2020年02月07日
映画「デッド・ウォーター」の感想…エロいジャケットだったので借りてみた。
今日は映画「デッド・ウォーター」の感想です。
前回感想を書いた映画「それ ~それがやって来たら…」と同じタイミングでレンタルしたタイトル。
邦画ホラーだったのと、ジャケットがエロかったので借りた1本。
という訳で今回もレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「デッド・ウォーター」は2018年公開の旭正嗣監督作品。
旭正嗣監督のその他の作品はまだ観ていません。
低予算で色々頑張っていたとは思いますが、
ちょっと気になる事がありました…これについては後述。
この映画は過去に実際に起きた海難事故からインスパイアされ、
「海難」+「サスペンスホラー」というのが売りみたいです。
パッケージの裏面を参照。
…海難?サスペンスホラー??
簡単なあらすじですが、
主人公莉乃は、女の子が海で溺れる夢を見て目が覚めた。
そんな不安を抱きつつ同僚5人で元同僚の旅館へ泊りに行くのだが、
その旅館の近くの海では過去に多くの女子中学生が溺れ死んでいた場所だった…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の莉乃を演じるのは緑川静香。
彼女の画になる感じや演技は悪くは無かったと思います。
その他、石塚みづき、亜矢乃、今泉ちえこ、
末広ゆい、村上剛基などが出演しています。
さて、映画「デッド・ウォーター」の感想ですが、
ある程度の好感は持てる映画ですが決して面白い訳ではありません。
観終わった後に「ふ〜ん」って言う感じです。
まず好感の持てるところから書いていきますと、
なんと言ってもジャケットがエロい。
少なくとも自分はこのジャケットじゃなかったら借りてない。
自分みたいな低俗な人に売り込むためのジャケットデザインだと思ったが、
ちゃんと本編にも水中からの視点があってエロかった。
…というのは冗談ですが、
旅館には全く見えないけど、
外観を斜めにして不安というか異質な感じを出したり、
女優の皆さんの演技はしっかり撮っていました。
音も気にならなかったという事は良い仕事していたという事でしょう。
あと、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
「人間死んだって急に性格は変わらない」という発想を、
監督は伝えたかったんだろうなって思うと、
見せたいものが分かりやすいのは好感が持てます。
ダメ…というか、どうかなって感じの部分が割とあって、
まず冒頭に悪夢で目が覚める主人公が「…夢?」とセリフで言う。
マンガや小説なら違和感がなくても、
実写の映像だと独り言は少し違和感に感じるし、
わざわざ「夢?」って言わなくても観てる人はそれぐらい分かる。
わざとなんだと思うんだけど、
後々大事になってくる姉からもらうお守り。
「邪魔になるもんじゃない」って言えないぐらい邪魔な大きさ。
その中身についても、いやいや…剥き出しっすか!?
あれ…もしくは自分が見逃しただけ??
そして綺麗な海をバックに緩やかなBGMからのタイトル。
デッド・ウォーター…この出し方はどうなん。
このタイトル部分に関しては、
あなた方がデッド・ウォーターって思っているものは、
実は想像と違うんですよって事を暗示するために、
わざとやっているという可能性もあるんだけど、
それ以外の部分に関しても、
この映画は「音楽」が酷い。
ミスマッチというかチョイスする音楽が絶望的にセンスが悪い。
5人横並びで寝てる画がなんとなく「おそ松さん」感がありましたが、
その後の悪夢は「それってメイクの問題じゃん」って。
襲ってくるとかなら分かるんだけど、振り返ってバンッて。
それ恐いの?笑うところなの?
なんとなく中途半端な恐怖演出はいかがなものか。
あと、展開に関わるところなので書くか迷ったのですが、
風呂場みたいな水の多い場所で襲われても助かったのに、
洗面器でやられるってどうなんって思っていたら、
まさか次はペットボトル2本て…口が塞がらないんだから、
普通に水が溢れるだろうが!!
そうそう、ちょいちょいこの映画がマジなのかマジじゃないのか分からなくて、
「黒木さんをこのままにはしておけない」と言ってからの置いていく感じとか、
わざわざセリフで言わせてるんだからわざとだと思うんだけど、
なんか図りかねるんですよね。
あと被害者が勢ぞろいするシーンは、
4年間のわりに被害者が少ないので、
もうちょっとエキストラとか使えたらなあと思ったり。
そんな感じかなあ。
恐れていたものが実は本意はそうではなかったり、
他に黒幕がいたりとか、そういう要素は良いとは思う。
ただ黒幕の存在もイマイチなんなのかピンとこない。
役者も頑張っててやべー奴だってのは分かるが、
もう少し黒幕を掘り下げる尺があっても良かったのでは。
もちろん、流れからアイツもすでに生きてる存在じゃないのは分かる。
でも、じゃあなんなのかって説明が無さ過ぎじゃないかなと。
一番最後に同僚で被害にあった人を、
「あんな感じの演出」で見せていたのは好感が持てるところ。
生き返った訳ではなく、呪縛が解けたんですよって。
こういう「言葉を使わなくても画で理解させる演出」が出来る監督なのになあ。
なんで「…夢?」とか言わせちゃったんだろうか。
あと、「だったら足を引っ張るなよ」と言いたいし、
夢も「ちゃんと事実が分かる様な夢を見せろ」や!!
