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2019年07月06日
電動丸ノコでの事故に注意しましょう!〜消費者庁の注意喚起を受けて〜
消費者庁が2019年7月5日に発表したニュースリリースが「電動のこぎりの使い方に注意!−誤って身体の一部を切断する事故が起きています− 」というもの。
ウッドデッキDIYには必須ともいえるアイテムの電動丸ノコに関するものだけに非常に気になるニュースだ。
その内容は以下のとおり(出典:消費者庁ニュースリリース)。
ビビッてばかりいては何もできない。
でも、どんな危険があるか知らないで作業することだけはあってはいけない。
60歳以上の高齢者の事故が多くなっているという統計だけれど、高齢で力がどうこう、というよりも慣れによる油断が影響しているのでは?という気もする。
面倒でも是非、全体を一読して、気を引き締めてからウッドデッキDIYに取り組みましょう。
ウッドデッキDIYには必須ともいえるアイテムの電動丸ノコに関するものだけに非常に気になるニュースだ。
その内容は以下のとおり(出典:消費者庁ニュースリリース)。
ビビッてばかりいては何もできない。
でも、どんな危険があるか知らないで作業することだけはあってはいけない。
60歳以上の高齢者の事故が多くなっているという統計だけれど、高齢で力がどうこう、というよりも慣れによる油断が影響しているのでは?という気もする。
面倒でも是非、全体を一読して、気を引き締めてからウッドデッキDIYに取り組みましょう。
剪定や木材等の切断に使われる電動のこぎりは、ホームセンターやインターネット通販などを通じて、個人でも簡単に購入できる電動工具です。
しかし、電動のこぎりは、使用方法を正しく理解して作業しないと、突然思わぬ方向に動くことがあり、誤って自分の手や指を切断するという重大な事故につながることがあります。中には、大腿部だいたいぶの受傷に伴う出血多量による死亡事故が起きています。
電動のこぎりを使用するときは、次の点に注意して安全に使用しましょう。
(1)使用する前には取扱説明書を必ず読み、書かれている注意事項を必ず守りま
しょう
(2)意図しない方向に刃が跳ねる可能性を認識して慎重に作業しましょう
(3)作業は明るく整理整頓された場所で行いましょう
(4)作業は適切な服装で行い、防護めがね、防じんマスク、耳栓などの安全防護具を利用しましょう
(5)家族などへ声を掛けてから作業を開始しましょう
1. 電動のこぎりによる事故の発生状況
「電動工具(丸のこ)を使用していたところ、何らかの理由により、右大腿部を負傷し、死亡。」として、電動のこぎりによる重大事故等が、消費者安全法第 12 条第1項の規定に基づき、令和元年6月 26 日に通知されました。また、医療機関ネットワーク事業1に参画する医療機関から、電動のこぎりに関する事故情報が平成 22 年 12月から令和元年6月末までに 87 件寄せられています。被害者の年代別の傾向をみると、年代が上がるほど事故情報の件数が多くなり、全体の 61%は 60 代以上の高齢の方の事故になっています(図1)。
被害者の危害部位別では、「手指」の受傷が一番多く、次いで「大たい・下たい」が多くなっています(図2)。
2.事故の事例
(1) 消費者安全法第 12 条第1項の規定に基づく重大事故等
(2) 医療機関ネットワーク参画機関から寄せられた、電動のこぎりによる事故事例
【事例1】電動のこぎりの操作を誤り、右大腿部を切った。
(2019 年4月 70 歳代 男性)
【事例2】発泡スチロールを電気のこぎりで切断中、誤って右手指を切断した。
(2019 年4月 50 歳代 男性)
【事例3】板を電動のこぎりで切断中に、電動のこぎりが跳ねて、誤って左手の親指を切断した。
(2018 年6月 70 歳代 男性)
【事例4】庭の木を電動のこぎりで伐採中に、誤って左手の薬指を切断した。
(2016 年 10 月 70 歳代 男性)
【事例5】自宅で木材を電動のこぎりで切断中、木材の固定が甘く、切断中に木材が跳ねてしまい、木材の角が左手小指に当たり骨折した。
(2016 年3月 50 歳代 男性)
3.電動のこぎりの特徴
(1) 電動のこぎりの種類
・電動のこぎり
通常ののこぎりのように刃が前後に往復して材料を切断するタイプの電動のこぎりです。
庭木の剪定や、木材、プラスチック、金属等を大まかに切断するのに向いています。
・電動丸のこ
円盤状の刃が回転して、材料を切断するタイプの電動のこぎりです。
板をまっすぐ直線状に切断するのに向いています。ただし、材料を確実に固定できない、庭木などを切断するのには向いていません。
2(1)の重大事故等は、このタイプで発生しています。
(2) キックバック現象
電動のこぎりは、使用中に「キックバック」と呼ばれる特徴的な動きをすることが知られています。2(2)の事故の事例でも「電動のこぎりが跳ねて」、「切断中に木材が跳ねて」などが見られるように、この現象は、材料の反りやたわみによって刃が詰まって動かなくなったとき、その反動で電動のこぎり本体や材料が作業者側に跳ね飛ばされるものです。
特に、この際、作業者が意図しない方向へ、電動のこぎり本体が突然飛ばされるので、大きな事故の原因となります。
※ キックバックとは、電動工具の刃などの作動部分が材料に負けて、作動部分が動かなくなってしまい、その
結果、作動部分が動く代わりに、電動工具本体や材料の方が暴れてしまうこと。つまり、材料が切れずに、刃
が付いた電動工具が飛んできたり、材料が跳ね飛ばされたりすることである。また、電動工具が暴れることに
よって、刃に無理な力がかかって、刃が折れて飛ぶこともある。
<キックバック現象による事故を防ぐために>
・切断中に材料が反ったりたわんだりしないよう、固定できる場合には材料をクランプや万力などで固定し、電動のこぎり本体は確実に保持して作業することが重要です。
・刃が詰まって動かなくなったときは、無理に刃を材料に押し付けたりせずに、スイッチを切り、のこ刃の動きが止まってから、材料から刃を抜きましょう。のこ刃が動いたまま持ち上げると強い反発力が生じ、けがの原因になります。
4.電動のこぎりを安全に使用するために
(1)製品を使用する前には取扱説明書を必ず読みましょう
電動のこぎりは、誤った取扱いをすると、死亡や重傷など重大な事故につながる可能性の高い製品です。使用する前には必ず取扱説明書を読み、その製品の特性や正しい操作方法を十分に理解してから使用しましょう。
また「警告」、「危険」等の安全に関する注意項目も必ず読み、起きやすい事故や危険を想定した上で、慎重に使用するようにしましょう。
(2)意図しない方向に刃が跳ねる可能性を認識して慎重に作業しましょう
電動のこぎりは、使用中に「キックバック」と呼ばれる特徴的な動きをすることが知られています。材料の反りやたわみによって刃が詰まって動かなくなったときに発生するため、固定できる場合には材料をクランプや万力などで固定し、電動のこぎり本体を両手で確実に保持して作業しましょう。刃が詰まって動かなくなった
ときは、スイッチを切ってから、材料から刃を抜きましょう。
(3)作業は明るく整理整頓された場所で行いましょう
手元がよく見えない暗い場所、安定した姿勢が保てないような散らかった場所では、事故を起こす可能性が高くなります。
(4)作業は適切な服装で行い、防護めがね、防じんマスク、耳栓などの安全防護具を利用しましょう
袖口が大きく開いた服、裾が広がっている服などは、電動のこぎりに巻き込まれる危険性があります。また、長い髪はまとめる、ネックレス等は外す、首にタオルをかけないこと等にも注意しましょう。
作業時の粉じんや音で注意力が散漫にならないよう、防護めがね、防じんマスク、耳栓などの安全防護具を利用しましょう。
電動丸のこなどの回転部のある製品では、巻き込まれ防止のために「手袋・軍手ははめないで操作して下さい」と指示されている場合があるので、取扱説明書の指示に従いましょう。
(5)家族などへ声を掛けてから作業を開始しましょう
一人で作業をしていると、万が一の事故が起きたときに、発見や救護が遅れる可能性があります。特に高齢の方が作業をするときは、家族などへ声を掛けてから作業を開始するようにしましょう。
<参考>
・国民生活センター
家庭用電動工具の使い方に注意!(平成 23 年 12 月8日)
−指の切断や内臓損傷の事故も−
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2019年05月22日
ベランダデッキが原因で雨漏り発生!
家を新築直後、DIYで設置したハードウッド製のベランダデッキ。
FRP防水の保護にもなるし、防水立ち上がりのために室内の床より大きく下がっているベランダの床の高さも室内とフラットに近くなるので使い勝手も格段に向上。
DIYで施工してから9年近く、なんの問題もなく使ってきたのだけれど・・・
先日、かなりの大雨が降った日の午後、外出先に妻から「玄関で雨漏りしてる!」との連絡。
雨漏りの場所をよく聞くと、どうも、2階のウッドデッキにしているバルコニーの直下部分だけで発生。
ベランダデッキでの雨漏りといえば、まず思い浮かぶのは、排水口のゴミ詰まりによるプール化。
プールと化したバルコニーの水が防水立ち上がりを超えれば、雨漏りに直結する。
でも、素人DIYだって、そんなことは織り込み済み。
排水口の部分は床板を貼らず、いつでも清掃できるようにして、時々はチェックしていた。
すぐに妻にバルコニーがプール化してないかチェックしてもらったが、やはりプール化してはいない模様。
とすると、屋根など、住宅そのものの施工不良か、バルコニーのFRP防水の施工不良か、経年劣化か?
家は建ててから9年、まだハウスメーカーの瑕疵担保責任期間が残っているので、ひとまず雨漏りしたことの連絡をしておいて、現場確認のため自宅へ戻った。
ハウスメーカーの瑕疵担保責任を追及することになった場合のためにも、雨水の経路などを確認して、写真や動画で記録保存することが重要だ。
自宅に戻って、玄関の雨漏り個所を見ると、見事にウッドデッキにしているバルコニーの直下部分のみ。
妻が雨漏りを発見したときは、大雨のピーク直後だったためか、水滴がポタリポタリと落ちていたようだけれど、その時点では、壁紙が湿っている状況を確認できただけ。
隣接する寝室の窓のサッシからも数滴水が落ちたようだけれど、これは梁でも伝っていったのだろう。
1階での雨漏りの原因が2階とは限らないので、念のため、3階の屋根裏など、思い当たる部分をチェックするけれど、漏水の痕跡はない。
やはり2階のバルコニーが原因で間違いなさそう。
本命のベランダデッキにしているバルコニーに出て、2か所ある排水口を見ると、落ち葉が数枚あるものの、つまって、デッキ全体がプールになるようなレベルではないし、水が溜まった痕跡もない。
排水口周辺のFRP防水も亀裂などはなさそうに見える。
こうなると、ハウスメーカーに見てもらうしかない。
ただ、見せるためにもベランダデッキを撤去しておかないといけないのは明らか。
ならば撤去しつつ、自分でも見てもようということで、雨がやんだところで解体開始。
雨漏りした場所に近いところの床板から順に外していく。
床下は土埃、落葉、おもちゃなどがかなりたまっていて汚い。
そして、何枚か床板を外したところで、雨漏りの中心部と思われる部分に近いところの床、防水立ち上がり部分をじっくりと観察。
すると、あら???
防水立ち上がりの上端部分、モルタルとの接合部分の様子が一部おかしい!
モルタル外壁がぐしゃぐしゃになって、防水立ち上がりの上端の折り返し(プラスチックっぽい)部分が剥き出しになっていて、壁伝いに水が落ちれば入りそうな状況。
しかも、ここにはウッドデッキ床板があるので、床板からも雨水が流れ込み得る。
間違いなくこれが原因だと分かる。
そして、この状態になった理由は、サッシ下、外壁ギリギリまで張っていたウリンの床板がぶつかっていていたこと。
ハウスメーカーの施工不良ではなく、自分のウッドデッキ施工不良。
そんなわけで、原因が案外あっさりと特定できた(と思う)のでよかったけれど、改めて、ベランダデッキをDIYする場合、以下の点に注意しなければいけないと痛感した。
1 排水口はすぐに清掃できるようにしておき、定期的にゴミ詰まりなどをチェックすること
2 床板を張る際、FRP防水や外壁を傷めないよう、クリアランスを確保すること
ちなみに、この漏水原因箇所は、後日、アサヒペン モルタルパテで修理しておいた。
FRP防水の保護にもなるし、防水立ち上がりのために室内の床より大きく下がっているベランダの床の高さも室内とフラットに近くなるので使い勝手も格段に向上。
DIYで施工してから9年近く、なんの問題もなく使ってきたのだけれど・・・
先日、かなりの大雨が降った日の午後、外出先に妻から「玄関で雨漏りしてる!」との連絡。
雨漏りの場所をよく聞くと、どうも、2階のウッドデッキにしているバルコニーの直下部分だけで発生。
ベランダデッキでの雨漏りといえば、まず思い浮かぶのは、排水口のゴミ詰まりによるプール化。
プールと化したバルコニーの水が防水立ち上がりを超えれば、雨漏りに直結する。
でも、素人DIYだって、そんなことは織り込み済み。
排水口の部分は床板を貼らず、いつでも清掃できるようにして、時々はチェックしていた。
すぐに妻にバルコニーがプール化してないかチェックしてもらったが、やはりプール化してはいない模様。
とすると、屋根など、住宅そのものの施工不良か、バルコニーのFRP防水の施工不良か、経年劣化か?
