2017年11月09日
映画「怒りの山河」の感想…山はあったけど河ってあったっけ。
今日は映画「怒りの山河」の感想です。
なんかレンタルショップでパッケージを観て借りてみようってなった作品。
ちなみにパッケージの画の様なシーンは全くありませんでしたが。
なんの予備知識もなく、ジャケ買いみたいなもの…ジャケ借りでした。
というか、後でも書きますが「Fighting Mad」って書いてあるのに、
「怒りの山河」ってどういう事だと気になった。
という訳で、レンタルDVDでの鑑賞…オカンもいたので日本語吹き替え。
映画「怒りの山河」は日本では1977年に公開されたジョナサン・デミ監督作品。
このブログでは映画「幸せをつかむ歌」の感想を書いていますが、
やはり映画「羊たちの沈黙」の監督というイメージは強い。
そのうち久々に見返そうかなと思っています。
この映画は脚本もジョナサン・デミ監督が手がけています。
アクション映画というか復習映画ですね。
簡単なあらすじですが、
久々に実家に帰ってきたトム。
しかし実家の農場は土地開発のため買収されようとしていた。
断り続けるハンター一家だったが、
ついに弟夫婦が事故に見せかけて殺される事件が起きる。
「弟夫婦は殺された」と主張するトムだったが保安官は証拠がないと動かない。
その後も土地を買収しようとするピアースにトムが一人で立ち向かう…という感じかな。
キャストですが、
主人公トム・ハンターを演じるのはピーター・フォンダ。
まあ映画「イージー・ライダー」のイメージは強いですが、
独特の雰囲気がありますよね。
今回もなんとなくのヤバさみたいな雰囲気は彼独特のもの。
敵役であるピアース・クラブツリーを演じるのはフィリップ・キャリー。
他の映画ではあまり出ていない様ですが、
この映画では憎らしいキャラクターをしっかり演じています。
なんと言っても敵が嫌なヤツじゃなかったら復習物って成り立たないですから。
その他、ジーノ・フランコ、ハリー・ノーサップ、スコット・グレンが出演。
またリン・ローリイとキャスリーン・ミラーのおっぱいが見えるという事は、
書いておかねばいけないと思いました…ありがとうございます。
さて、映画「怒りの山河」ですが、今の時代に観ても楽しめます。
40年も前の映画なので、純粋に物語を楽しむというよりも、
時代を楽しむという価値があるのかもしれませんが、
単純に「復習映画」として分かりやすい構成なのは、
今にも通じるエンターテイメントに仕上がっていると思いました。
もちろん、映画の各所で時代は感じます。
画面比率が4:3ってだけでも、今となっては懐かしいですし、
ファーストカットの車で走る画を一発観ただけで「ああ」って。
そして当時のアメリカの土地開発の問題とかの物語もそうですが、
なんと言ってもBGMの使い方が、今とは違う。
使い方というかBGMのチョイスなのかな…あの陽気なBGMに時代を感じるのかな。
先ほども書いたのですが、
本当にストーリーは分かりやすく、
「家族が殺されて復習する」って話。
やっぱ悪いヤツってのはとことん悪いヤツの方が良いですよね。
家族が殺された理由はただただ金のためだけ。
そしてクライマックスに1人で敵のところに乗り込むという展開。
90分っていう尺も観やすい。
おっぱいも観れるし。
実は細かい演出も結構良くて、
例えば弟に彼女をとられたという設定。
もともと付き合ってたトミーだから、
キャロリーがお酒を飲めないという事を知っていて、
死体からアルコールが出たって事に、
弟夫婦は殺されたという事に確信を持っているとか、なるほどと思った。
そうそう、あの弟夫婦が殺されるところの見せ方は、
今でも使うそれぞれのシーンを交互に見せる方法ですが、
今観てもドキドキしますよね…間に合うのか、間に合わないのかって。
「カットバック」は少なくとも40年は効果的な見せ方だったと実証してくれました。
炭鉱の爆発シーンの空撮とか、良いなあって思ったり、
クライマックスの引き画で建物の1、2階の上下で主人公と敵役がいる画とか良いですね。
そして「執拗な股間攻撃」もなんか味があるなあって…なんだったんでしょうね。
ボウガンも、結局最後は銃じゃんって野暮な事は言わないです。
カッコイイから、それだけで良い。
あと日本語吹き替えで観ていたのですが、
一部吹き替えが無いシーンがあって、その部分は字幕スーパーになりました。
たぶんテレビ用に吹き替えした音声がDVDにも使われていて、
テレビでカットされたシーンは吹き替えが無いという事なんだと思います。
ほぼ吹き替えがあったのですが、無かったシーンと言えば、
イチャ付くシーンとかお風呂のシーンとか。
テレビ放送を観てないので分からないですが、
