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2020年06月28日
変形敷地にウッドデッキをどう作る?(質問された事例で設計してみた)
コメント欄で以下のような質問をいただいた。
続きを読む場合はこちら
こんにちは。こちらから追加の写真などをお願いしたところいただけたので、それを元に設計してみたのが以下のもの。
我が家の狭い台形地にウッドデッキ製作を検討しています。家側と水平の反対側が斜めになっており、
床板を横に貼るか、縦に貼るか、どのように寸法をとり枚数を割り出すかに悩んでおります。
斜め部分(家側と水平の向こう側)が隣との境界でブロック塀となっており、そこに隙間を作らず台形で作りたいです。
(長方形ですと、底辺?500o程の三角形の隙間ができますので、子供が落ちる可能性が高いためピッタリさせたい)
やはり、3D CADを少し勉強して割り出すのが良いでしょうか(;^_^A
続きを読む場合はこちら
2018年01月01日
ウッドデッキを作る場所の寸法計測【設計1 】
ウッドデッキをDIYするための設計を始めていく。【設計1】から【設計6】で説明。
ウッドデッキをDIYするために、まず最初にしなければいけないことはウッドデッキを造るスペースの寸法を測ること。
最初から2m×3mのウッドデッキを作るなど、決めている場合は不要だけれど、スペース一杯になるべく広いウッドデッキを作りたいとか、不整形な場所に作る際は必要な作業。
この寸法は、実際に作り上げていくときに、材料をカットするための寸法というよりは、材料を仕入れるための寸法把握という意味が大きいので、実際の寸法より小さくなることは避けたいが、ぴったりギリギリより少し大きめの寸法になるほうがいい。
(ちなみに、木材を注文する際、できればカットせずに、そのまま使えるほうがいいと考えたりするかもしれないが、カットサービスを使わない限り、送られてくる木は、注文する際の寸法より少し長めになっているし、必ずしも切断面が直角になっているわけでもないので、施工前のカットは必須となる。)
まず最初に計測するときは、ミリ単位で計測してセンチ単位へ切り上げて記録する(CADが使えるならミリ単位でもいい)。
はじめて大きな範囲を計測するときには、なかなか大変なので、計測にはレーザー距離計を使用したい。価格は数千円とお手頃。
そして、不要な厚めの紙の裏あたりに造りたいウッドデッキの形と計測した寸法を書く。
この段階からこだわって時間をかけてミリ単位で書いても、初めてウッドデッキを作る場合には、組み上げていく過程で予想したとおりの収まりにならず、結局、作業を進めながら新ためて計測する現場合わせ作業にならざるを得ないのであまり意味がない。
くどいけれど、この段階では細かい事は気にせず、憧れのハードウッドのウッドデッキを作りたい場所のおおまかな長さを測って、図面にしてほしい。
ウッドデッキをDIYするために、まず最初にしなければいけないことはウッドデッキを造るスペースの寸法を測ること。
最初から2m×3mのウッドデッキを作るなど、決めている場合は不要だけれど、スペース一杯になるべく広いウッドデッキを作りたいとか、不整形な場所に作る際は必要な作業。
この寸法は、実際に作り上げていくときに、材料をカットするための寸法というよりは、材料を仕入れるための寸法把握という意味が大きいので、実際の寸法より小さくなることは避けたいが、ぴったりギリギリより少し大きめの寸法になるほうがいい。
(ちなみに、木材を注文する際、できればカットせずに、そのまま使えるほうがいいと考えたりするかもしれないが、カットサービスを使わない限り、送られてくる木は、注文する際の寸法より少し長めになっているし、必ずしも切断面が直角になっているわけでもないので、施工前のカットは必須となる。)
▼実際にDIYのために採寸した例▼
まず最初に計測するときは、ミリ単位で計測してセンチ単位へ切り上げて記録する(CADが使えるならミリ単位でもいい)。