家は建ててから9年、まだハウスメーカーの瑕疵担保責任期間が残っているので、ひとまず雨漏りしたことの連絡をしておいて、現場確認のため自宅へ戻った。
ハウスメーカーの瑕疵担保責任を追及することになった場合のためにも、雨水の経路などを確認して、写真や動画で記録保存することが重要だ。
自宅に戻って、玄関の雨漏り個所を見ると、見事にウッドデッキにしているバルコニーの直下部分のみ。
妻が雨漏りを発見したときは、大雨のピーク直後だったためか、水滴がポタリポタリと落ちていたようだけれど、その時点では、壁紙が湿っている状況を確認できただけ。
隣接する寝室の窓のサッシからも数滴水が落ちたようだけれど、これは梁でも伝っていったのだろう。
1階での雨漏りの原因が2階とは限らないので、念のため、3階の屋根裏など、思い当たる部分をチェックするけれど、漏水の痕跡はない。
やはり2階のバルコニーが原因で間違いなさそう。
本命のベランダデッキにしているバルコニーに出て、2か所ある排水口を見ると、落ち葉が数枚あるものの、つまって、デッキ全体がプールになるようなレベルではないし、水が溜まった痕跡もない。
排水口周辺のFRP防水も亀裂などはなさそうに見える。
こうなると、ハウスメーカーに見てもらうしかない。
ただ、見せるためにもベランダデッキを撤去しておかないといけないのは明らか。
ならば撤去しつつ、自分でも見てもようということで、雨がやんだところで解体開始。
雨漏りした場所に近いところの床板から順に外していく。
床下は土埃、落葉、おもちゃなどがかなりたまっていて汚い。
そして、何枚か床板を外したところで、雨漏りの中心部と思われる部分に近いところの床、防水立ち上がり部分をじっくりと観察。
すると、あら???
防水立ち上がりの上端部分、モルタルとの接合部分の様子が一部おかしい!
モルタル外壁がぐしゃぐしゃになって、防水立ち上がりの上端の折り返し(プラスチックっぽい)部分が剥き出しになっていて、壁伝いに水が落ちれば入りそうな状況。
しかも、ここにはウッドデッキ床板があるので、床板からも雨水が流れ込み得る。
間違いなくこれが原因だと分かる。
そして、この状態になった理由は、サッシ下、外壁ギリギリまで張っていたウリンの床板がぶつかっていていたこと。
ハウスメーカーの施工不良ではなく、自分のウッドデッキ施工不良。
そんなわけで、原因が案外あっさりと特定できた(と思う)のでよかったけれど、改めて、ベランダデッキをDIYする場合、以下の点に注意しなければいけないと痛感した。
1 排水口はすぐに清掃できるようにしておき、定期的にゴミ詰まりなどをチェックすること
2 床板を張る際、FRP防水や外壁を傷めないよう、クリアランスを確保すること
ちなみに、この漏水原因箇所は、後日、アサヒペン モルタルパテで修理しておいた。
2019年04月14日
ウッドデッキ床下の防虫対策
ウッドデッキの気になる点の一つに虫問題がある。
地面と床の間に空間ができて、日当たりも不十分、風通しも決して良くはないのだから、色々な虫が住み着く可能性は高い。
自分がDIYするウッドデッキは基本的に土の上に防草シートを敷いて、その上に砕石をまいてから施工している。
この作り方で、驚くほど床下に虫は発生しないのだけれど、梅雨時など、通路部分に作った地面との空間が狭い通気性の悪いウッドデッキ付近には、ヤスデが結構発生する。
多少のムシは構わないのだけれど、ヤスデのつぶれた時の臭いはたまらなく嫌いなので、数年前から対策を始めた。
春になると、ウッドデッキの一部を外して、床下に防虫剤の虫コロリアースを散布する。
何か所か板を外しては、散布するのを繰り返しておくのだけれど、この方法だと、地表に撒くのと比べて薬が飛散する心配もあまりないし、雨などでも流れにくいので、効果が長期間持続すると思う。
実際、年1回、こうして薬を散布するようになってから、ヤスデは明らかに激減。
蚊も減ったしゴキブリも見かけなくなった気がする。
ついでにナメクジの忌避剤も撒いておくと、完璧。
ウッドデッキの周辺に虫が少なくなれば、耐久性にもいい影響があるはずだし、虫が苦手で、ウッドデッキの床下を想像すると怖いという人には年一回、この対策がおすすめ。
ちなみに、施工から9年近く経過したウッドデッキの状態を確認するとこんな感じ。
根太に使っているウリンは全くと言っていいほど、変化なし。
床板のセランガンバツーも反りや小さいヒビはあるものの、腐っているといった様子は全くなし。
ここは、日当たりがよく、地面からの距離が近く、床下の湿気が多い、台風が来れば海水が降り注ぐ、我が家でも最も過酷な環境。
セランガンバツーの耐久性も相当なものだという事が分かる。
また、ハードウッドでのウッドデッキDIYには絶対的にオススメな堅気用ステンレスビス、錐込隊長の状態も全く錆無し、劣化なしで頼もしい限り。
地面と床の間に空間ができて、日当たりも不十分、風通しも決して良くはないのだから、色々な虫が住み着く可能性は高い。
自分がDIYするウッドデッキは基本的に土の上に防草シートを敷いて、その上に砕石をまいてから施工している。
この作り方で、驚くほど床下に虫は発生しないのだけれど、梅雨時など、通路部分に作った地面との空間が狭い通気性の悪いウッドデッキ付近には、ヤスデが結構発生する。
多少のムシは構わないのだけれど、ヤスデのつぶれた時の臭いはたまらなく嫌いなので、数年前から対策を始めた。
春になると、ウッドデッキの一部を外して、床下に防虫剤の虫コロリアースを散布する。
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何か所か板を外しては、散布するのを繰り返しておくのだけれど、この方法だと、地表に撒くのと比べて薬が飛散する心配もあまりないし、雨などでも流れにくいので、効果が長期間持続すると思う。
実際、年1回、こうして薬を散布するようになってから、ヤスデは明らかに激減。
蚊も減ったしゴキブリも見かけなくなった気がする。
ついでにナメクジの忌避剤も撒いておくと、完璧。
ウッドデッキの周辺に虫が少なくなれば、耐久性にもいい影響があるはずだし、虫が苦手で、ウッドデッキの床下を想像すると怖いという人には年一回、この対策がおすすめ。
ちなみに、施工から9年近く経過したウッドデッキの状態を確認するとこんな感じ。
根太に使っているウリンは全くと言っていいほど、変化なし。
床板のセランガンバツーも反りや小さいヒビはあるものの、腐っているといった様子は全くなし。
ここは、日当たりがよく、地面からの距離が近く、床下の湿気が多い、台風が来れば海水が降り注ぐ、我が家でも最も過酷な環境。
セランガンバツーの耐久性も相当なものだという事が分かる。
また、ハードウッドでのウッドデッキDIYには絶対的にオススメな堅気用ステンレスビス、錐込隊長の状態も全く錆無し、劣化なしで頼もしい限り。
Liebe【リーベ】硬質木材用ビス・錐込隊長 4.5(径)×51(長さ)mm(300本入)(1kg) |
タグ:虫対策
2019年02月10日
ハードウッドデッキ材のネット通販。DIYの強い味方!
まえおき
ウッドデッキをDIYしようと思ってホームセンターに行く、はもう古い!
種類豊富な高品質のハードウッドが庭先まで届くネット通販が断然お便利でお得。
一度使うと病み付きになり、ウッドデッキなどのDIYが身近になること間違いなし。
自分のウッドデッキDIYには欠かすことができないのがネットショップ。
一昔前ならホームセンターでSPF材を買い込んで軽トラックをレンタルして運搬なんてのがDIYの標準スタイルだったかもしれない。
今でもホームセンターに行くと、それと思しき人を見かけることもしばしばある。
でも、ホームセンターではハードウッドの種類、寸法、値段いずれもネット通販には敵わない。
おまけに重たくて、長いハードウッドを自分で運ぶのは大変。
それらを一度に解決してくれるのがネット通販。
ネットショップのメリット
・作業現場まで素早く丁寧に運んでくれる。
・ホームセンターより安い
・短時間で複数のお店を比較できる
・ホームセンターより種類、サイズが圧倒的に豊富
・ホームセンターより高品質
・アウトレットやセール活用でコストダウンが可能
ウッドデッキ材に限らず、通販全般に言えるのかもしれないけれど、客は商品を指定するところまで。
ホームセンターの店頭販売なら、お店側は在庫を陳列するだけですむ。
でも、ネット通販では具体的な物は、一本一本状態の違う木材の中からお店側が選ばなければならず、クレームにならないよう、それなりのものを選ぶ責任をお店側が負わざるを得ない。
その結果、まともなものが届くことに繋がりやすいのではないかな。
まだハードウッドを使う前、ホームセンターでウエスタンレッドシダーを買っていた事があるけれど、後から思うと、値段も高いし、大きな節があって、穴のようになっていて、ネット通販ならアウトレットになりそうなものも、限られた在庫の中なので、仕方なく正規の値段で買っていた。
そんな経験もあって、その後はネット通販専門。
以下は、自分が実際にウッドデッキやフェンスをDIYするためにハードウッドを買ったことのあるお店。
個人的感想だし、時間の経過とともに変わることもあるとは思うので、参考まで。
リーベ
最初に知った頃はほとんどウッドデッキ用の木材と関連商品位だったけれど、どんどん事業を拡大している模様。
一時、事業拡大に作業が追い付いてない雰囲気があったけれど、2018年秋に注文してみたところ、対応、木材ともに問題なし。信頼性も回復!
HPも見やすくなったし、なんでかなぁ、と思ったらどうやら大きな会社の参加に入ってテコ入れされた模様。
扱う品種、規格が多いので、痒いところに手が届くのが最大の魅力。
木工ランド
リーベと並んで古くからあるお店。
一時はウリンを在庫していなかったこともあり、木材のサイズの種類が少なくて個人的にはあまり使ってない。
とはいえ、以前、購入した際は、問題なく届いたし、品質もよかった印象。
ここもHPは見やすい。
サニーウッド
リーベ、木工ランドと比べれば後発。
少なくともウッドデッキ用のネット通販で検索でヒットするようになったのは。
私が使ったのは、ウリンの床材購入だったが、とにかく綺麗な木で、梱包もラップでミイラ状態で届いて、感心したのを覚えている。
久しぶりにHPを見たら、以前の純朴な感じからかなり洗練された感じで、取扱樹種も増えている。
ただ、以前はあった2万円以上送料無料はなくなり、送料は見積り。
さらに木材の価格も相対的に高め。
一回のカット無料サービスを謳っているけれど、大半の樹種が対象外。
実際はほとんど意味のないサービスとなっていて、どーなの?という感じ。
前はお気に入りだったのだけれど、注文前によく確認することを勧めたい。
BEST WOOD(有限会社小山商店)
ここは、結構古くからあったのだと思うけれど送料が見積りでないとわからないので、敬遠していた。
しかし、2度ほどウリンとイペを買ったとき、送られてきた木材はやはりとても高品質だった。
送料見積りのひと手間があるだけで、決して高くない。
時々、在庫のページを見ていると、セール品も出ていて、それは結構お買い得なので、チェックしておいてお損はない。
あとは、他であまり見ないアフぜリアという素足で歩ける木材とか、和栗などの和材を扱っているのが特徴的。
まとめ
ここで挙げたのは数あるウッドデッキ材ネットショップのごく一部。
今は数年前に比べるとかなりたくさんの店が乱立していて、選ぶのはなかなか大変。
販売しているハードウッドの種類、規格、値段・品質・送料など、お店毎に違いがあるので、迷ったら少量ずつ頼んで様子をみるなどしてもいいと思う。
2019年01月31日
ウッドデッキの床板に使うハードウッドはウリン?セランガンバツー?