たぶんこの「なんとなくエロそうなシーン」はテレビで流れなかったんだろうなって。
吹き替えと言えば、トミーの声優は山田康雄。
何と言ってもルパン三世のルパン。
ピーター・フォンダの吹き替えは山田康雄が担当していたみたいですが、
声だけでルパンを思い出してしまう…声って凄いですね。
ガソリンの節約ってので、ふと、いつか電気自動車ばっかの世の中になったら、
そう言えば昔、車ってガソリンで走っていたんだよなあとか思うんだろうなあ。
時代って変わっていきますよね。
あと「お嬢様には早すぎた?」みたいなセリフとかも楽しいですね。
そしてこれから行くって時のビンタとか。
これから死にに行く(死ぬかもしれない)って男には言葉じゃなくてビンタですよ。
ビンタの後にニコッとしてメガネを直すトミーも男ですわ。
たぶん深い意味は無いとは思うのですが、
エンディングの1シーンをそのまま受け止めて良いのかどうか迷ってしまった。
これはもしかしたらトミーは死んでしまって、
あの世でこんな感じに暮らしてますって事なのかなとか。
いや、そんな意味はないんだろうけど、結構撃たれていたし、
あんなボロボロになった農場が戻ってるってなんか夢の様で。
まあ、多分、観たままを受け止めれば良いタイプの映画だとは思うのですが。
さて、最後に邦題についてですが、何が「怒りの山河」やねん!!
怒りは怒りなんだろうけど山河って何。
山河が怒ってるっていうと自然破壊とかなのかなと思ったりするけど、
確かにそういう開発ってそういう部分も無くはないけど、
今回怒ってるのって明らかにトミーじゃん。
つまりこれって「嘘」じゃん。
まあ時代的に「Fighting Mad」っていうタイトルとか、
「戦う狂人」みたいな直訳もイマイチなのは分かるけど…嘘はあんまり好きじゃないなあ。
まあインパクとはありますけどね、自分もそれが原因で借りたわけだし。
もう時効かなとは思う…今の時代だったらダメだとハッキリ言うけど。
まあ、この邦題も「時代を感じる要素」と言えば、そうなのかもしれない。
あ、どうでも良いけど、
エンドロールで
「Produced by SANTA FE PRODUCTION,INC.」って出てきて、
全然この映画に関係ない宮沢りえを思い出した。
良い女優になったなあ…映画「湯を沸かすほどの熱い愛」は本当に良い映画。
なんかレンタルショップでパッケージを観て借りてみようってなった作品。
ちなみにパッケージの画の様なシーンは全くありませんでしたが。
なんの予備知識もなく、ジャケ買いみたいなもの…ジャケ借りでした。
というか、後でも書きますが「Fighting Mad」って書いてあるのに、
「怒りの山河」ってどういう事だと気になった。
という訳で、レンタルDVDでの鑑賞…オカンもいたので日本語吹き替え。
映画「怒りの山河」は日本では1977年に公開されたジョナサン・デミ監督作品。
このブログでは映画「幸せをつかむ歌」の感想を書いていますが、
やはり映画「羊たちの沈黙」の監督というイメージは強い。
そのうち久々に見返そうかなと思っています。
この映画は脚本もジョナサン・デミ監督が手がけています。
アクション映画というか復習映画ですね。
簡単なあらすじですが、
久々に実家に帰ってきたトム。
しかし実家の農場は土地開発のため買収されようとしていた。
断り続けるハンター一家だったが、
ついに弟夫婦が事故に見せかけて殺される事件が起きる。
「弟夫婦は殺された」と主張するトムだったが保安官は証拠がないと動かない。
その後も土地を買収しようとするピアースにトムが一人で立ち向かう…という感じかな。
キャストですが、
主人公トム・ハンターを演じるのはピーター・フォンダ。
まあ映画「イージー・ライダー」のイメージは強いですが、
独特の雰囲気がありますよね。
今回もなんとなくのヤバさみたいな雰囲気は彼独特のもの。
敵役であるピアース・クラブツリーを演じるのはフィリップ・キャリー。
他の映画ではあまり出ていない様ですが、
この映画では憎らしいキャラクターをしっかり演じています。
なんと言っても敵が嫌なヤツじゃなかったら復習物って成り立たないですから。
その他、ジーノ・フランコ、ハリー・ノーサップ、スコット・グレンが出演。
またリン・ローリイとキャスリーン・ミラーのおっぱいが見えるという事は、
書いておかねばいけないと思いました…ありがとうございます。
さて、映画「怒りの山河」ですが、今の時代に観ても楽しめます。
40年も前の映画なので、純粋に物語を楽しむというよりも、
時代を楽しむという価値があるのかもしれませんが、
単純に「復習映画」として分かりやすい構成なのは、