はじめて大きな範囲を計測するときには、なかなか大変なので、計測にはレーザー距離計を使用したい。価格は数千円とお手頃。
そして、不要な厚めの紙の裏あたりに造りたいウッドデッキの形と計測した寸法を書く。
この段階からこだわって時間をかけてミリ単位で書いても、初めてウッドデッキを作る場合には、組み上げていく過程で予想したとおりの収まりにならず、結局、作業を進めながら新ためて計測する現場合わせ作業にならざるを得ないのであまり意味がない。
くどいけれど、この段階では細かい事は気にせず、憧れのハードウッドのウッドデッキを作りたい場所のおおまかな長さを測って、図面にしてほしい。
2016年01月05日
デッキ床面高さの決め方【設計5】
ウッドデッキの高さの決め方は、本などを見ると大体が掃出し窓の前に作るとして、窓枠の金物の下端部に ツライチで作る形になっている。
こうするためには、束石の上にくるものに必要な寸法を考慮して、束柱の高さを決めることが必要。
この寸法設定と、最初の束柱設置時にこの寸法を実現することはかなり大切なポイント。
ウッドデッキDIYの肝と言ってもいい部分なので、しっかりと理解してから進めたいところ。
(注)この絵は床板を建物に対して直角方向にはる場合の例。横方向の場合、高さの考え方は同じだが、根太と大引の方向は変わってくる。
※後日、下の記事で作成した図面。
こうするためには、束石の上にくるものに必要な寸法を考慮して、束柱の高さを決めることが必要。
この寸法設定と、最初の束柱設置時にこの寸法を実現することはかなり大切なポイント。
ウッドデッキDIYの肝と言ってもいい部分なので、しっかりと理解してから進めたいところ。
(注)この絵は床板を建物に対して直角方向にはる場合の例。横方向の場合、高さの考え方は同じだが、根太と大引の方向は変わってくる。
※後日、下の記事で作成した図面。
タグ:床面の高さ
2015年06月29日
ウッドデッキの根太間隔シミュレーション結果(ウリン・イタウバ)
ハードウッドでウッドデッキを作る場合の適正な根太間隔はどの位?調べてみた。
ウッドデッキDIYというタイトルを掲げながら、根太の間隔をうやむやにしていることに罪悪感を感じていた。
そこで、以前紹介していた根太間隔を計算できるサイト(リンクはコチラ)で、いくつかシュミレーションしてまとめてみた。
シュミレーションした木材はハードウッドの王様ウリンと、マイルド派のイタウバ2種類。
そのサイトでは、セランガンバツーはウリンと同じ結果になるようだったので、ここではウリンのみ掲載。
イタウバは素足でも使用可能な柔らかい樹種として数あるハードウッドの中でもまぁまぁおすすめなので、もう一つはイタウバにしてみた。
なんだかんだいって、私はウッドデッキの床板を考えるときは、このサイトを頼りにしている。
若干、ピッチが広い感じがすることが多い(要するに、床板がたわむ感じが強く出る)ので、これより少し、オーバースペック気味、つまり、ギリギリ設計にせずに、この計算結果よりも少し狭いピッチにしておけば問題ないのではないかと思う。
ただ、木は個体差もあるし、たわみをどう受け止めるかの個人差もある。
結果として、ピッチが広すぎたとしても、そんなものだと割り切って、少し根太を追加して、補強してあげれば事足りるので、あまり最初から神経質になることはないと思う。
ご参考まで。
根太は床板を直接ビスで固定するための上から2層目の構造材。
ウッドデッキDIYというタイトルを掲げながら、根太の間隔をうやむやにしていることに罪悪感を感じていた。
そこで、以前紹介していた根太間隔を計算できるサイト(リンクはコチラ)で、いくつかシュミレーションしてまとめてみた。
樹種 | 厚み(mm) | 幅(mm) | 根太間隔(mm) |
ウリン | 20 | 120 | 587 |
25 | 120 | 796 | |
30 | 120 | 956 | |
20 | 90 | 509 | |
25 | 90 | 711 | |
30 | 90 | 868 | |
