2019年06月12日
映画「七つまでは神のうち」の感想…救いのない映画でゾクゾクした、SKEの「学校の怪談」の「憑いてくる」のメイキングを思い出した。
今日は映画「七つまでは神のうち」の感想です。
実はDMMの月額レンタルを解約して代わりにNetflixを契約しました。
届いたDVDをなかなか観れないという事もあるのですが、
Netflixでしか観れないタイトルがあってこれを機会に、と。
そんな訳でPS4でNetflixを使っての鑑賞です。
映画「七つまでは神のうち」は2011年公開の三宅隆太監督作品。
三宅隆太監督作品はこのブログでは感想を書いてませんが、
映画「呪怨 白い老女」は結構好き。
あと世間的には酷評ですが、
脚本を担当している映画「劇場霊」はかなり好きな作品です。
この映画「七つまでは神のうち」は脚本も三宅隆太監督が担当しています。
映画の簡単なあらすじですが、
自分の娘が行方不明になってしまう不吉な夢を見た真菜。
夢であることに安心をするが友だちと遊びに行くと言ったきり、
娘は本当に行方不明になってしまうのであった。
一方、女子高生の繭はある事件をきっかけに普通の暮らしができていなかった。
彼女がある日、教会から帰る途中のレンタル屋で不審な車を見つける。
その中にはロープで縛られた少女が囚われていて、
急遽父親とその車を追う事になるのであったが…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の女子高生和泉繭を演じるのは日南響子。
この作品で初めて知ったのですが、
めちゃめちゃ可愛いのでホラー映画で主演も納得。
出身地が一緒だったので、
あの土地でこんな可愛い子が育つのかと、ある意味恐かった。
娘が行方不明の母親遠藤真菜を演じるのは霧島れいか。
映画「ノルウェイの森」のレイコを演じていました。
全く役は違うのですが、なんというか陰がある味わい深い存在感。
良かったです。
その他、飛鳥凛、岸本薫、竹井亮介、宝積有香などが出演しています。
さて、映画「七つまでは神のうち」の感想ですが、
久々に良い意味で嫌な気持ちになれるホラー映画でした。
ネタバレはしないようにしますが、
「死にたくない」の連呼とか本当に嫌な感じがゾクゾクしました。
このブログで感想を書いた映画「ゴメンナサイ」は、
良い感じの嫌な後味があるのですが、あの映画は基本的に中身がダメでした。
しかし、映画「七つまでは神のうち」は後味も悪いし、
映画の中身も丁寧に救いがなくてホラー映画としては素晴らしいと思う。
ただ、ホラー映画にもいろいろ種類があって、
いわゆる貞子だったり伽椰子みたいな特定の襲ってくるキャラクターがいるタイプではない。
一応は襲ってくる男というのもいるし人も物理的に死ぬのだが、
この映画はもっと心理的なホラー映画。
ネタバレになっちゃうので書かないけど、
確かに物理的にエグい死に方ではあるけど、
それよりも「あの死に方を考えた」のが怖いのだ。
確かに子どもって想像を超えてエグい事考える時ありますよね。
…怖い。
行方不明ってのがこの映画の1つの要素。
映画の序盤に日本国内の行方不明者は毎年10万人、
だが捜索願いが出された約10万人の内およそ9万人は所在確認が取れている。
しかしそれでも毎年1万人以上が行方不明と説明がある。
そんなに行方不明になってるのかと思わせて、
実はこんな事が起きてたらと思ったらビビりますよね。
ホラー映画は演出は監督によって変わってくるのですが、
この映画は基本的に三脚でしっかり撮影する見せ方。
カメラのブレが心理的なブレみたいな見せ方もあるんだけど、
心理的なホラーこそこれぐらい画はしっかりしていた方が、
なんとなくジワッとくるような気がした。
逆に何かに追われるとかは不安定な方が合ってるのかも。
見せ方は本当に丁寧に作ってあって、
不自然なワゴン車とか観てる人に気になる様に余白を見せて、
その車が実は…という展開だったり、
体に刺さった棒を抜こうとするけどどうにもできないとか、
そこがちょっと嫌な感じで長いんですよね。
そういう間がいいなあ…って。
「七つまでは神のうち」というタイトルからも、
「神」というものもこの映画で扱われるのだけど、
宗教は違えどそれぞれの神に祈っていた人がどうなったのかと。
いやぁ…嫌な気持ちになるね…もちろん良い意味で。
そんな訳で良作のホラー映画なのですが、
突っ込みどころは少なからずありました。
映画のタイトルにもある7歳ってこともあってなんですが、
赤ちゃんに「とおりゃんせ」を歌うものなのか。
子守歌ならわかるけど「とおりゃんせ」歌ってるお母さん怖いよ。
逆光の人は…まあいわゆる神なのかなあ。
レンタル屋さんでアルバイトしてた事がある自分としては、
リストカットしてる傷とか見えないし、
見えたとしても、そんな時間が止まった様には見ないと思う。
そして結構外から見える感じに少女がとらえられている。
もうちょっと隠そうぜ…まあわざとなんだけどさ。
あとオヤジは運転してたから電話はできないだろうけど、
助手席に座っていたんだからその間に警察に電話しろよ!!