一言にハードウッドといっても少しづつ特徴がある。
ウッドデッキをDIYする際には、各ハードウッドの特徴を踏まえて選びたいところ。
ウッドデッキをDIYすることの魅力、メリットの一つにウッドデッキに使用するハードウッドの種類を自由に選べる点がある。
値段、品質、特徴を使い分けることで、最低限のコストで自分に合った使い勝手のいいウッドデッキが作れる。
これを専門業者に頼むのはなかなか難しいはず。
小ロットで色々な種類を仕入れるのは面倒だし、仕入れ値が高くついて、製作費も高くなるだろうし、施工上もイチイチ使い分けるなんてやってられないはずだから。
でも、DIYならば、見えないところ、見えるところ、子供が触るところ、触らないところ、目立つところ、目立たないところ、などの違いに応じて選ぶことができる。
まず、やはりウッドデッキのメインとなるのは床板。
自分の場合、今までに、ウッドデッキやフェンスのDIYでウリン、イペ、サイプレス、セランガンバツー、イタウバを使ったことがある。
耐久性はウリン、イペが30年以上など、別格であとは似たようなもので、15-20年などとされているけれど、仕上がりの美しさもやはりウリン、イペは別格な感じがする。
ネットで調べたりすると、始めてのウッドデッキDIYで全体をウリンで作るのは大変だという意見もあって、二の足を踏んでしまうことも多いと思う。
確かに、ハードウッドの中でもウリンとイペの硬さは別格なのは確か。
例えば、床下で湿気にさらされる事が多い束柱にはウリンを使えばベスト。
初めてウリンを切断したり、下穴を開けると、多少、時間はかかるかもしれないけれど、道具や手順を誤らなければ大丈夫だし、何より他のセランガンバツーなどのハードウッドが柔らかく感じられるようになるので、修行にも最適。
ただし、ウリンなどハードウッドを使う場合、ビスは安いホームセンターオリジナルではなく、必ず堅木用ステンレスビス(記事 )を使う。
しかし、一方で、ウリンでなくても実用性としては十分だと思う。
結婚式のオプション選択のように「折角だから」「この際だから」となると、全部ウリン、イペとなるのだけれど、使い始めてから10年近く経った現時点での印象として、30年以上もつとされているアイアンウッドのウリンや、イペは、家が朽ち果ててもなお残る位のものではないかと思うほどの耐久性がありそう。
そこまでやるとオーバースペックなのではないかという気もするし、もし他のハードウッドを使ってみて、万一だめになれば床板だけ交換すれば済む話。
耐久性が15〜20年とされるウリン以外のバツーなどのハードウッドも、果たしてその程度の年数で駄目になるのか、怪しい気もするし、仮に駄目になれば同じく張り替えればいいだけ。
それができる、できる技術を身につけられるのがDIYの魅力じゃないだろうか。
もちろん、どうせ作るなら、もう2度と手を入れないで済むような頑丈なものを作りたいという考えであれば、断然ウリン、イペがお勧め。
サイプレスはひび割れが気になるので、基本的にはセランガンバツー、少し余裕があれば素足もいけるイタウバでよいと思う。
自分か思うハードウッドの樹種事の特徴は以下のような感じ。
色々なサイトなどで説明されているとおり、硬くて重い。
加工における特徴は丸ノコを使用して、下穴をあけるという基本さえ守れば、他のハードウッドと同じとも言える。
しかし、ここで挙げているイペとウリン以外のハードウッドは下穴がなくても、堅木専用ビス(錐込隊長)を使えば、刺さらないことはないけれど、この2種類は経験上、まず無理という意味では明らかに別格の堅さ。
重いため、高所に大きな梁として使うような場合は結構しんどいかもしれないけれど、知恵を使えば何とかなる。
見た目の美しさの持続性と耐久性(腐るかどうかというよりも、反り、曲がり、ひび割れなどの変化の少なさという意味)は、イペと並んで抜群。
難点を上げるなら樹液。
ネット通販などでは、過小評価していると思う。
2〜3年程度は雨が降ると、とか、漂白剤を使うときれいになる、という説明がなされていることが多いけれど、樹液は自分の経験上、10年近く経過しても、雨が降ると、垂れるしずくが赤みを帯びているので、続いている。
これが色素の浸透しやすい外壁やコンクリートブロックなどに付着すると、漂白剤を使っても簡単には落ちなくなるし、漂白剤なんてどこでもかんでも使えるものでもない。
白い外壁の上部などにフェンスを作る場合などは、ウリンは避けたほうが無難というのが自分の意見。
重さはウリン同等くらいか、少し軽いか?硬さはウリン以上という印象。
とはいっても、丸ノコ、下穴の基本を守ればDIYでの十分加工可能。
ウリンより高価だけれど、ウリンの濃い色と違い白みがかった美しい色と、耐久性は素晴らしいものがある。
ウリンのデメリットである樹液がないので、白い外壁の上にフェンスを設置するような場合でも問題がない。
ただ、自分的には、ウリンがだめならイペというよりは、セランガンバツーで充分なのではないかと思う。
ウリンより柔らかく比較するとかなり加工し易いし、曲げ易いので、床板を貼る際の曲がりの矯正も楽。
匂いや香りはほとんどなく、樹液も気になるようなものはない。
価格も安めなので、最近は最もよく使っている、合理的なハードウッド。
セランガンバツーの耐久性はネット通販などでは15年などとある。
自分の経験上、最も時間が経ったものが9年ほどだけれど、今のところ多少のひび割れなどはあっても腐るような気配はないので、相当もつのではないかと期待している。
これも硬さはセランガンバツーと同じような印象だけど、セランガンバツーよりもっと加工し易いかもしれない。
イタウバはかなり油分の多い印象で、そのためか、独特の香りが結構強い。
もしかすると好き嫌いがあるので、サンプル入手してみてもいいかもしれない。
ただ、それは数年でほぼ消えるようだ。
樹液も気になるようなものはない。
そして、最大の特徴というか、売り文句となっているのが、素足でも歩けるということ。
油分の多さと繊維が柔らかいためだと思うが、確かに危ないササクレはできていないし、現に我が家でも素足で歩ける。
イタウバよりは少し高いかもしれない。
屋上デッキの床面にイタウバを使っているけれど、施工から9年ほど経っても劣化はほとんど見られない。
いわゆるシルバーグレーに変色したように見えたけれど、高圧洗浄機で掃除したら、かなり綺麗な色に戻った。
同時期施工のセランガンバツーよりも、綺麗な色に戻ったので、耐久性は相当なものではないかと思っている。
サイプレスの場合、切断する際の硬さは、ウリンよりかなり柔らかい印象だが、しなる柔らかさというのか、ねばりはほとんどないのが特徴的。
サイプレスにもグレードはあるかもしれないが、自分の使った印象としては、経年で発生する小さなひび割れは結構気になる。ササクレっぽくもなるので、子供が素足というのにも向かない感じがする。
樹液は気にならない。
サイプレスの最大の特徴はヒノキのようなとてもいい香りがすること。
ある程度時間が経つと、ほとんど分からなくなるけれど、雨上がりにはフンワリと香るので、これは結構魅力的。
値段はセランガンバツーと同じか、より安いか、という感じだと思う。
耐久性を考えれば束柱はウリンがベストだけれど、施工容易性、コストなどのバランスを考えれば、束柱も含めて基本的には全体を上の3種類あたりから選んで、見えない部分にはそれらのアウトレットなどを使う、ということでもよいかとは思う。
何はともあれ、あまり考えすぎて、材料を考えること1年なんてのもしょうがないので、案ずるより産むが易し、まずはサンプルでも取り寄せて、動いてみるのがオススメ。
ウッドデッキをDIYする際には、各ハードウッドの特徴を踏まえて選びたいところ。
※雨に濡れたセランガンバツーのウッドデッキ床面
ウッドデッキをDIYすることの魅力、メリットの一つにウッドデッキに使用するハードウッドの種類を自由に選べる点がある。
値段、品質、特徴を使い分けることで、最低限のコストで自分に合った使い勝手のいいウッドデッキが作れる。
これを専門業者に頼むのはなかなか難しいはず。
小ロットで色々な種類を仕入れるのは面倒だし、仕入れ値が高くついて、製作費も高くなるだろうし、施工上もイチイチ使い分けるなんてやってられないはずだから。
でも、DIYならば、見えないところ、見えるところ、子供が触るところ、触らないところ、目立つところ、目立たないところ、などの違いに応じて選ぶことができる。
まず、やはりウッドデッキのメインとなるのは床板。
自分の場合、今までに、ウッドデッキやフェンスのDIYでウリン、イペ、サイプレス、セランガンバツー、イタウバを使ったことがある。
耐久性はウリン、イペが30年以上など、別格であとは似たようなもので、15-20年などとされているけれど、仕上がりの美しさもやはりウリン、イペは別格な感じがする。
ネットで調べたりすると、始めてのウッドデッキDIYで全体をウリンで作るのは大変だという意見もあって、二の足を踏んでしまうことも多いと思う。
確かに、ハードウッドの中でもウリンとイペの硬さは別格なのは確か。
例えば、床下で湿気にさらされる事が多い束柱にはウリンを使えばベスト。
初めてウリンを切断したり、下穴を開けると、多少、時間はかかるかもしれないけれど、道具や手順を誤らなければ大丈夫だし、何より他のセランガンバツーなどのハードウッドが柔らかく感じられるようになるので、修行にも最適。
ただし、ウリンなどハードウッドを使う場合、ビスは安いホームセンターオリジナルではなく、必ず堅木用ステンレスビス(記事 )を使う。
しかし、一方で、ウリンでなくても実用性としては十分だと思う。
結婚式のオプション選択のように「折角だから」「この際だから」となると、全部ウリン、イペとなるのだけれど、使い始めてから10年近く経った現時点での印象として、30年以上もつとされているアイアンウッドのウリンや、イペは、家が朽ち果ててもなお残る位のものではないかと思うほどの耐久性がありそう。
そこまでやるとオーバースペックなのではないかという気もするし、もし他のハードウッドを使ってみて、万一だめになれば床板だけ交換すれば済む話。
耐久性が15〜20年とされるウリン以外のバツーなどのハードウッドも、果たしてその程度の年数で駄目になるのか、怪しい気もするし、仮に駄目になれば同じく張り替えればいいだけ。
それができる、できる技術を身につけられるのがDIYの魅力じゃないだろうか。
もちろん、どうせ作るなら、もう2度と手を入れないで済むような頑丈なものを作りたいという考えであれば、断然ウリン、イペがお勧め。
サイプレスはひび割れが気になるので、基本的にはセランガンバツー、少し余裕があれば素足もいけるイタウバでよいと思う。
自分か思うハードウッドの樹種事の特徴は以下のような感じ。
色々なサイトなどで説明されているとおり、硬くて重い。
加工における特徴は丸ノコを使用して、下穴をあけるという基本さえ守れば、他のハードウッドと同じとも言える。
しかし、ここで挙げているイペとウリン以外のハードウッドは下穴がなくても、堅木専用ビス(錐込隊長)を使えば、刺さらないことはないけれど、この2種類は経験上、まず無理という意味では明らかに別格の堅さ。
重いため、高所に大きな梁として使うような場合は結構しんどいかもしれないけれど、知恵を使えば何とかなる。
見た目の美しさの持続性と耐久性(腐るかどうかというよりも、反り、曲がり、ひび割れなどの変化の少なさという意味)は、イペと並んで抜群。
難点を上げるなら樹液。
ネット通販などでは、過小評価していると思う。
2〜3年程度は雨が降ると、とか、漂白剤を使うときれいになる、という説明がなされていることが多いけれど、樹液は自分の経験上、10年近く経過しても、雨が降ると、垂れるしずくが赤みを帯びているので、続いている。
これが色素の浸透しやすい外壁やコンクリートブロックなどに付着すると、漂白剤を使っても簡単には落ちなくなるし、漂白剤なんてどこでもかんでも使えるものでもない。
白い外壁の上部などにフェンスを作る場合などは、ウリンは避けたほうが無難というのが自分の意見。
重さはウリン同等くらいか、少し軽いか?硬さはウリン以上という印象。
とはいっても、丸ノコ、下穴の基本を守ればDIYでの十分加工可能。
ウリンより高価だけれど、ウリンの濃い色と違い白みがかった美しい色と、耐久性は素晴らしいものがある。
ウリンのデメリットである樹液がないので、白い外壁の上にフェンスを設置するような場合でも問題がない。
ただ、自分的には、ウリンがだめならイペというよりは、セランガンバツーで充分なのではないかと思う。
ウリンより柔らかく比較するとかなり加工し易いし、曲げ易いので、床板を貼る際の曲がりの矯正も楽。
匂いや香りはほとんどなく、樹液も気になるようなものはない。
価格も安めなので、最近は最もよく使っている、合理的なハードウッド。
セランガンバツーの耐久性はネット通販などでは15年などとある。
自分の経験上、最も時間が経ったものが9年ほどだけれど、今のところ多少のひび割れなどはあっても腐るような気配はないので、相当もつのではないかと期待している。
これも硬さはセランガンバツーと同じような印象だけど、セランガンバツーよりもっと加工し易いかもしれない。
イタウバはかなり油分の多い印象で、そのためか、独特の香りが結構強い。
もしかすると好き嫌いがあるので、サンプル入手してみてもいいかもしれない。
ただ、それは数年でほぼ消えるようだ。
樹液も気になるようなものはない。
そして、最大の特徴というか、売り文句となっているのが、素足でも歩けるということ。
油分の多さと繊維が柔らかいためだと思うが、確かに危ないササクレはできていないし、現に我が家でも素足で歩ける。
イタウバよりは少し高いかもしれない。
屋上デッキの床面にイタウバを使っているけれど、施工から9年ほど経っても劣化はほとんど見られない。
いわゆるシルバーグレーに変色したように見えたけれど、高圧洗浄機で掃除したら、かなり綺麗な色に戻った。
同時期施工のセランガンバツーよりも、綺麗な色に戻ったので、耐久性は相当なものではないかと思っている。
サイプレスの場合、切断する際の硬さは、ウリンよりかなり柔らかい印象だが、しなる柔らかさというのか、ねばりはほとんどないのが特徴的。
サイプレスにもグレードはあるかもしれないが、自分の使った印象としては、経年で発生する小さなひび割れは結構気になる。ササクレっぽくもなるので、子供が素足というのにも向かない感じがする。
樹液は気にならない。
サイプレスの最大の特徴はヒノキのようなとてもいい香りがすること。
ある程度時間が経つと、ほとんど分からなくなるけれど、雨上がりにはフンワリと香るので、これは結構魅力的。
値段はセランガンバツーと同じか、より安いか、という感じだと思う。
耐久性を考えれば束柱はウリンがベストだけれど、施工容易性、コストなどのバランスを考えれば、束柱も含めて基本的には全体を上の3種類あたりから選んで、見えない部分にはそれらのアウトレットなどを使う、ということでもよいかとは思う。
何はともあれ、あまり考えすぎて、材料を考えること1年なんてのもしょうがないので、案ずるより産むが易し、まずはサンプルでも取り寄せて、動いてみるのがオススメ。
2019年01月09日
ハードウッド製ウッドデッキDIYの期間は?
