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2020年01月16日

映画「枯渇の川」の感想…カレー屋は除霊は出来なくても映画は作れる!

今日は映画「枯渇の川」の感想です。

この映画はカレー屋さんの株式会社カリガリがイベント用に作成したもの。

クラウドファンディングでダウンロード権をもらっていたので、

映像をダウンロードしていたのですがなかなか観れてなかったのを、

会社のパソコンで空いた時間に鑑賞したのでした。



映画「枯渇の川」は2019年10月25日のイベント「カリガリフェス5」にて上映されたもの。

監督は主演もしているカリガリ二木。

監督と主演だけでなく、企画、脚本、演出、編集などもこなし、

なんと適当な歌までやっている…感服。

感服とは「深く心に感じて尊敬の念を抱く」という意味。


物語の導入部分ですが、

カリガリ二木がTwitterでネタとして祖母がシャーマン的な事をしてたと呟くと、

ある女性から霊に悩まされていて除霊をしてほしいとDMを送られたのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主役はカリガリ二木が本人役で主演。

結構頑張っていて好感が持てました。

謎の女性千代を演じるのは古川すい。

役による良い感じの不気味さと可愛さがあったと思います。

その他、スタッフ含め多くの人が頑張っていました。

ネタバレになるので書きませんが某事務所社長も良かったです。


さて、映画「枯渇の川」の感想ですがめちゃめちゃ良かったです。

大人になって仕事をしながらこういう事をやってるのに憧れます。


以前、映画「レジェンド・オブ・ダンジョン」の感想で、

映画としてダメなんだけど作りたい熱意みたいなものは感じて、

これは自主製作を考えてる人達には励みになるみたいな事を書きました。


そういう意味では、この映画「枯渇の川」に関しては上をいきました。

二木博による「熱意と行動力があればちゃんと形に出来る」と。

確かにダメなところはあるというか、あくまでもイベント用の映像であって、

こんな感じで映画として感想を書かれる事なんて思ってもなかったはず。

だけれども、先ほども書いた通り監督から企画や脚本、編集に主演。

世の中に映画とか作りたいけど金も機材も無いから出来ないとか言ってる人がいたなら、

まずはこの映画を観るべきだと思う。

何か作りたいとか言ってても何もやってない奴は結局何も形に出来ないのだ。


…という精神的な評価はめちゃくちゃ高いので、

もし機会があれば是非色んな人に観てもらいたいのですが、

せっかくなので真面目に感想を書いてみたいと思います。


先にダメだったところ。

まず映画の始まり方ですが、

Twitterの画面を使ったりDMのメッセージを出すのは良いのですが、

文字量が多すぎて読めない。

もちろん読ませるつもりはないからこそ、

セリフで「除霊してくれ」などの状況を説明してるのだろうが、

DMの内容はもうちょっと整理して、

ある程度文字でも読めた方が良かったと思う。


インディーズ映画ではありがちなスタッフの映り込みですが、

開いた車のドアにカメラマンだったり、

通行人を止めていたスタッフが映るのはありがち。

無理して車に乗り込むシーンを撮らなくてもって思ったのだけど、

あらためてこのシーンを観た時にあるオチに繋がってたんだと気づいて、

確かに無理してでもこのシーンは使いたかったんだろうなと思った。

二木監督はマジで結構色々考えてるんだと感心した。


画に関しては途中で質感が変わったり、

後処理で役者の顔をアップにしたりして画質が荒くなってたり、

同ポジでディゾったりするのはなるべく止めた方がいい。


あと製作費が安い映画でありがちと言えば「音」です。

音をしっかりしようと思うと別途スタッフや機材が必要になり、

昔感想を書いた映画「裏麻雀美神列伝 脱がせの美咲」みたいにレンタルショップにあるものさえ、

なかなかしっかり出来ないのが現状。

そんな中でこの作品に音のクオリティを求めるのは酷だとは思う。

引き画で撮影してる場合、それぞれの役者にマイクが当てれないと、

どうしても小声などの入力が低い音は聞こえづらい。

これを編集でどうにかしようと思ってもゲインが上がっちゃうので無理なので、

やっぱり撮影時にマイクでしっかり撮るのが一番なんだけど、

さっきも言ったみたいになかなかここは超えるハードルが高い。

ただ、ここを超えるだけで結構なクオリティになるんだけどなあと。

映像よりも音声は差がでる部分なのは間違いない。

それでもカメラマイクでやっちゃえって強引な作品もある中で、

ちゃんとマイクでノイズを減らそうと頑張ってはいました。

あと、ステレオ音声にすると右左の音の入力がコロコロ変わると不自然なので、

いっその事、編集時にセリフはモノラルに変えてるというかセンターに合わせた方が良かったかも。


良かったところですが、

まずはさっきも書いたこれを形にしたカリガリ二木の頑張りは凄い。

是非、今年も挑戦してほしい。


脚本も担当その事ですが、

物語のオチも良いと思うし、映像としてのオチも笑えました。

ちょっとiPhoneカメラの映像というかあのアナログノイズの映像は、

もっと後半まで引っ張った方が良かったとは思うけど、

ちゃんと考えて作ってるんだなと好感持てます。


先ほど画についてダメなところを書きましたが、

実は良いところもありまして、

大雑把に言うなら「観にくくない」という事。

しっかりフィックスで撮影していたり、

必要があればハンディで動いたり、

アップを後処理でしたために画質が荒れてしまいましたが、

ちゃんとカメラワークやサイズも考えてるんだなと。


借りてる場所みたいですが、

結構部屋のボロボロな感じとか出ていて、

ちゃんとした場所を探してやってるんだなと言うのも良かったです。


そんな感じかな。


いや、本当に頑張ってましたよ。

頑張ってましたとか書くとなんか上からになってしまうのですが、

実際のところは自分なんかよりも圧倒的に上の存在ですよ。


とりあえず、あべりかさんが綺麗なのとエンドロールが最高なので、

今年もやって欲しいなと思います。


MASALA味食べてみたい。

カリガリ




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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