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2018年07月30日

映画「黒看」の感想…サポーターの立場で言わせてください「最高のホラー映画」です。

今日は映画「黒看」の感想です。

ついに観てきました前売り券を買った映画「黒看」ですが、

センチュリーシネマ19時35分の回。

映画館で映画を観るのは映画「ワンダー 君は太陽」以来。

やっぱ映画は映画館で観るのが一番。



映画「黒看」はただいま公開中の山田雅史監督作品。

山田雅史監督作品はこのブログでは、

映画「コープスパーティー」と続編の映画「コープスパーティー Book of Shadows」の感想を書きました。

2つの映画を観た感じでは原作を大事にするし、

演出も上手くて信用して良い監督だなという印象です。

今回の映画「黒看」は明らかにその2つとは予算が違うと思うのですが、

その状態で受けた印象はどうだったのか…は、また後ほど。


この映画「黒看」は黒木あるじ著「怪談実話傑作選 弔」、

という小説の中の1つの短編エピソードが原作。

いつもの様に原作は未読です。


物語の導入部分を簡単に書くと、

ある病院に原因不明の蕁麻疹に悩む患者が訪れた。

時を同じくしてその病院で働いている看護師麻間利江が担当している患者が、

屋上で首吊り自殺をはかってしまう。

同僚の看護師のおかげで一命はとりとめたが、

何も出来なかった利江は看護師長に責められるのだった。

しかし看護師長は異変を感じ、

看護師の松友岬が病院に呼ばれたのであった…みたいな感じかな。


キャストですが、

主人公麻間利江を演じるのは山田菜々美。

SKEのメンバーは分かるのですが、

AKBのメンバーは本当に知らないんですよね。

でも顔小さいし、かわいいし子ですし、ホラー映画初出演で主役頑張ってました。

良い意味では問題なくやりきっていましたが、

悪い意味では問題がなさすぎてアイドルとしてはフックが弱い気もした。

映画「のぞきめ」の板野友美の叫びとか、今思えば下手すぎて逆にインパクトが大きくてフックだと思う。

…良いか悪いかは別にしてだけど。

病院に呼ばれる黒看松友岬を演じるのは百川晴香。

基本的に感情を出さない役ってのは余計難しいと思うが、

違和感なく観れたのが彼女の演技力だと思う。

終盤に利江と打ち解けるシーンだけは、

コントロールが難しかっただろうなと思ってしまったが、そこぐらい。

あと入浴シーンが観れるという特典も。

患者の乗田雪子を演じるのは佐伯香織。

正直、この人が綺麗すぎて旦那さんが可愛そうなぐらいだった。

…これについては後ほども触れます。

グラビアDVDなどもしっかり竹書房から出てますので、

これを機にもっと竹書房が推してくれたら嬉しいです。

その他、若松優、河合美咲、馬場・場番、

広瀬真寿美、伊達さんなどが出演しています。


さて、映画「黒看」の感想の感想ですが、

正直な感想を先に書くなら、「少し物足りない」という印象はあります。

が、僕は全力でこの映画を応援します…だってサポーターだから!


まず思ったのは、今回は予算が少ないんだろうなって。

もしかしたら今までも低予算だったのに、

凄く上手く作ってくれていたという事なのかも。

「コープスパーティー」では感じなかったCGや演出など画が地味に思ったのは、

予算の関係とはまた別に、

山田雅史監督が今回は画で恐がらせるのではなく、

心理的に恐がらせるってために、あえてそうしているんじゃないかって、

一応好意的に受け止めています。


もちろん「コープスパーティー」みたいに内蔵出したりする映画ではない。

ちなみに貞子的な何かがでる映画でもない、

いや一応はいるのですが、「それを恐がるタイプ」の映画ではありません。

まだ公開したばかりなのでネタバレはしないように書きますが、

ある意味、「ホラーの王道」みたいな展開ですが、

幽霊とかよりも人間の嫉妬や妬みなどの負の感情って恐いよねってタイプ。


なので、画的にも全然恐くないし一応の解決をした後にある、

あの「利江と雪子の会話」が一番恐いところであって、

あそこで恐怖を感じない人には、この映画の恐さは伝わりづらいかもしれない。

「夫は優しい人なんです、例えそれが嘘でも。」

これの恐さ分かります?


