2019年08月23日
映画「インモータルズ -神々の戦い-」の感想…イマイチ神々のルールが分からんくって乗り切れなかった。
今日は映画「インモータルズ -神々の戦い-」の感想です。
オカンとネットフリックスで何か適当に観てる映画は無いかと探していて、
たまたま見つけたのがこの作品。
PS4のネットフリックスで鑑賞…日本語吹き替えです。
映画「インモータルズ -神々の戦い-」は2011年公開のターセム・シン監督作品。
ターセム・シン監督と言ったらデビュー作の映画「ザ・セル」ですが、
そう言えばそれ以外の作品を観てなかった。
他にも数本監督作品があるのですが、
どちらかと言うと、うちのオカンが好きそうなジャンルの映画を作っていました。
この映画はギリシア神話を題材にしています。
好きな人は好きなんだと思いますが自分はあまり知らないので、
若干チンプンカンプンな部分もありました。
物語のあらすじですが、
紀元前1228年、未来を見る力のある巫女が封印されたタイタン族が解放されるのを見た。
人間の王ハイペリオンはタイタン族の解放のためエピロスの弓を探していたのだ。
一方、小さな村の男テセウスは町の老人に鍛えられ育っていた。
そんな中、ついにハイペリオンの手はテセウスの町にまで伸びてしまう…という感じかな。
キャストですが、
主人公のテセウスを演じるのはヘンリー・カヴィル。
映画「ミッション:インポッシブル フォールアウト」のオーガスト・ウォーカーですね。
今回は日本語吹き替えでもバッチリでした!
良い感じに鍛えられた肉体も見どころ。
今回の敵役ハイペリオンを演じるのはミッキー・ローク。
さすがのミッキー・ローク、存在感が違う。
このブログでは映画「クーリエ タイムリミット60HOURS」に出てましたが、
あれもあれで存在感は最高にありましたが、
今回はガチの方で圧倒的な魅力が満載でした。
ヒロインのパイドラを演じるのはフリーダ・ピントー。
顔も綺麗ですが良いボディの持ち主で、
いいおしりだったなと思います。
ゼウスを演じるのはルーク・エヴァンズ。
このブログでは映画「推理作家ポー 最期の5日間」に出演していましたが、
やっぱりなんとなく今回もアントニオ・バンデラス感はありました。
とりあえずダンディというかハンサムな人ですよね。
その他、スティーヴン・ドーフ、ジョセフ・モーガン、
ダニエル・シャーマン、イザベル・ルーカス、ケラン・ラッツ、
スティーヴン・マクハティ、ロバート・マイエなどが出演しています。
さて、映画「インモータルズ -神々の戦い-」の感想ですが、
なんか…う〜ん…頑張ってるのは分かるけど…なんだかなあ。
そんな煮え切らない感じの映画でした。
映像や演技などは概ね良いと思ったのに、
なんでそんなに微妙な感じになったのかと言えば、
明らかに「物語」が乗り切れないのが原因だと思う。
あんまり詳しく物語について書くとネタバレになるので、
フワッとしか書きませんが、
この映画は「人と人」の争いとそれを見守る「神」が登場。
神はもちろんゼウスが一番偉いんだと思いますが、
彼が「神は直接人間の争いに関与してはならん」みたいに言う。
とりあえずそういうルールがある様で、
直接関与すれば最悪命を持って償う事になるとか。
ここで気になるのは「直接関与」って言葉ですよね。
間接的にはアンタが一番関与してんじゃねえか!!
ってこの映画を観た人は誰しも思うんじゃないだろうか。
暇つぶしとかで村の子どもの育成してたとかならまだ分かるけど、
明らかに対抗馬作ってたじゃんか。
で、神々は人間の争いには干渉しないけど、
タイタン族の封印が解けたら戦いますっていうなら、
タイタン族の封印を解こうとしてる人間は止めればいいんじゃないの?
