具体的にどういうことが決められるかというと、根太をつける方向、さらにその下の大引きをつける方向が決まってくる。
根太:床板を直下で支えるために、床板の下に床板と直交するように渡す板。
大引き:根太を支えるために根太の下に根太と直交するように渡す板。
これも前に書いた床板の図面に線を引いてみることでリアルにわかるはず。
まず、ウッドデッキの床板の端(図面で見ると一番上端)に幅105mm×厚さ30mm×長さ2000mmの根太を縦(30mmの面を上)にして2枚配置する。この板の上面(30mm幅部分)には床板を固定するためのビスをうつ。
なぜ板を縦にするかというと、床板のたわみをおさえるため。根太もしなりにくい向きにしている。
本やネット上のウッドデッキの作り方解説ではサンドイッチ工法といって、根太を束柱を挟むように2枚ずつ配置する方法が紹介されているけれど、個人的にはハードウッドでわざわざサンドイッチする必要性を感じない。
どうしてもということでもない限りは(余裕があってやりたければ無駄とは言わないけれど)、サンドイッチはしなくてよいと思う。
根太と根太の間隔は取り敢えず57cm(これは床板の厚みなどで変わってくるが、床板の厚み20mm想定ならこのくらい狭くする必要がある。)で床板全体に行き渡るように。配置していく。
図面では6列で、1列に2枚の根太を使っている合計8枚の根太材が必要ということになる。
少しおさらい的にみると、床板が上から1層目、根太が2層目となる。さらにこの下に大引きがきて3層構造となるが、その前に束柱を配置する。