ないといけないもの、あれば便利なものなど、初心者には見極めも難しいもの。
今までの経験も含めた道具紹介なのでご参考まで。
★⇒必須
☆⇒あると便利なもの
★★★ゴーグル&グローブ
ウッドデッキDIYで費用を節約しようと思ったのに大けがしたのでは本末転倒。
気を付けるべきポイントは色々あるけれど、何よりも最初にこの2つを見に着けるのは癖にすべき。
ゴーグルも、グローブも数百円で揃うものなので、何はなくとも用意したい。
★丸ノコ
「丸ノコ=危険」というイメージがあるけれど、丸ノコも使い方を気を付ければもちろん大丈夫だし、ハードウッドを使う以上、避けては通れない工具。
まず、セランガンバツーなどの柔らかめのハードウッドでもジグソーでは到底太刀打ちできない。
ウッドデッキDIYやフェンスDIYでは、70mm角や90mm角の太い材料を切断する場合もあることも考えて刃径190mmは必要。
性能の割に低価格なのも特徴で、マキタなど、信用できるメーカーのものでも1万円程度。
ホームセンターオリジナルの4〜5千円のものもあるけれど、とにかく使用頻度が高いので、しっかりしたものを購入しておきたいところ。
自分が使ったことのあるおすすめはシンプルかつ切れ味抜群のマキタM585。
初めてのハードウッドDIYの時から愛用しているマキタの定番。
DIY仕様といっても、ウリンでもイペでも、苦なく切ることができる。
丸ノコ定規(★)もお忘れなく!
もう一つは、夏など、窓が周囲の住宅の窓が開いている時期は、なるべく粉塵を飛ばさないようにする対策として、マキタの集塵機と接続可能なタイプの丸ノコ(☆)を使用中。
マキタ(Makita) 電気マルノコ アルミベース 190mm 5837BA |
マキタ(Makita) ダストノズル A-47444 |
マキタ(Makita) 集じん機 乾湿両用 AC100V M442 |
マキタ(Makita) ホースジョイント 22-38 418165-8 |
丸ノコと集塵機との接続には専用のアダプターと、集塵機が必要なので、4万円少しかかる。
一度限りのDIYであれば勿体ないけれど、集塵機があるとないとでは粉塵の飛散が大違い。
切りくず、下穴の屑なども吸い取りながら綺麗な環境で作業をすると、作業効率もUPする。
住宅街での作業を今後も予定する場合はこちらがお勧め。
★インパクトドライバー
ウッドデッキDIYに必要十分なものを選ぶという観点では、1万円もしないコード有りタイプで十分だと思う。
色々使った結果、現在愛用しているのは、リョービの7-8千円で買えるコード付きインパクトドライバー。
充電池式のコードレスタイプのもの(☆)は、安いものだと消耗品のバッテリーは結構すぐにダメになるし、一流メーカーの最新式を買えば、パワーや電池の持ち時間は良くなるとはいえ、いずれ劣化するバッテリーだけを買い替えようとするとかなり高い。
プリンターのインク商売に近いかと・・・
コードレスタイプのデメリットは、ウッドデッキDIY中に電池が減ってくると、穴の空き具合やビスの差し込み速度が遅くなり、無駄な力を必要とするばかりか、低速回転になる結果、一本4-500円(絶対的オススメは
スターエム 六角軸 木工用 F型下穴錐)と高価な下穴錐(★)が折れる原因にもなってしまう。
予備バッテリーを用意して、充電しておけば大丈夫、とか急速充電できるから大丈夫、なんて思っても、そもそも高額なうえ、作業を止めたくなくてバッテリー容量ギリギリまで使ってしまったり、作業に熱中していると減ってきたことに気がつくのが遅くなり、気が付くのはドリルビットが折れたとき、といこともしばしば。
それでも最近、主流なのは間違いなくコードレスタイプ。
経済的に余裕があって、どうしてもコードレスタイプでウッドデッキを作りたいということならば4万円くらいするけれど、18V以上のコードレス、予備バッテリー付きのものにしたら良いと思う。記事
★クランプ
自分が紹介する一人でも可能なハードウッドのウッドデッキDIYでは、欠かすことのできない相棒。
どれほど使うかは実際のDIY作業を見てもらうのが一番。
最近はホームセンターに行くと樹脂製の一見、良さそうで安いクランプも売っているけれど、ハードウッドを使うこのウッドデッキDIYには不向き。
力いっぱい、重量物を固定するので、まず壊れることのない金属製が必要。
自分の場合、最大4本くらいを同時に使うことがあるので、最低でも2本、余裕をもって4本くらいは用意したいところ。
★堅木用ステンレスビス
ハードウッドを使ってウッドデッキDIYするのならば、ウリンやイペにもグイグイいける硬木用、そして錆びにくいステンレス製のビスを断然おすすめしたい。
お勧めを超えてマストアイテムと言いたいくらい。
DIY作業中にビスが折れれば当然危険。
怪我の原因にもなる。