イタウバ | 20 | 120 | 554 |
25 | 120 | 766 | |
30 | 120 | 919 | |
20 | 90 | 480 | |
25 | 90 | 670 | |
30 | 90 | 835 |
シュミレーションした木材はハードウッドの王様ウリンと、マイルド派のイタウバ2種類。
そのサイトでは、セランガンバツーはウリンと同じ結果になるようだったので、ここではウリンのみ掲載。
イタウバは素足でも使用可能な柔らかい樹種として数あるハードウッドの中でもまぁまぁおすすめなので、もう一つはイタウバにしてみた。
なんだかんだいって、私はウッドデッキの床板を考えるときは、このサイトを頼りにしている。
若干、ピッチが広い感じがすることが多い(要するに、床板がたわむ感じが強く出る)ので、これより少し、オーバースペック気味、つまり、ギリギリ設計にせずに、この計算結果よりも少し狭いピッチにしておけば問題ないのではないかと思う。
ただ、木は個体差もあるし、たわみをどう受け止めるかの個人差もある。
結果として、ピッチが広すぎたとしても、そんなものだと割り切って、少し根太を追加して、補強してあげれば事足りるので、あまり最初から神経質になることはないと思う。
ご参考まで。
2015年02月09日
ウッドデッキの基礎となる束柱と大引きを配置【設計4】
次に、ウッドデッキの四隅や根太の継ぎ目などに束柱、そして根太の下に大引きを配置。これもウッドデッキの基礎作りの重要な工程。
ウッドデッキの作り方をネットや本で調べると、束柱の間隔としては、90cm〜120cmくらいという記述が多くみられる。
そこで、今回の図面の例では床板に対して横方向1m間隔、縦方向57cm間隔に束柱を配置した。
横方向の間隔は、床板と直交する根太がたわんでしまうかどうか、がポイント。
縦方向の間隔は床板がたわんでしまうかどうかがポイントとなる。
実際は使用するハードウッドの種類や寸法によって、もう少し細かい間隔、たとえば(数字は適当)硬いウリンなら90cmピッチで柱を入れればいいかもしれないし、ウリンよりはやわらかいセランガンバツーなら1.2mくらいでもいいかもしれない。
簡単に言えば、間隔を狭くして沢山束柱を設置すれば、基礎構造的には安定するけれど、その分作業や費用は多くなるので、そのあたりの兼ね合いを考えると自分ならとりあえず1m位で設計してみる、ということ。
なんともいい加減な感じがするかもしれないけれど、このあたりは床材や根太の幅や厚みなど変わってくるので、正直なところ、正確な数値を予め把握するのは難しいから、ネットなどでもここはアバウトな記述になっているのだと思う。
例えば、ウリンの25mm厚、幅120mmの板を縦にして根太にするのならば、かなり広めの間隔で大丈夫だと思う。
ただ、ここで大切なことは、自分で自分用に作るだけなので、仮に作ってみて束柱が足りなかったとしても、崩壊するわけではなく、ちょっとフワフワするくらいなので、補強したいと思えば、床板を打ち付ける前に、又は1度打った床板の一部を外して、束柱又は根太を追加すればいいだけ、ということ。
この世の終わりになるわけではない。
とはいっても、普通は手戻りしたくないと思うので、多少オーバースペックかなと思う感じで作っておいたほうがいいとは思う。
それでもプロといわれる人たちに頼むよりは十分安く作ることができる。
何より、今はこのあたりの数値設定で頭を悩ますのではなく、基本的なウッドデッキの構造と作業の手順イメージを理解して、少しでも早く着工してもらうことが大切。
束柱を配置し終わったら、次は大引きを配置する。
大引きは、ウッドデッキの床板をその直下で支える根太をさらにその下で交差する形で支えるもの。
ウッドデッキの上から見ていくと順に床板⇒根太⇒大引きとなるので、3層目の構造体となる。
材料としては、根太と同じもの(幅105mm×厚さ30mm)かそれより薄い(幅105mm×厚さ20mm)でもよいと思う。
大引きは、根太とは違い、厚み(20mm)部分にビスを打つわけではないので、そんなに厚みが必要ないというのがその理由。
