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2016年09月03日
ベランダにはデッキパネルが便利?
ベランダをウッドデッキにするというと、「デッキパネル」みたいな雰囲気があるけど、必ずしもお手軽ではないと思うんだけど?
夏は素足では歩けない無機質な灰色のFRP防水のベランダを、ウッドデッキ仕様にすると、突然、使える居住空間に変貌する。
大袈裟な言い方のようだけれど、これは本当の感想。
家を買うにせよ、借りるにせよ、同じ値段なら少しでも広いほうがいいと懸命にさがすのだから、せっかく目の前にある有効なスペースはデッドスペースにすることなく有効に使いたいもの。
そして、ベランダやテラスをウッドデッキ仕様にしたいと考えて、ネットでウッドデッキにする方法を検索すると、真っ先にデッキパネルという商品がヒットして、四角いパネルを敷き詰めるだけで良い感じなので、とてもお手軽な印象を受ける。
以前は安い耐久性の低い材料のものばかりだったけれど、最近ではウリン製などハードウッドのものも出ている。
木材を数十センチ角のパネルにしてあって、それを並べるだけでウッドデッキ感覚を味わえるというもの。
この手のデッキパネルは、取り敢えず、室内とフラットにするための高さの調整(底上げ)をしなくてもいいという場合とか、ベランダの勾配と同じ勾配がついても構わないから調整(水平にする)しないでいい、「取り敢えず灰色の防水面をウッドデッキっぽい見た目にしたい」という人にはとてもよい商品だと思う。
例えば、賃貸マンションでいつ引っ越すか分からないし、音を出したり大きな資材を持ち込むのは無理なんていう場合にも、こういうものの力を借りるのは合理的な気がする。
でも、逆に少しDIYの経験があったり、高さを室内とフラットにしたいとか、床勾配を解消して水平なウッドデッキにしたいと思う人なら、パネルではなく、このブログで紹介しているウッドデッキの作り方を流用してウッドデッキ化してみても良いのではないかと思う。
それをオススメする理由は、少し本格的にやろうとすると、パネルであることで、かえって作業効率か悪くなることがあるから。
ウッドデッキの床面となるデッキパネルが室内とフラットになるようにするためには、デッキパネルを固定するための根太という基礎を設置しなければならないけれど、その設置間隔を、パネルの寸法にピタリと合わせる必要が出てきてしまう。それも、デッキパネルのサイズか30センチ角や40センチ角だと、その細かいピッチで必要になる。
どうせ根太を設置するならば、普通のウッドデッキと同じように長い板を根太にビスで固定するほうが、根太の設置間隔が多少ずれても気にする必要がないし、根太のピッチも広く(根太の本数が少なく)て済むので簡単。
また、デッキパネルであろうと、そうでない普通のウッドデッキスタイルであろうと、床面を水平にするのならば、根太がベランダの水勾配によって傾かないように高さを調節しなければならないのは同じ。
さらに、ベランダの寸法がパネルの寸法の整数倍であればよいけれど、通常、そうではないので、端に少し隙間ができてしまって、きちんと固定していないとズレてしまったりもして、見栄えも良くなくて、なかなか満足度の高い仕上がりにはならないはず。
そして、最大の難点としてパネルは高い。ホームセンターで1枚数百円で売っているソフトウッドのものは、すぐに腐ってしまうので、安物買いの銭失いになること間違いなし。それを塗装するなんていうのもチョット…塗装というのは、その前の処理もあるし、周りも汚すし、結構大変。
手間やコストに関する価値観は人それぞれだけれど、私はどうせ根太まで組むのなら、普通のウッドデッキ仕様で作るという選択をする。
家がマンションで加工の音を小さくしたいのなら、ハードウッドでなく、ウエスタンレッドシダーを選択してもよいとは思うし、大きな資材を持ち込みにくければ、板の向きなどを工夫して、1.8m以内の木材で収まるような設計にすれば良いと思う。
マンションのベランダは共用部分で、避難ハッチ入り口に配慮しないといけないとか、その他の制約もありそうなので、そのうち、参考の設計図面を書いてみたい(と思う)。
タグ:ベランダデッキ
2016年07月26日
パーゴラ兼物干し場 増設DIY
10年近く前に実家の庭にサイプレス(床材)を使用してDIY製作したウッドデッキにパーゴラを設置し、物干し場などとして広く活用できるようにアレンジした。
【サイズ】幅2.5m×奥行2.3m
このウッドデッキをDIYしたのは、今のようにハードウッド加工に自信を付ける前(おそらく、3個目くらいのウッドデッキ製作)だったので、ソフトウッドの中でも耐久性のあるウエスタンレッドシダーを各所に使っていて、床板だけがハードウッドのサイプレスという「セミハードウッド」仕様。
今考えると基礎部分こそ耐久性のあるハードウッドにすべきなんだけど、何考えてたのかな〜。
まだまだハードウッドが高かった時期でもあったのかもしれない。
とはいっても、約10年近く経過する今、ウッドデッキ全体を見渡しても、これといって腐ってダメになっているような場所は見当たらないし、グラグラすることもない。
ウエスタンレッドシダーも大したものだ。
柱のウエスタンレッドシダーは表面的には乾燥が進んでいる感じで、叩いた音も軽いので、大丈夫かなぁ、と思ったのだけれど、虫が食ってボロボロということもなく、ドリルでネジ穴を空けたりすると、特有のいい香りが周囲に漂うので、まだまだ内部には油分が残っている様子。
これならまだまだ現役でいけそう。
そんなわけで、ベースとなるウッドデッキ部分の作り直しや補修はなく、既に束柱から一体的で立上げてある柱を活用してのパーゴラ兼物干し場の増設を開始することにした。
【道具】
【材料】
@ 柱の3辺(梁)をセランガンバツの長材で作る
まず、最初の一辺。青が今回設置している部分。
2m以上の長い材料を使うDIY作業だと、水平を取ったり、高所に設置するには少しコツがいる。
まず、梁を設置する既存の2本の柱上部、大体このあたりかなという位置にクランプを取り付ける。
そして、設置するセランガンバツの板を仮置き(ただ載せるだけ)する。
この時点では完全な水平でなくて構わない。
(ちなみに、今回は設計図なしの現物合せで作業したので、この仮置き時点で木に鉛筆で線を引いて、カットした後に本設置を行った。)
次にもう一つクランプを用意して、片側のセランガンバツを柱に固定。反対側の柱にも同じように固定するが、その際、板上端に水平器を置いて、気泡の位置が中央にくるように調整しながら固定する。
(木材は完全に真っ直ぐではないので、一旦固定したあとで、中間地点など、何箇所かで水平をみておいたほうが無難)
つまり、この設置作業を一人でこなすために必要なクランプは最低3個(片側を柱に固定した後、仮置きのために設置していたクランプを外して、反対側の固定用に回す場合)。
スムーズに作業するためにはクランプは4個あったほうがいいということになる。
このやり方をマスターしてしまえば、高所でも、長材を一人で水平に固定することができるようになる。クランプは文句もいわず、しっかり固定してくれる頼もしいパートナーなので、是非活用したいアイテムだ。
ただ、本当の高所(もし落下すると、下にあるものが壊れてしまうような場所など)になると、クランプに仮置きするだけでは落下の不安があるので、端材2枚をクランプで挟んで固定する方法を使ったほうがいい。
さて、長くなったけれど、この方法で3辺の梁を順次設置した。
A 次に、左右の梁の中間部分をつなぐ梁をセランガンバツの長材で作る。