走行中のワゴン車の後ろのドアが開いて、
さらに目隠しされた状態で落ちるとかその状況を考えると凄いよね。
ちゃんとドアは閉めておいてほしい。
いや、もちろん映画の流れからもわかる通り、わざとなんだけどさ。
でも、とりあえず目隠しほどいてあげろよと思う。
そのままだったんかいってつっこんじゃった。
恐いシーンじゃないんだけど、
あの生足見てた男の子が「もうしたの?」って言った後に返されて、
「キスとか…」ってなるのはちょっとウケた。
よしっ!とか、そんなリアクションが可愛い。
そうだよね、あれぐらいの歳って「初めて」に憧れるよね。
そんな彼女がメガネだけを置いて消えるという…メガネ…。
市松人形が少年のためにメガネ置いていってくれたのかな。
他のホラー映画でもちょくちょく市松人形って出てくるけど、
なんであんなに不気味なんだろう…やっぱデカいからかな…。
下駄箱のシーンはちょっとやられたと思ったけど、
確かに伏線で映画「HIMEI」ってあったわ。
その後に迷い込んでしまう建物だけど、
なんか他の映画でも観た事ある気がするんだよなあ。
もしかしたら映画「×ゲーム2」とかそこら辺のホラー映画で出てきた建物って違うかな。
うろ覚えなので全然違うかも。
凄く怖い映画であり怖いシーンがあるんだけど、
主演の日南響子のルックスが良すぎて、
本当は怖がるところなのに「顔小さいなあ」って思ったり、
本当は怖がるところなのに「胸デカいなあ…スタイル良いわ」って思ったり、
なんか気がそれてしまうところがいくつかあった…これは自分のせいだろうか。
そんな感じかな。
今度若い子が何か忘れてたら「忘れっぽいのね、若いのに」って言ってやろうと思う。
どうでもいい事を色々書いたけど、
やっぱりこの映画の描いている事は本当に怖い事で、
「死にたくない」っていう言葉に心が締め付けられるけど、
でもそれはあの子も思っていただろう事だし、
本当はそんなつもりはなかったとしても、
起きてしまったことは事実であって。
誰も救われない映画であり、
しかもほぼ始まった時点でどうにもできないという。
というか、実はこれは始まった時点ですでに終わってると思うんです。
SKE48メンバーが出ていたBeeTVの「学校の怪談」のメイキングで、
大矢真那に説明していた事なんじゃないかと思った。
詳しく書かないけど、まあそういう事なんだと思う。
良いホラー映画でした。
実はDMMの月額レンタルを解約して代わりにNetflixを契約しました。
届いたDVDをなかなか観れないという事もあるのですが、
Netflixでしか観れないタイトルがあってこれを機会に、と。
そんな訳でPS4でNetflixを使っての鑑賞です。
映画「七つまでは神のうち」は2011年公開の三宅隆太監督作品。
三宅隆太監督作品はこのブログでは感想を書いてませんが、
映画「呪怨 白い老女」は結構好き。
あと世間的には酷評ですが、
脚本を担当している映画「劇場霊」はかなり好きな作品です。
この映画「七つまでは神のうち」は脚本も三宅隆太監督が担当しています。
映画の簡単なあらすじですが、
自分の娘が行方不明になってしまう不吉な夢を見た真菜。
夢であることに安心をするが友だちと遊びに行くと言ったきり、
娘は本当に行方不明になってしまうのであった。
一方、女子高生の繭はある事件をきっかけに普通の暮らしができていなかった。
彼女がある日、教会から帰る途中のレンタル屋で不審な車を見つける。
その中にはロープで縛られた少女が囚われていて、
急遽父親とその車を追う事になるのであったが…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の女子高生和泉繭を演じるのは日南響子。
この作品で初めて知ったのですが、
めちゃめちゃ可愛いのでホラー映画で主演も納得。
出身地が一緒だったので、
あの土地でこんな可愛い子が育つのかと、ある意味恐かった。
娘が行方不明の母親遠藤真菜を演じるのは霧島れいか。
映画「ノルウェイの森」のレイコを演じていました。
全く役は違うのですが、なんというか陰がある味わい深い存在感。
良かったです。
その他、飛鳥凛、岸本薫、竹井亮介、宝積有香などが出演しています。
さて、映画「七つまでは神のうち」の感想ですが、
久々に良い意味で嫌な気持ちになれるホラー映画でした。
ネタバレはしないようにしますが、
「死にたくない」の連呼とか本当に嫌な感じがゾクゾクしました。
このブログで感想を書いた映画「ゴメンナサイ」は、
良い感じの嫌な後味があるのですが、あの映画は基本的に中身がダメでした。
しかし、映画「七つまでは神のうち」は後味も悪いし、
映画の中身も丁寧に救いがなくてホラー映画としては素晴らしいと思う。
ただ、ホラー映画にもいろいろ種類があって、
いわゆる貞子だったり伽椰子みたいな特定の襲ってくるキャラクターがいるタイプではない。
