お隣さんの土地に立ち入ることなく作ることができるので、お勧め。
フェンス用の支柱が立て終わると、いよいよ横板の設置。
基本的なハードウッドを切断するとか、下穴を開けるといった作業は、ウッドデッキ制作の中で説明しているので、ここではウッドフェンス特有の手順だけ紹介。
まず、支柱のデザインは、写真のようなものを前提に説明。
(ただの横板の場合には、支柱を立ててしまえば、あとは板を張るだけなので、特に説明することもないので。)
まず、支柱を立てる前に、支柱にひと手間加えておく。
それは、図の中で「受板」と書いた支柱に沿って、支柱の背後側に設置する板を付ける作業。
この板を付けることで、立体的なフェンスを隣地に入らずに作ることが可能となる。
支柱の長さは、【(イ)横板の高さ×枚数+(ロ)必要に応じて設定する隙間×隙間の数+(ハ)コンクリートブロックに刺す部分の長さ】なので、受板の長さは、(イ)+(ロ)の長さとなる。
そして、この受板を付けた支柱を、受板が隣地側になるように設置。
横板は、手前側にくる横板(図の中の濃い青色の板)は普通に支柱に固定していけばよいだけだけれど、奥側の横板(図の中の水色の板)は支柱の奥の受板に固定していく。
奥側の横板は、支柱の間隔毎に切断しなければいけないので、少々面倒だけれど、この方法であれば、例えば、お隣のフェンスが既に設置されていて、向こう側から作業できない場合や、お隣との関係が悪くて、こちら側からしか作業できないような場合でも、少し立体感のあるフェンスを作ることが可能となる。
仮に、作るときはこちらのフェンスだけでも、後に向こう側にもフェンスができた場合でも、手前側から解体したり、修理したりできるのがこの作り方のメリット。