2017年11月12日
映画「バーニング・オーシャン」の感想…単純なパニック映画じゃなくて、もうちょっと社会派ドラマ的な映画だと思うから原題のままが良かった。
今日は映画「バーニング・オーシャン」の感想です。
オカンが借りたDVDに傷があって途中で映像が乱れるシーンがあったとお店に伝えたところ、
レンタル1本無料券が出て、それで選んだタイトルだそうな。
オカンは既に日本語吹き替えで鑑賞済みだったので、
自分は字幕スーパーで観ました…という事でレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「バーニング・オーシャン」は日本では2017年公開のピーター・バーグ監督作品。
ピーター・バーグ監督は映画「ローン・サバイバー」、映画「バトルシップ」など、
戦う映画を多く監督していますが、実は俳優としても何作品か映画に出ています。
今回の映画は戦う映画では無いのですが、爆発など派手なシーンに、
今までの映画の経験が活かされている感じはありました。
この映画は2010年に実際に起こった事件である、メキシコ湾原油流出事故を扱った映画。
石油プラットフォームである「ディープウォーター・ホライズン」にて、
事故が起きる過程、そしてその事故の凄まじさ、
さらにメインで出ていた人物のその後までも描いています。
主役であるマイク・ウィリアムズを演じるのはマーク・ウォールバーグ。
気がついたら良い俳優になってましたよね。
映画「ロック・スター」の彼は好きだった。
それ以外にも多くの映画に出ているのですが、もっと良い役があっても良いと思うんだけどなあ。
いや、全部観てる訳じゃないから、そんな事も言えないんだけど、
個人的にはもっと代表作が出来ても良いなって思っています。
ジミー・ハレルを演じるのはカート・ラッセル。
このブログでは感想を書いた映画「ヘイトフル・エイト」にも出ていますが、
爆発のある映画でカート・ラッセルって言ったら映画「バックドラフト」でしょう。
今回は消防士ではありませんが…良い顔付きになりましたよね。
職人が似合いそうな顔です。
その他、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエンなどが出ています。
ディラン・オブライエンは映画「メイズ・ランナー」で主演もしていました彼です。
さて、映画「バーニング・オーシャン」の感想ですが、
正直あんまり期待していなかったのですが、結構良かったです。
2010年に起きた事故なので、まだ記憶にあってもいいはずなのに、
自分では「そんな事あったなあ」って感じの事だったのですが、
実際にはこんな感じの事が起きていたのかと思えたのと、
映画として、ちゃんと面白く観れる様に作ってあったと思います。
まず映画が始まる前の制作プロダクションとかのロゴが出ているシーンから、
裁判の声が聞こえる作り。
裁判とか出てくると、これは単純なパニック映画じゃないんだなって思わせてから、
「事実に基づく話」と言われると、なんか背筋が少し伸びます。
そして、徐々に事故が起きるってのも気泡が1つ出るシーンを見せて、
そろそろやばいですよ〜って観る側をドキドキさせる工夫が凝らされています。
事前にコーラの噴火とかで見せるのも、観る側に事故を連想させる演出で、
こういうのって良いですよね。
マゼンタのネクタイは演技が悪いとかも、後々効いてきます。
まあ何よりも映像が凄い。
そもそも石油プラットフォームって人工物の中でも結構凄いじゃないですか。
これが爆発するって映像はCGであっても凄い。
パイプの中とか、ダクトの中の映像の演出は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、
それでも事故の映像は基本的に良い出来だと思います。
邦題の元にもなっている海が燃えている映像も良いんじゃないでしょうか。
事故が起きた後の対応も、
自分達の命の危機が迫っているのにもかかわらず、
自分達には「権限がない、何もするな」というシーンは、
莫大なお金が動いている石油プラットフォームならでは。
こういうのも良いですよね。
1つ気になったのは長さかなあ…長さというか配分かな。
そこまで長いという感じはしなかったのですが、
始まって50分くらいは何も起きないので、少し退屈かも。
もちろんこのシーンがないと登場人物に厚みが出ないんだけどね。
60分頃にやっと爆発…これを長いと感じるかは分かれそう。
