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2018年02月28日

映画「クーリエ タイムリミット60HOURS」の感想…まあ微妙というか面白くない映画だけどエルヴィス・ライブと拷問シーンは評価している。

今日は映画「クーリエ タイムリミット60HOURS」の感想です。

最近Amazon prime videoにハマっているオカンが選んだ作品。

観たい映画は有料ばっかじゃんって言ってたけど、

まあそういうもんだと思う…この映画はもちろん無料。

という訳で、今回はPS4でAmazon prime videoを使っての鑑賞です。



映画「クーリエ タイムリミット60HOURS」は劇場公開はされておらず、

2012年にDVD発売されたハニ・アブ・アサド監督作品。

数本の映画を監督していて、

中でも映画「パラダイス・ナウ」の評価は高いみたいなのですがまだ観ていません。

後ほどもふれますが、映画を丁寧に作っているのは伝わります。


ストーリーの冒頭を簡単に書きますと、

どんな依頼も受ける運び屋の男に2人の男が依頼をしにきた。

60時間以内にカバンを届けろと言うのだが、

届け先の人物がどこにいるか分からないというのだった。

断ろうとするも、脅されて強制的に受ける事になるのだが…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公のクーリエを演じるのはジェフリー・ディーン・モーガン。

もちろん、ジェフリー・ディーン・モーガンと言ったら、

映画「ウォッチメン」のコメディアンですよ。

今回も渋さはある。

もうちょっと活かして欲しかった部分もあるけど。

親友スティッチから紹介される女性アナを演じるのはジョシー・ホー。

なんとあの映画「アンナ・マデリーナ」にも出ていたとか。

結構多くの映画に出ていたりするのですが、ほぼ出演作品を観ていない。

いい女感は溢れている。

その他、ティル・シュヴァイガー、ミゲル・フェラー、リリ・テイラー、

そしてなんとマックスウェルという男役でミッキー・ロークが出演しています。

ずっと映画序盤では顔が出ないのですが、

顔が映ったときにはなんとあの格好っていう…笑える。


さて、映画「クーリエ タイムリミット60HOURS」の感想ですが、

丁寧に作ってあるのは分かるのですが…正直微妙。

「1.スジ 2.ヌキ 3.ドウサ」という感覚で言うなら、

ヌキとドウサはある程度のクオリティ出ているのになあ…って。

つまりはスジが微妙なんですよね。

狙って…外した…みたいな。

あ、でもスマフォとかパソコンの画面のショボさというか、

作り物感はあったけどね…アップル製なのになあ。


ネタバレはしない方が良いというか、

派手なアクションとかはあんまりないので、

終盤のミステリーといか謎が一番の見せ場なはずなんだけど、

この手の展開って、ちょっと読めてしまうというか、

主人公が記憶喪失みたいなのはあんまり…ね。


Amazon Prime Videoだからなのか分かりませんが、

いきなり本編が始まってビックリした。

先日、映画「東京物語」の感想で、

いきなり本編が始まるのに時代を感じるって書いたばかりなのに。


映画始まってすぐ、遊園地の廃墟らしきところで、

主人公クーリエの仕事風景を紹介する冒頭シーン。

わざわざジェットコースターのレールの上での取引。

まあその後の展開にて、一応意味はあるから良いんだけど、

明らかに届けに来たって見えてそうだから、

あと何分とか別によくねって思ったりもする。

ちなみに画面では6分って出てたのに字幕では何故か5分になってた気がする。

別にいいんだけど。


何が起きるとかは書かないけど、

絶対落ちた衝撃を腕だけで支えたら折れるよね…って。


別にいいと言えば、

ボクシングジムで「足の動きだ」みたいな台詞があるんだけど、

その後、結構足が動いてないって描写はなんやねんって思う。

まあ、別にいいんだけど。


で、クソダサイ邦題のタイムリミット60HOURSの原因にもなってる、

届けるまでのタイムリミットなんだけど、

あれってどの時点からの60時間なのって突っ込まずにはいられない。

腕時計で60時間ってセットするけどさ。

そこを基準で60時間で良いの?って。