ここで梁をわたすとき、ビスで固定しても別にいいと思うけれど、後で加工を追加したりする時に簡単に取り外せると便利なので、組み継ぎというのか、片側の木を凹、片側の木を凸にして組み合わせる形を採用した。
ハードウッドは加工が大変(だから業者におまかせしなさい)という情報が溢れているけれど、丸ノコが使えてしまえばこの位の加工はなんてことがなくなる。
木材に鉛筆で線を引いて、そこまで丸ノコで切り目をいれる。反対(裏)側の切り目が浅くなったりするけれど、その程度の切込を追加で入れるのはノコギリでも全然OK。
切り目を入れてしまえば、マイナスドライバーや、ノミを差し込んで軽く打撃を加えれば、パリッと簡単に取れてしまう。
切り口の調節は刃の厚いカッターでも十分可能。
そんなわけで、最近はこの接続方法がお気に入りになっている。
B 最後にAで作った梁と、外側の梁の中間地点にも梁を作って基本的な枠組みを作る作業は完了。
C そして、物干し竿の設置など、使い勝手を良くするのと、デザイン的にも軽い感じになるので、梁に等間隔で丸い穴を空けておく。
今回はその穴を空けた場所に直接物干し竿を設置するわけではなく、その穴にS字フックや、ロープを設置して、物干し竿を設置する想定なので、20mm径の穴(インパクトドライバーで開けた)にしておいたけれど、もし、梁に物干しざおを設置するのなら、30mm径など、大きめの穴にしておけばOK。
ショートビットはこういうものを使っている。
そして、最後に、物置兼、腰掛を設置してウッドデッキの物干し場増設工事は終了。
自分で作った勝手知ったるウッドデッキだからこそできる気軽な増設。
所要時間は実質半日ほど。
失敗しても部分的にやり直せばいいだけ。
どんどん挑戦してみるといいと思う。
まず、10年近く前にDIY製作したウッドデッキの仕様は以下のとおり。
【サイズ】幅2.5m×奥行2.3m
【使用した木材】
・束柱 ウエスタンレッドシダー 900mm角
・根太 ウエスタンレッドシダー ツーバイフォー
・大引き ウエスタンレッドシダー ツーバイフォー
・床板 サイプレス(ハードウッド) 幅90mm 厚さ
このウッドデッキをDIYしたのは、今のようにハードウッド加工に自信を付ける前(おそらく、3個目くらいのウッドデッキ製作)だったので、ソフトウッドの中でも耐久性のあるウエスタンレッドシダーを各所に使っていて、床板だけがハードウッドのサイプレスという「セミハードウッド」仕様。
今考えると基礎部分こそ耐久性のあるハードウッドにすべきなんだけど、何考えてたのかな〜。
まだまだハードウッドが高かった時期でもあったのかもしれない。
とはいっても、約10年近く経過する今、ウッドデッキ全体を見渡しても、これといって腐ってダメになっているような場所は見当たらないし、グラグラすることもない。
ウエスタンレッドシダーも大したものだ。
柱のウエスタンレッドシダーは表面的には乾燥が進んでいる感じで、叩いた音も軽いので、大丈夫かなぁ、と思ったのだけれど、虫が食ってボロボロということもなく、ドリルでネジ穴を空けたりすると、特有のいい香りが周囲に漂うので、まだまだ内部には油分が残っている様子。
これならまだまだ現役でいけそう。
そんなわけで、ベースとなるウッドデッキ部分の作り直しや補修はなく、既に束柱から一体的で立上げてある柱を活用してのパーゴラ兼物干し場の増設を開始することにした。
使用する材料・道具
【道具】
【材料】
いずれも家で玄関前のパーゴラ作りに使用して残ったもので、樹種は最近、イチオシしているセランガンバツ。
・パーゴラ用 長材 幅130mm×厚さ20mm×長さ3000mm
・小物製作用 短材 幅90mm×厚さ20mm×長さ2000mm
作業手順
@ 柱の3辺(梁)をセランガンバツの長材で作る
まず、最初の一辺。青が今回設置している部分。
2m以上の長い材料を使うDIY作業だと、水平を取ったり、高所に設置するには少しコツがいる。
まず、梁を設置する既存の2本の柱上部、大体このあたりかなという位置にクランプを取り付ける。
そして、設置するセランガンバツの板を仮置き(ただ載せるだけ)する。
この時点では完全な水平でなくて構わない。
(ちなみに、今回は設計図なしの現物合せで作業したので、この仮置き時点で木に鉛筆で線を引いて、カットした後に本設置を行った。)
次にもう一つクランプを用意して、片側のセランガンバツを柱に固定。反対側の柱にも同じように固定するが、その際、板上端に水平器を置いて、気泡の位置が中央にくるように調整しながら固定する。
(木材は完全に真っ直ぐではないので、一旦固定したあとで、中間地点など、何箇所かで水平をみておいたほうが無難)
つまり、この設置作業を一人でこなすために必要なクランプは最低3個(片側を柱に固定した後、仮置きのために設置していたクランプを外して、反対側の固定用に回す場合)。
スムーズに作業するためにはクランプは4個あったほうがいいということになる。
このやり方をマスターしてしまえば、高所でも、長材を一人で水平に固定することができるようになる。クランプは文句もいわず、しっかり固定してくれる頼もしいパートナーなので、是非活用したいアイテムだ。
ただ、本当の高所(もし落下すると、下にあるものが壊れてしまうような場所など)になると、クランプに仮置きするだけでは落下の不安があるので、端材2枚をクランプで挟んで固定する方法を使ったほうがいい。
さて、長くなったけれど、この方法で3辺の梁を順次設置した。
A 次に、左右の梁の中間部分をつなぐ梁をセランガンバツの長材で作る。
ここで梁をわたすとき、ビスで固定しても別にいいと思うけれど、後で加工を追加したりする時に簡単に取り外せると便利なので、組み継ぎというのか、片側の木を凹、片側の木を凸にして組み合わせる形を採用した。
ハードウッドは加工が大変(だから業者におまかせしなさい)という情報が溢れているけれど、丸ノコが使えてしまえばこの位の加工はなんてことがなくなる。
木材に鉛筆で線を引いて、そこまで丸ノコで切り目をいれる。反対(裏)側の切り目が浅くなったりするけれど、その程度の切込を追加で入れるのはノコギリでも全然OK。
切り目を入れてしまえば、マイナスドライバーや、ノミを差し込んで軽く打撃を加えれば、パリッと簡単に取れてしまう。
切り口の調節は刃の厚いカッターでも十分可能。
そんなわけで、最近はこの接続方法がお気に入りになっている。
B 最後にAで作った梁と、外側の梁の中間地点にも梁を作って基本的な枠組みを作る作業は完了。
C そして、物干し竿の設置など、使い勝手を良くするのと、デザイン的にも軽い感じになるので、梁に等間隔で丸い穴を空けておく。
今回はその穴を空けた場所に直接物干し竿を設置するわけではなく、その穴にS字フックや、ロープを設置して、物干し竿を設置する想定なので、20mm径の穴(インパクトドライバーで開けた)にしておいたけれど、もし、梁に物干しざおを設置するのなら、30mm径など、大きめの穴にしておけばOK。
ショートビットはこういうものを使っている。
そして、最後に、物置兼、腰掛を設置してウッドデッキの物干し場増設工事は終了。
自分で作った勝手知ったるウッドデッキだからこそできる気軽な増設。
所要時間は実質半日ほど。
失敗しても部分的にやり直せばいいだけ。
どんどん挑戦してみるといいと思う。
2016年07月01日
2m×4mのウッドデッキをウリンでDIYするときの費用&手順を紹介
気になるハードウッドを使ったウッドデッキDIYの費用、手順をシンプルに整理。
今回は、今の自分が2m×4mのシンプルなウッドデッキをハードウッドのウリンを材料として製作する場合をシミュレーションしてみた。
前回は細かな手順なども書いたので記事を小分けにしていたのだけれど、今回はウッドデッキDIYに必要な設計、作業手順、材料、材料費などを網羅的になるべくボリュームを抑えて見易くまとめてみたい。