それでもやっぱりこの映画が「事実を基に作られている」ってのは効いていて、
こんな大惨事が起きてたのかってのは衝撃があるし、
事故の中でも頑張る姿にドキドキしたりします。
「ヘリ到着まで25分」とか言って、「えっ!?25分もかかるの」って。
あと何分持つかも分からない状況なんですがって観ながら思ってみてました。
そして、事故から助かったところでの名前を読んで生存確認をするシーン。
実際の事故でもこういう事をするんだろうなって思ったら、
なんかジーンとしました。
あと、従業員の親と思われる男が「俺の息子は!?」とか絡んでくるところ。
親の気持ちになったら、とりあえず関係者と思われる人には何か聞きたい、
誰か何か言ってくれ、という気持ちなんだろうなあ、とか。
自分が助かったから良しって話じゃないんだなって痛感させてくれます。
その他、外国は自分で車を整備するんだよなあ、
日本の車検制度ってほんと企業のためのものだよなあとか思わせてくれたりとか、
冗談を言っている時はまだ良かった…取り返しの付かないところまで行っちゃいけないとか、
何かおかしな数値が出てきたら「ブラダー・エフェクト」って言おうって思わせてくれました。
そうそう、泥水漏れに気付いた瞬間のシーンは良いですよね。
さて、そろそろ邦題について。
この映画「バーニング・オーシャン」は原題は「Deepwater Horizon」で、
まさに実際に事故が起きた石油プラットフォームである名前の「ディープウォーター・ホライズン」です。
前に感想を書いた映画「怒りの山河」とか映画「ミケランジェロ・プロジェクト」みたいな、
嘘邦題ではありませんが、原題で良かったんじゃないかなあ。
どちらかというとエンターテイメントってよりも、社会派ドラマな感じが強かったので、
「バーニング・オーシャン」ってタイトルに釣られて観た人は、
なんか面白さが足りないんじゃないかって思いそう。
まあ邦題ってのは釣れれば良いのかな。
「ディープウォーター・ホライズン」…この名前を覚えてもらうのが大事みたいな。
そう、「モニュメンツ・メン」って名前を知ってもらうための映画のはずだったみたいな。
本当、映画のラストに実際の映像が使われていたり、
11人の死亡してしまった方の名前とか出る辺り、
単純な災害パニック映画とかアクション映画って感じじゃないと思うんですよね。
オカンが借りたDVDに傷があって途中で映像が乱れるシーンがあったとお店に伝えたところ、
レンタル1本無料券が出て、それで選んだタイトルだそうな。
オカンは既に日本語吹き替えで鑑賞済みだったので、
自分は字幕スーパーで観ました…という事でレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「バーニング・オーシャン」は日本では2017年公開のピーター・バーグ監督作品。
ピーター・バーグ監督は映画「ローン・サバイバー」、映画「バトルシップ」など、
戦う映画を多く監督していますが、実は俳優としても何作品か映画に出ています。
今回の映画は戦う映画では無いのですが、爆発など派手なシーンに、
今までの映画の経験が活かされている感じはありました。
この映画は2010年に実際に起こった事件である、メキシコ湾原油流出事故を扱った映画。
石油プラットフォームである「ディープウォーター・ホライズン」にて、
事故が起きる過程、そしてその事故の凄まじさ、
さらにメインで出ていた人物のその後までも描いています。
主役であるマイク・ウィリアムズを演じるのはマーク・ウォールバーグ。
気がついたら良い俳優になってましたよね。
映画「ロック・スター」の彼は好きだった。
それ以外にも多くの映画に出ているのですが、もっと良い役があっても良いと思うんだけどなあ。
いや、全部観てる訳じゃないから、そんな事も言えないんだけど、
個人的にはもっと代表作が出来ても良いなって思っています。
ジミー・ハレルを演じるのはカート・ラッセル。
このブログでは感想を書いた映画「ヘイトフル・エイト」にも出ていますが、
爆発のある映画でカート・ラッセルって言ったら映画「バックドラフト」でしょう。
今回は消防士ではありませんが…良い顔付きになりましたよね。
職人が似合いそうな顔です。
その他、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエンなどが出ています。
ディラン・オブライエンは映画「メイズ・ランナー」で主演もしていました彼です。
さて、映画「バーニング・オーシャン」の感想ですが、