ハードウッドを使ったウッドデッキをDIYする場合に必要な日数はどのくらいか。
まず、素人が一人でウッドデッキを作れるのか、という点については間違いなく可能。
自分はすべて一人でやっているのでこれは間違いなし。
ちなみに、当方のスペックは身長177cm、60kgの事務系サラリーマンという超平凡。
全工程を1人で作るとして、今の自分ならば3×4mの単純な長方形のウッドデッキなら2日あればできると思う。
ステップ型で高さや、床板の方向を変えた5m×3mで、4日くらいかかったケースもある。
もう少し複雑な形状だったり、パーゴラ付きだったりすれば、さらにかかるけれど、こういう心配をする人がいきなり作るレベルのものでもない。
ただし、設計したり、材料をネット通販で購入し、配達されるまでの期間はこれとは別に必要。
ハードウッド、ビス、丸ノコなどの工具が全て揃った状態で作業開始してからはその程度の日数かあればできると思う。
では、多少の日曜大工の経験があるけれどウッドデッキのDIYは初めてという人ならどうかというと、作業日数として、10日くらい見ておけば十分できるのではないだろうか。
週末だけで作業して2か月位なので、少し長い印象だけれど、これ以上はかからないと思う。
個人の資質(あまり細かいことに拘る性格の人は当然長期化するはず)に依るところも大きいので、一概には言えないのはもちろんだけれど初めてのウッドデッキDIYなら多少の手戻り、やり直しは当たり前、諦めなければ必ず完成するので、怪我だけはしないように、慎重かつ大胆にやってみてほしいと思う。
まず、素人が一人でウッドデッキを作れるのか、という点については間違いなく可能。
自分はすべて一人でやっているのでこれは間違いなし。
ちなみに、当方のスペックは身長177cm、60kgの事務系サラリーマンという超平凡。
全工程を1人で作るとして、今の自分ならば3×4mの単純な長方形のウッドデッキなら2日あればできると思う。
ステップ型で高さや、床板の方向を変えた5m×3mで、4日くらいかかったケースもある。
もう少し複雑な形状だったり、パーゴラ付きだったりすれば、さらにかかるけれど、こういう心配をする人がいきなり作るレベルのものでもない。
ただし、設計したり、材料をネット通販で購入し、配達されるまでの期間はこれとは別に必要。
ハードウッド、ビス、丸ノコなどの工具が全て揃った状態で作業開始してからはその程度の日数かあればできると思う。
では、多少の日曜大工の経験があるけれどウッドデッキのDIYは初めてという人ならどうかというと、作業日数として、10日くらい見ておけば十分できるのではないだろうか。
週末だけで作業して2か月位なので、少し長い印象だけれど、これ以上はかからないと思う。
個人の資質(あまり細かいことに拘る性格の人は当然長期化するはず)に依るところも大きいので、一概には言えないのはもちろんだけれど初めてのウッドデッキDIYなら多少の手戻り、やり直しは当たり前、諦めなければ必ず完成するので、怪我だけはしないように、慎重かつ大胆にやってみてほしいと思う。
タグ:時間
2019年01月07日
ウッドデッキをDIYする3つの理由
自分がウッドデッキをDIYする理由。
3点目はあまり言われる事がないけれど、自分的にはかなり大きいと感じている。
自分の手で作っておけば修理や追加工事によるバージョンアップ、場合によっては解体撤去も好きなようにできてしまうということのメリットは非常に大きい。
例えばウッドデッキ専門業者に設置工事を頼むとすると、その時点でこの先当面はそのまま使うことを前提に、どんなオプション工事をつけるとか、でもそれには資金が足りないとか、その時点で腹を決めないといけない。
でも、ウッドデッキDIYしてしまえば(できるようになってしまえば)、取り敢えずはベースのウッドデッキ部分だけ作ってみて、使い勝手や利用頻度に合わせて順次拡大したり、洗濯物干しやブランコ、パーゴラなどのパーツを追加していくことも意のままになる。
自分がウッドデッキDIYを始めたのは節約するためという部分が大きかったけれど、今はむしろ、このメリットにかなり魅力を感じている。
お金に余裕があって、他にやるべきこともあって、業者に頼むことがあらゆる意味で合理的、という人もいるとは思う。
でも、少しでも自分でやってみようかなと思える人は、あまり難しく考えずにまずはDIYしてみるといいと思う。
自分のものなんだから仮に失敗したとしても、やり直せばいいだけのこと。
失敗というと尻込みしてしまいそうだけれど、ネットで検索してもウッドデッキDIYに失敗して完成しなかったなんて見たことがない。
大なり小なり失敗はあっても最後は完成させて、満足してる人が大半だからじゃないだろうか。
仮に失敗して手戻りで材料を多少無駄にしてしまったとしても業者に頼む費用とは比べものにならないはず。
それなりの値段のするハードウッドのウッドデッキならなおさら。
頼むのだから、人件費、一定の利益がかかるのは当然、その部分を自分がDIYでやることで節約しているのはもちろんだけれど、他にもDIYで安くできる理由がある。
どういうことかというと、
専門業者にウッドデッキ製作などを頼むと、基本的には見えるとこも見えないとこも全体を同じグレード、樹種で造ることになるのが普通。
なぜって、いくら事前に「見えない部分は少し質を落としたものにします」と説明していたって、その意味、どの程度なら大丈夫か、よく分かっていない素人さんが、しばらくして何かの折に、床板を剥がして、基礎部分を見たときに見栄えの悪い材料が使われていたら手抜き工事だと大騒ぎになりかねない。
まして施工業者と違う業者が「これはひどい」なんて余計な助言でもしようもんならもう大変。
そんな厄介ごとの種をまくくらいなら、どうせ発注者が払うんだから全て同じ樹種、グレードで作ったほうが準備も作業も楽。
しかし、それならまだまともな業者さんだけれど、さらに質が悪いのは、実際には利幅を大きくするため、見えない部分で質の悪いB級品を使う工夫はしているのに、A級品との差額がそれは業者が利益として懐に収めて、発注者に還元しないケース。
中小業者の多いこのリフォーム業者などなら、後のトラブル回避まで考えず、そういう残念な行為に及ぶところも少なくはないんじゃないだろうか。
でも、DIYでウッドデッキを作るなら、例えば、見えない部分は耐久性が同じならば、見栄えや形の悪いアウトレットでも構わないといった、メリハリある材料選択ができて、確実に自分の節約につなげられる。
また、仕入れを複数のネットショップから、1番安いタイミングで仕入れたりすることでも、耐久性は確保しつつコストを抑えるための努力ができる。
なにはともあれ、完成したときの達成感、満足感、自信は最大の魅力。
その自信と実力を活かして、私はいつの間にかフェンス、パーゴラ、屋根裏部屋など、次々と挑戦して作り上げることができた。
少しでも多くの人が、なるべく簡単に好みのハードウッドのウッドデッキをローコストで作れる方法を紹介しているので、興味のある方は、是非、難しく考え過ぎずに挑戦してもらいたい。
大きな達成感・満足感
自分の作りたいウッドデッキを計画し、DIYを実行して作り上げることで大きな達成感を得られる。
さらに、そのウッドデッキを家族や自分が有効に活用すると、買ったのとは別格の大きな満足感を得られること間違いなし。
節約できる
専門業者やリフォーム業者に頼むより、いい材料を使っても、確実に安く作ることができる。
メンテナンスやアレンジが自由自在
DIYしたウッドデッキは自分でメンテナンスやカスタムができる。
構造がわかっているし、何より一度ウッドデッキを完成させた自信があれば大概のことはDIYでできてしまう。
3点目はあまり言われる事がないけれど、自分的にはかなり大きいと感じている。
自分の手で作っておけば修理や追加工事によるバージョンアップ、場合によっては解体撤去も好きなようにできてしまうということのメリットは非常に大きい。
例えばウッドデッキ専門業者に設置工事を頼むとすると、その時点でこの先当面はそのまま使うことを前提に、どんなオプション工事をつけるとか、でもそれには資金が足りないとか、その時点で腹を決めないといけない。
でも、ウッドデッキDIYしてしまえば(できるようになってしまえば)、取り敢えずはベースのウッドデッキ部分だけ作ってみて、使い勝手や利用頻度に合わせて順次拡大したり、洗濯物干しやブランコ、パーゴラなどのパーツを追加していくことも意のままになる。
自分がウッドデッキDIYを始めたのは節約するためという部分が大きかったけれど、今はむしろ、このメリットにかなり魅力を感じている。
お金に余裕があって、他にやるべきこともあって、業者に頼むことがあらゆる意味で合理的、という人もいるとは思う。
でも、少しでも自分でやってみようかなと思える人は、あまり難しく考えずにまずはDIYしてみるといいと思う。
自分のものなんだから仮に失敗したとしても、やり直せばいいだけのこと。
失敗というと尻込みしてしまいそうだけれど、ネットで検索してもウッドデッキDIYに失敗して完成しなかったなんて見たことがない。
大なり小なり失敗はあっても最後は完成させて、満足してる人が大半だからじゃないだろうか。
仮に失敗して手戻りで材料を多少無駄にしてしまったとしても業者に頼む費用とは比べものにならないはず。
それなりの値段のするハードウッドのウッドデッキならなおさら。
頼むのだから、人件費、一定の利益がかかるのは当然、その部分を自分がDIYでやることで節約しているのはもちろんだけれど、他にもDIYで安くできる理由がある。
どういうことかというと、
専門業者にウッドデッキ製作などを頼むと、基本的には見えるとこも見えないとこも全体を同じグレード、樹種で造ることになるのが普通。
なぜって、いくら事前に「見えない部分は少し質を落としたものにします」と説明していたって、その意味、どの程度なら大丈夫か、よく分かっていない素人さんが、しばらくして何かの折に、床板を剥がして、基礎部分を見たときに見栄えの悪い材料が使われていたら手抜き工事だと大騒ぎになりかねない。
まして施工業者と違う業者が「これはひどい」なんて余計な助言でもしようもんならもう大変。
そんな厄介ごとの種をまくくらいなら、どうせ発注者が払うんだから全て同じ樹種、グレードで作ったほうが準備も作業も楽。
しかし、それならまだまともな業者さんだけれど、さらに質が悪いのは、実際には利幅を大きくするため、見えない部分で質の悪いB級品を使う工夫はしているのに、A級品との差額がそれは業者が利益として懐に収めて、発注者に還元しないケース。
中小業者の多いこのリフォーム業者などなら、後のトラブル回避まで考えず、そういう残念な行為に及ぶところも少なくはないんじゃないだろうか。
でも、DIYでウッドデッキを作るなら、例えば、見えない部分は耐久性が同じならば、見栄えや形の悪いアウトレットでも構わないといった、メリハリある材料選択ができて、確実に自分の節約につなげられる。
また、仕入れを複数のネットショップから、1番安いタイミングで仕入れたりすることでも、耐久性は確保しつつコストを抑えるための努力ができる。
なにはともあれ、完成したときの達成感、満足感、自信は最大の魅力。
その自信と実力を活かして、私はいつの間にかフェンス、パーゴラ、屋根裏部屋など、次々と挑戦して作り上げることができた。
少しでも多くの人が、なるべく簡単に好みのハードウッドのウッドデッキをローコストで作れる方法を紹介しているので、興味のある方は、是非、難しく考え過ぎずに挑戦してもらいたい。
2019年01月06日
12V仕様ガーデンライトで格安ライトアップ
7年ほど前に庭をウッドデッキ化した際に、設置していた12V仕様のガーデンライトが劣化してしまったので、交換。時代は変わり、ガーデンライトは格安で買えるし、しかも高性能。これには驚き!