それはもう人間だけの問題じゃないんだし。
ミッキー・ロークの演技は最高だったし魅力的なキャラなんだけど、
彼がどんなけ祈っても神は助けてくれなかった。
だから神に復讐をするためにタイタン族の封印を解くって流れなんだけど、
完全にターゲットが神なんだから干渉して問題ないだろと思うのね。
しかもエピロスの弓とかサクッと壊せる力があるなら、
弓の場所が分かった段階で壊せよ…ってね。
あと、剣を持つ理由だとか、
大切なのは正しく生きることとか言うんだけど、
結局主人公の行動って復讐じゃん。
つまり敵役のハイペリオンと一緒であって、
たまたまハイペリオンは神にムカついて、
主人公はハイペリオンにムカついたってだけの違いで、
復讐なんて関係ない、人々を助けるんだって感じとは違うから、
なんか神の立ち位置が微妙な気がしてしまう。
その他、結構登場キャラクターの扱いが雑な気がして、
たまたまいた盗人が仲間になるんだけど、
盗人って設定が全く活きてこないしボッコボコだし、
ヒロインの未来が見える力は処女の時だけって、
なんかスコーピオンキングで見た設定だけど、
もうちょっと未来が見える力が役に立ってて、
それが終盤でヤッちゃった事で未来が見えなくなって、
あの力があればとか後悔するのかな…なんて思ってたら、
セックス以降は未来が見えるとか見えないとか関係ないし。
いやでも、ちゃんとセックスの時に裸になるのは大切だよね。
とかとかね、なんかそれぞれの設定もっと活かせたでしょ。
特にライバルというか最初の町で主人公と争ったため、
隊から除名されたアイツさ…もっと活躍の場があって良かったじゃん。
金玉ハンマーのシーンは活躍してたけどさ…。
そんな感じで物語が乗り切れなくて、
キャラクターが上手く活かしきれてないので微妙な感じかなと。
あとちょっと演出が微妙なところがあって、
一番最初に封印が解かれる未来を見てハッとなるところが、
衝撃的なものをみたシーンのはずなのに割とゆるやか。
あと強敵の某キャラを倒してクビを切って持ってくんだけど、
なんのために持ってくのかが意味がない…普通に捨ててたし。
それでもまあ良いところも無くはなくて。
例えば牛の拷問器具。
他のテレビで惨い拷問みたいな企画で紹介していたけど、
牛の拷問器具をみて「あ、あれは!!」ってときめいた。
そしてちゃんとあれが拷問器具とは知らない人のために、
何回か映った後に最後にこういう拷問器具なんですよと説明してくれる。
そのシーンは丁寧だなって思った。
あと「ヤツの名前は」って言葉が出て、
別のシーンになって「テセウスです」ってつながるのは、
なんとなく映画的な表現で良いなと。
まあそんな感じかな。
口移しで水を飲ませる画の衝撃はなんとなくあったのと、
舌を切ったら死ぬんじゃないのかと思ったけど案外死なないらしい。
日本だと舌を噛んで死にます!とか言うけどあれは嘘なんかな。
あと、エピロスの弓の場所は都合良すぎじゃんか。
そうそう、これ原題のタイトルが「Immortals」(インモータルズ)で、
日本語にすると「不死者」とか複数だと「不死隊」なんだけど、
神もタイタン族もサクッと死んでる気がするんだけど…。
タイトルが「インモータルズ」なんので邦題の副題「神々の戦い」ってのは、
物語の着地点とかからもあながち間違いでもないんだけど、
この映画で描いているのは人間同士の戦いと神の葛藤みたいな感じ。
ギリシア神話しらないんだけど神々のルールって誰が決めたの?
なんか直接助けちゃダメだけど、
海に飛び込んで津波で助けるのはOKってルールにもモヤモヤする。
それがOKなら他にもやり方あったろ!
オカンとネットフリックスで何か適当に観てる映画は無いかと探していて、
たまたま見つけたのがこの作品。
PS4のネットフリックスで鑑賞…日本語吹き替えです。
映画「インモータルズ -神々の戦い-」は2011年公開のターセム・シン監督作品。
ターセム・シン監督と言ったらデビュー作の映画「ザ・セル」ですが、
そう言えばそれ以外の作品を観てなかった。
他にも数本監督作品があるのですが、
どちらかと言うと、うちのオカンが好きそうなジャンルの映画を作っていました。
この映画はギリシア神話を題材にしています。
好きな人は好きなんだと思いますが自分はあまり知らないので、
若干チンプンカンプンな部分もありました。
物語のあらすじですが、
紀元前1228年、未来を見る力のある巫女が封印されたタイタン族が解放されるのを見た。
人間の王ハイペリオンはタイタン族の解放のためエピロスの弓を探していたのだ。
一方、小さな村の男テセウスは町の老人に鍛えられ育っていた。
そんな中、ついにハイペリオンの手はテセウスの町にまで伸びてしまう…という感じかな。
キャストですが、
主人公のテセウスを演じるのはヘンリー・カヴィル。
映画「ミッション:インポッシブル フォールアウト」のオーガスト・ウォーカーですね。
今回は日本語吹き替えでもバッチリでした!
良い感じに鍛えられた肉体も見どころ。
今回の敵役ハイペリオンを演じるのはミッキー・ローク。
さすがのミッキー・ローク、存在感が違う。
このブログでは映画「クーリエ タイムリミット60HOURS」に出てましたが、
あれもあれで存在感は最高にありましたが、
今回はガチの方で圧倒的な魅力が満載でした。
ヒロインのパイドラを演じるのはフリーダ・ピントー。
顔も綺麗ですが良いボディの持ち主で、
いいおしりだったなと思います。
ゼウスを演じるのはルーク・エヴァンズ。
このブログでは映画「推理作家ポー 最期の5日間」に出演していましたが、
やっぱりなんとなく今回もアントニオ・バンデラス感はありました。
とりあえずダンディというかハンサムな人ですよね。
その他、スティーヴン・ドーフ、ジョセフ・モーガン、
ダニエル・シャーマン、イザベル・ルーカス、ケラン・ラッツ、
スティーヴン・マクハティ、ロバート・マイエなどが出演しています。
さて、映画「インモータルズ -神々の戦い-」の感想ですが、
なんか…う〜ん…頑張ってるのは分かるけど…なんだかなあ。
そんな煮え切らない感じの映画でした。
映像や演技などは概ね良いと思ったのに、
なんでそんなに微妙な感じになったのかと言えば、
明らかに「物語」が乗り切れないのが原因だと思う。
あんまり詳しく物語について書くとネタバレになるので、
フワッとしか書きませんが、
この映画は「人と人」の争いとそれを見守る「神」が登場。
神はもちろんゼウスが一番偉いんだと思いますが、
彼が「神は直接人間の争いに関与してはならん」みたいに言う。
とりあえずそういうルールがある様で、
直接関与すれば最悪命を持って償う事になるとか。
ここで気になるのは「直接関与」って言葉ですよね。
間接的にはアンタが一番関与してんじゃねえか!!
