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2018年06月19日

映画「ワンダー 君は太陽」の感想…良い映画だと思うけど顔がこんなんだといじめられるよねって発想は好きじゃない。

今日は映画「ワンダー 君は太陽」の感想です。

前に一緒に働いていた後輩から久々に連絡があって、

この映画を観に行く事になりました。

仕事帰りにミッドランドスクエア シネマでの鑑賞。

間に合うと思ったのだが、自分が電車に乗り遅れて、

冒頭2分ぐらい見逃している。

遅れて劇場に入ってくる人をいつも嫌っているのだが、

まさか自分がその立場になってしまうとは。



映画「ワンダー 君は太陽」はただ今公開中のスティーブン・チョボスキー監督作品。

スティーブン・チョボスキー監督は他に映画「ウォールフラワー」という映画を監督していますが、

まだ観ていません…いつもなんですけどね。

世の中、観てない映画がいっぱいです。

この映画「ワンダー 君は太陽」は前評判もよく、

後輩もそれでこの映画を観ようと言ったみたいです。


R・J・パラシオによる小説「ワンダー Wonder」が原作みたいですが未読。

日本語での書籍もすでに発売されている様です。


簡単な導入部分についてですが、

主人公オギーは病気によって顔が変形していて、

そのため学校には通わず家で母から勉強を教わる生活をしていた。

ついにオギーは普通の学校に行く事になるのだが、

やはり容姿が原因でいじめなどを受ける事になってしまう…という感じかな。


キャストですが、

トリーチャーコリンズ症候群によって、

顔が変形している主人公オギーを演じるのはジェイコブ・トレンブレイ。

他の出演作品を観ていないのですが、

凄く良い演技をしていました。

彼の演技がなければだいぶ評価は違っていたと思います。

オギーの父ネート・プルマンを演じるのはオーウェン・ウィルソン。

正直、あんまり印象がない…もちろん良いタイミングで役割があるのだが。

個人的にオーウェン・ウィルソンの印象と役が違った感はある。

オギーの母イザベル・プルマンを演じるのはジュリア・ロバーツ。

さすがのジュリア・ロバーツだと思った。

母親のストレスというか、そういう感じが伝わってきます。

トゥシュマン校長を演じるのはマンディ・パティンキン。

良い言葉を言う役なんだけど、

説得力があるのはあの容姿があってものもなんじゃないかと思う。

その他、イザベラ・ヴィドヴィッチ、ダニエル・ローズ・ラッセル、

ダヴィード・ディグス、ナジ・ジーターなどが出演しています。


さて、映画「ワンダー 君は太陽」の感想ですが、

良い映画…だと思うけど、正直微妙でした。

凄く前向きなメッセージが伝わるし、

それぞれの役者の演技もバッチリだと思う。

…なんだけど、なんか微妙。

前評判が良いって聞いてしまったからハードルが高くなったのかな。

言い方悪いけど、あれ…こんな感じで良かったんだっけ、と思ってしまう。

一応、公開中のタイトルですし物語は詳しくは書かない様にしたいと思います。


まずこれは自分の経験の話なのですが、

自分が小学校、中学校の時に同級生に、

ワンダーとは違うのですが病気で全身がボロボロの同級生がいました。

酷い言い方をするとゾンビみたいな容姿。

何も知らずに鉢合わせたらほとんどの人が多分ヒエッてなるはず。

そんな子の同級生だった自分として、

遊ぶグループは違ったけど別に彼を虐めようという人はいなかったし、

自分の知らないところでいじめられていた事はあるかも知れないが、

何人も友達がいて普通の学生生活を送っていた様に見えた。

何が言いたいかというと、

現実では容姿の違いだけでそこまでならない、

というか、人間慣れる。

もちろんこの映画でも、容姿ではなく中身という話をしているのだけど、

そんな事はとっくの昔に知ってるよ!

…ってな感じの印象を持ってしまう要素があった。

あと、「顔がこんなんだといじめられるよね」って勝手に思ってる人がいるから、

きっとそういう子はいじめられるんだと思う。

もしかしたら容姿が原因で映画並みにいじめられた人は世の中にいるかもしれない。

たまたまなのかもしれないけど、自分の同級生の見た目は酷かったが、

あんなに陰湿ないじめは起きなかったし、周りもそんなに気にしていなかった。

これが自分の中での同級生が容姿について人と違う場合のリアルな感情。

「この感じ」があるために、

他の鑑賞者とはこの映画の印象について大きな違いがあるのかもしれない。


で、タイトルにもなってる主人公のワンダー、なんだけど、

いくつかこの映画はチャプターがあって、

ワンダー以外の登場人物を描くことで、

よりワンダーがどんな役割をしているのかを浮き立たせる作り。

その作り方は良いと思うし、

それぞれの話も良いと思うんだけど、

結局ワンダーの話なので、それぞれの登場人物はそこまで掘り下げられない。

確かに必要に掘り下げなくても良いと思うし、

それ以上掘り下げちゃうと「ワンダー」じゃなくなってしまうかも。

という難しいバランスだったとは思う。

でもミランダが直接謝るシーンとかあっても良いだろうとか思うし、

ある生徒が悪い事をして罰を受けるって展開があるのだけど、

その後の彼については結構投げっぱなしな感じを受ける。


先ほども書いたのですが、

ワンダー以外の人物をつかってワンダーを描くため、

あまりワンダー以外を描きすぎないってのそういう作りなんだろうけど、

1つ1つがフワッとしてるから、

なんかあと一歩、物語として踏み込めない印象を受けた。


演出だけどゲーム上で謝るとかはイマドキなんだなとか思うけど、

個人的には直接会っている気まずさの中で謝って欲しかったとか、

そういう部分も乗り切れなかったところかな。

好みだとも思うけど。


それでも犬のシーンはうるっときた。

映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」の感想でも書いたのですが、

一番泣いたのはオノラのシーンだったからなあ。

ペットとの別れって悲しいなあ。


確かに周りを動かす力という太陽的存在のワンダーなんだけど、

なんとなくワンダー自身の成長が弱い気もする。

もちろん生徒との交流とかで変わった部分もあるんだけど、

宇宙服というかあのヘルメットは強制的にじゃなくて、

自発的に脱ぐって展開があっても良かった気はする。

結果的に乗り越えたってのはそうなんだけど。


あと、ある友人がケンカで後頭部を石にぶつける展開があって、

あれ…これひょっとして最近感想を書いた映画「いまを生きる」みたいに、

友人との別れが待っているのかと思ったら、全然そんな事なかった。

石に後頭部をぶつけるとかいう演出って恐いから、

そういう話じゃないんだったら控えてほしいって思ってしまう。


そんな感じかなあ。

なんか文句ばっかりになってしまったんですが、

映画自体のメッセージは間違いなく良い事を言っているし、

画の作りだったり、役者の演技は素晴らしい。

特にやっぱりワンダーを演じたジェイコブ・トレンブレイの表情が良い。

良い映画なのは間違いない。


ただ、自分にとっては微妙だったなあ。

世間がそんなに評価が高いのが分からない。

まあ世間の評価なんて関係ないよね。


そうそう、邦題について。

原題は「Wonder」なんだけど、

なんか邦題は「君は太陽」みたいなのつけちゃいますよね。

映画的に分からなくはないんだけど、

ちょっと安っぽくない?

君は太陽ってフレーズが。

本と一緒で「ワンダー Wonder」で良かったと思うけどなあ。

ワンダー Wonder




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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