今回のウッドデッキの材料として想定するのは全てハードウッドの中でもイペと並び高耐久と言われるウリン。
このブログでも紹介したように、色々なハードウッドがあり、コスト面から考えるとセランガンバツーもいいと思っているけれど、街中で見ていると、やっぱりウリンは美しいなぁ、と最近強く思っているので、というのがウリンを選ぶ理由。
ただし、さすがにウリンは高額になるので、実際は見えない部分の材料を安いハードウッドにするなど工夫するのがオススメ。
基礎などに安いハードウッドを使うのは、肝心な部分に高耐久のものを使わない本末転倒な印象があるかもしれないけれど、土に直接埋めるとか、特に水気の多い土地などでない限り、日光に晒される表面部分などに比べれば劣化速度は遅いと思われるので、問題ないと思っている。
買うのはネット通販が断然便利。
そもそも、全部ウリンで作ると、家が朽ち果てても、ウッドデッキだけ残るようなことになる気がするし。
(今回想定するウリンの規格と数量。価格はリーベのHPより。一時は価格が横並びになっていたけれど、2018年1月現在、HPで比較したところ、リーベが最安と思われる。送料も明瞭、キャンペーンも多く頭一つ抜けた印象。)
◆ウリン代合計 134,130円(税込)
◆送料 312kg×50円=15,605円
◆合計 149,735円
これに加えてウリンなどのハードウッドを使ったウッドデッキDIYに欠かすことのできない材料が堅木用ステンレスビス錐込隊長。
これは本当に騙されたと思って使ってみたほうがいいと思う。作業効率が違いすぎる。
・約3500円(300本入)×2=約7000円
※お店によって違う。リーベが最安水準と思われ、3200円程度。
※写真は床板の向きがこの記事の設計図と異なり横方向になる。
ウッドデッキの基礎となる束柱は通常、束石、コンクリートブロックなどに置いて設置する。
ウッドデッキを作り始めの段階では束石に束柱をしっかり固定しないとフラフラグラグラして、作業が進めにくいけれど、後にこの束柱上には重たいハードウッドのウッドデッキが乗って、しっかりと据え置かれるので、本来的にはガッチリ固定する必要はない(作業上止まっていて欲しいだけ)。
ただ、最初に置くこの束柱3本は横に並んだ3本だけで根太を付けた状態で自立する必要があるので、羽子板付束石(実勢価格の記事)などを使ってある程度ガッチリ固定しておくことが必要になる。
基本的には最終的に床板の上面が来る高さから、ウッドデッキ最上部の床板の厚み(30mm)と束石の高さを差し引いた長さが束柱の長さ(高さ)となるのだけれど、根太を設置する際に水平を微調整するには根太の上端が束柱の上端から2センチ程度は飛び出した状態の方がやりやすい。(調整シロになってくれる)
根太はいきなり束柱にビス止めするのではなく、まずは一本の根太を2つのクランプを使って2本の束柱に仮止めして、根太が水平になるように何度かクランプを緩めて根太をズラしながら調整し、根太がほぼ水平になったら束柱にビス止めする。
その後、もう一本を最初の一本に合せて仮止めして、また水平を調整してビス止め、という要領で進めると簡単。
※写真は床板の向きの関係で一番最初に大引きを固定している様子。
「ほぼ水平」なんていい加減に感じるかも知れないけど、小さな水平器を使って、反りやたわみのある木材を組み立てるので、パソコンの中の画像調整のように100%の水平なんてあり得ないし、ウッドデッキごとき、そんなに精密じゃなくても、できるだけ水平になるようにすれば十分立派なに出来上がる。
とはいえ、最初の根太はウッドデッキ全体の水平の基準となる肝心な部分なので他より慎重にやる必要はある。
まずはウッドデッキの対辺の角の一か所の束柱を設置。
次にその束柱と、最初に設置した束柱の一本とを大引きで繋げる。
分りにくいけれど、大引きは、根太をその下で支える構造材。
最初の一辺で取り付けた根太の下端に大引きの上端を合わせて、水平に取り付ける。
次は最後の角の束柱を設置。
先ほどと同じ要領で最初の一辺の束柱と大引きで繋ぐ。
そして、今度はここで設置した2本の束柱の中間地点に束柱を設置して、束柱の間を根太で繋ぐ。
次は中央にある束柱を大引きで接続する。
そして、大引き3本に各2本づつの束柱を取り付けていく。多くのウッドデッキの作り方マニュアルではこのあたりの束柱も最初にずらぁーっと並べているけれど、その必要はなくて、このどこに束柱を置いたらいいのか分かった段階で置いていけばいい。この方が作業が圧倒的に簡単。
また束柱の間を根太で接続する。
※建物側の根太はここで付けたものではなく、赤矢印を付けたのが間違い。
そうしたら、また根太の中間地点に束柱を設置する。
そして、各束柱に大引きを設置する。
これでウッドデッキの基礎部分は完成
最後はウッドデッキDIY最大のお楽しみである床板貼り。
床板はウリンの105mm幅、3mm間隔で貼るとして、この図面は108mmで床板を画いている。
(床板の間隔は好みもあるけれど、3〜5mm程度が良さそう)
床板を貼るときは反り、曲りを矯正しながら、スペーサーを入れて間隔を取りながら貼る。
スペーサーはL字アングルやビスでいいけれど、窮屈なところに入れたスペーサーをビス止めした後に抜き取るのもなかなか力がいるので、ビスにしておくと、ビス止めしているインパクトドライバーを使って素早く抜けるのでオススメ。
ここまで来ると、一刻も早く完成させたくなるけれど、床板の仕上がりはウッドデッキ全体の見栄えを大きく左右するのでグッとこらえて美しく仕上げる。
ウリンの曲がり、反りを強制しながら貼るのはなかなかの力仕事になるけれど、知恵を使って押したり引いたりしながら、貼っていく。
これで完成。
ちなみに、このウッドデッキの図面で使った寸法は、これならいけるんじゃないかと思う寸法にしているけれど、仕上がってみてタワミとかがあれば、適宜根太を追加したり、することで補強可能なので、案ずるより生むが易し、まずはやってみてはどうかと。
今回は、今の自分が2m×4mのシンプルなウッドデッキをハードウッドのウリンを材料として製作する場合をシミュレーションしてみた。
▼3m×4mの場合▼
▼セランガンバツー2×4mの場合▼
前回は細かな手順なども書いたので記事を小分けにしていたのだけれど、今回はウッドデッキDIYに必要な設計、作業手順、材料、材料費などを網羅的になるべくボリュームを抑えて見易くまとめてみたい。
1 材料
今回のウッドデッキの材料として想定するのは全てハードウッドの中でもイペと並び高耐久と言われるウリン。
このブログでも紹介したように、色々なハードウッドがあり、コスト面から考えるとセランガンバツーもいいと思っているけれど、街中で見ていると、やっぱりウリンは美しいなぁ、と最近強く思っているので、というのがウリンを選ぶ理由。
ただし、さすがにウリンは高額になるので、実際は見えない部分の材料を安いハードウッドにするなど工夫するのがオススメ。
基礎などに安いハードウッドを使うのは、肝心な部分に高耐久のものを使わない本末転倒な印象があるかもしれないけれど、土に直接埋めるとか、特に水気の多い土地などでない限り、日光に晒される表面部分などに比べれば劣化速度は遅いと思われるので、問題ないと思っている。
買うのはネット通販が断然便利。
そもそも、全部ウリンで作ると、家が朽ち果てても、ウッドデッキだけ残るようなことになる気がするし。
(今回想定するウリンの規格と数量。価格はリーベのHPより。一時は価格が横並びになっていたけれど、2018年1月現在、HPで比較したところ、リーベが最安と思われる。送料も明瞭、キャンペーンも多く頭一つ抜けた印象。)