配置する位置は根太の直下に直交する形となり、束柱の側面に固定するので、枚数としては束柱の横方向の数と同じ数になる。
1 束柱を配置
ウッドデッキの作り方をネットや本で調べると、束柱の間隔としては、90cm〜120cmくらいという記述が多くみられる。
そこで、今回の図面の例では床板に対して横方向1m間隔、縦方向57cm間隔に束柱を配置した。
ウッドデッキ用の平面設計図を書く程度にcadを使うことは素人でもちょっとの勉強で可能。使えれば便利であることは間違いなし。
⇒パソコン超初心者のための図解でかんたん!Jw_cad
横方向の間隔は、床板と直交する根太がたわんでしまうかどうか、がポイント。
縦方向の間隔は床板がたわんでしまうかどうかがポイントとなる。
実際は使用するハードウッドの種類や寸法によって、もう少し細かい間隔、たとえば(数字は適当)硬いウリンなら90cmピッチで柱を入れればいいかもしれないし、ウリンよりはやわらかいセランガンバツーなら1.2mくらいでもいいかもしれない。
簡単に言えば、間隔を狭くして沢山束柱を設置すれば、基礎構造的には安定するけれど、その分作業や費用は多くなるので、そのあたりの兼ね合いを考えると自分ならとりあえず1m位で設計してみる、ということ。
なんともいい加減な感じがするかもしれないけれど、このあたりは床材や根太の幅や厚みなど変わってくるので、正直なところ、正確な数値を予め把握するのは難しいから、ネットなどでもここはアバウトな記述になっているのだと思う。
例えば、ウリンの25mm厚、幅120mmの板を縦にして根太にするのならば、かなり広めの間隔で大丈夫だと思う。
ただ、ここで大切なことは、自分で自分用に作るだけなので、仮に作ってみて束柱が足りなかったとしても、崩壊するわけではなく、ちょっとフワフワするくらいなので、補強したいと思えば、床板を打ち付ける前に、又は1度打った床板の一部を外して、束柱又は根太を追加すればいいだけ、ということ。
この世の終わりになるわけではない。
とはいっても、普通は手戻りしたくないと思うので、多少オーバースペックかなと思う感じで作っておいたほうがいいとは思う。
それでもプロといわれる人たちに頼むよりは十分安く作ることができる。
▼約18万円でDIYした大型ウッドデッキ▼
何より、今はこのあたりの数値設定で頭を悩ますのではなく、基本的なウッドデッキの構造と作業の手順イメージを理解して、少しでも早く着工してもらうことが大切。
2 大引きを配置
束柱を配置し終わったら、次は大引きを配置する。
大引きは、ウッドデッキの床板をその直下で支える根太をさらにその下で交差する形で支えるもの。
ウッドデッキの上から見ていくと順に床板⇒根太⇒大引きとなるので、3層目の構造体となる。
材料としては、根太と同じもの(幅105mm×厚さ30mm)かそれより薄い(幅105mm×厚さ20mm)でもよいと思う。
大引きは、根太とは違い、厚み(20mm)部分にビスを打つわけではないので、そんなに厚みが必要ないというのがその理由。
配置する位置は根太の直下に直交する形となり、束柱の側面に固定するので、枚数としては束柱の横方向の数と同じ数になる。
2015年02月08日
根太はデッキ床下をイメージして配置【設計3】
前にも書いたとおり、ウッドデッキの床板を貼る方向が決まると、その下の根太や大引といった構造体の配置を決めることができる。
具体的にどういうことが決められるかというと、根太をつける方向、さらにその下の大引きをつける方向が決まってくる。
これも前に書いた床板の図面に線を引いてみることでリアルにわかるはず。
まず、ウッドデッキの床板の端(図面で見ると一番上端)に幅105mm×厚さ30mm×長さ2000mmの根太を縦(30mmの面を上)にして2枚配置する。この板の上面(30mm幅部分)には床板を固定するためのビスをうつ。
なぜ板を縦にするかというと、床板のたわみをおさえるため。根太もしなりにくい向きにしている。