ってこの映画を観た人は誰しも思うんじゃないだろうか。
暇つぶしとかで村の子どもの育成してたとかならまだ分かるけど、
明らかに対抗馬作ってたじゃんか。
で、神々は人間の争いには干渉しないけど、
タイタン族の封印が解けたら戦いますっていうなら、
タイタン族の封印を解こうとしてる人間は止めればいいんじゃないの?
それはもう人間だけの問題じゃないんだし。
ミッキー・ロークの演技は最高だったし魅力的なキャラなんだけど、
彼がどんなけ祈っても神は助けてくれなかった。
だから神に復讐をするためにタイタン族の封印を解くって流れなんだけど、
完全にターゲットが神なんだから干渉して問題ないだろと思うのね。
しかもエピロスの弓とかサクッと壊せる力があるなら、
弓の場所が分かった段階で壊せよ…ってね。
あと、剣を持つ理由だとか、
大切なのは正しく生きることとか言うんだけど、
結局主人公の行動って復讐じゃん。
つまり敵役のハイペリオンと一緒であって、
たまたまハイペリオンは神にムカついて、
主人公はハイペリオンにムカついたってだけの違いで、
復讐なんて関係ない、人々を助けるんだって感じとは違うから、
なんか神の立ち位置が微妙な気がしてしまう。
その他、結構登場キャラクターの扱いが雑な気がして、
たまたまいた盗人が仲間になるんだけど、
盗人って設定が全く活きてこないしボッコボコだし、
ヒロインの未来が見える力は処女の時だけって、
なんかスコーピオンキングで見た設定だけど、
もうちょっと未来が見える力が役に立ってて、
それが終盤でヤッちゃった事で未来が見えなくなって、
あの力があればとか後悔するのかな…なんて思ってたら、
セックス以降は未来が見えるとか見えないとか関係ないし。
いやでも、ちゃんとセックスの時に裸になるのは大切だよね。
とかとかね、なんかそれぞれの設定もっと活かせたでしょ。
特にライバルというか最初の町で主人公と争ったため、
隊から除名されたアイツさ…もっと活躍の場があって良かったじゃん。
金玉ハンマーのシーンは活躍してたけどさ…。
そんな感じで物語が乗り切れなくて、
キャラクターが上手く活かしきれてないので微妙な感じかなと。
あとちょっと演出が微妙なところがあって、
一番最初に封印が解かれる未来を見てハッとなるところが、
衝撃的なものをみたシーンのはずなのに割とゆるやか。
あと強敵の某キャラを倒してクビを切って持ってくんだけど、
なんのために持ってくのかが意味がない…普通に捨ててたし。
それでもまあ良いところも無くはなくて。
例えば牛の拷問器具。
他のテレビで惨い拷問みたいな企画で紹介していたけど、
牛の拷問器具をみて「あ、あれは!!」ってときめいた。
そしてちゃんとあれが拷問器具とは知らない人のために、
何回か映った後に最後にこういう拷問器具なんですよと説明してくれる。
そのシーンは丁寧だなって思った。
あと「ヤツの名前は」って言葉が出て、
別のシーンになって「テセウスです」ってつながるのは、
なんとなく映画的な表現で良いなと。
まあそんな感じかな。
口移しで水を飲ませる画の衝撃はなんとなくあったのと、
舌を切ったら死ぬんじゃないのかと思ったけど案外死なないらしい。
日本だと舌を噛んで死にます!とか言うけどあれは嘘なんかな。
あと、エピロスの弓の場所は都合良すぎじゃんか。
そうそう、これ原題のタイトルが「Immortals」(インモータルズ)で、
日本語にすると「不死者」とか複数だと「不死隊」なんだけど、
神もタイタン族もサクッと死んでる気がするんだけど…。
タイトルが「インモータルズ」なんので邦題の副題「神々の戦い」ってのは、
物語の着地点とかからもあながち間違いでもないんだけど、
この映画で描いているのは人間同士の戦いと神の葛藤みたいな感じ。
ギリシア神話しらないんだけど神々のルールって誰が決めたの?
なんか直接助けちゃダメだけど、
海に飛び込んで津波で助けるのはOKってルールにもモヤモヤする。
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