◆束柱:70mm角 400mm(※)×20本=8m
※束柱の長さは床面の地上高さに左右されるため想定
8,043円(税込)/4m×2=16,086円
◆床板:厚30mm×幅105mm×長2m 37本
2,585円/本×37=95,645円
◆根太:厚20mm×幅105mm×長2m 8本
1,723円/本×8本=13,784円
◆大引:厚20mm×幅105mm×長2m 5本
1,723円/本×5本=8,615円
◆ウリン代合計 134,130円(税込)
◆送料 312kg×50円=15,605円
◆合計 149,735円
これに加えてウリンなどのハードウッドを使ったウッドデッキDIYに欠かすことのできない材料が堅木用ステンレスビス錐込隊長。
これは本当に騙されたと思って使ってみたほうがいいと思う。作業効率が違いすぎる。
・約3500円(300本入)×2=約7000円
※お店によって違う。リーベが最安水準と思われ、3200円程度。
2 作業手順と設計内容
※写真は床板の向きがこの記事の設計図と異なり横方向になる。
(1)最初に作る一辺の束柱3本を置く。
ウッドデッキの基礎となる束柱は通常、束石、コンクリートブロックなどに置いて設置する。
ウッドデッキを作り始めの段階では束石に束柱をしっかり固定しないとフラフラグラグラして、作業が進めにくいけれど、後にこの束柱上には重たいハードウッドのウッドデッキが乗って、しっかりと据え置かれるので、本来的にはガッチリ固定する必要はない(作業上止まっていて欲しいだけ)。
ただ、最初に置くこの束柱3本は横に並んだ3本だけで根太を付けた状態で自立する必要があるので、羽子板付束石(実勢価格の記事)などを使ってある程度ガッチリ固定しておくことが必要になる。
(2)最初に作る一辺に根太を取り付ける。
基本的には最終的に床板の上面が来る高さから、ウッドデッキ最上部の床板の厚み(30mm)と束石の高さを差し引いた長さが束柱の長さ(高さ)となるのだけれど、根太を設置する際に水平を微調整するには根太の上端が束柱の上端から2センチ程度は飛び出した状態の方がやりやすい。(調整シロになってくれる)
根太はいきなり束柱にビス止めするのではなく、まずは一本の根太を2つのクランプを使って2本の束柱に仮止めして、根太が水平になるように何度かクランプを緩めて根太をズラしながら調整し、根太がほぼ水平になったら束柱にビス止めする。
その後、もう一本を最初の一本に合せて仮止めして、また水平を調整してビス止め、という要領で進めると簡単。
※写真は床板の向きの関係で一番最初に大引きを固定している様子。
「ほぼ水平」なんていい加減に感じるかも知れないけど、小さな水平器を使って、反りやたわみのある木材を組み立てるので、パソコンの中の画像調整のように100%の水平なんてあり得ないし、ウッドデッキごとき、そんなに精密じゃなくても、できるだけ水平になるようにすれば十分立派なに出来上がる。
とはいえ、最初の根太はウッドデッキ全体の水平の基準となる肝心な部分なので他より慎重にやる必要はある。
(3)残りの3辺を作る。
まずはウッドデッキの対辺の角の一か所の束柱を設置。
次にその束柱と、最初に設置した束柱の一本とを大引きで繋げる。
分りにくいけれど、大引きは、根太をその下で支える構造材。
最初の一辺で取り付けた根太の下端に大引きの上端を合わせて、水平に取り付ける。
次は最後の角の束柱を設置。
先ほどと同じ要領で最初の一辺の束柱と大引きで繋ぐ。
そして、今度はここで設置した2本の束柱の中間地点に束柱を設置して、束柱の間を根太で繋ぐ。
(4)内部の根太、大引きを設置する。
次は中央にある束柱を大引きで接続する。
そして、大引き3本に各2本づつの束柱を取り付けていく。多くのウッドデッキの作り方マニュアルではこのあたりの束柱も最初にずらぁーっと並べているけれど、その必要はなくて、このどこに束柱を置いたらいいのか分かった段階で置いていけばいい。この方が作業が圧倒的に簡単。
また束柱の間を根太で接続する。
※建物側の根太はここで付けたものではなく、赤矢印を付けたのが間違い。
そうしたら、また根太の中間地点に束柱を設置する。
そして、各束柱に大引きを設置する。
これでウッドデッキの基礎部分は完成
(5)床板を貼る
最後はウッドデッキDIY最大のお楽しみである床板貼り。
床板はウリンの105mm幅、3mm間隔で貼るとして、この図面は108mmで床板を画いている。
(床板の間隔は好みもあるけれど、3〜5mm程度が良さそう)
床板を貼るときは反り、曲りを矯正しながら、スペーサーを入れて間隔を取りながら貼る。
スペーサーはL字アングルやビスでいいけれど、窮屈なところに入れたスペーサーをビス止めした後に抜き取るのもなかなか力がいるので、ビスにしておくと、ビス止めしているインパクトドライバーを使って素早く抜けるのでオススメ。
ここまで来ると、一刻も早く完成させたくなるけれど、床板の仕上がりはウッドデッキ全体の見栄えを大きく左右するのでグッとこらえて美しく仕上げる。
ウリンの曲がり、反りを強制しながら貼るのはなかなかの力仕事になるけれど、知恵を使って押したり引いたりしながら、貼っていく。
これで完成。
ちなみに、このウッドデッキの図面で使った寸法は、これならいけるんじゃないかと思う寸法にしているけれど、仕上がってみてタワミとかがあれば、適宜根太を追加したり、することで補強可能なので、案ずるより生むが易し、まずはやってみてはどうかと。
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2016年06月05日
2016年06月04日
羽子板付束石のホームセンター価格
ウッドデッキDIYにあると便利な羽子板付束石。
近所のコーナンでは798円+税
以前調べたカインズホームでは598円+税だったと記憶しているので、ちょっと高めかな。
まぁ、このブログで紹介するウッドデッキ製作手順でやるなら、3、4個あればいいだけなので、あまり気にすることはないけれど。
近所のコーナンでは798円+税
以前調べたカインズホームでは598円+税だったと記憶しているので、ちょっと高めかな。
まぁ、このブログで紹介するウッドデッキ製作手順でやるなら、3、4個あればいいだけなので、あまり気にすることはないけれど。
2016年05月30日
ベランダデッキをレッドシダーやSPFで安く簡単に作る方法も賃貸ならありかも。
安く簡単にDIYでマンションのベランダやバルコニーなどにベランダデッキを作りたいならこんな感じでもいいかも、という提案。
このブログは、あちこちで、まるでDIYでは無理、みたいに紹介されているハードウッドを使ったウッドデッキ作りを紹介したくて始めたもの。
なぜ、ハードウッド一辺倒になっているかというと、ハードウッドは、硬くて加工するのは少し手間がかかるけれど、その反面、耐久性があって、一度作れば多分何十年もそのまま使うことができるから、どうせ一度作るのならば、もう二度と作らないでいいように、しっかり作っておいたほうがいいのではないか、と考えているから。
ベランダ、テラス、バルコニーのウッドデッキだって、基本的にはハードウッドで作ったほうがいいと思っている。
でも、よくよく考えてみると以下のような条件の人にとっては、ハードウッドのベランダデッキは向いていない、というかオーバースペックかもしれない。
・賃貸マンションですぐに引っ越す可能性がある。
・分譲マンションだがいずれ売却して戸建に住もうと思っている。
・そこまで本格的でなくていいから、とりあえず、ウッドデッキ仕様にしてみたい。
・腐る腐るっていうけど、木はそんな簡単に腐らないだろう、材木屋の陰謀だ、と思っている。