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〔注〕12Vは専門資格が不要で。簡単に接続できるコネクタのついたDIYライトがあり、電気の専門知識がない方も手軽に楽しめます。
続きを読む場合はこちら
2019年01月02日
ベランダデッキの本格的DIYそれともデッキパネル?メリット・デメリットは?
いまいち有効活用できていないベランダ(バルコニー?テラス?)を有意義な生活空間に変えてくれるのがベランダデッキ。
ベランダデッキと一口に言っても、作り方は大きく分けて以下の2とおりある。
(1)デッキパネルを購入して並べる方法
最近はハードウッドのパネルや人口木のパネルも豊富になっているし、サイズ調整もベースの樹脂をハサミなどでカットするだけでできるようになり、以前のように、中途半端な隙間ができにくくなってきている。
(2)ウッドデッキDIYと同様に製作する方法
それぞれ一長一短あるので、まとめてみる。
<メリット>
・昔より、高耐久の本格派ハードウッドのパネルが登場している。初心者でも手軽にウッドデッキの良さを味わえる。
・電動工具などが不要で、騒音・粉塵がないいため、近所迷惑にならない。
・簡単に撤去できるので、共用部分のバルコニーでも施工可能。
・引っ越し時など、持っていくことが簡単なので、賃貸住宅などに適している。
<デメリット>
・ベランダやバルコニーの水勾配を補正せず置くだけなので、テーブルなどが傾く。
・バルコニーなどの水切りのための壁の段差を解消できないので、室内からのつながりは出にくい。
・パネルのサイズに縛られるので、細部でのサイズの融通が利かない(昔よりは改善された)
・水勾配を補正しようとすると、大掛かりになり、お手軽というメリットがなくなる。
・耐久性の高いハードウッドのデッキパネルは高額(ウッドデッキのようにDIYする場合との比較)
・ハードウッドの樹種が少ない。
・ソフトウッドのパネルの場合、2年程度でパネルが分解し始める場合が多い。
<メリット>
・耐久性の高いハードウッドをデッキパネルより安く作ることができる。
・色、風合いなどが好きなハードウッドを選ぶことができる。
・水勾配を補正することで、ほぼ水平な空間を作り出すことができる。
・高さを調整すれば、壁の立ち上がり段差を解消できるので、室内と一体感が出やすい。
<デメリット>
・電動工具などが必要で、レンタルか購入する必要がある。
・DIYによる騒音、粉塵が発生する為、近所迷惑になる場合がある。
・撤去、搬出が簡単ではないため、共用部分のバルコニーなどでは事前の慎重な検討や設計の工夫が必要。
・賃貸住宅など短期間での引っ越しを予定する場合には適さない。
・根太の上に床板を貼る、という本格的なDIYが必要になる。
ベランダデッキの2つの作り方のうち、どちらがおすすめなのかは、正直どちらとも言い難い。
まさに一長一短。
その家の状況、住む人の価値観次第。
メリット、デメリットも十分に考慮の上、自分に最も合った方法で一日も早く快適なベランダデッキを満喫してもらいたい。
1 作り方
ベランダデッキと一口に言っても、作り方は大きく分けて以下の2とおりある。
(1)デッキパネルを購入して並べる方法
最近はハードウッドのパネルや人口木のパネルも豊富になっているし、サイズ調整もベースの樹脂をハサミなどでカットするだけでできるようになり、以前のように、中途半端な隙間ができにくくなってきている。
(2)ウッドデッキDIYと同様に製作する方法
それぞれ一長一短あるので、まとめてみる。
2 デッキパネルを使用する方法のメリットとデメリット
<メリット>
・昔より、高耐久の本格派ハードウッドのパネルが登場している。初心者でも手軽にウッドデッキの良さを味わえる。
・電動工具などが不要で、騒音・粉塵がないいため、近所迷惑にならない。
・簡単に撤去できるので、共用部分のバルコニーでも施工可能。
・引っ越し時など、持っていくことが簡単なので、賃貸住宅などに適している。
<デメリット>
・ベランダやバルコニーの水勾配を補正せず置くだけなので、テーブルなどが傾く。
・バルコニーなどの水切りのための壁の段差を解消できないので、室内からのつながりは出にくい。
・パネルのサイズに縛られるので、細部でのサイズの融通が利かない(昔よりは改善された)
・水勾配を補正しようとすると、大掛かりになり、お手軽というメリットがなくなる。
・耐久性の高いハードウッドのデッキパネルは高額(ウッドデッキのようにDIYする場合との比較)
・ハードウッドの樹種が少ない。
・ソフトウッドのパネルの場合、2年程度でパネルが分解し始める場合が多い。
3 ウッドデッキDIYと同様に製作する場合のメリット・デメリット
<メリット>
・耐久性の高いハードウッドをデッキパネルより安く作ることができる。
・色、風合いなどが好きなハードウッドを選ぶことができる。
・水勾配を補正することで、ほぼ水平な空間を作り出すことができる。
・高さを調整すれば、壁の立ち上がり段差を解消できるので、室内と一体感が出やすい。
<デメリット>
・電動工具などが必要で、レンタルか購入する必要がある。
・DIYによる騒音、粉塵が発生する為、近所迷惑になる場合がある。
・撤去、搬出が簡単ではないため、共用部分のバルコニーなどでは事前の慎重な検討や設計の工夫が必要。
・賃貸住宅など短期間での引っ越しを予定する場合には適さない。
・根太の上に床板を貼る、という本格的なDIYが必要になる。
4 おすすめのベランダデッキ製作法
ベランダデッキの2つの作り方のうち、どちらがおすすめなのかは、正直どちらとも言い難い。
まさに一長一短。
その家の状況、住む人の価値観次第。
メリット、デメリットも十分に考慮の上、自分に最も合った方法で一日も早く快適なベランダデッキを満喫してもらいたい。
2019年01月01日
丸ノコはケガに注意して使うべし!
ケガの危険のある工具とよく言われる丸ノコ。
恐れすぎることもないけれど、注意は必要。
ウッドデッキをDIYして、節約しようと思ったのに、大ケガして治療費がかかったりしたのでは元も子もないのだけれど、ケガが多いとしてよく挙げられるものにハードウッドDIYには欠かすことのできない電気丸ノコがある。
丸ノコは、ネットで使い方などを調べれば真っ先にその危険性が指摘されるほどなので、誰もが用心して使うと思う。そういうこともあってか私自身、今のところそれほど危険な目にあったり、けがをしたことはない。
ケガをしそうな場面としては以下のとおり。
(2〜4の場合を「キックバック」と呼んでいるようだが、「キックバック」の正確な定義はよくわからない。)
説明書をよく読めばわかることだとは思うけれど、刃は板から離して高速回転させた上でゆっくりと板に接触させる。そうすれば手に掛かる負担はほとんどなく、スムーズに切断が開始できる。
木から刃を離すときは、最後まで刃を高速回転させた状態にしておく必要がある。
束柱などの厚みのある木を切る場合に起こるのがこれ。木を切断していく過程で、木が山折りに折れる場合は問題ないのだけれど、木が谷折りに折れてくる場合は要注意。谷折りに折れるということは、一度は刃によって切断された木が再び刃に向かって両側から圧力をかける状態。これが起こってくると、徐々に丸ノコの進みは悪くなり、「おかしいなぁ」と思いながらさらに力を掛けていくことになり、あるところまで圧力が高まると、丸ノコが木からはじかれる、又は木が丸のこからはじかれるという状態が起きる。
切断する場合はくれぐれも谷折りになるように注意したい。
最初の丸ノコには信頼のマキタのスタンダードモデルM565。ウリンでも切れ味抜群で問題なく使える。
あと、作業の際は、グローブ、保護メガネ、できればマスクも着用したいところ。
恐れすぎることもないけれど、注意は必要。
ウッドデッキをDIYして、節約しようと思ったのに、大ケガして治療費がかかったりしたのでは元も子もないのだけれど、ケガが多いとしてよく挙げられるものにハードウッドDIYには欠かすことのできない電気丸ノコがある。
※丸ノコとは円形をしたノコギリ刃を電気モーターで高速回転させることで木材や金属を切断する工具。
丸ノコは、ネットで使い方などを調べれば真っ先にその危険性が指摘されるほどなので、誰もが用心して使うと思う。そういうこともあってか私自身、今のところそれほど危険な目にあったり、けがをしたことはない。
ケガをしそうな場面としては以下のとおり。
(2〜4の場合を「キックバック」と呼んでいるようだが、「キックバック」の正確な定義はよくわからない。)
1 刃に接触
さすがに、これはあまりないとは思うけれど、なんせ高速で回転する工具なので、触ってしまえば大けが間違いなし。触りにくいように刃の部分にはカバーがついているけれど、無理な姿勢での作業は禁物だ。2 板から離して回転開始
切断する板に刃を接触させた状態から回転開始してしまうと、まだ回転不十分な刃が板に触れるため、刃と板の摩擦力をもろに手に受けることになり、手をはじかれて丸ノコが体に接触したり、木が弾き飛ばされてぶつかる可能性がある。説明書をよく読めばわかることだとは思うけれど、刃は板から離して高速回転させた上でゆっくりと板に接触させる。そうすれば手に掛かる負担はほとんどなく、スムーズに切断が開始できる。
3 切断途中での回転ストップ
高速で回転する丸ノコだけれど、回転が止まる前には当然ながら速度が落ちる。速度がおちて、木を切削する力が弱くなると、ある時点で刃が木にはじかれる。そのとき、木がしっかり固定されていると、手に大きな力が加わり、まだ刃の回転している丸ノコを離してしまったり、木の固定が不十分だと、木が飛んだりしてしまい、非常に危険。木から刃を離すときは、最後まで刃を高速回転させた状態にしておく必要がある。
4 木が刃をサンドイッチ
束柱などの厚みのある木を切る場合に起こるのがこれ。木を切断していく過程で、木が山折りに折れる場合は問題ないのだけれど、木が谷折りに折れてくる場合は要注意。谷折りに折れるということは、一度は刃によって切断された木が再び刃に向かって両側から圧力をかける状態。これが起こってくると、徐々に丸ノコの進みは悪くなり、「おかしいなぁ」と思いながらさらに力を掛けていくことになり、あるところまで圧力が高まると、丸ノコが木からはじかれる、又は木が丸のこからはじかれるという状態が起きる。
切断する場合はくれぐれも谷折りになるように注意したい。
最初の丸ノコには信頼のマキタのスタンダードモデルM565。ウリンでも切れ味抜群で問題なく使える。
あと、作業の際は、グローブ、保護メガネ、できればマスクも着用したいところ。
タグ:丸ノコ
インパクトドライバーもあなどるなかれ!ケガして凹むなかれ!