今にも通じるエンターテイメントに仕上がっていると思いました。
もちろん、映画の各所で時代は感じます。
画面比率が4:3ってだけでも、今となっては懐かしいですし、
ファーストカットの車で走る画を一発観ただけで「ああ」って。
そして当時のアメリカの土地開発の問題とかの物語もそうですが、
なんと言ってもBGMの使い方が、今とは違う。
使い方というかBGMのチョイスなのかな…あの陽気なBGMに時代を感じるのかな。
先ほども書いたのですが、
本当にストーリーは分かりやすく、
「家族が殺されて復習する」って話。
やっぱ悪いヤツってのはとことん悪いヤツの方が良いですよね。
家族が殺された理由はただただ金のためだけ。
そしてクライマックスに1人で敵のところに乗り込むという展開。
90分っていう尺も観やすい。
おっぱいも観れるし。
実は細かい演出も結構良くて、
例えば弟に彼女をとられたという設定。
もともと付き合ってたトミーだから、
キャロリーがお酒を飲めないという事を知っていて、
死体からアルコールが出たって事に、
弟夫婦は殺されたという事に確信を持っているとか、なるほどと思った。
そうそう、あの弟夫婦が殺されるところの見せ方は、
今でも使うそれぞれのシーンを交互に見せる方法ですが、
今観てもドキドキしますよね…間に合うのか、間に合わないのかって。
「カットバック」は少なくとも40年は効果的な見せ方だったと実証してくれました。
炭鉱の爆発シーンの空撮とか、良いなあって思ったり、
クライマックスの引き画で建物の1、2階の上下で主人公と敵役がいる画とか良いですね。
そして「執拗な股間攻撃」もなんか味があるなあって…なんだったんでしょうね。
ボウガンも、結局最後は銃じゃんって野暮な事は言わないです。
カッコイイから、それだけで良い。
あと日本語吹き替えで観ていたのですが、
一部吹き替えが無いシーンがあって、その部分は字幕スーパーになりました。
たぶんテレビ用に吹き替えした音声がDVDにも使われていて、
テレビでカットされたシーンは吹き替えが無いという事なんだと思います。
ほぼ吹き替えがあったのですが、無かったシーンと言えば、
イチャ付くシーンとかお風呂のシーンとか。
テレビ放送を観てないので分からないですが、
たぶんこの「なんとなくエロそうなシーン」はテレビで流れなかったんだろうなって。
吹き替えと言えば、トミーの声優は山田康雄。
何と言ってもルパン三世のルパン。
ピーター・フォンダの吹き替えは山田康雄が担当していたみたいですが、
声だけでルパンを思い出してしまう…声って凄いですね。
ガソリンの節約ってので、ふと、いつか電気自動車ばっかの世の中になったら、
そう言えば昔、車ってガソリンで走っていたんだよなあとか思うんだろうなあ。
時代って変わっていきますよね。
あと「お嬢様には早すぎた?」みたいなセリフとかも楽しいですね。
そしてこれから行くって時のビンタとか。
これから死にに行く(死ぬかもしれない)って男には言葉じゃなくてビンタですよ。
ビンタの後にニコッとしてメガネを直すトミーも男ですわ。
たぶん深い意味は無いとは思うのですが、
エンディングの1シーンをそのまま受け止めて良いのかどうか迷ってしまった。
これはもしかしたらトミーは死んでしまって、
あの世でこんな感じに暮らしてますって事なのかなとか。
いや、そんな意味はないんだろうけど、結構撃たれていたし、
あんなボロボロになった農場が戻ってるってなんか夢の様で。
まあ、多分、観たままを受け止めれば良いタイプの映画だとは思うのですが。
さて、最後に邦題についてですが、何が「怒りの山河」やねん!!
怒りは怒りなんだろうけど山河って何。
山河が怒ってるっていうと自然破壊とかなのかなと思ったりするけど、
確かにそういう開発ってそういう部分も無くはないけど、
今回怒ってるのって明らかにトミーじゃん。
つまりこれって「嘘」じゃん。
まあ時代的に「Fighting Mad」っていうタイトルとか、
「戦う狂人」みたいな直訳もイマイチなのは分かるけど…嘘はあんまり好きじゃないなあ。
まあインパクとはありますけどね、自分もそれが原因で借りたわけだし。
もう時効かなとは思う…今の時代だったらダメだとハッキリ言うけど。
まあ、この邦題も「時代を感じる要素」と言えば、そうなのかもしれない。
あ、どうでも良いけど、
エンドロールで
「Produced by SANTA FE PRODUCTION,INC.」って出てきて、
全然この映画に関係ない宮沢りえを思い出した。
良い女優になったなあ…映画「湯を沸かすほどの熱い愛」は本当に良い映画。
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