本やネット上のウッドデッキの作り方解説ではサンドイッチ工法といって、根太を束柱を挟むように2枚ずつ配置する方法が紹介されているけれど、個人的にはハードウッドでわざわざサンドイッチする必要性を感じない。
どうしてもということでもない限りは(余裕があってやりたければ無駄とは言わないけれど)、サンドイッチはしなくてよいと思う。
根太と根太の間隔は取り敢えず57cm(これは床板の厚みなどで変わってくるが、床板の厚み20mm想定ならこのくらい狭くする必要がある。)で床板全体に行き渡るように。配置していく。
図面では6列で、1列に2枚の根太を使っている合計8枚の根太材が必要ということになる。
少しおさらい的にみると、床板が上から1層目、根太が2層目となる。さらにこの下に大引きがきて3層構造となるが、その前に束柱を配置する。
具体的にどういうことが決められるかというと、根太をつける方向、さらにその下の大引きをつける方向が決まってくる。
根太:床板を直下で支えるために、床板の下に床板と直交するように渡す板。
大引き:根太を支えるために根太の下に根太と直交するように渡す板。
これも前に書いた床板の図面に線を引いてみることでリアルにわかるはず。
まず、ウッドデッキの床板の端(図面で見ると一番上端)に幅105mm×厚さ30mm×長さ2000mmの根太を縦(30mmの面を上)にして2枚配置する。この板の上面(30mm幅部分)には床板を固定するためのビスをうつ。
なぜ板を縦にするかというと、床板のたわみをおさえるため。根太もしなりにくい向きにしている。
本やネット上のウッドデッキの作り方解説ではサンドイッチ工法といって、根太を束柱を挟むように2枚ずつ配置する方法が紹介されているけれど、個人的にはハードウッドでわざわざサンドイッチする必要性を感じない。
どうしてもということでもない限りは(余裕があってやりたければ無駄とは言わないけれど)、サンドイッチはしなくてよいと思う。
根太と根太の間隔は取り敢えず57cm(これは床板の厚みなどで変わってくるが、床板の厚み20mm想定ならこのくらい狭くする必要がある。)で床板全体に行き渡るように。配置していく。
図面では6列で、1列に2枚の根太を使っている合計8枚の根太材が必要ということになる。
少しおさらい的にみると、床板が上から1層目、根太が2層目となる。さらにこの下に大引きがきて3層構造となるが、その前に束柱を配置する。
床板の方向を決めて書く【設計2】
紙に製作したいウッドデッキの寸法を書き終わったら、次にその上にウッドデッキの表面部分となる一番上の板(床板)を書いていく。
ウッドデッキの設計をする際、床板1枚毎の寸法(幅・厚さ)は構造に影響するので、最終的にはとても重要。
床板は厚く幅が広いほどたわみにくく、丈夫な反面、厚くて幅の広い板は値段が高い。
また、床板一枚ずつの幅が広ければ、それだけ板の枚数は少なくて済むので、切断する回数が少なく済んだりするので、作業性にも影響がある。
とはいっても、初めてDIYでウッドデッキ製作する人に、すぐに決めてといっても難しいと思うので、ここではとりあえず幅12cm(厚さ2-3cm)の細長い板をイメージしてほしい。
個人的にはこのくらいのサイズが一番、見栄えがいい気がするので。
下の写真は幅12cm、厚さ2cmのセランガンバツーで制作したウッドデッキの例。
そして、次は板を貼る方向(縦方向or横方向)を決める。
ウッドデッキは床板の向きが決まると、その下の構造の向きが決まってくる。
ウッドデッキを設計しようと思うと、なんとなく下の基礎から書きたくなりそうだけれど、自分的には表面から書いていく方が簡単。
ウッドデッキの床板の向きの決め方にこれといってルールはないと思うけれど、あえて言えば見た目の雰囲気は、縦方向に貼れば縁側っぽい雰囲気に、横方向にはればウッドデッキらしいい雰囲気になる。
ただ、これもウッドデッキの広さ(正方形に近ければ縦方向でも縁側っぽさはない)や、板の幅によって見え方は違ってくるので、参考程度。
やはり色々な施工例を見て決めるのが一番。