・ハードウッドの加工は大変だと聞いているので、断固拒否
そうであれば、何も高耐久のハードウッドでなくても、数年間使用できれば御の字という感じのウッドデッキの作り方だって考えてみてもいいような気がする。
きっと、こういうある意味力の抜けた作り方はプロは教えてくれないだろうし。
そんなわけで、自分が2〜3年もてばいいから、格安でウッドデッキバルコニーを作りたい、という気持ちになって考えてみた。
ちなみに、デッキパネルを使ったベランダデッキづくりは自分がやったことがないので、ここでは採用していないけれど、もちろんそれも選択肢になると思う。
ただ、かえって大変じゃないかなぁ・・・とは思っている。
少なくとも、ハードウッドでないソフトウッドのデッキパネルだけは本当にやめといたほうがいいと思う。最初はいいけど、すぐにゴミになって後悔することになるはず。
〇 材料
◆木材
・種類:SPF材
・サイズ:基礎(根太)部分は2×4(ツーバイフォー)
床板は2×6(ツーバイシックス)
SPF材よりは耐久性があり、香りのいいウエスタンレッドシダー(ソフトウッド)も、規格はSPF材と同じ。
在庫が豊富なリーベなどのネット通販で気軽に買えるので、お勧めしたい。
※ツーバイフォーというと、ハウスメーカーか何かと思う人もいる(?自分だけ?)と思うが、これは木材の寸法の規格のこと。38mmX 89mm×長さ、の木材。ほかにツーバイシックス38mmX140mm×長さ、などがある。
※SPF材というのは、「(S)スプルース・えぞ松」、「(P)パイン・松」、「(F)ファー・もみ」の3種類の樹種を使用した木材で、頭文字をとったもの。耐久性は低いので、数年の仕様であっても塗装は必須。
◆ビス(ネジ)
・ステンレスビス(65mm〜80mm) 〔商品リンク〕
ハードウッドを使う場合には、錐込体長という硬木用ビスを断然推奨するし、ここでもそれを使用したほうが間違いなく作業できていいと思うけれど、「安く」ということを優先すると、「ステンレス」であればよしとする。
ステンレスですらないビスは、解体時に錆びてボロボロになって厄介なことになるので、やめたほうがいいと思う。
ビスの長さは教科書的には床板(止める板)の2倍とされているので、80mmになるところだが、自分が以前、ウエスタンレッドシダーでデッキを作ったとき、80mmのビスは折れたり、曲がったり扱いが結構大変だったし、65mmあれば、板から25mmは出るので、それでも何とかなるはず。
◆塗料
水性キシラデコール(マンションのベランダという環境を想定すると、油性は匂い的に厳しいはず。油性よりは耐久性に劣るとしても、そこは歴史あるキシラデコールを信じたい。)
※アクリルペイントのような被膜を作る塗装ではなく、浸透性の塗装にしないと、ボロボロと塗装が剥げてみっともないことになってしまう。キシラデコールは少し値段がいいけれど、ここだけは少しいいものを使いたいところ。
デッキ材がベランダの防水層を傷めないように間に挟むのに最適なのが基礎パッキン。カットも簡単、重ねて使えば高さ調整にも使えるのでまとめて購入して是非活用したいアイテム。
◆ゴムシート
ホームセンターで売っているゴムの四角いシート。厚さが3mmくらいのもの。
基礎パッキンだけでは水平を作り出せないので、微調整用に基礎パッキンと根太の間にはさむため。
〇工具
◆ノコギリ
SPF材なら最悪ノコギリだけでもなんとかなる。
今の自分には丸ノコなしでやるなんて考えられないのが正直なところだけれど、マンションのベランダという環境であれば、あの豪快ワンパクな丸ノコの音を出すのは非現実的な気もする。
ノコギリくらいなら大目に見てもらえるのではないだろうか。
それもなるべく回避するのであれば、サイズを決めてホームセンターに行って工作室でカットしてくる(またはしてもらってくる)というのもあり。うまくやれば大部分はこれで済ませて、どうしてもというところだけ現場でノコギリカットすればいい。
ただ、自分の含めプロではないので、ちょっとした採寸ミスで現場でもう一度カットするはめになったりしてしまうと、そのチョットをノコギリできるのは思いのほか大変だし、最悪なのは短くて使えなかったりする場合。
現実的なのは、色々な工夫を余儀なくされる基礎部分を作るときは現場でノコギリカット。
普通のノコ刃ではペラペラするので堅木用ノコギリを使うと作業がスムーズ。
床板は基礎が組みあがってから、ある程度単純作業になるので、寸法を測ってから、ホームセンターで床材を購入しつつ工作室でカットかな。
◆インパクトドライバー
これは誰がなんといっても必要。ドライバードリルでも代替かのうだけれど、やっぱりインパクトドライバーがパワフルで使い勝手がいい。もちろん、ベランダ程度であれば、そんなにあちこちいかないのだから、コードレスである必要はない。
と言いたいところだけれど、SPF材であれば、コードレスインパクトでもそれほどバッテリーの減りは激しくないので、使い勝手を考えてコードレスにするというのもありかもしれない。
なんせ安く、確実にということならば間違いなくリョービのコード付きインパクトドライバーを断然推奨。
◆水平器
これもマストアイテム。床板を水平にするため(の根太を水平にするため)に使用。
人間の目はよくできていて、機械並かそれ以上に水平を見極めることができると聞いたことがあるので、試してみる価値がないとは言わないけれど、まぁ、時間が無限にあるもの好き以外は用意すべき。
立派な大きなものは必要なし。ポケットに入れいて歩けるくらいがちょうどいいし、そんなに厳密な水平を求めるわけでもないから。
◆サシガネ
サシガネはデッキ材を切断するための墨線を引くのにも使うし、寸法を正確に測るための必需品。50cmくらいのものはほしいところ。
このほかに長い距離を測るためにメジャー(巻尺)が必要。
長い距離を測るのには普通はメジャーがあれば十分だけれど、寸法を測ってホームセンターでカットするような場合は、2度手間を防ぐために正確な計測が求められるので、レーザー距離計を使うのがおすすめ。
価格も数千円で、ミリ単位の正確な計測が瞬時にできてしまう。私はボッシュのものを使っているけれど、もう手放せない。
◆その他
手袋、ハケ(塗装) などなど
〇 作り方イメージ
設計(大まかなイメージ)⇒根太を並べる⇒根太を水平にする⇒床板を張る⇒完成!
〇 作業手順
@仕上がりの床板を張る向きを決める。
・まずは一番上の床板を横方向にするか、縦方向にするのかを決める(画像参照)
・横方向(長手方向)に床板を張ると、木の枚数が少なくて済むのでよさそうに思えるが、ベランダの端のほうで、微妙な隙間ができたときに、そこを埋めるのが結構面倒くさい。木材を縦方向に切る(細くする)のはノコギリだとかなり大変なのと、すごい細いと、根太にきちんと固定するのも難しくなるし、見栄えも悪いから。ただ、数センチの微妙な隙間なら、無視してもいいし、床板を張る間隔を少し広げて吸収できるかもしれない。
・作業のしやすさを考えると縦方向に張るのがおすすめ。
A根太の配置計画と採寸
床板と90度に交差する方向に根太(床板の下で床板を支える基礎材のこと)を置くので、必要な根太の長さを測る。
根太の間隔はコチラ(リンク)で計算すると、SPFのツーバイシックス(2×6)では1000mmくらいで大丈夫そう。実際は、両端には必ず置くので、その中間距離を切りのいい間隔で分割する。
画像の縦張りの例でみると、家側一列、外側一列、中間一列の3列。3.64mを2分割して、一本の長さは1.82m。ツーバイフォー1.82mを6枚ということになる。
B基礎の材料を仕入れる
ここで基礎に使用する材料の基礎パッキン、ゴムシート、根太用SPF材をお買い上げ。