一応は襲ってくる男というのもいるし人も物理的に死ぬのだが、
この映画はもっと心理的なホラー映画。
ネタバレになっちゃうので書かないけど、
確かに物理的にエグい死に方ではあるけど、
それよりも「あの死に方を考えた」のが怖いのだ。
確かに子どもって想像を超えてエグい事考える時ありますよね。
…怖い。
行方不明ってのがこの映画の1つの要素。
映画の序盤に日本国内の行方不明者は毎年10万人、
だが捜索願いが出された約10万人の内およそ9万人は所在確認が取れている。
しかしそれでも毎年1万人以上が行方不明と説明がある。
そんなに行方不明になってるのかと思わせて、
実はこんな事が起きてたらと思ったらビビりますよね。
ホラー映画は演出は監督によって変わってくるのですが、
この映画は基本的に三脚でしっかり撮影する見せ方。
カメラのブレが心理的なブレみたいな見せ方もあるんだけど、
心理的なホラーこそこれぐらい画はしっかりしていた方が、
なんとなくジワッとくるような気がした。
逆に何かに追われるとかは不安定な方が合ってるのかも。
見せ方は本当に丁寧に作ってあって、
不自然なワゴン車とか観てる人に気になる様に余白を見せて、
その車が実は…という展開だったり、
体に刺さった棒を抜こうとするけどどうにもできないとか、
そこがちょっと嫌な感じで長いんですよね。
そういう間がいいなあ…って。
「七つまでは神のうち」というタイトルからも、
「神」というものもこの映画で扱われるのだけど、
宗教は違えどそれぞれの神に祈っていた人がどうなったのかと。
いやぁ…嫌な気持ちになるね…もちろん良い意味で。
そんな訳で良作のホラー映画なのですが、
突っ込みどころは少なからずありました。
映画のタイトルにもある7歳ってこともあってなんですが、
赤ちゃんに「とおりゃんせ」を歌うものなのか。
子守歌ならわかるけど「とおりゃんせ」歌ってるお母さん怖いよ。
逆光の人は…まあいわゆる神なのかなあ。
レンタル屋さんでアルバイトしてた事がある自分としては、
リストカットしてる傷とか見えないし、
見えたとしても、そんな時間が止まった様には見ないと思う。
そして結構外から見える感じに少女がとらえられている。
もうちょっと隠そうぜ…まあわざとなんだけどさ。
あとオヤジは運転してたから電話はできないだろうけど、
助手席に座っていたんだからその間に警察に電話しろよ!!
走行中のワゴン車の後ろのドアが開いて、
さらに目隠しされた状態で落ちるとかその状況を考えると凄いよね。
ちゃんとドアは閉めておいてほしい。
いや、もちろん映画の流れからもわかる通り、わざとなんだけどさ。
でも、とりあえず目隠しほどいてあげろよと思う。
そのままだったんかいってつっこんじゃった。
恐いシーンじゃないんだけど、
あの生足見てた男の子が「もうしたの?」って言った後に返されて、
「キスとか…」ってなるのはちょっとウケた。
よしっ!とか、そんなリアクションが可愛い。
そうだよね、あれぐらいの歳って「初めて」に憧れるよね。
そんな彼女がメガネだけを置いて消えるという…メガネ…。
市松人形が少年のためにメガネ置いていってくれたのかな。
他のホラー映画でもちょくちょく市松人形って出てくるけど、
なんであんなに不気味なんだろう…やっぱデカいからかな…。
下駄箱のシーンはちょっとやられたと思ったけど、
確かに伏線で映画「HIMEI」ってあったわ。
その後に迷い込んでしまう建物だけど、
なんか他の映画でも観た事ある気がするんだよなあ。
もしかしたら映画「×ゲーム2」とかそこら辺のホラー映画で出てきた建物って違うかな。
うろ覚えなので全然違うかも。
凄く怖い映画であり怖いシーンがあるんだけど、
主演の日南響子のルックスが良すぎて、
本当は怖がるところなのに「顔小さいなあ」って思ったり、
本当は怖がるところなのに「胸デカいなあ…スタイル良いわ」って思ったり、
なんか気がそれてしまうところがいくつかあった…これは自分のせいだろうか。
そんな感じかな。
今度若い子が何か忘れてたら「忘れっぽいのね、若いのに」って言ってやろうと思う。
どうでもいい事を色々書いたけど、
やっぱりこの映画の描いている事は本当に怖い事で、
「死にたくない」っていう言葉に心が締め付けられるけど、
でもそれはあの子も思っていただろう事だし、
本当はそんなつもりはなかったとしても、
起きてしまったことは事実であって。
誰も救われない映画であり、
しかもほぼ始まった時点でどうにもできないという。
というか、実はこれは始まった時点ですでに終わってると思うんです。
SKE48メンバーが出ていたBeeTVの「学校の怪談」のメイキングで、
大矢真那に説明していた事なんじゃないかと思った。
詳しく書かないけど、まあそういう事なんだと思う。
良いホラー映画でした。
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