こんにちは。こちらから追加の写真などをお願いしたところいただけたので、それを元に設計してみたのが以下のもの。
我が家の狭い台形地にウッドデッキ製作を検討しています。家側と水平の反対側が斜めになっており、
床板を横に貼るか、縦に貼るか、どのように寸法をとり枚数を割り出すかに悩んでおります。
斜め部分(家側と水平の向こう側)が隣との境界でブロック塀となっており、そこに隙間を作らず台形で作りたいです。
(長方形ですと、底辺?500o程の三角形の隙間ができますので、子供が落ちる可能性が高いためピッタリさせたい)
やはり、3D CADを少し勉強して割り出すのが良いでしょうか(;^_^A
※素人のDIYレベルのものなので、これに基づいて施工して過不足があっても責任はとれませんので悪しからず。自分の考えるDIYのいいところはダメなら後から補強したり手直しできるところにあるので、不足があれば直せばいいじゃん、という感じです。
設計の流れ、考え方などを簡単に説明すると以下のとおり。
敷地を書く
まずはいただいた情報を元に現地の状況を図面化してみる。
形状が若干違うこかもしれないけれど費用としては大差ないと思うので悪しからず。
床板を書く
床板の方向、材料、サイズ、を決める。
◆方向:今回の敷地を見ると、左右方向に貼る場合は、最後の隙間を埋めるのが難しくなりそうなので、縦方向にした。
◆材料:ハードウッドのイタウバ(マットグロッソ)。リーベで販売中(2020/6/28時点)価格を基に概算額を算出。
◆サイズ:厚さ30m×幅120mm(設計上は板の間隔を考慮して幅123mmにしている)
※床板のアパート側などの斜切りはおそらくカットサービスは使えないので、自分で丸ノコを使う前提
★自分が作るなら厚さ20mm×幅120mmで作るところだけれど、今回は他人様のものということで安全サイドで選択している。根太も同様。ここを変更すると費用に5万円近い差が出る。もしかしたら床が少しフワフワするかもなぁ、という程度なので、最悪補強するつもりで挑戦するなら20m厚もありだと思う。
束石を書く
現地をイメージしながら束石を配置する。
全部が羽子板付き(プレート付き)束石である必要はないけれど、一応、ホームセンターで500円もあれば調達可能な羽子板付き束石を想定。
束柱を書く
束石の中央に束柱を配置する。
束柱の材料はイタウバ(マットグロッソ)の70mm角材。
いただいた情報からすると木材自体は300mmほどの長さがあれば足りそうなので、その前提で費用計上。
根太を書く
床板をダイレクトに支持する根太を書く。
根太は床板と直交するように配置。
材料は床板と同じ規格のイタウバ(マットグロッソ)30×120mm。
アパート側の斜めの部分は、他の部分が仕上がってから現場合わせで寸法を測って設置するイメージ。
大引きを書く
大引きは根太を支持するために直交するように設置する。
材料はイタウバ(マットグロッソ)の20m×105mm。
両端と中央の3か所でもよい気もするけれど、ここでも念のため5か所に設置している。
自分なら3か所で作ってみて不安なら追加するかな。
完成形
そして完成した設計図がこちら。
柱(フェンス)を作るなら
壁際に単管パイプでフェンスやサンシェード用のポールを立てる予定、とのことだったので、一応。
このウッドデッキの基礎が出来上がったのならば、図面の赤印のところに2.5mほどの70mm角材を最初から立ててしまうのをお勧めしたいところ。
束石の上に柱をのせて、あとは根太、大引きに端材を使うなどして固定してしまえば、地面に単管パイプをたてるよりよほど安定感があるかな、と。
概算費用
そして気になる費用。
〇含まれていないもの:工具、束石の下の防草シートや砕石
〇含むもの:木材、硬木用ステンレスビス(錐込隊長)
ガッチリ設計で約18万円、コスパ狙い設計で約13万円。
まとめ
今回、設計してみて思ったのは、やはり少し変形するだけでも色々悩ましい点が出てくるな、ということ。
設計段階で細かく詰めることができればいいけれど、素人DIYerには限界があるので、まずはじっくりと基礎を作ってから、床板を調達するなど、段階的な設計、調達、施工が無難かなという感じがした。
eranaさん、DIYにせよ、頼むにせよ、早く素敵なウッドデッキが実現するといいですね!
自分としては、DIYで少しでも安く作って満足感を得たうえ、節約したお金でデッキ上で使うものを充実させてはどうですか?なんて言いたくなりますが・・・プールを使って遊ぶ時期はあっという間に過ぎ去るので、時間も大事ですよね。
また不明点があればご遠慮なくお問い合わせください。