たかがインパクトドライバー、されどインパクトドライバー、恐れすぎることもないけれど、用心するに越したことはない。
ハードウッドを使用したウッドデッキDIYに必須の道具となるインパクトドライバーだけれど、あまり危険という印象のないアイテムだと思う。
しかし、このインパクトドライバーは、高速で予想以上に力強く回転するものなので、案外危険。
丸ノコほど危険という意識がないこともあってか、実は私が一番ケガしているのはインパクトドライバーかもしれない。
自分がこれまでのウッドデッキDIYなどの作業を通じて危険だと感じたのは次の3つの場面。
ビスを下穴に軽く入れて、インパクトドライバーのビット(先端)をネジ山にかませたつもりで、回転開始したところ、きちんとネジ山の溝にかんでいなくて、ビットがネジ山からはずれて回転したまま近くに置いた手にぶつかる。
幸い、グローブをしていない状態でこうなったことはないけれど、これはかなり痛いし危険。
手に当たらずに下の板にぶつかることはままあるが、ハードウッドでも少し穴があくので、その威力たるや恐ろしい。
まずは保護グローブを装着したうえで、落ち着いて作業する等、最大限の注意が必要。
ビスに添えていた手にはめていたグローブのゴム部分が回転するビットに巻き込まれるパターン。
私がこうなったときは、幸い、すぐにインパクトドライバーの回転を止めて事なきを得ることができたけれど、パニックになって、回転をすぐに止められないしまう可能性もあり、下手すれば指の裂傷や骨折の危険がある。
これはビスを締め付けようとして、インパクトドライバーの回転を始めたところ、ビスがきちんと下穴に差し込めていなかったり、無理な角度で打ち込もうとして、うまく入っていかずに、木材に弾かれたビスが飛んでくる場合。
私がこれをやってしまったとき、ビスは目をかすめ、網膜の表面に僅かに傷を付けて飛んでいった。
眼科で検査したり、それなりに大変だったけれど、幸い、視力どうこうにはならずに済んだ。
やはりウッドデッキDIYで電気工具を使う場合は防護用メガネは必須だと思う。
自分をはじめ日頃眼鏡をかけない人間にとっては結構面倒だけど、これはしかたない。
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ハードウッドを使用したウッドデッキDIYに必須の道具となるインパクトドライバーだけれど、あまり危険という印象のないアイテムだと思う。
※インパクトドライバーは、ビスなどをねじ込んでいくときに、抵抗が大きくなり、回転軸に一定以上の負荷が掛かると、自らドリル軸を回転方向に叩きながら、どんどん締めこんでいく電動式のドライバー。充電池式のものとコード式のものがある。おすすめはコード式だが、充電池式なら作業時間、パワーなどを考慮して14.4V以上のものにしたいところ。
しかし、このインパクトドライバーは、高速で予想以上に力強く回転するものなので、案外危険。
丸ノコほど危険という意識がないこともあってか、実は私が一番ケガしているのはインパクトドライバーかもしれない。
自分がこれまでのウッドデッキDIYなどの作業を通じて危険だと感じたのは次の3つの場面。
1 ネジ山外し
ビスを下穴に軽く入れて、インパクトドライバーのビット(先端)をネジ山にかませたつもりで、回転開始したところ、きちんとネジ山の溝にかんでいなくて、ビットがネジ山からはずれて回転したまま近くに置いた手にぶつかる。
幸い、グローブをしていない状態でこうなったことはないけれど、これはかなり痛いし危険。
手に当たらずに下の板にぶつかることはままあるが、ハードウッドでも少し穴があくので、その威力たるや恐ろしい。
まずは保護グローブを装着したうえで、落ち着いて作業する等、最大限の注意が必要。
2 グローブ巻き込み
ビスに添えていた手にはめていたグローブのゴム部分が回転するビットに巻き込まれるパターン。
私がこうなったときは、幸い、すぐにインパクトドライバーの回転を止めて事なきを得ることができたけれど、パニックになって、回転をすぐに止められないしまう可能性もあり、下手すれば指の裂傷や骨折の危険がある。
3 フライングビス
これはビスを締め付けようとして、インパクトドライバーの回転を始めたところ、ビスがきちんと下穴に差し込めていなかったり、無理な角度で打ち込もうとして、うまく入っていかずに、木材に弾かれたビスが飛んでくる場合。
私がこれをやってしまったとき、ビスは目をかすめ、網膜の表面に僅かに傷を付けて飛んでいった。
眼科で検査したり、それなりに大変だったけれど、幸い、視力どうこうにはならずに済んだ。
やはりウッドデッキDIYで電気工具を使う場合は防護用メガネは必須だと思う。
自分をはじめ日頃眼鏡をかけない人間にとっては結構面倒だけど、これはしかたない。
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タグ:インパクトドライバー
2018年12月23日
完成!ステップ型ハードウッド製ウッドデッキ製作DIY⇒費用18万円【作業編2/2】
DIY製作の途中だったハードウッドのセランガンバツーを使用したステップ型のウッドデッキ。
ここまで3日間の作業で7割がた完成し、床面の一部と、幕板の取付を残していた。
前回、ステップ部分で想定外のセランガンバツーを使ってしまったので、リーベで追加注文しておいたものが到着していた。
今回も反り、曲がりは少なく、品質、配送ともに問題なし。
まずは床板を貼り終わり。
ハードウッドの床板貼りは反り、曲がりの修正が最も大変。
ただ、ビスを打つ手順や腕力で大抵なんとかなる。
最初の1枚目をなるべく真っ直ぐな板にするのも重要なポイント。
幕板を貼り、3時間ほどでほとんど完成。
幕板はもっぱら見栄えのために取付けるので、今まではあまり付けたことがなく、今回、自宅以外に制作するということで、初めて本格的に取り付けた。
分かったのは、結構な量の木材を使用するということと、設計段階である程度イメージしておくことも重要だということ。
いい勉強になった。
今回のウッドデッキは、家よりの部分は横張りで、結果的に室内のフローリングの向きと同じなのがとても良かった。
ウッドデッキと部屋に一体感が生まれて、部屋が広がったような印象。
ウッドデッキの一部は、以前から生えていた植栽のために切り抜いた。
木の根元にソーラー式のスポットライトを設置したので、暗くなると木がライトアップされる。
お安いのに、かなりの明るさと、ソーラー電池の性能でかなりコスパのいい印象。
ハードウッドは施工直後はとても綺麗で、水に濡れると、このようにピカピカ。
でも、時間の経過とともに、汚れや日焼けでシルバーグレーっぽく変色してくる。
工具は除く資材と消耗品
@ 木材(セランガンバツー)
すべてリーベにて購入。
A ステンレスビス
錐込隊長 4.5(径)×51(長さ)mm(300本入)3箱=9,537円
B 防草シート 3,999円
C 下穴錐 4本 3,089円
D 消せるチョーク 700円
E 羽子板付き束石 430×8個=3,440円
F 砕石 約1000円
G ソーラーライト 2,998円
@〜G合計 183,252円
ちなみに、今回のハードウッドのセランガンバツーを使用したウッドデッキDIY作業は大体3.5日位。
仮に日給3万円(高目)と仮定しても手間賃が約10万円。
慣れてる職人さんなら、2.5日あれば作れそうだし、材料・工賃込みで30万円くらいあれば十分そう。
だけど、実際、ウッドデッキ製作業者さんに頼むとすると、倍はかかるんじゃないかな?
ハウスメーカーやホームセンター経由で外注して作ると、異常な値段になるようなので、節約したいけど、DIYは無理という人は、直接、専門業者に注文した方がいいと思う。
ここまで3日間の作業で7割がた完成し、床面の一部と、幕板の取付を残していた。
前回、ステップ部分で想定外のセランガンバツーを使ってしまったので、リーベで追加注文しておいたものが到着していた。
今回も反り、曲がりは少なく、品質、配送ともに問題なし。
【注文商品】
--------------------------------------
注文商品 :セランガンバツー20×120×3900mm(8.8kg) ※2000+残にカット
数量 : 6 本
単価(税込): \2,627
金額(税込): \15,762
---------------------------------------
小計(税込) : \15,762
(うち消費税 : \1,293)
送料 : \3,000
合計 :\18,762
ちなみに、個人宅の配送は3300mm以内とのことなので、3900mmのセランガンバツーを3300mmにカットして配送してもらおうと思ったところ、今回配達してもらったエリアは配送する車の都合上2000mmまでとのことで、急遽ほぼ半分にカットして配達してもらった。
まずは床板を貼り終わり。
ハードウッドの床板貼りは反り、曲がりの修正が最も大変。
ただ、ビスを打つ手順や腕力で大抵なんとかなる。
最初の1枚目をなるべく真っ直ぐな板にするのも重要なポイント。
幕板を貼り、3時間ほどでほとんど完成。
幕板はもっぱら見栄えのために取付けるので、今まではあまり付けたことがなく、今回、自宅以外に制作するということで、初めて本格的に取り付けた。
分かったのは、結構な量の木材を使用するということと、設計段階である程度イメージしておくことも重要だということ。
いい勉強になった。
今回のウッドデッキは、家よりの部分は横張りで、結果的に室内のフローリングの向きと同じなのがとても良かった。
ウッドデッキと部屋に一体感が生まれて、部屋が広がったような印象。
ウッドデッキの一部は、以前から生えていた植栽のために切り抜いた。
木の根元にソーラー式のスポットライトを設置したので、暗くなると木がライトアップされる。
お安いのに、かなりの明るさと、ソーラー電池の性能でかなりコスパのいい印象。
ハードウッドは施工直後はとても綺麗で、水に濡れると、このようにピカピカ。
でも、時間の経過とともに、汚れや日焼けでシルバーグレーっぽく変色してくる。
今回のウッドデッキのDIY製作費用
工具は除く資材と消耗品
@ 木材(セランガンバツー)
すべてリーベにて購入。
【ご注文商品】
--------------------------------------
商品番号 : WDSB-035
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツー・45×70×3000mm(8.9kg)
数量 : 5 本
単価(税込) : \2,857
金額(税込) : \14,285
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-230
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツー・45×70×2700mm(8.0kg)
数量 : 6 本
単価(税込) : \2,571
金額(税込) : \15,426
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-365
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツー・20×120×2700mm(6.1kg)
数量 : 22 本
単価(税込) : \1,959
金額(税込) : \43,098
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-475
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツー・20×120×2400mm(5.4kg)
数量 : 3 本
単価(税込) : \1,740
金額(税込) : \5,220
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-477
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツー・20×120×3300mm(7.4kg)
数量 : 3 本
単価(税込) : \2,394
金額(税込) : \7,182
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-478
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツー・20×120×3600mm(8.1kg)
数量 : 18 本
単価(税込) : \2,612
金額(税込) : \47,016
---------------------------------------
小計(税込) : \132,227
(うち消費税 : \10,350)
送料 : \7,500
---------------------------------------
お支払合計金額: \139,727
★追加注文分
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツー・20×120×3900mm(8.8kg) ※2000+残にカット
数量 : 6 本
単価(税込) : \2,627
金額(税込) : \15,762
---------------------------------------
小計(税込) : \15,762
(うち消費税 : \1,293)
送料 : \3,000
合計 :\18,762
総計 :158,489
A ステンレスビス
錐込隊長 4.5(径)×51(長さ)mm(300本入)3箱=9,537円
B 防草シート 3,999円
C 下穴錐 4本 3,089円
D 消せるチョーク 700円
E 羽子板付き束石 430×8個=3,440円
F 砕石 約1000円
G ソーラーライト 2,998円
@〜G合計 183,252円
ちなみに、今回のハードウッドのセランガンバツーを使用したウッドデッキDIY作業は大体3.5日位。
仮に日給3万円(高目)と仮定しても手間賃が約10万円。
慣れてる職人さんなら、2.5日あれば作れそうだし、材料・工賃込みで30万円くらいあれば十分そう。
だけど、実際、ウッドデッキ製作業者さんに頼むとすると、倍はかかるんじゃないかな?