そして何より無駄な手戻りの原因となる。
限られた休日を使ってウッドデッキDIYしているというのに、作業中にビスが折れると、それを抜くため、または、そのビスの出っ張りをディスクグラインダーで落としてもう一箇所ビスを打ったりするのに、かなりの時間をロスする。
それが目立つ場所なら、せっかくDIYしたウッドデッキなのに、ずっと気になるウィークポイントになってしまう。
さらにスチールのビスなどを使って錆びてしまえば、分解することも困難になるのでメンテナンスやオプション工事もままならない。
しつこいけれど、ハードウッドを使うウッドデッキDIYにおいてビスに関しては節約厳禁だと言いたい。 記事
★水平器
ウッドデッキDIYには欠かせない水平の確認作業。
いくらお手軽に作るとはいっても、人の目というのは、傾きにはすごく敏感なので、出来上がった時点で傾いていれば、すぐに指摘されてしまって、せっかくの作業が水の泡。
自分が紹介している作り方ではとくに、最初の一本目の根太(または大引き。床面の向きにより変わる)をしっかり水平にすることが何より重要。
自然木のハードウッドの場合、多少のそり、たわみはあるので、完全無欠の水平を目指すことは必要ないけれど、水平器による確認作業は必須。
自分の場合、小さなもので最初に確認して、仕上げで大き目のもので再確認するようにしている。
場所的な制約がある場合もあるので、2種類用意しておくことをお薦めしたい。
★サシガネ
ウッドデッキをDIYしようと思う人なら、日常的にメジャー(巻き尺)は使うことがあると思うけれど、ウッドデッキDIYにメジャーだけはちょっと辛い。
直角を簡単に確認できたり、木材にカットラインを書いたりする際に、サシガネの存在は欠かせない。
大小色々あるけれど、50cmくらいのものが使いやすいと思う。
☆レーザー距離計
DIYウッドデッキ製作で、ハードウッドをカットする際、しっかりカットラインを書いて、丸ノコを当てても、意外とミリ単位での正確なカットは難しい。
ずっと悩んでいたけれど、BOSCHレーザー距離計を買って、計測だけでも正確にできるようになると、全体的な施工精度はかなり上がってきた。
計測が正確にできるようになると、カットも可能な限り正確にしよう、したい、という意識も上がってくる相乗効果もあると思う。
4〜5千円で一流メーカーのものが買えるので、あれば便利なものの代表としてお勧め。
☆墨線チョーク
ハードウッドを丸ノコでカットする際や、床板のビスを打つ場所のマークなど、ウッドデッキDIY作業中に、カットライン(墨線)などを書く場面は本当に多い。
ウッドデッキDIYやフェンスDIYをするようになっても、しばらく鉛筆片手に頑張ってきたけれど、つい先日、久々にウッドデッキをDIYするための準備中、ふと目に留まった「消せるチョーク」という商品を買って使ってみたところ、衝撃的に便利なことが判明。
軽い力で書けるのはもちろん、多少濡れていてもお構いなしで書けて、消そうと思ってこすると簡単に消える。
シャープペンのようにノック式なのも便利でよかった。
あれば便利、の類ではあるものの、数百円なので、試してみる価値ありだと思う。
☆振動ドリル
コンクリートブロックへのアンカープラグ差込み時などの穴あけに使用するのが振動ドリル。フェンス設置のための支柱を固定する基礎作りなど活用。インパクトドライバーでは無理。 ⇒BOSCH(ボッシュ) 振動ドリル PSB450RE |
☆ディスクグラインダー
金属でもコンクリートでも、硬いものをパワフルにカット。低価格で一つ持っておけば日曜大工全般で非常に便利。今までなら避けていたような硬いものを切ったり壊したりして先に進めるようになる。 ⇒ボッシュ ディスクグラインダー GWS7-100T |
☆高圧洗浄機
ウッドデッキを作る際ではなく、作ったあとのメンテナンスに関するお勧め品。
ウッドデッキの材料を販売するサイトなどでは、ハードウッドが経年変化でシルバーグレーになると書いてあることが多い。
そんなわけで、ウッドデッキのハードウッドはシルバーグレーになるのが仕方ないと思っている人は多い。
でも実は、シルバーグレーになった状態で高圧洗浄機で洗浄すると、驚異的に当初の色が復活する。
まり、大半は汚れているだけということ。
ソフトウッドも色は回復するけれど、やり過ぎると表面がささくれるので少し注意が必要。
よほど広いお庭でない限り、ご近所迷惑を考えてサイレントタイプがいいと思う。
最近、古いのが壊れて、安いからK2を使っていたのだけれど、いまいち洗浄力が弱いのと音が大き目なので、K3に買い替えたら、静かでパワフル。似て非なるもの。
2万円ほどで買えるので、買うならK3をお薦めしたい。
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