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2020年01月30日

映画「それ ~それがやって来たら…」の感想…オマージュにもパクリにもなってない、沖田光監督に信念はないのか!?

今日は映画「それ ~それがやって来たら…」の感想です。

先日久々にレンタルで借りた映画の中の1本。

…というか、全部で6本も借りたのにまだこれしか観れていない。

そんなこんなでレンタルDVDでの鑑賞です。



映画「それ ~それがやって来たら…」は2018年公開の沖田光監督作品。

沖田光監督は他にもいくつか監督されている映画はあるのですが、

今のところ観たい…って気はしていない…これは後述します。


この映画は「それ 〜それがやって来たら…」というタイトルからも分かる通り、

洋画「IT/イット」を意識している映画。

パクりというよりはオマージュという事なんだとは思うけど、

この点についても後述したいと思います。


映画の簡単なあらすじですが、

主人公の絢香は友人の手伝いで子供達のキャンプの引率をしていた。

楽しく子供達と過ごすはずだったのだが、

夜に記憶を無くした少女を山で見つける。

そして朝になると子供の1人が行方不明になっていて…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公の小林絢香を演じるのは平松可奈子。

SKEファンにとったら嬉しい平松可奈子主演。

ただ映画の内容に合っていたかどうかは別の話。

これも後述します。

友達のすみれを演じるのは椎名ひかり。

アイドルは可愛いし低予算の映画の華になるので、

アイドルを使う事自体は良いと思うのですが、

彼女についても主演の平松可奈子同様、

ちょっと思うところがあるので後述します。

そして謎のピエロメイクの「それ」を演じるのはいしだ壱成。

やっぱり存在感はあって流石だとは思ったのだけど、

なぜこのオファーを断らなかったのか。

これについても後ほど書きます。

その他、牧純矢、浅野桃花、加藤直輝、金丸竜也、

加藤大翔、ナナエ、有澤ミッシェル、峯田百花、

などが出演しています。


さて、映画「それ ~それがやって来たら…」の感想ですが、

酷い…平松可奈子主演映画でそんな事を言いたくないのですが酷いです。


予算がないのは分かるし、キャストも大人の事情で決まったのでしょう。

沖田光監督が本来形にしたかったものではないのかもしれない。

ただそれでも、どうにか出来る部分はもっとあっただろと思う。


まず一番の問題を取り上げたいと思うのですが、

沖田光監督は「何が作りたかったのか」が全く分からない。

「それ ~それがやって来たら…」ってタイトルで、

ピエロメイクの男が襲ってくるのはもう「IT/イット」でしょう。

そこまで明らかな事をやっているのにもかかわらず、

「IT/イット」要素が全くない。

この映画のだいたい公開1年前に映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」があって、

それに便乗したいって売り込み方だったとしたら、

せめて「IT/イット」要素がないとパクリにもオマージュにもならない。


そもそもオマージュって尊敬とか敬意って意味であって、

凄く尊敬しているからこういう演出を真似して使いましたとか、

そういう事のはずなんだけど、

この映画「それ ~それがやって来たら…」には全くそんなところはありません。

パクったという観点からみても、パクれているのはタイトルぐらい。

ただピエロっぽい男が襲ってこれば、

それは「IT/イット」なのかと言えばそうではない。


という訳でオマージュでもないしパクれてもない。

なんとなくタイトルを似せてみただけ。

これって映画監督としては最低の行為なんじゃないですか?

自分の伝えたい事、作りたいものを全く無視して、

ただただ世間で「IT/イット」が話題だから「ガワだけ似せる」って。

そんな信念も何もない沖田光監督の映画が面白い訳がない。


世の中にはパロディ作品でもオマージュでも素晴らしいものがいっぱいある。

その中でガワだけ似せた作品を世の中に出して恥ずかしいと思わないのだろうか。

恥ずかしい、本当に。


…ただ、大人になると生きていくためには綺麗ごとだけ言ってられないのも分かるので、

まあ映画監督として最低だなとは思うけど、

まあそれを分かっててやらなきゃいけない事もあるのかもしれないかな、と。


で、じゃあそれ以外の部分について感想を書いていきます。


まず映画冒頭にニュース映像。

ネタバレになるのでここでは書きませんが、

既にこのニュースで実際の事件の結末が言われます。

そして3ヵ月前と時間が戻る構成。

ホラーでこういう作りはあんまりよくないと思うんですよ、

誰が生き残って誰が死ぬのかって分かってしまう訳で。


「ホラー映画の入り」としては微妙だなとは思ったのだが、

それ以上にこのニュースを読み上げている人が酷い。

全然アナウンサーっぽくない…しょぼい。

最終的にOKを出すのは監督なのでもう少しどうにか出来ただろと思う。


あと看護婦が明らかに具合悪そうにしてる絢香に、

「具合はどう?」って聞くのっておかしいだろ。

そこは「大丈夫ですか?」じゃないのか。


…みたいな感じで映画が始まるので不安しかなかったのですが、

3ヵ月前の映像になってからビックリ。

子供達と引率の主人公含め大人2人が映っているのだが、

身長の問題もあるが誰が大人で誰が子供なのか分からん!