何日後の何時までにってのが、だいたい60時間って流れなら分かるけど、

今から60時間までにって、ちょっとね。


しかも、普通タイムリミットって、ドキドキするために仕掛けるのに、

わりと忘れた頃にあと6時間とか何分とか出てくるから、

そう言えば、なんかタイムリミットあったねってぐらいにしか思えなくて。

なんかもったいないなあ。


スジも微妙だけど、そういう細かい演出も微妙なところ多くて、

住所とか名前があるなら分かるんだけど、

顔写真とニューオリンズとか、大まかな地区が書いてあるだけで、

なんかその人に辿り着いちゃうっていう。

分かるんかい、そんなので!!


車をぶつけられたら、上手い具合に主人公じゃない方だけ死んでたり、

速攻で警察が来たり…都合良過ぎな展開もところどころ。


そんなんで手錠が外れるかってツッコミたいけど、

まあそれぐらいクーリエが凄いって事にしたとしても、警察署内でPC観覧。

いや、さすがに誰かいるっしょ。

しかも、市長の権限で釈放。

えっ…市長ってそんな権限あるんすか!!

外国は恐いですわ。


その他、盗聴器のヒモが明らかに出てるじゃんとか、

スティッチ死んだ流れでまさかのセックスしてんじゃねーよとか、

ワイパーで車のカギ開けれるんだ…とかとか、

まあツッコミどころは多い、多い。


ちょっと、ネタバレになる部分なんだけど、

これだけはふれさせて…ほしい!

イーヴル・シビル…エルヴィス・ライブじゃねーよ!!

ちょっと笑っちゃったけど。


アナの謎の女感が活かされないとか、

依頼者の男があんまり活かされないとか、

息子が活かされないとか…活かされてないところだらけじゃん。


とりあえず、ミッキー・ロークが全て持っていってる。

まあ、でも真剣に観ていた人は微妙だろうなあ。


ただ、先にも書いたみたいに、

予算はない映画であっても、

ある程度見栄えがする様に、

レール使ったり、ステディカム使ったり。

パンしてみたり、フィックスで撮ったりと、

頑張っている感じはするんだけどね。


あと、指を詰められるシーンは良かった。

あの拷問シーンだけでも、一応は価値がある。

そして、映画序盤で、

痛みは1度に1箇所しか感じないから、

痛くないところを感じるんだっていう無茶苦茶な話があるんだけど、

それが活きてるんんだろうなって感じもよかった。

自分も何か大怪我したら、

痛くないところの痛みを感じるようにしようっと。

それは本当にためになる…かな。


あと黙ってるなら料金3倍っていう斬新なシステムは良かった。

自分も私語は慎むから給料3倍にして欲しいと思った。


まあ…万人にはオススメできないというか、

普通にみたら、ただつまらない映画なんじゃないかなと。

エルヴィス・ライブで笑える人にはオススメ。


確かに予算があまり無い映画では、

アイデアというか意外な展開とかのストーリーを売りにしたいのは分かるけど、

形通りなら脱線でも意味がないよってaccessも歌ってたし。


さて、邦題についてですが、

この映画の原題は「The Courier」でつまりクーリエ(運び屋)っていう、

とても分かりやすいタイトル。

そこに邦題だと何故だかクソださい「タイムリミット60HOURS」という副題が付く。

まあ、今回は嘘でも無いし、クソダサイだけなので良いのですが、

そのクソダサイセンスをなんとかしてくれないかなあ…日本映画界さんよぉ。

映画「スパイ・レジェンド」とか映画「フレンチ・ラン」とか、

なんなんでしょうね…クソダサイ邦題センスは。

それでも、今回は副題が追加されてるだけなのでマシな方と考えています。

まあ、最低の邦題映画「ミケランジェロ・プロジェクト」だけは絶対許さないが。


ちなみに最初は「クーリエ 過去を運ぶ男」という邦題だったらしい。

展開が読めやすい映画なのに、さらに邦題でヒントを出す親切さはがおもてなしの心か。

なんか余計な言葉をつけちゃいますよね…マジで。

クーリエ タイムリミット60HOURS [Blu-ray]






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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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