ハウスメーカーやホームセンター経由で外注して作ると、異常な値段になるようなので、節約したいけど、DIYは無理という人は、直接、専門業者に注文した方がいいと思う。
タグ:費用
2018年11月26日
ステップ型ハードウッド製ウッドデッキ製作DIY【作業編1/2】
以下、ウッドデッキDIYの作業手順(を備忘もかねて細かく書いておく)。
現地に到着すると、あらかじめリーベに現地に配送してもらっておいた材料(セランガンバツー)が山積みになっていた。
品質はいたって良好そう。さっそく作業に取り掛かる。
今回のセランガンバツーを使ったウッドデッキ製作の最初の一辺は、写真の木材の奥に見える建物に沿った掃出し窓の下部分。
なぜこの部分から作るかというと、ウッドデッキ床板の高さを掃出し窓などの下端と合わせるように現物合せで作るため。
(予め厳密に計測できればそれに越したことはないけれど、束石を置くために土を掘ったり、砕石を入れたり、それを突き固めたりする作業があるので、現場合わせする方が自分は楽。)
この一辺を作る場所に、まずは両端2か所の羽子板付き束石をセッティングして、その2点間をつなぐ木材(本件の場合には、床板を建物と水平方向に貼るので、「大引き」となる)を固定する。
このブログで紹介しているハードウッドを使ったウッドデッキDIYのオリジナルの作成方法では、この一辺がウッドデッキの全体的のベースとなる重要な部分なので、ここは慎重にやる必要がある。(逆に言えば、ここさえしっかりできてしまうと、あとは楽な作業になる。)
根太や大引きを固定するための束石を置く2か所(調整を見越して多少広めにしておく)は土を締め固めた上に、砕石をひいてそれをさらに締固めておく。
今回は、元が芝生なので、まずは芝生をカットしてめくって、出てきた土の部分を、束石でドンドンと突いて締固め、ある程度締め固めたら、できた凹みに砕石を入れて、さらに締め固める。
基本的に、自分がデッキを作る場合は、これだけしかしない。(束石を置かない部分は防草シートと砕石で雑草対策しておく)
土地の条件にもよると思うけれど、束石は複数置くので荷重は分散されるし、仮にこの方法で作ったウッドデッキ全体が傾くようなことがあるならば、その場所は、(本などでよくみられるように)数十センチ穴を掘ってコンクリを流してから束石を置いたり、束柱を立てたところで、大差なく傾くのではないか、いう考えによる割り切り。
まさか、震度7以上でも傾かないウッドデッキを目指すわけでもあるまいし・・・
もし締固め作業をしてみて、土が異常に沈んでしまい、沈下の懸念が大きい場合は、大きめに穴を掘って、コンクリブロック(重量)を埋め込んで、その上に束石を置いてもよいと思うし、大きな穴を掘ってコンクリートを流し込んでもいい。所詮は自分のウッドデッキ、自分の気の済むまでやればいいと思う。
続いて束石をセット(といっても置くだけ)するけれど、最初の一辺で使うのは羽子板付き束石が便利。
「羽子板付き」、とか「羽根付き」、とか言われるものだけれど、要するに、コンクリートの塊に、束柱を固定するための金物が予め埋め込まれているもので、ホームセンターでの購入が基本(500円/個程度)。ネット通販でも変えるけれど、送料の兼ね合いか、異常に高額(1個数千円)。
全ての束柱の下に羽子板付きを使う必要はないけれど、ウッドデッキの外周部分を組み立てる際に必要な束柱(四角なら最低4個)の固定には、これがあると非常に便利で作業効率が高まる。
羽子板付き束石で気を付けることは、羽子板の金具部分の穴から束柱にビスを打つので、その作業スペースが確保できる向きになるように置くこと。
置いた束石に束柱を仮止め(ビス2本)するけれど、ここで問題になるのは束柱の長さ。
束柱の長さは、床板の上端がサッシ下端に収まることを想定し、そこから逆算して決める。
計算でもいいけれど、自分の場合は、失敗したくないので、大抵、ひとまず長めに切って束石の上にセットして、その束柱に実寸に合わせて床板、根太、大引きなどの寸法を書き込んでいき、決まったところで木材を改めてカットする。
最初に置く束柱2つ、両方ともがサッシの下に位置していれば、両方とも同じようにサッシを起点として計測すればよいけれど、今回のようにウッドデッキの横幅がサッシからはみ出していて、片方の束柱がサッシの下に入っていないときには、そちらの束柱は基準点がなく計測が難しいので、この採寸作業の際に、2本の束柱を固定する木材(今夏は大引き)も水平に仮止めして、サッシ下にならない束柱の寸法を決めておくことが必要。
大引きの仮止めに使用しているのはクランプ。これがおひとり様ウッドデッキDIYの重要なパートナー。
最近は樹脂製の使いやすそうなものなどが販売されているけれど、重量のあるハードウッドを動かないように力任せに固定するので、破損リスクを考えると昔ながらの金属製にしておく方が無難。
とりあえず、片側の束柱の計測した場所に合わせてクランプで固定。
一人作業だと、この時点では大引きは完全に斜め状態になるけれど、気にせず、反対側の束柱にも大引きをクランプで固定。大引きが長い場合には、中間地点あたりに、適当な木材をあてがってクランプで固定して、ある程度水平になるようにしておいくと作業しやすい。
ひとまず大引きが2本の束柱にクランプで固定された状態になったら、ここから大引きを水平にする作業。
水平器を大引きの上に置いて、傾きを見ながら、クランプを少し緩めて木材を上げ下げして微調整する。
このとき使う大引きの上端面が水平でないと、全体の誤差が大きくなってしまうので、ここで使う大引きはなるべくまっすぐなものを選んで使い、複数地点で水平を確認する。(自然の木なので、多少のそり、たわみはあるのが普通)
大引きが水平になったら、束柱から外壁の距離など、左右均等であるべきポイントの寸法などを拠り所に適正な位置に束柱が置かれるよう微調整。
そして、大引きの下端か上端のラインの印を束柱にしっかりつけて、一旦解体。
今回、この印をつけるために使用したのは、その名も「書いたあと消せるチョーク」。
消せるのはもちろんのこと、書くときの滑らかさと、確実に書きこむ力には、今までの鉛筆での苦労はなんだったの、と思わされてしまう。一つのウッドデッキをDIYする間に印をつけたり線を書いたりする回数は相当なもの。そのストレスを解消し、作業効率を上げるためにこれからも愛用すること間違いなし。
さて、束柱を先ほど計測した長さにカットして、再度、束石に固定。
そして、大引きを本固定(各最低2か所づつビス止め)して、一辺目の作業は完了。
使用しているビスは頑丈で錆びの心配もないイチオシの錐込隊長。
一辺目の大引きに対して直角に交わる形で取り付けるのが2辺目となる根太。
家の外壁を頼りに垂直に設置。
垂直方向の位置としては、大引きの上に乗る形になる(=1辺目ができているので、高さを決めるのは簡単)。
2辺目を支える、まだ据え付けられていない束柱を、上に書いた方法でクランプ、水平気を遣いながら設置。
束柱は、根太の上端から2cmくらい下がった位置に天端がくるようにカットして設置。
(床板は根太で支えるので、束柱が床板にぴったりくっつく必要はなく、むしろ以後の微調整の際に、邪魔になることがないように2cmほど下がった位置にしている。)
以降は、3辺目に根太、4辺目に大引きとなっただけで、作業手順としては同じ。
今回は、家の外壁を使って直角を出したので、先に3.辺目の根太を設置してから、4辺目の大引きを設置したが、この順番はどちらでも構わない。
4辺目を作った時点で、これまでの作業の誤差が溜まった結果として1辺目と高さが合わない場合もある。(自分の場合、大抵そうなる)
その場合、根太や大引きの上げ下げで微調整して、全体が概ね水平になるようにする。
繰り返しになるけれど、この際、根太や大引きを下に下げたことで、束柱までカットしなければいけないようになると、手戻りで面倒なので、この調整シロとなるように、束柱は床板から2cmくらいは下がった位置になるようにしておくことが重要。
ちなみに、今回のウッドデッキの高台部分、長方形から少し出っ張る部分があるので、その部分も追加で設置してある。
写真にあるように、今回も使用しているのは、リョービのコード付きインパクトドライバー。7〜8千円で購入できて、トルクも充分。
バッテリー切れの心配もなく(バッテリーが弱くなってくると、ドリルビットが折れるという弊害も発生しやすくなる)、安いので2つ購入して、ドリルとドライバーのビットを装着して作業することでドリルビット交換の手間がないので、作業効率が大幅にUP。
ウッドデッキの外枠が出来上がったら、外枠に設置した2本の大引きの中間地点に大引きを一枚追加する(ウッドデッキの規模や樹種によって本数は変わる)。
水平方向の位置は、既設の根太の中間点。
垂直方向の位置は、既設の根太の下。
位置決めは簡単なので、あとはその場所に束石を設置して、まずは束柱を根太に固定してしまう。
その後で、束柱にクランプで大引きを仮止めして、ビスで固定。
最終的に床板を固定することになる根太を概ね500mm間隔で設置するため、設計図の寸法どおりに大引きに印をつける。
そこに束柱を立てて、まず先に大引きに固定してしまってから、順次根太を取り付けていく予定だった。
しかし、ここまで作業してきた感じで、20×120のセランガンバツーで作る床下構造はかなり頑丈で、これ以上の束柱が必要とは思えなかった。
中間地点に一か所くらいはあってもよいかと思ったのだけれど、とりあえず試験的に、設計図とは違ってくるけれど、束柱はこれ以上設置せず、大引きと根太を結合するための小さな角材を束柱代わりに取り付けて、根太を設置してみた。
ここまできたところで床下の雑草対策をしておく。
用意しておいた防草シートを敷き詰めて、その上に抑えとして砕石をまく。
少々、砕石の量が足りなかったのと、砕石の粒が小さくて、イマイチだったので、後日追加する予定。
なお、今回のウッドデッキは、ステップ式のため、低い部分の根太設置作業があるけれど、基本となる四角い高台部の作り方分かればよいと思うので、その部分の説明は省略。
全体の基礎が完成した状態はこちら。
今回のウッドデッキ製作の最大の目的は悲しいかなネコ避け。
施主の最大の関心事は、床下に猫が入り込まないかどうか。
というわけで、基礎の隙間から猫が入り込むことが無いようにホームセンターで購入した金網をびっしりと設置。
金網を押さえるために使っているのはステンレス製の座金。波板固定用の薄いタイプのものなので、100個入りで千円程度と格安。色々な場面で使えるので、お気に入り。
この上から幕板を設置すれば完璧に施主のリクエストに応えらえる。
この先の床板張り〜オプション工事〜完成までの作業工程は、後日UP予定。
1 最初の1辺を作る
現地に到着すると、あらかじめリーベに現地に配送してもらっておいた材料(セランガンバツー)が山積みになっていた。
品質はいたって良好そう。さっそく作業に取り掛かる。
今回のセランガンバツーを使ったウッドデッキ製作の最初の一辺は、写真の木材の奥に見える建物に沿った掃出し窓の下部分。
※完成時の様子
なぜこの部分から作るかというと、ウッドデッキ床板の高さを掃出し窓などの下端と合わせるように現物合せで作るため。
(予め厳密に計測できればそれに越したことはないけれど、束石を置くために土を掘ったり、砕石を入れたり、それを突き固めたりする作業があるので、現場合わせする方が自分は楽。)
この一辺を作る場所に、まずは両端2か所の羽子板付き束石をセッティングして、その2点間をつなぐ木材(本件の場合には、床板を建物と水平方向に貼るので、「大引き」となる)を固定する。
このブログで紹介しているハードウッドを使ったウッドデッキDIYのオリジナルの作成方法では、この一辺がウッドデッキの全体的のベースとなる重要な部分なので、ここは慎重にやる必要がある。(逆に言えば、ここさえしっかりできてしまうと、あとは楽な作業になる。)
束石を置く場所の下地を作る
根太や大引きを固定するための束石を置く2か所(調整を見越して多少広めにしておく)は土を締め固めた上に、砕石をひいてそれをさらに締固めておく。
今回は、元が芝生なので、まずは芝生をカットしてめくって、出てきた土の部分を、束石でドンドンと突いて締固め、ある程度締め固めたら、できた凹みに砕石を入れて、さらに締め固める。
基本的に、自分がデッキを作る場合は、これだけしかしない。(束石を置かない部分は防草シートと砕石で雑草対策しておく)
土地の条件にもよると思うけれど、束石は複数置くので荷重は分散されるし、仮にこの方法で作ったウッドデッキ全体が傾くようなことがあるならば、その場所は、(本などでよくみられるように)数十センチ穴を掘ってコンクリを流してから束石を置いたり、束柱を立てたところで、大差なく傾くのではないか、いう考えによる割り切り。
まさか、震度7以上でも傾かないウッドデッキを目指すわけでもあるまいし・・・
もし締固め作業をしてみて、土が異常に沈んでしまい、沈下の懸念が大きい場合は、大きめに穴を掘って、コンクリブロック(重量)を埋め込んで、その上に束石を置いてもよいと思うし、大きな穴を掘ってコンクリートを流し込んでもいい。所詮は自分のウッドデッキ、自分の気の済むまでやればいいと思う。