前回感想を書いた映画「それ ~それがやって来たら…」と同じタイミングでレンタルしたタイトル。
邦画ホラーだったのと、ジャケットがエロかったので借りた1本。
という訳で今回もレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「デッド・ウォーター」は2018年公開の旭正嗣監督作品。
旭正嗣監督のその他の作品はまだ観ていません。
低予算で色々頑張っていたとは思いますが、
ちょっと気になる事がありました…これについては後述。
この映画は過去に実際に起きた海難事故からインスパイアされ、
「海難」+「サスペンスホラー」というのが売りみたいです。
パッケージの裏面を参照。
…海難?サスペンスホラー??
簡単なあらすじですが、
主人公莉乃は、女の子が海で溺れる夢を見て目が覚めた。
そんな不安を抱きつつ同僚5人で元同僚の旅館へ泊りに行くのだが、
その旅館の近くの海では過去に多くの女子中学生が溺れ死んでいた場所だった…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の莉乃を演じるのは緑川静香。
彼女の画になる感じや演技は悪くは無かったと思います。
その他、石塚みづき、亜矢乃、今泉ちえこ、
末広ゆい、村上剛基などが出演しています。
さて、映画「デッド・ウォーター」の感想ですが、
ある程度の好感は持てる映画ですが決して面白い訳ではありません。
観終わった後に「ふ〜ん」って言う感じです。
まず好感の持てるところから書いていきますと、
なんと言ってもジャケットがエロい。
少なくとも自分はこのジャケットじゃなかったら借りてない。
自分みたいな低俗な人に売り込むためのジャケットデザインだと思ったが、
ちゃんと本編にも水中からの視点があってエロかった。
…というのは冗談ですが、
旅館には全く見えないけど、
外観を斜めにして不安というか異質な感じを出したり、
女優の皆さんの演技はしっかり撮っていました。
音も気にならなかったという事は良い仕事していたという事でしょう。
あと、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
「人間死んだって急に性格は変わらない」という発想を、
監督は伝えたかったんだろうなって思うと、
見せたいものが分かりやすいのは好感が持てます。
ダメ…というか、どうかなって感じの部分が割とあって、
まず冒頭に悪夢で目が覚める主人公が「…夢?」とセリフで言う。
マンガや小説なら違和感がなくても、
実写の映像だと独り言は少し違和感に感じるし、
わざわざ「夢?」って言わなくても観てる人はそれぐらい分かる。
わざとなんだと思うんだけど、
後々大事になってくる姉からもらうお守り。
「邪魔になるもんじゃない」って言えないぐらい邪魔な大きさ。
その中身についても、いやいや…剥き出しっすか!?
あれ…もしくは自分が見逃しただけ??
そして綺麗な海をバックに緩やかなBGMからのタイトル。
デッド・ウォーター…この出し方はどうなん。
このタイトル部分に関しては、
あなた方がデッド・ウォーターって思っているものは、
実は想像と違うんですよって事を暗示するために、
わざとやっているという可能性もあるんだけど、
それ以外の部分に関しても、
この映画は「音楽」が酷い。
ミスマッチというかチョイスする音楽が絶望的にセンスが悪い。
5人横並びで寝てる画がなんとなく「おそ松さん」感がありましたが、
その後の悪夢は「それってメイクの問題じゃん」って。
襲ってくるとかなら分かるんだけど、振り返ってバンッて。
それ恐いの?笑うところなの?
なんとなく中途半端な恐怖演出はいかがなものか。
あと、展開に関わるところなので書くか迷ったのですが、
風呂場みたいな水の多い場所で襲われても助かったのに、
洗面器でやられるってどうなんって思っていたら、
まさか次はペットボトル2本て…口が塞がらないんだから、
普通に水が溢れるだろうが!!
そうそう、ちょいちょいこの映画がマジなのかマジじゃないのか分からなくて、
「黒木さんをこのままにはしておけない」と言ってからの置いていく感じとか、
わざわざセリフで言わせてるんだからわざとだと思うんだけど、
なんか図りかねるんですよね。
あと被害者が勢ぞろいするシーンは、
4年間のわりに被害者が少ないので、
もうちょっとエキストラとか使えたらなあと思ったり。
そんな感じかなあ。
恐れていたものが実は本意はそうではなかったり、
他に黒幕がいたりとか、そういう要素は良いとは思う。
ただ黒幕の存在もイマイチなんなのかピンとこない。
役者も頑張っててやべー奴だってのは分かるが、
もう少し黒幕を掘り下げる尺があっても良かったのでは。
もちろん、流れからアイツもすでに生きてる存在じゃないのは分かる。
でも、じゃあなんなのかって説明が無さ過ぎじゃないかなと。
一番最後に同僚で被害にあった人を、
「あんな感じの演出」で見せていたのは好感が持てるところ。
生き返った訳ではなく、呪縛が解けたんですよって。
こういう「言葉を使わなくても画で理解させる演出」が出来る監督なのになあ。
なんで「…夢?」とか言わせちゃったんだろうか。
あと、「だったら足を引っ張るなよ」と言いたいし、
夢も「ちゃんと事実が分かる様な夢を見せろ」や!!
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