT/イット」要素がないとパクリにもオマージュにもならない。


そもそもオマージュって尊敬とか敬意って意味であって、

凄く尊敬しているからこういう演出を真似して使いましたとか、

そういう事のはずなんだけど、

この映画「それ ~それがやって来たら…」には全くそんなところはありません。

パクったという観点からみても、パクれているのはタイトルぐらい。

ただピエロっぽい男が襲ってこれば、

それは「IT/イット」なのかと言えばそうではない。


という訳でオマージュでもないしパクれてもない。

なんとなくタイトルを似せてみただけ。

これって映画監督としては最低の行為なんじゃないですか?

自分の伝えたい事、作りたいものを全く無視して、

ただただ世間で「IT/イット」が話題だから「ガワだけ似せる」って。

そんな信念も何もない沖田光監督の映画が面白い訳がない。


世の中にはパロディ作品でもオマージュでも素晴らしいものがいっぱいある。

その中でガワだけ似せた作品を世の中に出して恥ずかしいと思わないのだろうか。

恥ずかしい、本当に。


…ただ、大人になると生きていくためには綺麗ごとだけ言ってられないのも分かるので、

まあ映画監督として最低だなとは思うけど、

まあそれを分かっててやらなきゃいけない事もあるのかもしれないかな、と。


で、じゃあそれ以外の部分について感想を書いていきます。


まず映画冒頭にニュース映像。

ネタバレになるのでここでは書きませんが、

既にこのニュースで実際の事件の結末が言われます。

そして3ヵ月前と時間が戻る構成。

ホラーでこういう作りはあんまりよくないと思うんですよ、

誰が生き残って誰が死ぬのかって分かってしまう訳で。


「ホラー映画の入り」としては微妙だなとは思ったのだが、

それ以上にこのニュースを読み上げている人が酷い。

全然アナウンサーっぽくない…しょぼい。

最終的にOKを出すのは監督なのでもう少しどうにか出来ただろと思う。


あと看護婦が明らかに具合悪そうにしてる絢香に、

「具合はどう?」って聞くのっておかしいだろ。

そこは「大丈夫ですか?」じゃないのか。


…みたいな感じで映画が始まるので不安しかなかったのですが、

3ヵ月前の映像になってからビックリ。

子供達と引率の主人公含め大人2人が映っているのだが、

身長の問題もあるが誰が大人で誰が子供なのか分からん!

こんな何かあったら大丈夫なのかって女性2人で、

そもそも子供達を預かっていいのかって。

で、その不安が的中!

女の子が山に誰かいたって報告を聞いて、

普通は大人が見に行くって流れなのに、

こいつらは危険な状況かもしれないところに、

そのまま子供達を連れてくるのだ。

もし、普通に不審者がいたらどうするんだよお前ら。


さらにその後、子供が1人行方不明になった後に、

「どうしよう?」とか案の定ダメダメ…どうしようじゃねえよ。

子供達から固まって動いたら効率悪いからバラバラになって探そうと言われ、

そうだねと流される…なんじゃいこりゃ。

平松可奈子は脚本読んで断っても良かったと思うんだよね。

いや、売り出し中の身なら使ってもらえるだけありがたいって事だろうが、

もうちょっと沖田光監督が映画にやる気ある人だったらなあ。


もっといっぱいダメなところを詳しく書く事もできますが、

それだけ長文になってしまうので簡単に書いていきます。


「それ視点」ではぁはぁ息遣いが入るショットが何回か映るんだけど、

全然はぁはぁ言う設定じゃねえじゃん…鬱陶しいだけ。

その声必要だった!?


女の子が山で何かを観たって時は空が明るいのに、

その後みんなで行く時は真っ暗。

いや、撮影時間とれないなら、

もう空映る画は無しで良かったじゃん。


子供達は寝かせてきたって言ったのに、

その後に布団の準備シーンとかおかしいだろ!


食べすぎではトイレであんな風にならん。

あれは食あたりの状況。


明かりもない山の中で、

小便するのにそんな遠くに行かねーだろ。


行方不明の子を探す時に、

「ゆうたゆうたゆうたゆうたゆうた〜」って、

例え行方不明の子が反応してても声聞こえないじゃん。


バラバラで捜索するって言ったのに、

全然探していないんかい!