※マンションのベランダなどで、一度に大量の材料を持ち込めない場合を想定して、小分けに仕入れ。
C床面の高さを確認
・一番窓側のベランダの床面が高くなっている部分にSPF材を置いてみて、その上に床板に模したSPF材を試し置き。この時、床面の上端が窓枠の下にすりつくようにするのが一般的。
床板上端がその高さにくるためには、根太をベランダ床面からどのくらい浮かせる必要があるかを確認し、基礎パッキンを根太の下にはさんでみる。
・根太のツーバイフォーは画像のシュミレーション上では、縦長(狭い面を下にして)に置いている(縦方向に厚みをもたせることで根太のたわみが少なくなるので)けれど、横長(広い面を下にして)置いたほうが、作業は進めやすいし、一番窓よりで、縦長に置いたら高すぎる場合なども横長に置いても構わない。横長に置くことで、もし根太のたわみが大きい(床面がふわふわする)と感じたら、ベランダの床と根太の間に基礎パッキンを挟む箇所数を増やせばいいだけ。
・万一、ベランダの立ち上がりが低くて、一番窓側には基礎パッキンが入らない場合があるかもしれないが、その場合でも、木材直置きは腐りやすいので避けて、SPF材の下面になるところにゴムシートをビスでとめておく。ベランダの防水面に傷がつかないよう、ビスはしっかり木に揉みこんでおく。
・手順として、まずは一枚(本)を必要なだけ基礎パッキンなどでかさ上げして設置したら、基本的にはこの一枚を基準としてこれと水平になるようにほかの根太を置いていく。
・ほかのことは(この安い簡単ウッドデッキにおいては)それほど神経質にならなくても、さほど仕上がりに影響はないのでいいけれど、水平だけは少し真剣にやっておいたほうがいい。水平器フル活用で。なんせ、人の目、感覚は水平には敏感にできているので、「あら?傾いてない」なんてケチつけられることになってしまうので。
D床板を仕入れる
床板をはる場所を採寸して、ホームセンターやネットで床材(SPF2×4材)を仕入れる。
床材を配置する際、床板の隙間は3mm〜5mm位でお好みで設定する。実際の床板を張る作業の際は、適当な金物などを挟んで隙間を確保する。
E床板を固定
・根太をベランダに並べ終わったら、あとは床板を根太に固定していく(根太との交点一箇所毎に2本のビスを打つ)。
・床板が沿っていたり曲がっていたりする場合は、最初に両端にいっぽんずづビスを打っておいて、バールなどで真っ直ぐに強制しながら固定していく。まぁ、この辺りはどこまでこだわるかなので、面倒なら多少曲がっていて隙間が不規則になる程度は気にしなければいいと思う。
・根太は床に置いているだけなので、動きやすいので、最初に根太の両端部分だけ、床板で仮固定しておくことが必要。
・あとは順次床板を張り付けていって完成。
・ベランダの端には排水口があるはずなので、そこは塞がないように床板を切っておいたほうがいい。余裕があればフタ式にしておけばいいけれど、まぁ、そこまでやらなくてもいいのでは。
・マンションなどで、下の階へ(から)の避難ハッチがある場合には、そこを塞ぐと大変なので、根太は絶対にそこを避けておくべきだし、床板もすのこ状にして乗せておくだけにしておく必要がある。
(そもそもデッキ化してはいけないか、スノコならいいのか、などは各マンション管理規約などで確認して自己責任で)
F塗装
・最後に床板に水性キシラデコールを塗る。
・もちろん、本来は根太にも塗装したほうがいいのだけれど、そこまでやるのは面倒だし、直射日光もあたらない、地面からの湿気がくるわけでもないベランダやバルコニーの根太はそんなに厳しい環境ではないのではないかという勝手な思い込みで、作業の楽さ加減を最優先して床面だけとしてみた。すぐに腐ったら申し訳ない。
・塗装するのは難しくないし、好きならば是非とも材料をくみ上げる前に裏表なく全体に塗ったほうがよいと思う。ちなみに自分は特に塗装が嫌い。だからハードウッドが好きともいえる。
2016年04月26日
DIYでブランコを作れば子供大喜び!
以前から子供にブランコを造ってほしいとせがまれていて、いつか作ろうと思っていたので、先日、玄関前ポーチ上にパーゴラ?屋根?を作るときに同時にブランコも作ってみた。
ブランコ製作に使った材料は以下のとおり。
製作手順は以下のとおり。
以上で完成。作業自体はビックリするほど簡単に終了。
注意点としては、子供が乗るものなので、ロープ、チェーン、カラビナなどの材料はホームセンターの安いものなどではなく、それなりにきちんとしたものを使う事と、座面は4点で固定することかな。
以前、何も考えず片側1点で固定するブランコを作ったときは、グラグラして子供が乗れる代物ではなかったので、ご用心。
まぁ、最も大事なのはパーゴラ自体がちょっとやそっとでは壊れない構造になっていることだけど・・・なんせ子供のブランコは想定外の激しさなので・・・
夕涼みがてら大人がのっても十分気持ちいいので、パーゴラ製作時には併せて製作してみるのがおススメ。
ブランコ製作に使った材料は以下のとおり。
@ハードウッドの端材(幅130mm、厚さ20mm、長さ400mmくらい)
Aアルミカラーチェーン(径5mm、使用荷重140k/f、長さ4m)4000円
Bロープ(船舶用 径10mmくらい 長さ1mくらい)
Cステンレス製カラビナ(2個 TRUSCO製だったかな)
製作手順は以下のとおり。
@座面作り
・端材をおとなのおしりの幅+10cm程度にカット。
・ルーター、サンダーをつかって角を丸くし、座面もサンダー掛けする。
・左右2か所ずつロープを通すための穴を空ける。
Aチェーンをパーゴラの梁に空けた穴に通す。
Bチェーンの先端にカラビナを付ける。
C座面の板にロープを通して適当な長さ(子供が座って、ギリギリ地面に足が届くくらいの高さにした)に合せて輪状にして結ぶ。
Dロープにカラビナをかける。このとき、カラビナのところでロープが遊ばないように接合部分をロープで固定する。
以上で完成。作業自体はビックリするほど簡単に終了。
注意点としては、子供が乗るものなので、ロープ、チェーン、カラビナなどの材料はホームセンターの安いものなどではなく、それなりにきちんとしたものを使う事と、座面は4点で固定することかな。
以前、何も考えず片側1点で固定するブランコを作ったときは、グラグラして子供が乗れる代物ではなかったので、ご用心。
まぁ、最も大事なのはパーゴラ自体がちょっとやそっとでは壊れない構造になっていることだけど・・・なんせ子供のブランコは想定外の激しさなので・・・
夕涼みがてら大人がのっても十分気持ちいいので、パーゴラ製作時には併せて製作してみるのがおススメ。
タグ:ブランコ
2016年03月22日
玄関ポーチに雨避けパーゴラ(その2)ハードウッドでDIY
玄関ポーチにパーゴラ設置の続き(その1記事)。
前回以降、横の壁にフェンスを設置したりして、ここまでできていたので、今回は屋根貼り。
パーゴラに屋根を貼るに際して悩んだのは屋根の材料に何を使うか。
一般的には安価で手に入りやすいポリカ波板を使う事が多いと思うけれど、なんか波板って所帯くさいかなぁ、なんて思ったりして他を模索。
パーゴラの屋根貼りは以前一度やった事があり、その時は波板を避けた結果、安価に手に入りフラットな中空ポリカというモノを使ったのだけれど、結果的にはイマイチ。
気になったのは2点。(素人施工だからという可能性はあるけれど・・・)
そこで、次は平板のポリカーボネートを検討したのだけれど、いかんせんお値段が結構お高め。
そんな訳で結局たどり着いたのはポリカ波板。皆が使うにはワケがある。
値段、施工し易さ、雨音対策など総合的に考えるとやはりこれが合理的かなと。