それでも決められなければここでは私の独断で横方向ということで(なんでお前が、となるわけだけど、なんにせよ、細かいことを考えすぎて時間を浪費するより、先に進んでみて、嫌だったらあとで戻ってくればいいだけなので)。
この時、紙に書くのはおおまかな全体の枠と床板を貼ったイメージが分かれば十分。
四角いウッドデッキならただの縞々の四角。
必要な床板の本数は、デッキにしたい部分の幅を「板の幅120mm+隙間3mm=123mm」で割れば計算上出せる(微妙に不正確だけど、そのミリ単位は施工精度で帳消しになるので、気に留める価値がない)ので図面上でそれを確認できることにはそれほど意味がない。
もちろん、CADで製図できれば、それほど簡単なことはないけれど、それが必須ではない。この際、CADも使いたいという事ならば、無料のJW-CADでOK。独学でも簡単な図面位は作れるようになる。
ウッドデッキの設計をする際、床板1枚毎の寸法(幅・厚さ)は構造に影響するので、最終的にはとても重要。
床板は厚く幅が広いほどたわみにくく、丈夫な反面、厚くて幅の広い板は値段が高い。
また、床板一枚ずつの幅が広ければ、それだけ板の枚数は少なくて済むので、切断する回数が少なく済んだりするので、作業性にも影響がある。
とはいっても、初めてDIYでウッドデッキ製作する人に、すぐに決めてといっても難しいと思うので、ここではとりあえず幅12cm(厚さ2-3cm)の細長い板をイメージしてほしい。
個人的にはこのくらいのサイズが一番、見栄えがいい気がするので。
下の写真は幅12cm、厚さ2cmのセランガンバツーで制作したウッドデッキの例。
そして、次は板を貼る方向(縦方向or横方向)を決める。
ウッドデッキは床板の向きが決まると、その下の構造の向きが決まってくる。
ウッドデッキを設計しようと思うと、なんとなく下の基礎から書きたくなりそうだけれど、自分的には表面から書いていく方が簡単。
ウッドデッキの床板の向きの決め方にこれといってルールはないと思うけれど、あえて言えば見た目の雰囲気は、縦方向に貼れば縁側っぽい雰囲気に、横方向にはればウッドデッキらしいい雰囲気になる。
ただ、これもウッドデッキの広さ(正方形に近ければ縦方向でも縁側っぽさはない)や、板の幅によって見え方は違ってくるので、参考程度。
やはり色々な施工例を見て決めるのが一番。
▼縦横ミックスでDIYしたウッドデッキ▼
それでも決められなければここでは私の独断で横方向ということで(なんでお前が、となるわけだけど、なんにせよ、細かいことを考えすぎて時間を浪費するより、先に進んでみて、嫌だったらあとで戻ってくればいいだけなので)。
この時、紙に書くのはおおまかな全体の枠と床板を貼ったイメージが分かれば十分。
四角いウッドデッキならただの縞々の四角。
必要な床板の本数は、デッキにしたい部分の幅を「板の幅120mm+隙間3mm=123mm」で割れば計算上出せる(微妙に不正確だけど、そのミリ単位は施工精度で帳消しになるので、気に留める価値がない)ので図面上でそれを確認できることにはそれほど意味がない。
もちろん、CADで製図できれば、それほど簡単なことはないけれど、それが必須ではない。この際、CADも使いたいという事ならば、無料のJW-CADでOK。独学でも簡単な図面位は作れるようになる。
2014年06月19日
根太間隔を決める【設計6】
ウッドデッキDIYでは構造計算などしないし、できないので、根太の間隔は悩ましいところ。
色々なところで、50-70cmとか書かれているけれど、これは床板の種類、厚みにより変わってくるので、一概には言えない。
要するに、たわみやすい樹種なら、狭いピッチで必要だし、たわみやすい樹種でも厚みを大きくすれば、広目のピッチにすることができる。
DIYでは手戻りなくスムーズに完成させるために少しオーバースペック気味にしておくか、経済性を優先して、ギリギリに設計しておいて、不足があれば、後で根太を追加するか、どちらかになる。
個人的には、オーバースペック気味にしても、DIYによる圧倒的節約効果の中で十分吸収できるので、こちらがおすすめ。