「それ」と女の子の行方について、

「奥の洞窟」って何故お前は知っている!?

グルなのかなって思ったけど違うんかい!!


そもそも1度襲われていて、

すでに死人が出てて危ないヤツがいるって分かったんだから、

少なくともそんな頼りない大人と探しに行くなよ。


4人いて襲われたとしても別々に逃げれば1人しかやられんだろ。

お前らは「Dead by Daylight」をやってないのか!?


3人の子供達のある過去の事件が全くストーリーに活きてない。


そんな感じかなあ。

あんなけちゃんとしたキャンプ場だったら電話ぐらいありそうだとか、

生首と二人っきりにするなよとか、

あのナイフで首を切ったの!?とか、

細かい事を言い出したらもっとあるんだけどね。


ただこんな映画でも面白い瞬間はあった。

それは子供達が「それ」と遭遇した時のシーン。

それまで「それ」のアップは無かったのに、

「誰だ…お前!?」というセリフの後に

バンッ!と白塗りのいしだ壱成のアップ。

あの瞬間は笑ったなあ。

誰だ…お前って…いしだ壱成だよ!!


でも、いしだ壱成ってやっぱり画にはなっていて、

やっぱり違うんだなと思ったし、

彼の演技そのものはそんなに悪くはない。

…というか頑張っていた。

言うなれば、いしだ壱成の力を持ってしても、

この映画はどうする事も出来なかったのだ。


あとはキャンプの最初で手を挙げる子と上げない子がいて、

ノリのいい子と悪い子がいるんだなってキャラ別けしてるんだなって思ったけど、

特にその後には活かされなかった。


という訳で、まあ酷い映画だったなあ。

そうそう、ホラー映画と言えば余韻というか、

後味を悪くするのも効果的なんだけど、

ネタバレになるので詳しくは書かないけど、

自分が生きていてはいけない、

死のうってしてる人を一番最後に殺したところで、

そんなに恐くないし、余韻も残らない。

何故、そんな事も分からないのだ沖田光監督よ。


ああ、あと音について、基本的にちゃんと録っているんだけど、

たまに籠ったり音質に違和感があるシーンがあって、

撮影時の音声担当はサボってたのかよと思った。


以上、タイトルだけそれっぽい感じにしてしまった、

信念も何もない映画の感想でした。

ちょっとは「IT/イット」要素入れとけよ、マジで。

それ ~それがやって来たら… [DVD]




2020年01月16日

映画「枯渇の川」の感想…カレー屋は除霊は出来なくても映画は作れる!

今日は映画「枯渇の川」の感想です。

この映画はカレー屋さんの株式会社カリガリがイベント用に作成したもの。

クラウドファンディングでダウンロード権をもらっていたので、

映像をダウンロードしていたのですがなかなか観れてなかったのを、

会社のパソコンで空いた時間に鑑賞したのでした。



映画「枯渇の川」は2019年10月25日のイベント「カリガリフェス5」にて上映されたもの。

監督は主演もしているカリガリ二木。

監督と主演だけでなく、企画、脚本、演出、編集などもこなし、

なんと適当な歌までやっている…感服。

感服とは「深く心に感じて尊敬の念を抱く」という意味。


物語の導入部分ですが、

カリガリ二木がTwitterでネタとして祖母がシャーマン的な事をしてたと呟くと、

ある女性から霊に悩まされていて除霊をしてほしいとDMを送られたのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主役はカリガリ二木が本人役で主演。