DIYなら美観的にどうしても許せなければ後で取り替えることもできるし。
波板は初めて使うけど、ネットで施工方法を調べていると便利そうなモノを発見。
ポリカ波板は、必要な寸法にカットする必要があるけれど、ハサミでカットできるので簡単。
ちなみに、このポリカ波板はカインズホームで一枚5~6百円だったかな。それを6枚。
これをパーゴラの屋根部分に固定していくが、その際使用するのはステンレスビスと座金(プラスチック)とパッキン。
座金とパッキンはずっと前に買ってあったこちらを使用。
ビス付きだけれど、これはステンレスビスに交換した。とにかく錆びてはやり直しもできなくなるし、汚くなってしまうので、ここだけは譲れないところ。
波板の固定作業は、座金を使って下穴を開けたあと、インパクトドライバーでステンレスビスを打つ。
波板は3波(?)くらいづつ重ねていって、完成したのがこちら。
※散水試験後なので濡れてます。
上からみるとコッテリ波板。下から見ると・・・
まぁ、しばらくしたらなれちゃうかな。どうせ汚れてくるし。
パーゴラの枠組みがスカスカなので、波板のフリーな部分が結構大き目。雨音が大きそうかなぁ・・・こちらも様子を見て必要があれば改善しようと思う。
ちなみに、柱の脚部分、プロ仕様を見ていると金属製の柱受け(商品リンク)を使っているのを見かけるので、今回は真似してみた。こういうちょっとしたところで、ステンレス製で1個2000円弱と安くはないけど。素人っぽさを少しでも薄めることができそうな気がする。
前回以降、横の壁にフェンスを設置したりして、ここまでできていたので、今回は屋根貼り。
パーゴラに屋根を貼るに際して悩んだのは屋根の材料に何を使うか。
一般的には安価で手に入りやすいポリカ波板を使う事が多いと思うけれど、なんか波板って所帯くさいかなぁ、なんて思ったりして他を模索。
パーゴラの屋根貼りは以前一度やった事があり、その時は波板を避けた結果、安価に手に入りフラットな中空ポリカというモノを使ったのだけれど、結果的にはイマイチ。
気になったのは2点。(素人施工だからという可能性はあるけれど・・・)
◆雨男がデカい。太鼓状態ではないかと・・・寝室の真ん前、隣家との間だったので気になりまくり。
◆中空部分に雨水が入ってくもったり、苔っぽくなったり。コレを防ぐ蓋のようなものもあるようだけど、完全に防げるかどうか・・・
そこで、次は平板のポリカーボネートを検討したのだけれど、いかんせんお値段が結構お高め。
そんな訳で結局たどり着いたのはポリカ波板。皆が使うにはワケがある。
値段、施工し易さ、雨音対策など総合的に考えるとやはりこれが合理的かなと。
DIYなら美観的にどうしても許せなければ後で取り替えることもできるし。
波板は初めて使うけど、ネットで施工方法を調べていると便利そうなモノを発見。
波板パッキンという商品。 波板と同じ波の形状をしたもので、両面テープがついているので、設置場所にあらかじめ設置できて、施工も簡単だし、波板が直接固定する木に接しないので、雨音の低減効果も期待できる。 |
ポリカ波板は、必要な寸法にカットする必要があるけれど、ハサミでカットできるので簡単。
ちなみに、このポリカ波板はカインズホームで一枚5~6百円だったかな。それを6枚。
これをパーゴラの屋根部分に固定していくが、その際使用するのはステンレスビスと座金(プラスチック)とパッキン。
ビスが錆びたら全てが台無し。ここだけはけちらずにステンレスビスを使いましょう。
座金とパッキンはずっと前に買ってあったこちらを使用。
ビス付きだけれど、これはステンレスビスに交換した。とにかく錆びてはやり直しもできなくなるし、汚くなってしまうので、ここだけは譲れないところ。
波板の固定作業は、座金を使って下穴を開けたあと、インパクトドライバーでステンレスビスを打つ。
本当にコードレスがベスト?狭い範囲で作業するDIYには低価格のコード付きで充分どころかこちらのほうが作業効率が高いと思う。
⇒リョービ インパクトドライバーCID-1100
波板は3波(?)くらいづつ重ねていって、完成したのがこちら。
※散水試験後なので濡れてます。
上からみるとコッテリ波板。下から見ると・・・
まぁ、しばらくしたらなれちゃうかな。どうせ汚れてくるし。
パーゴラの枠組みがスカスカなので、波板のフリーな部分が結構大き目。雨音が大きそうかなぁ・・・こちらも様子を見て必要があれば改善しようと思う。
ちなみに、柱の脚部分、プロ仕様を見ていると金属製の柱受け(商品リンク)を使っているのを見かけるので、今回は真似してみた。こういうちょっとしたところで、ステンレス製で1個2000円弱と安くはないけど。素人っぽさを少しでも薄めることができそうな気がする。
2016年03月07日
玄関ポーチにハードウッドの雨避けパーゴラ屋根設置DIY(その1)
自宅の玄関前、ポーチ部分の上部にはわずかな庇状の部分があるものの、少しの雨が降るだけで玄関ドアのすぐ先まで雨が来てしまうので、パーゴラ?を設置することにした。
ずっと前からパーゴラ屋根をつけたいと思いながら、なかなか具体的なイメージが沸かず、色々と思案してきたのだけれど、たまたまアウトレットのセランガンバツーの長尺材を発見したので、今回は細かい設計はなし。
イメージ図と現場合わせで作ることに。
DIYは時に勢いまかせも大切。
今回、最初に購入したのはコチラ。送料込みの合計24000円。
これに手持ちの材料を組みあわせて骨格を作ってみる。
右側の角材は柱用に購入したセランガンバツーの70角材で、正規品。
[70mm×70mm×2700mm⇒3366円/本×2本]
左側の白っぽいのがアウトレットのセランガンバツー。
[20mm×135mm×3000mm⇒1220円/本×10本]激安!!
高所で木材を固定する必要があるので、柱の上端を加工しておいて、ボルトで固定する方法を採用。
これが全工程を一人で安全にやるための秘訣。
ハードウッドでも硬木用のノコギリ刃を使えば加工できないこともないけれど、何本もとなるとさすがにシンドイ。
ここでは切り欠く部分に刃の出幅を短くした丸ノコで切り目を入れた上で、切り目にノミを差し込んでトンカチでたたく方法で加工する。
断面を綺麗にするのは大きめのカッターでも大丈夫。
そこにボルトを通す穴をあけておく。ボルト径が6mmなので、6mmのドリルビットで穴をあけるのだけれど、ピッタリでも作業が大変なので、穴あけ時にワザとドリルをグリグリ回して少し大きめの穴にしておく。
▼この写真は、壁側からボルトを指して、手前に貫通させていて、手前にも板を取り付けてナットを締める。
奥のボルトの頭はナットを締め付け時に回らないように少し木の中に埋め込んである。
要領がつかめればパズルのようにドンドン組み上がっていく。
この作り方はうまく進むと結構快感。
大体枠組みが出来上がってきたので次は目隠しフェンス(ハードウッドフェンスの作り方→記事)を設置していく。
今回はとりあえずここまで。
→続きの記事
施工場所は↓ココ
ずっと前からパーゴラ屋根をつけたいと思いながら、なかなか具体的なイメージが沸かず、色々と思案してきたのだけれど、たまたまアウトレットのセランガンバツーの長尺材を発見したので、今回は細かい設計はなし。
イメージ図と現場合わせで作ることに。
DIYは時に勢いまかせも大切。
今回、最初に購入したのはコチラ。送料込みの合計24000円。
これに手持ちの材料を組みあわせて骨格を作ってみる。
右側の角材は柱用に購入したセランガンバツーの70角材で、正規品。
[70mm×70mm×2700mm⇒3366円/本×2本]
左側の白っぽいのがアウトレットのセランガンバツー。
[20mm×135mm×3000mm⇒1220円/本×10本]激安!!