正直あんまり期待していなかったのですが、結構良かったです。
2010年に起きた事故なので、まだ記憶にあってもいいはずなのに、
自分では「そんな事あったなあ」って感じの事だったのですが、
実際にはこんな感じの事が起きていたのかと思えたのと、
映画として、ちゃんと面白く観れる様に作ってあったと思います。
まず映画が始まる前の制作プロダクションとかのロゴが出ているシーンから、
裁判の声が聞こえる作り。
裁判とか出てくると、これは単純なパニック映画じゃないんだなって思わせてから、
「事実に基づく話」と言われると、なんか背筋が少し伸びます。
そして、徐々に事故が起きるってのも気泡が1つ出るシーンを見せて、
そろそろやばいですよ〜って観る側をドキドキさせる工夫が凝らされています。
事前にコーラの噴火とかで見せるのも、観る側に事故を連想させる演出で、
こういうのって良いですよね。
マゼンタのネクタイは演技が悪いとかも、後々効いてきます。
まあ何よりも映像が凄い。
そもそも石油プラットフォームって人工物の中でも結構凄いじゃないですか。
これが爆発するって映像はCGであっても凄い。
パイプの中とか、ダクトの中の映像の演出は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、
それでも事故の映像は基本的に良い出来だと思います。
邦題の元にもなっている海が燃えている映像も良いんじゃないでしょうか。
事故が起きた後の対応も、
自分達の命の危機が迫っているのにもかかわらず、
自分達には「権限がない、何もするな」というシーンは、
莫大なお金が動いている石油プラットフォームならでは。
こういうのも良いですよね。
1つ気になったのは長さかなあ…長さというか配分かな。
そこまで長いという感じはしなかったのですが、
始まって50分くらいは何も起きないので、少し退屈かも。
もちろんこのシーンがないと登場人物に厚みが出ないんだけどね。
60分頃にやっと爆発…これを長いと感じるかは分かれそう。
それでもやっぱりこの映画が「事実を基に作られている」ってのは効いていて、
こんな大惨事が起きてたのかってのは衝撃があるし、
事故の中でも頑張る姿にドキドキしたりします。
「ヘリ到着まで25分」とか言って、「えっ!?25分もかかるの」って。
あと何分持つかも分からない状況なんですがって観ながら思ってみてました。
そして、事故から助かったところでの名前を読んで生存確認をするシーン。
実際の事故でもこういう事をするんだろうなって思ったら、
なんかジーンとしました。
あと、従業員の親と思われる男が「俺の息子は!?」とか絡んでくるところ。
親の気持ちになったら、とりあえず関係者と思われる人には何か聞きたい、
誰か何か言ってくれ、という気持ちなんだろうなあ、とか。
自分が助かったから良しって話じゃないんだなって痛感させてくれます。
その他、外国は自分で車を整備するんだよなあ、
日本の車検制度ってほんと企業のためのものだよなあとか思わせてくれたりとか、
冗談を言っている時はまだ良かった…取り返しの付かないところまで行っちゃいけないとか、
何かおかしな数値が出てきたら「ブラダー・エフェクト」って言おうって思わせてくれました。
そうそう、泥水漏れに気付いた瞬間のシーンは良いですよね。
さて、そろそろ邦題について。
この映画「バーニング・オーシャン」は原題は「Deepwater Horizon」で、
まさに実際に事故が起きた石油プラットフォームである名前の「ディープウォーター・ホライズン」です。
前に感想を書いた映画「怒りの山河」とか映画「ミケランジェロ・プロジェクト」みたいな、
嘘邦題ではありませんが、原題で良かったんじゃないかなあ。
どちらかというとエンターテイメントってよりも、社会派ドラマな感じが強かったので、
「バーニング・オーシャン」ってタイトルに釣られて観た人は、
なんか面白さが足りないんじゃないかって思いそう。
まあ邦題ってのは釣れれば良いのかな。
「ディープウォーター・ホライズン」…この名前を覚えてもらうのが大事みたいな。
そう、「モニュメンツ・メン」って名前を知ってもらうための映画のはずだったみたいな。
本当、映画のラストに実際の映像が使われていたり、
11人の死亡してしまった方の名前とか出る辺り、
単純な災害パニック映画とかアクション映画って感じじゃないと思うんですよね。
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