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2018年08月24日

映画「ラ・ラ・ランド」の感想…ライアン・ゴズリングは2度うなずく。

今日は映画「ラ・ラ・ランド」の感想です。

オカンがいつものようにAmazonのPrime Videoで観るものを探していたら、

なんともう映画「ラ・ラ・ランド」が追加料金なしで観れるではないですか。

という事でPS4のPrime Videoにて鑑賞…字幕スーパー版です。



映画「ラ・ラ・ランド」は日本公開2017年のデミアン・チャゼル監督作品。

このブログでは映画「セッション」の感想を書いていますし、

その時にも映画「ラ・ラ・ランド」の事には触れたのですが、

結局劇場で観れなくて今回が初鑑賞になります。

どちらの映画も「音楽」が重要な要素ではあるのですが、

言われないと同じ監督とは分からないぐらい雰囲気が違った。

もちろんミュージカル映画ってのは、

それだけで他のジャンルとは雰囲気が変わってしまうものですが。

あと共通点としては「職業」というか、「その道で生きていく」というか、

そういう部分はもしかしたら作家性によるメッセージなのかもしれません。


数々の賞を受賞している作品なので説明は不要だと思いますが、

脚本までデミアン・チャゼル監督が手がけているのは凄いですね。


映画のあらすじですが、

女優を夢みるミアはオーディションを受けるも結果がでない日々を送っていた。

一方、ジャズピアニストのセブは自分が弾きたい曲も弾けず苦しんでいた。

ある日、ミアが流れてきた音楽に惹かれ、

たまたま立ち寄った店ではセブがピアノを弾いていた。

しかし、店から演奏を中止され立ち去ろうとするセブ。

ミアは声をかけようとしたのだが無視されて彼は出て行ったのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