ちょっと映画の感想とはそれてしまうのだけど、

パンフレットが無かったのは残念…劇場で観た映画は基本的にパンフレット買っているので。

そして初めてセンチュリーシネマで映画を観たのですが、暑い。

ホラー映画だから涼しくなる事を想定して暑くしてるのだろうか。

お客さんは多く入っていたとは言いがたい状況でしたが、

個人的に満員の劇場は好きじゃないのでそこは良かったかも。

ただ、センチュリーシネマのアナウンスで、

「エンドロールの終わるまでが一本の映画です」って言葉に感動した。

また来ようって思えた。


さて、映画はイメージ映像に合わせてキャスト紹介から始まります。

脳のレントゲンの画の雰囲気とか良いですよね。

映画を観終わってからあのタイトルが出ている時の花の画を観て、

「そういう事が言いたい映画だよな」って気づかされるのは上手いと思う。


予算が少なかっただろうとな、とは書いたのですが、

映画「劇場版 屍囚獄」シリーズみたいな安っぽさが出てる画ではない。

全体的に黒の淡い感じで良い質感だしてます。

もちろんフィルムの方が質感はでるんだけど、

これぐらいでも良いんじゃないかなって思う。


ちゃんと手持ちでの撮影で不安定な画にしてるのも良いですね。

あるシーンで主人公の後頭部が画面中央にあって、

観客からは様子がよく見えない…どうなってるんだろうって思わせる見せ方。

あの画とかホラー映画の撮り方だなって思う。

もどかしいんだけど、しっかり状況が分かっちゃうと恐くないので、

引き画を少なく、アップとか状況の分かる画を少なくする…大事ですね。


でも、見間違いかも知れないですが、車いすが勝手に動くシーンで、

チラッとスタッフなのか人影映ってなかった?