こんな何かあったら大丈夫なのかって女性2人で、

そもそも子供達を預かっていいのかって。

で、その不安が的中!

女の子が山に誰かいたって報告を聞いて、

普通は大人が見に行くって流れなのに、

こいつらは危険な状況かもしれないところに、

そのまま子供達を連れてくるのだ。

もし、普通に不審者がいたらどうするんだよお前ら。


さらにその後、子供が1人行方不明になった後に、

「どうしよう?」とか案の定ダメダメ…どうしようじゃねえよ。

子供達から固まって動いたら効率悪いからバラバラになって探そうと言われ、

そうだねと流される…なんじゃいこりゃ。

平松可奈子は脚本読んで断っても良かったと思うんだよね。

いや、売り出し中の身なら使ってもらえるだけありがたいって事だろうが、

もうちょっと沖田光監督が映画にやる気ある人だったらなあ。


もっといっぱいダメなところを詳しく書く事もできますが、

それだけ長文になってしまうので簡単に書いていきます。


「それ視点」ではぁはぁ息遣いが入るショットが何回か映るんだけど、

全然はぁはぁ言う設定じゃねえじゃん…鬱陶しいだけ。

その声必要だった!?


女の子が山で何かを観たって時は空が明るいのに、

その後みんなで行く時は真っ暗。

いや、撮影時間とれないなら、

もう空映る画は無しで良かったじゃん。


子供達は寝かせてきたって言ったのに、

その後に布団の準備シーンとかおかしいだろ!


食べすぎではトイレであんな風にならん。

あれは食あたりの状況。


明かりもない山の中で、

小便するのにそんな遠くに行かねーだろ。


行方不明の子を探す時に、

「ゆうたゆうたゆうたゆうたゆうた〜」って、

例え行方不明の子が反応してても声聞こえないじゃん。


バラバラで捜索するって言ったのに、

全然探していないんかい!


「それ」と女の子の行方について、

「奥の洞窟」って何故お前は知っている!?

グルなのかなって思ったけど違うんかい!!


そもそも1度襲われていて、

すでに死人が出てて危ないヤツがいるって分かったんだから、

少なくともそんな頼りない大人と探しに行くなよ。


4人いて襲われたとしても別々に逃げれば1人しかやられんだろ。

お前らは「Dead by Daylight」をやってないのか!?


3人の子供達のある過去の事件が全くストーリーに活きてない。


そんな感じかなあ。

あんなけちゃんとしたキャンプ場だったら電話ぐらいありそうだとか、

生首と二人っきりにするなよとか、

あのナイフで首を切ったの!?とか、

細かい事を言い出したらもっとあるんだけどね。


ただこんな映画でも面白い瞬間はあった。

それは子供達が「それ」と遭遇した時のシーン。

それまで「それ」のアップは無かったのに、

「誰だ…お前!?」というセリフの後に

バンッ!と白塗りのいしだ壱成のアップ。

あの瞬間は笑ったなあ。

誰だ…お前って…いしだ壱成だよ!!


でも、いしだ壱成ってやっぱり画にはなっていて、

やっぱり違うんだなと思ったし、

彼の演技そのものはそんなに悪くはない。

…というか頑張っていた。

言うなれば、いしだ壱成の力を持ってしても、

この映画はどうする事も出来なかったのだ。


あとはキャンプの最初で手を挙げる子と上げない子がいて、

ノリのいい子と悪い子がいるんだなってキャラ別けしてるんだなって思ったけど、

特にその後には活かされなかった。


という訳で、まあ酷い映画だったなあ。

そうそう、ホラー映画と言えば余韻というか、

後味を悪くするのも効果的なんだけど、

ネタバレになるので詳しくは書かないけど、

自分が生きていてはいけない、

死のうってしてる人を一番最後に殺したところで、

そんなに恐くないし、余韻も残らない。

何故、そんな事も分からないのだ沖田光監督よ。


ああ、あと音について、基本的にちゃんと録っているんだけど、

たまに籠ったり音質に違和感があるシーンがあって、

撮影時の音声担当はサボってたのかよと思った。


以上、タイトルだけそれっぽい感じにしてしまった、

信念も何もない映画の感想でした。

ちょっとは「IT/イット」要素入れとけよ、マジで。

それ ~それがやって来たら… [DVD]




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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