結構頑張っていて好感が持てました。

謎の女性千代を演じるのは古川すい。

役による良い感じの不気味さと可愛さがあったと思います。

その他、スタッフ含め多くの人が頑張っていました。

ネタバレになるので書きませんが某事務所社長も良かったです。


さて、映画「枯渇の川」の感想ですがめちゃめちゃ良かったです。

大人になって仕事をしながらこういう事をやってるのに憧れます。


以前、映画「レジェンド・オブ・ダンジョン」の感想で、

映画としてダメなんだけど作りたい熱意みたいなものは感じて、

これは自主製作を考えてる人達には励みになるみたいな事を書きました。


そういう意味では、この映画「枯渇の川」に関しては上をいきました。

二木博による「熱意と行動力があればちゃんと形に出来る」と。

確かにダメなところはあるというか、あくまでもイベント用の映像であって、

こんな感じで映画として感想を書かれる事なんて思ってもなかったはず。

だけれども、先ほども書いた通り監督から企画や脚本、編集に主演。

世の中に映画とか作りたいけど金も機材も無いから出来ないとか言ってる人がいたなら、

まずはこの映画を観るべきだと思う。

何か作りたいとか言ってても何もやってない奴は結局何も形に出来ないのだ。


…という精神的な評価はめちゃくちゃ高いので、

もし機会があれば是非色んな人に観てもらいたいのですが、

せっかくなので真面目に感想を書いてみたいと思います。


先にダメだったところ。

まず映画の始まり方ですが、

Twitterの画面を使ったりDMのメッセージを出すのは良いのですが、

文字量が多すぎて読めない。

もちろん読ませるつもりはないからこそ、

セリフで「除霊してくれ」などの状況を説明してるのだろうが、

DMの内容はもうちょっと整理して、

ある程度文字でも読めた方が良かったと思う。


インディーズ映画ではありがちなスタッフの映り込みですが、

開いた車のドアにカメラマンだったり、

通行人を止めていたスタッフが映るのはありがち。

無理して車に乗り込むシーンを撮らなくてもって思ったのだけど、

あらためてこのシーンを観た時にあるオチに繋がってたんだと気づいて、

確かに無理してでもこのシーンは使いたかったんだろうなと思った。

二木監督はマジで結構色々考えてるんだと感心した。


画に関しては途中で質感が変わったり、

後処理で役者の顔をアップにしたりして画質が荒くなってたり、

同ポジでディゾったりするのはなるべく止めた方がいい。


あと製作費が安い映画でありがちと言えば「音」です。

音をしっかりしようと思うと別途スタッフや機材が必要になり、

昔感想を書いた映画「裏麻雀美神列伝 脱がせの美咲」みたいにレンタルショップにあるものさえ、

なかなかしっかり出来ないのが現状。

そんな中でこの作品に音のクオリティを求めるのは酷だとは思う。

引き画で撮影してる場合、それぞれの役者にマイクが当てれないと、

どうしても小声などの入力が低い音は聞こえづらい。

これを編集でどうにかしようと思ってもゲインが上がっちゃうので無理なので、

やっぱり撮影時にマイクでしっかり撮るのが一番なんだけど、

さっきも言ったみたいになかなかここは超えるハードルが高い。

ただ、ここを超えるだけで結構なクオリティになるんだけどなあと。

映像よりも音声は差がでる部分なのは間違いない。

それでもカメラマイクでやっちゃえって強引な作品もある中で、

ちゃんとマイクでノイズを減らそうと頑張ってはいました。

あと、ステレオ音声にすると右左の音の入力がコロコロ変わると不自然なので、

いっその事、編集時にセリフはモノラルに変えてるというかセンターに合わせた方が良かったかも。


良かったところですが、

まずはさっきも書いたこれを形にしたカリガリ二木の頑張りは凄い。

是非、今年も挑戦してほしい。


脚本も担当その事ですが、

物語のオチも良いと思うし、映像としてのオチも笑えました。

ちょっとiPhoneカメラの映像というかあのアナログノイズの映像は、

もっと後半まで引っ張った方が良かったとは思うけど、

ちゃんと考えて作ってるんだなと好感持てます。


先ほど画についてダメなところを書きましたが、

実は良いところもありまして、

大雑把に言うなら「観にくくない」という事。

しっかりフィックスで撮影していたり、

必要があればハンディで動いたり、

アップを後処理でしたために画質が荒れてしまいましたが、

ちゃんとカメラワークやサイズも考えてるんだなと。


借りてる場所みたいですが、

結構部屋のボロボロな感じとか出ていて、

ちゃんとした場所を探してやってるんだなと言うのも良かったです。


そんな感じかな。


いや、本当に頑張ってましたよ。

頑張ってましたとか書くとなんか上からになってしまうのですが、

実際のところは自分なんかよりも圧倒的に上の存在ですよ。


とりあえず、あべりかさんが綺麗なのとエンドロールが最高なので、

今年もやって欲しいなと思います。


MASALA味食べてみたい。

カリガリ




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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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