ジャズピアニストのセブを演じるのはライアン・ゴズリング。

映画「ブルーバレンタイン」好きなんですけど、この映画については後でも触れます。

演技についてもまた後述するのですが、本当に良いですよね。

女優志望のミアを演じるのはエマ・ストーン。

このブログでは映画「アメイジング・スパイダーマン」シリーズと、

映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に出演。

今回も飛び出しそうな目と、魅力的なルックスがいい。

一見するとかわいいのかかわいくないのか分からなくなるけど、

やっぱりかわいいってところに落ち着くという絶妙なバランスの持ち主。

セブと音楽活動をする事になるキースを演じるのはジョン・レジェンド。

本物のアーティストで、自分がCDショップで働いていた時に、

「Get Lifted」が発売されて結構売れていたのを今でも覚えている。

その他、ローズマリー・デウィット、 J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、

トム・エヴェレット・スコット、ミーガン・フェイなどが出演しています。


さて、映画「ラ・ラ・ランド」の感想ですが、感動しました。

なんと言っても音楽が良いですよね。

メインテーマ曲の耳に残るというか、美しくも悲しいメロディ。

これがまずこの映画の成功の1つだと思う。

久々に映画のサントラ買っちゃいました。


映画の構成が上手いというか、

言い方を悪くすると映画の構成一点特化だと思うんですよね。

いや、後で書くけど他の部分も優れた映画なのですが、

物語として感動するポイントは映画のラストの一点。

そこだけと言えばそうなんだけど、

ただ、これが上手く出来る人はなかなかいない。

ネタバレはしない様に書きますが、

映画ラストに感情が溢れる構成というと、

先ほど書いたライアン・ゴズリング主演の映画「ブルーバレンタイン」を、

この映画を観た時にふと思い出しました。

エンドロールとかではないですけどね。


まず、映画が始まってすぐに大渋滞のシーンでのミュージカル演出。

観ている人に「この映画はこういう映画だよ」って親切に教えてくれる。

もちろん、随所にミュージカル演出はあるのだけど、

ラストの演出を違和感なくみせるための布石として、

このシーンを打ってるのは素晴らしい。

映画とは関係ないけど「LAは29度で暑い」とか言われると、

40度を超えた日本は異常過ぎるだろとか思ってしまった。

あと、ミュージカル演出部分だからいいんだけど、

中央分離帯を挟んだ反対側も車の向きが同じなのは気になったけど。

まあ、わざわざそうしてるのであえてなんだろうが。

新しい日だなって。

そして今回はドレスなどの服とか文具などの小物とかの「色」がとにかくカラフル。

この鮮やかな色彩だけでも映画が華やかになっています。

もちろん、シーンに合わせて色が使われてるので、

ただただカラフルって訳ではないのが良い。

ミュージカル演出部分はもしかしたらインド映画とかの影響があるのかも。

ちょっと原色系の色の華やかな使い方が雰囲気近い気がした。


撮り方に関しても工夫があって、

パーティーの帰りのダンスシーンは1カットで撮ってるのは印象に残った。

それ以外のシーンとかではカットを変えてたりするのですが、

あのシーンはつかみとしても「1カット」で正解だと思った。

あ、ジャズの演奏も1カットでしたね、カッコ良かったです。


カメラワークはググッて寄るドリーショットが効果的に使われていて、

お店に入ってググッと顔へアップとか、

ピアノ弾いてるシーンでのググッてのがキマっていた。


ピアノを弾いているシーンと言えば、

最初顔だけ映っている感じになっていて、

「どうせ弾いている人は違うんでしょ」って思わせておきながら、

1カットで手元が見える様なカメラワーク。

「ライアン・ゴズリング弾いてるの!?」と観客が驚く様な撮り方。

絶対これは意図的。


俳優の演技もさすがですよね。

ライアン・ゴズリングの演奏ももちろん良いのですが、

エマ・ストーンの演技とか凄く良くて、

オーディションでの電話の演技とかも良いのですが、

なんと言ってもセブのライブに行った時の「違和感のある顔」ね。

何も話はないけど、「違うでしょ」って顔から伝わってくる。

単純に嫌悪感のある顔ではなく、戸惑いの顔。

これはなかなか出来ないですよね…あの曲、結構良いですよね。

そして、最後のオーディションになるあのシーン。

最初は声が小さいのですが、徐々に盛り上がっていく演技。

ただの1シーンと言えばそうなんですが、

色んな技術が詰まっていたりします。


映画は春、夏、秋、冬と季節でチャプターが分れているのですが、

まさに起・承・転・結で良い感じに見せてくれます。

ネタバレはしたくないんだけど、

ちょっと書くとしたら、ラストのあのミュージカル部分。

最初観ていた時に、お店で声をかけたけど無視されたシーンが、

ちょっと違和感があったんですよ。

いくらなんでもそんな酷いことする?みたいな。

でも、あそこをあえて観客に印象深くさせてからの…って、

そして始まる映画「天使のくれた時間」的な…ね。

泣いたね…映画「天使のくれた時間」も好きなんですが、

ああいう「こんな未来があったかもという可能性」みたいなの、

本当に切ない…お互いに夢を叶えている状態のはずなのに…って、

これネタバレかな、まだ大丈夫だよね。


そんな訳で良い映画です。

ガンになるけど有効って車の探し方とか、

3匹のクマのクマ視点の映画とかクスッと笑えますし、

映画館の閉店で時間の移り変わりを見せたり、

ジャズは嫌いと言わせてもどかしい心情を表したり、

食事してる時に流れてくるピアノ曲とか、

カフェでお金を払うのだったり、SEB'Sのロゴとかね。

細かいとこは言い出したらキリがない。


映画とは全然関係ないのですが、

グリフィス天文台のシーンでいわゆる恋人つなぎをするのですが、

恋人つなぎを見ると今井絵理子が頭に過ぎる。

これね…結構罪だと思うんだよね。

せっかく良い感じで映画を観てるのに、

「恋人つなぎ」って演出があるとフワッと出てくる。

本人も望んではないのだろうけど。


英語の勉強として、研究のためってのは「For research」って言うんだなってのと、

アメリカだから秋はAutumnじゃなくてFallなんだなって。

…オータム・イン・ニューヨークってなんでAutumnだったんだろう。

まあいっか。


ほんと良い映画で、

一番好きなシーンはラストのラスト。

ライアン・ゴズリングが2度うなずくんですよ。

もちろんあれはミアに対してと自分に対しての2度のうなずき。

言葉は何も発してないけど、分るなあって。

ラ・ラ・ランド コレクターズ・エディション(2枚組) [Blu-ray]




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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