ここで、どの位のピッチと示せないけれど、その計算ができる★HP★があった。
ひとまず、この計算結果でやってみてはどうかと思う。
ちなみに、セランガンバツーの厚さ25mm、幅120mnだと、約80cm。この位が良さそうかな。
色々なところで、50-70cmとか書かれているけれど、これは床板の種類、厚みにより変わってくるので、一概には言えない。
▼このときはセランガンバツーで50cmで設計▼
要するに、たわみやすい樹種なら、狭いピッチで必要だし、たわみやすい樹種でも厚みを大きくすれば、広目のピッチにすることができる。
DIYでは手戻りなくスムーズに完成させるために少しオーバースペック気味にしておくか、経済性を優先して、ギリギリに設計しておいて、不足があれば、後で根太を追加するか、どちらかになる。
個人的には、オーバースペック気味にしても、DIYによる圧倒的節約効果の中で十分吸収できるので、こちらがおすすめ。
ここで、どの位のピッチと示せないけれど、その計算ができる★HP★があった。
ひとまず、この計算結果でやってみてはどうかと思う。
ちなみに、セランガンバツーの厚さ25mm、幅120mnだと、約80cm。この位が良さそうかな。
タグ:根太間隔
2014年06月09日
ちょっとCADを覚えるとウッドデッキDIYは格段に楽になる
勿論、ウッドデッキDIYごときにCADが必須とか、できないことがマイナス要素なんて言うつもりは全くない。
このブログ全体を通して、いかにも簡単な感じで説明しながら、UPした図面が一応CADを使っているので、なんだ、やっぱりハードルが高いか、と思うかもしれないけれど、自分が一応CAD使えるようになったのはウッドデッキ製作の3回目位からで、それまでは使っていなかった。
仕事も生粋の事務系で、CADなど使ったことすらなかったけれど、それなりの規模で複雑なものを造ろうとしたときに一念発起して無料のjw cadを簡単な機能ならば使えるようになっただけ。
確かにcadが使えると必要な材料の量の把握などに便利だけれど、cadでミリ単位の精緻な図面を書いたところでDIYではその精度で作ることができるわけではないので、結局、作業しながら寸法を測りながらの作業は避けられない。そういう意味で手書き図面でも十分。
でももし覚える気があるのならば、パソコンを普通に使える人なら一週間もあれば、必要な作業は可能になると思う。
この先、フェンスなど、他にもDIYで作るつもりならばこの機会に修得しておいて損はないと思う。
ちなみに参考にしたのはこの本。
ど素人の自分でも、これを見ながらやったらすぐにできるようになったので、cadといっても平面程度ならそう難しくはない。
このブログ全体を通して、いかにも簡単な感じで説明しながら、UPした図面が一応CADを使っているので、なんだ、やっぱりハードルが高いか、と思うかもしれないけれど、自分が一応CAD使えるようになったのはウッドデッキ製作の3回目位からで、それまでは使っていなかった。
仕事も生粋の事務系で、CADなど使ったことすらなかったけれど、それなりの規模で複雑なものを造ろうとしたときに一念発起して無料のjw cadを簡単な機能ならば使えるようになっただけ。
確かにcadが使えると必要な材料の量の把握などに便利だけれど、cadでミリ単位の精緻な図面を書いたところでDIYではその精度で作ることができるわけではないので、結局、作業しながら寸法を測りながらの作業は避けられない。そういう意味で手書き図面でも十分。
でももし覚える気があるのならば、パソコンを普通に使える人なら一週間もあれば、必要な作業は可能になると思う。
この先、フェンスなど、他にもDIYで作るつもりならばこの機会に修得しておいて損はないと思う。
ちなみに参考にしたのはこの本。
ど素人の自分でも、これを見ながらやったらすぐにできるようになったので、cadといっても平面程度ならそう難しくはない。
2014年06月08日
ウッドデッキに構造計算は必要か?