山田雅史監督がそんなミスするはずがない…きっと気のせいか、霊的なやつかな。


あと地味なところでは壁を流れる血の様な液体の色。

今回は赤い血ってほとんど無くて、黒い血っぽいのが出るのですが、

あの色は良い色だと思う。


で。

さっきも書いたのですが、貞子的なビジュアルキャラクターがいない訳でもないですが、

そいつが積極的に襲ってくるとか、そういう映画ではないので、

キャー、キャー言いたいために観に来た人には肩透かしはある。

ただサービスとして「ドーン、包帯」みたいな驚かせ演出はある。


音でビックリさせるのとか、普段はやめろよって思うんだけど、

劇場だと面白いよね。

大きい音でビクッてなって、そのビクッてなった反応で他の人がビクッてする。

こういうのは劇場ならではのホラー映画の楽しさだなと改めて思った。

ちなみに自分はビビリ野郎なので大きい音がするとビクッて率先してなります。


ホラー表現ではないのですが、

看護師の本音ってのは聞きたくないですね。

いや、絶対にあると思うんですよね。

「寺本さんと話すの嫌だった」とか、口に出すかどうかは別にして。

あのシーンも嫌な気持ちになりますね、これはホラー映画には褒め言葉。


あとカギもできないほど弱っていたとか、

夜1人しかいない病院はこわいとか、

いろんなシーンでのそれぞれの見せ方は良いと思います。



サポーターとして全力で応援している身としては、

この映画にダメなところなんて書くことはないし、

ダメなところなんてそもそも無いので、まず観て欲しいと先に書いておきます。



…で。

ちょっとどうかなって部分はありまして、

まず音というか声のバランスが悪いところがあったのは気になった…予算かなあ。


音と言えば、急にバンバン鳴り始めるシーンがあって。

これ、本当に急にバンバン鳴り始めるんで。

あそこの音の演出はなんか違うんじゃないかなって。


あとキャストのところでも書いたのですが、

夫の顔のデカさが気になるんですよね…これは俳優さんが悪いんじゃなくて、

佐伯香織が綺麗すぎると思うんですよ。

確かに展開として、「妻が夫を嫌がってる」のでは?と思わせる必要があるので、

夫がイケメンとか妻が微妙って関係よりも、

この映画のバランスが良いんだろうけど…ちょっと可愛そうだと思う。

ネタバレになるから詳しくはかかないけど、

そりゃ真実がバレても開き直るし、ツバも吐きたくなるよ。


あと、ずっと同僚の若松優から制服が気に入らないと指摘されるのだけど、

別に黒看だからって「あの格好にこだわる必要なくね」って思ってしまう。

ずっとあの制服を止めさせろって言われてるから、

物語として制服に何か秘密があるのかなって思ったら、そういう訳でもなさそう。

やっぱ足の露出が多い方が負の感情を吸収できるとか、かな。


そしてそんな初対面の新人に愚痴を言ってはいけない。

そんな心構えだから患者が首吊ってる時に「おろすの手伝え」って怒られるんだ!

…でも実際、首吊ってる人を助けようと動くってのは難しいと思うけど。


仕方が無かったとは思うのだけど、

利江の1人しゃべりみたいなのは映画の演出としては微妙。

「お母さんゴメン」って、

仏壇とか写真立てとかに話しかけてるなら1人ごとでも違和感ないのだけど、

何にも向かってない時に声に出すって違和感が出てしまうと思う。


あと基本出演している人の演技は好感持てるのですが、

主治医のあの人だけ、なんか微妙なんだよなあ…「言い方」かなあ。

言い方と言えば「みんな殺す」って恐い言葉のシーンがあるのですが、

頭の中に「みな…おす」って亀梨和也が出てきた。

アイツのせいで台無しですよ。


あ、「すっかり寝てしまった」って台詞もなんか微笑ましい。



そんな感じかな。

ガラケーだ!とか、黒いもやのCGが微妙!とか、

あんまりキツくしまってなさそうとか、

軽くツッコミポイントもあったかも。

カメラ焦げとるやんってのは小道具さんか美術さんが頑張ったと思う。


でも、百川晴香の塩風呂入浴シーン観れるし。

心理的なホラーとしてはすごく考えさせられる展開で、

なんでこんな事をしてるのかって答えが「ただの報酬」ってのも凄く良い。

なにより「分かったつもりになって自己満足してる」ってグサッてくるし、

なんと言っても百川晴香の塩風呂入浴シーン観れるし。


こんなけ書いたけど、

入浴シーンに期待して観てはダメですよ。

全然見えないですから…何が見えないかは書かないですが。


という訳で、ほんとダメなところなんか全くない素晴らしいホラー映画でした。

あの人はどうなったの?とかアイツはどうなった?とか、

そんな事気にしちゃダメ、分かるでしょって。

思考の余地がある方が楽しめるじゃん。


そしてサポーターは今回エンドロールに載せてもらえるという事で、

しっかり載っていました数秒…これ結構嬉しいものですね。

何より山田雅史監督のホラー映画に名前が載ったって名誉。

次回作はもっと予算のある映画を監督してほしいなあ。

この監督は絶対原作を大事にできる人だから、

原作が有名なホラーの映画化とか、向いてると思うんだよなあ。


そうそう、今回エンドロールがロールしない感じで、

携わってるスタッフが少なそう…そこからも低予算感があった。

山田雅史監督の次回作でクラウドファンディングあるなら、

作品のクオリティに対しての投資をしたいと思ってしまった。

そんなに高額は出せないけど、出したい気持ちはある。


とりあえず、映画「黒看」は最高でした。

人数が少ないエンドロール、

それを補うほどの多くのサポーターが今日も全国で映画「黒看」を応援してるでしょう。

盛り上げたいなあ…でも、そういうバカ騒ぎするタイプの映画じゃないからなあ。

サポーターの皆さん、頑張って。

怪談実話傑作選 弔 (竹書房文庫)




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