高所で木材を固定する必要があるので、柱の上端を加工しておいて、ボルトで固定する方法を採用。
これが全工程を一人で安全にやるための秘訣。
ハードウッドでも硬木用のノコギリ刃を使えば加工できないこともないけれど、何本もとなるとさすがにシンドイ。
ここでは切り欠く部分に刃の出幅を短くした丸ノコで切り目を入れた上で、切り目にノミを差し込んでトンカチでたたく方法で加工する。
信頼のマキタのDIY定番機。低価格ながらプロ機と同等の作業性を実現
マキタ マルノコ 190ミリ M585
断面を綺麗にするのは大きめのカッターでも大丈夫。
そこにボルトを通す穴をあけておく。ボルト径が6mmなので、6mmのドリルビットで穴をあけるのだけれど、ピッタリでも作業が大変なので、穴あけ時にワザとドリルをグリグリ回して少し大きめの穴にしておく。
▼この写真は、壁側からボルトを指して、手前に貫通させていて、手前にも板を取り付けてナットを締める。
奥のボルトの頭はナットを締め付け時に回らないように少し木の中に埋め込んである。
要領がつかめればパズルのようにドンドン組み上がっていく。
ステンレスボルトもネットの専門店ならホームセンターで買うより安いし、種類も豊富。
⇒ネジのトミモリ
この作り方はうまく進むと結構快感。
大体枠組みが出来上がってきたので次は目隠しフェンス(ハードウッドフェンスの作り方→記事)を設置していく。
今回はとりあえずここまで。
→続きの記事
タグ:パーゴラ
2016年01月05日
デッキ床面高さの決め方【設計5】
ウッドデッキの高さの決め方は、本などを見ると大体が掃出し窓の前に作るとして、窓枠の金物の下端部に ツライチで作る形になっている。
こうするためには、束石の上にくるものに必要な寸法を考慮して、束柱の高さを決めることが必要。
この寸法設定と、最初の束柱設置時にこの寸法を実現することはかなり大切なポイント。
ウッドデッキDIYの肝と言ってもいい部分なので、しっかりと理解してから進めたいところ。
(注)この絵は床板を建物に対して直角方向にはる場合の例。横方向の場合、高さの考え方は同じだが、根太と大引の方向は変わってくる。
※後日、下の記事で作成した図面。
こうするためには、束石の上にくるものに必要な寸法を考慮して、束柱の高さを決めることが必要。
この寸法設定と、最初の束柱設置時にこの寸法を実現することはかなり大切なポイント。
ウッドデッキDIYの肝と言ってもいい部分なので、しっかりと理解してから進めたいところ。
(注)この絵は床板を建物に対して直角方向にはる場合の例。横方向の場合、高さの考え方は同じだが、根太と大引の方向は変わってくる。
※後日、下の記事で作成した図面。
タグ:床面の高さ
2015年11月17日
【ウッドデッキDIYに最適な季節(冬)】
楽しい夏が過ぎ去り、まぁまぁ楽しい秋も終わり、いよいよ寒くて寂しい冬の足音が聞こえてきた(完全に個人的な趣味)。
若かりし頃のようにスノーレジャーを楽しむ訳でもなく、マリンレジャーにうつつを抜かす自分にとっては、迷惑な季節。
でもウッドデッキDIYerとしての自分にとっては、最高の季節が到来したと言える。要するに、年がら年中趣味で忙しい・・・
寒いことを除けば、本当にいいことづくめ。なぜか?続きを読む場合はこちら
若かりし頃のようにスノーレジャーを楽しむ訳でもなく、マリンレジャーにうつつを抜かす自分にとっては、迷惑な季節。
でもウッドデッキDIYerとしての自分にとっては、最高の季節が到来したと言える。要するに、年がら年中趣味で忙しい・・・
寒いことを除けば、本当にいいことづくめ。なぜか?続きを読む場合はこちら
2015年09月28日
【参考画像】 ウッドデッキやフェンスのアイディアの源は街中に
ウッドデッキの高さの決め方は、本などを見ると大体が掃出し窓の前に作るとして、窓枠の金物の下端部に ツライチで作る形になっている。
こうするためには、束石の上にくるものに必要な寸法を考慮して、束柱の高さを決めることが必要。
◆住宅の駐車スペース脇に作られた隣家との間の小型フェンス。おそらくウリン。
◆16 賃貸住宅前に設けられたパーゴラ付きデッキ。ウッドデッキ、パーゴラの支柱部分はソフトウッドを塗装、パーゴラの屋根部分はハードウッドに見える。
◆15 住宅の車庫上空に設けられたスカイデッキ。ソフトウッドを浸透性塗料で塗装している。
◆14店舗前の商品陳列用に作られた小型パーゴラ?ソフトウッドを塗装。屋根に使った樹脂系の透明の板が白濁している。
◆13 車庫上空に設けられたスカイデッキ。家の2階には予めデッキを想定した掃き出し窓が設置されている。ウエスタンレッドシダーを浸透性塗料で塗装している。数年に一度の塗り替えしている模様で腐食は見られない。
◆12 細い木材の横貼りフェンス。おそらく人口素材。これ位細くできると、圧迫感は少なくて、でも向こうは見えにくい。ただし、DIYは手間が多くて大変そう。
◆11 オープンカフェの植栽帯の周りにハードウッドと枕木で作られたベンチ。
◆10 ショップ前に作られた小さなデッキ。犬を繋いでおくためのものか?実際は特売品コーナーとして使われていることが多い。おそらくソフトウッドのウエスタンレッドシダー無塗装。柔らかい風合い。
◆9 人力車のお店前に作られたスロープ。手前は枕木、奥はソフトウッド。ソフトウッド部分は作られて2,3年で腐食が始まっていた。
◆8 縦貼りフェンス。ソフトウッドに塗装している。
◆7 店舗入り口に施された板貼り。ハードウッドっぽい。オシャレな仕上がり。
◆6 住宅前の横貼りフェンス。支柱はアルミ。ソフトウッドに塗装している。
◆5 店舗玄関前の小規模ウッドデッキ。ソフトウッド。あまり長持ちしなそう。
◆4 住宅ベランダのウッドフェンス。ソフトウッドを塗装しているように見える。
◆3 住宅アプローチに作られたパーゴラ?庇? ソフトウッドを塗装している。
◆2 店舗敷地境界に作られたフェンス。ソフトウッドを塗装している。高さ2m近い。隣が空き地になり、風が当たるようになったら根元から傾むいてしまった。
◆1 店舗前の植栽帯と道路の仕切りを枕木で作っている。
defined/E382BBE383A9E383B3E382ACE383B3E38390E38384E383BCE381AEE382A6E38383E38389E38387E38383E382ADE38292DIY021.jpg" >
こうするためには、束石の上にくるものに必要な寸法を考慮して、束柱の高さを決めることが必要。
◆住宅の駐車スペース脇に作られた隣家との間の小型フェンス。おそらくウリン。
◆16 賃貸住宅前に設けられたパーゴラ付きデッキ。ウッドデッキ、パーゴラの支柱部分はソフトウッドを塗装、パーゴラの屋根部分はハードウッドに見える。
◆15 住宅の車庫上空に設けられたスカイデッキ。ソフトウッドを浸透性塗料で塗装している。
◆14店舗前の商品陳列用に作られた小型パーゴラ?ソフトウッドを塗装。屋根に使った樹脂系の透明の板が白濁している。
◆13 車庫上空に設けられたスカイデッキ。家の2階には予めデッキを想定した掃き出し窓が設置されている。ウエスタンレッドシダーを浸透性塗料で塗装している。数年に一度の塗り替えしている模様で腐食は見られない。
◆12 細い木材の横貼りフェンス。おそらく人口素材。これ位細くできると、圧迫感は少なくて、でも向こうは見えにくい。ただし、DIYは手間が多くて大変そう。
◆11 オープンカフェの植栽帯の周りにハードウッドと枕木で作られたベンチ。
◆10 ショップ前に作られた小さなデッキ。犬を繋いでおくためのものか?実際は特売品コーナーとして使われていることが多い。おそらくソフトウッドのウエスタンレッドシダー無塗装。柔らかい風合い。
◆9 人力車のお店前に作られたスロープ。手前は枕木、奥はソフトウッド。ソフトウッド部分は作られて2,3年で腐食が始まっていた。
◆8 縦貼りフェンス。ソフトウッドに塗装している。
◆7 店舗入り口に施された板貼り。ハードウッドっぽい。オシャレな仕上がり。
◆6 住宅前の横貼りフェンス。支柱はアルミ。ソフトウッドに塗装している。
◆5 店舗玄関前の小規模ウッドデッキ。ソフトウッド。あまり長持ちしなそう。
◆4 住宅ベランダのウッドフェンス。ソフトウッドを塗装しているように見える。
◆3 住宅アプローチに作られたパーゴラ?庇? ソフトウッドを塗装している。
◆2 店舗敷地境界に作られたフェンス。ソフトウッドを塗装している。高さ2m近い。隣が空き地になり、風が当たるようになったら根元から傾むいてしまった。
◆1 店舗前の植栽帯と道路の仕切りを枕木で作っている。
defined/E382BBE383A9E383B3E382ACE383B3E38390E38384E383BCE381AEE382A6E38383E38389E38387E38383E382ADE38292DIY021.jpg" >
この寸法設定と、最初の束柱設置時にこの寸法を実現することはかなり大切なポイント。
ウッドデッキDIYの肝と言ってもいい部分なので、しっかりと理解してから進めたいところ。
(注)この絵は床板を建物に対して直角方向にはる場合の例。横方向の場合、高さの考え方は同じだが、根太と大引の方向は変わってくる。
※後日、下の記事で作成した図面。
→サンドイッチ工法の場合(専門店の設計図)→「よくあるサイズのデッキ参考図面」