ウッドデッキをDIYしようとして、気になるというか、心配なことの一つに、構造強度がある。
構造というと難しい雰囲気の言葉で、特に「計算」なんて付くと素人には手に負えない印象がある。
確かに、構造計算というのは、かなり専門的なもので、普通は手に負えないと思う。
でも、そもそものところで勘違いしてはいけないと思うのだけれど、自宅の庭にウッドデッキをDIYするくらいで構造計算なんてする必要がない。建築物ではないし、建築基準法上のルールに則る必要がないのだから。
例えば、ネットの掲示板のようなところで、構造強度について聞いてみたりすると、必ずと言っていいほど、「素人が作ると危ない」など、大袈裟なコメントで不安を煽る輩も見受ける。
でも、平面の庭やベランダにウッドデッキつくるくらいでそんな大袈裟に心配する必要はないと思う。
構造計算は安全性確保もさることながら、プロが無駄のない許されるギリギリの経済(節約)設計をするためにやること。
1度でもウッドデッキをDIYで造るとわかるけれど、一般的にマニュアル本に書いてあるような仕様(太さ、厚さ)のハードウッドをしっかりビス止めして組み立てて行くと、計算するまでもなく滅多な事では壊れないと分かる。
最初はさじ加減が分からないからマニュアル本などを参考に作ると思うので問題ないし、仮にそれでも心配ならば、ある程度、オーバースペックかなと思う程度に作っておけば良いだけのこと。
例えば、床板の厚みを25mmから30mmにするとか、ビスを1つ多く止めるとか、そうしたところで多少手間と費用が増えるだけで、大きな影響はない。
DIYで自分のものを作るだけなのだから、最後の最後、仮にウッドデッキを作り終わってまだ床板がたわむとか、ぐらぐらするようなら補強すればいいだけ。
自分で作ったもよなのだから、床板をはがして余った端材で根太や束柱を増やしたりする位は容易なこと。
敢えて言えば、崖地にせり出すとか、屋根の傾斜部に作るとか、そのような何かあれば人命にかかわるような物は、信頼できるプロに頼んだほうがいいとは思う。
自分は作った本人だから大丈夫と分かってるから安心して使うことができたとしても、家族や友人は、DIYしたウッドデッキだと思うと怖くて乗れない。
せっかくのウッドデッキもDIYしたがために使われないものになってしまって本末転倒だから。
構造というと難しい雰囲気の言葉で、特に「計算」なんて付くと素人には手に負えない印象がある。
確かに、構造計算というのは、かなり専門的なもので、普通は手に負えないと思う。
でも、そもそものところで勘違いしてはいけないと思うのだけれど、自宅の庭にウッドデッキをDIYするくらいで構造計算なんてする必要がない。建築物ではないし、建築基準法上のルールに則る必要がないのだから。
例えば、ネットの掲示板のようなところで、構造強度について聞いてみたりすると、必ずと言っていいほど、「素人が作ると危ない」など、大袈裟なコメントで不安を煽る輩も見受ける。
でも、平面の庭やベランダにウッドデッキつくるくらいでそんな大袈裟に心配する必要はないと思う。
構造計算は安全性確保もさることながら、プロが無駄のない許されるギリギリの経済(節約)設計をするためにやること。
1度でもウッドデッキをDIYで造るとわかるけれど、一般的にマニュアル本に書いてあるような仕様(太さ、厚さ)のハードウッドをしっかりビス止めして組み立てて行くと、計算するまでもなく滅多な事では壊れないと分かる。
最初はさじ加減が分からないからマニュアル本などを参考に作ると思うので問題ないし、仮にそれでも心配ならば、ある程度、オーバースペックかなと思う程度に作っておけば良いだけのこと。
例えば、床板の厚みを25mmから30mmにするとか、ビスを1つ多く止めるとか、そうしたところで多少手間と費用が増えるだけで、大きな影響はない。
DIYで自分のものを作るだけなのだから、最後の最後、仮にウッドデッキを作り終わってまだ床板がたわむとか、ぐらぐらするようなら補強すればいいだけ。
自分で作ったもよなのだから、床板をはがして余った端材で根太や束柱を増やしたりする位は容易なこと。
敢えて言えば、崖地にせり出すとか、屋根の傾斜部に作るとか、そのような何かあれば人命にかかわるような物は、信頼できるプロに頼んだほうがいいとは思う。
自分は作った本人だから大丈夫と分かってるから安心して使うことができたとしても、家族や友人は、DIYしたウッドデッキだと思うと怖くて乗れない。
せっかくのウッドデッキもDIYしたがために使われないものになってしまって本末転倒だから。
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