束石を置く
続いて束石をセット(といっても置くだけ)するけれど、最初の一辺で使うのは羽子板付き束石が便利。
「羽子板付き」、とか「羽根付き」、とか言われるものだけれど、要するに、コンクリートの塊に、束柱を固定するための金物が予め埋め込まれているもので、ホームセンターでの購入が基本(500円/個程度)。ネット通販でも変えるけれど、送料の兼ね合いか、異常に高額(1個数千円)。
全ての束柱の下に羽子板付きを使う必要はないけれど、ウッドデッキの外周部分を組み立てる際に必要な束柱(四角なら最低4個)の固定には、これがあると非常に便利で作業効率が高まる。
羽子板付き束石で気を付けることは、羽子板の金具部分の穴から束柱にビスを打つので、その作業スペースが確保できる向きになるように置くこと。
束柱と大引きを固定する。
置いた束石に束柱を仮止め(ビス2本)するけれど、ここで問題になるのは束柱の長さ。
束柱の長さは、床板の上端がサッシ下端に収まることを想定し、そこから逆算して決める。
計算でもいいけれど、自分の場合は、失敗したくないので、大抵、ひとまず長めに切って束石の上にセットして、その束柱に実寸に合わせて床板、根太、大引きなどの寸法を書き込んでいき、決まったところで木材を改めてカットする。
最初に置く束柱2つ、両方ともがサッシの下に位置していれば、両方とも同じようにサッシを起点として計測すればよいけれど、今回のようにウッドデッキの横幅がサッシからはみ出していて、片方の束柱がサッシの下に入っていないときには、そちらの束柱は基準点がなく計測が難しいので、この採寸作業の際に、2本の束柱を固定する木材(今夏は大引き)も水平に仮止めして、サッシ下にならない束柱の寸法を決めておくことが必要。
大引きの仮止めに使用しているのはクランプ。これがおひとり様ウッドデッキDIYの重要なパートナー。
最近は樹脂製の使いやすそうなものなどが販売されているけれど、重量のあるハードウッドを動かないように力任せに固定するので、破損リスクを考えると昔ながらの金属製にしておく方が無難。
とりあえず、片側の束柱の計測した場所に合わせてクランプで固定。
一人作業だと、この時点では大引きは完全に斜め状態になるけれど、気にせず、反対側の束柱にも大引きをクランプで固定。大引きが長い場合には、中間地点あたりに、適当な木材をあてがってクランプで固定して、ある程度水平になるようにしておいくと作業しやすい。
ひとまず大引きが2本の束柱にクランプで固定された状態になったら、ここから大引きを水平にする作業。
水平器を大引きの上に置いて、傾きを見ながら、クランプを少し緩めて木材を上げ下げして微調整する。
このとき使う大引きの上端面が水平でないと、全体の誤差が大きくなってしまうので、ここで使う大引きはなるべくまっすぐなものを選んで使い、複数地点で水平を確認する。(自然の木なので、多少のそり、たわみはあるのが普通)
大引きが水平になったら、束柱から外壁の距離など、左右均等であるべきポイントの寸法などを拠り所に適正な位置に束柱が置かれるよう微調整。
そして、大引きの下端か上端のラインの印を束柱にしっかりつけて、一旦解体。
今回、この印をつけるために使用したのは、その名も「書いたあと消せるチョーク」。
消せるのはもちろんのこと、書くときの滑らかさと、確実に書きこむ力には、今までの鉛筆での苦労はなんだったの、と思わされてしまう。一つのウッドデッキをDIYする間に印をつけたり線を書いたりする回数は相当なもの。そのストレスを解消し、作業効率を上げるためにこれからも愛用すること間違いなし。
さて、束柱を先ほど計測した長さにカットして、再度、束石に固定。
そして、大引きを本固定(各最低2か所づつビス止め)して、一辺目の作業は完了。
使用しているビスは頑丈で錆びの心配もないイチオシの錐込隊長。
2 2辺目を作る
一辺目の大引きに対して直角に交わる形で取り付けるのが2辺目となる根太。
家の外壁を頼りに垂直に設置。
垂直方向の位置としては、大引きの上に乗る形になる(=1辺目ができているので、高さを決めるのは簡単)。
2辺目を支える、まだ据え付けられていない束柱を、上に書いた方法でクランプ、水平気を遣いながら設置。
束柱は、根太の上端から2cmくらい下がった位置に天端がくるようにカットして設置。
(床板は根太で支えるので、束柱が床板にぴったりくっつく必要はなく、むしろ以後の微調整の際に、邪魔になることがないように2cmほど下がった位置にしている。)
3 3辺目〜4辺目
以降は、3辺目に根太、4辺目に大引きとなっただけで、作業手順としては同じ。
今回は、家の外壁を使って直角を出したので、先に3.辺目の根太を設置してから、4辺目の大引きを設置したが、この順番はどちらでも構わない。
4辺目を作った時点で、これまでの作業の誤差が溜まった結果として1辺目と高さが合わない場合もある。(自分の場合、大抵そうなる)
その場合、根太や大引きの上げ下げで微調整して、全体が概ね水平になるようにする。
繰り返しになるけれど、この際、根太や大引きを下に下げたことで、束柱までカットしなければいけないようになると、手戻りで面倒なので、この調整シロとなるように、束柱は床板から2cmくらいは下がった位置になるようにしておくことが重要。
ちなみに、今回のウッドデッキの高台部分、長方形から少し出っ張る部分があるので、その部分も追加で設置してある。
写真にあるように、今回も使用しているのは、リョービのコード付きインパクトドライバー。7〜8千円で購入できて、トルクも充分。
バッテリー切れの心配もなく(バッテリーが弱くなってくると、ドリルビットが折れるという弊害も発生しやすくなる)、安いので2つ購入して、ドリルとドライバーのビットを装着して作業することでドリルビット交換の手間がないので、作業効率が大幅にUP。
4 中間の大引き
ウッドデッキの外枠が出来上がったら、外枠に設置した2本の大引きの中間地点に大引きを一枚追加する(ウッドデッキの規模や樹種によって本数は変わる)。
水平方向の位置は、既設の根太の中間点。
垂直方向の位置は、既設の根太の下。
位置決めは簡単なので、あとはその場所に束石を設置して、まずは束柱を根太に固定してしまう。
その後で、束柱にクランプで大引きを仮止めして、ビスで固定。
5 残りの根太を設置
最終的に床板を固定することになる根太を概ね500mm間隔で設置するため、設計図の寸法どおりに大引きに印をつける。
そこに束柱を立てて、まず先に大引きに固定してしまってから、順次根太を取り付けていく予定だった。
しかし、ここまで作業してきた感じで、20×120のセランガンバツーで作る床下構造はかなり頑丈で、これ以上の束柱が必要とは思えなかった。
中間地点に一か所くらいはあってもよいかと思ったのだけれど、とりあえず試験的に、設計図とは違ってくるけれど、束柱はこれ以上設置せず、大引きと根太を結合するための小さな角材を束柱代わりに取り付けて、根太を設置してみた。
6 床下の処置
ここまできたところで床下の雑草対策をしておく。
用意しておいた防草シートを敷き詰めて、その上に抑えとして砕石をまく。
少々、砕石の量が足りなかったのと、砕石の粒が小さくて、イマイチだったので、後日追加する予定。
なお、今回のウッドデッキは、ステップ式のため、低い部分の根太設置作業があるけれど、基本となる四角い高台部の作り方分かればよいと思うので、その部分の説明は省略。
全体の基礎が完成した状態はこちら。
7 猫避け金網取付
今回のウッドデッキ製作の最大の目的は悲しいかなネコ避け。
施主の最大の関心事は、床下に猫が入り込まないかどうか。
というわけで、基礎の隙間から猫が入り込むことが無いようにホームセンターで購入した金網をびっしりと設置。
金網を押さえるために使っているのはステンレス製の座金。波板固定用の薄いタイプのものなので、100個入りで千円程度と格安。色々な場面で使えるので、お気に入り。
この上から幕板を設置すれば完璧に施主のリクエストに応えらえる。
この先の床板張り〜オプション工事〜完成までの作業工程は、後日UP予定。
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2018年11月25日
ステップ型ハードウッド製ウッドデッキ製作DIY【計画編】
1 ウッドデッキを作るキッカケ
親戚の家にある庭のスペース。
せっかくのゆとりスペース、芝生を植えて、根付いたのに、猫の糞害に悩んだ結果・・・
猫除けとして販売されている黒いトゲトゲ付きのマットが敷き詰められ、しまいには、トゲトゲが折れるからという理由で立ち入り禁止。
これじゃせっかくの庭も固定資産税払い損だなぁ、と思っていたところ、ウッドデッキにしてもらえないかとの相談。
このところ、新しいウッドデッキを作る機会に恵まれず、腕がなまりそうだと思っていたところなので、DIYerの私でよければということで、喜んで計画に着手。作るのは、当然、メンテナンスフリーで高耐久のハードウッド製ウッドデッキ。
2 採寸
まずはウッドデッキの施工場所の寸法を測るところから。
というわけで、ひとまず現地に赴いてメジャーとレーザー距離計で採寸。
計測は、正確であるに越したことはないけれど、少なくとも、大きい方向には間違えないよう気を付けたいところ。
採寸のみならず、この先の作業すべてを一人で済ませる前提で考えると、レーザー距離計は非常に助かる便利アイテム。
3 設計図の作成
(1)敷地図
ウッドデッキの設計図は、木材の配置や手順、おおまかな木材料(多少余裕をみてもDIYのメリットがなくなるほどには到底ならない)を割り出すためのものなので、あまり細かい仕上げまで作り込むことはない。
まずは、今回のウッドデッキ製作現場の採寸結果を図に落とすとこんな感じなった。
ちなみに、この図は独学で最低限の機能を覚えたJW-CAD(フリーソフト)で書いたもの。
手書き図面でも十分対応可能だけれど、この程度の作図は覚えておくと、色々なバリュエーションを検討したりするのが楽になるし、レイヤーで部位別に層毎に重ねていくことで作業手順もイメージしやすくなる。
(2)床板
現地の寸法を落とした図面にレイヤーを重ねてウッドデッキの木材を配置していく。
自分の場合、大抵、一番上の床板をまずは書く。どの範囲にどんな向きで床板を貼るのかは完全に好みの世界。
このとき、使用するハードウッドの種類、幅、厚さは決めておく必要がある。
今回使用する樹種※は価格、耐久性、施工性でのセランガンバツーとした。
※今回はどうしてもウリン、などというリクエストもないことから、樹種ありきではなく、なるべく安く仕入れられる材料の中からベストなものを選択した。
近年は他にサイプレス、イタウバなどが比較的安く買えるけれど、個人的にはサイプレスは経年での表面ひび割れが、イタウバは香りもよく、施工性もいいけれど、柔らかくて、根太の数が増えてコスパが悪化しそうなので、やめた。
ネットでいいハードウッドがないか探すと、ウッドデッキ材の販売では最大手と思われる「リーベ」でセランガンバツーの120mm幅の長尺(厚さ20mm)材が安くなっていて、送料無料キャンペーンも行われているのを発見。
木工ランド、サニーウッド、網中木材と比較したけれど、リーベが一番安く作れそうなので、リーベのセランガンバツーを使うことにした。
※床板は幅90mmでも、幅105mmでも、厚さ20mmでも、30mmでも構わないけれど、幅が広く、厚みがある方が貼る枚数が少なくて済むことと、たわみが小さくなるので、同じ厚みで比べれば根太の本数が少なくて済む。作業性や、市場価格、見た目の印象などで、好きに選べばよいと思う。
設計図を書く際は、いちいちスペースを開けて書くのは面倒なので、ウッドデッキの床板の間隔を2mm程度開けると想定して、CAD上では床板幅を122mmにしたうえで床板を置いていく。
※今回の実際の作業では、錐込隊長(堅木用ステンレスビス)をスペーサーに使ったので、約4mmの間隔を開けた。間隔は2mmでは狭いので、4mm〜5mmがおすすめ。
今回は吐き出し窓の前はウッドデッキ表面をサッシ下端に合わせて、奥行き約2m×幅3.6mの長方形の高台のウッドデッキスペースを作り、その他の部分は少し低くなるステップ型デザインでというリクエスト。
せっかくの機会なので、デザインも少しアレンジして、高い部分は横貼り、低い部分は縦貼りで作ってみようと思う。
ウッドデッキの床板表面のイメージはこんな感じ。
(3)根太
ウッドデッキの表面となる床板を置いたら、次に高台となる部分の床板をビスで固定するための基礎構造となる根太を配置する。根太は床板と直交する向きになる。
今回のウッドデッキの床板が20mm厚で、セランガンバツーはウリンより柔らかいことなどを考慮してやや狭く500mm間隔で設置する。
厚さは20mmといっても、幅が120mmなので、この根太間隔は、ややオーバースペック気味だけれど、自宅の庭でなく、人様の家に作るものなので、やや安全サイドで設計。
業者さんがお客様の家に作るときも、悪気はなくとも、こういう、トラブル回避の発想でオーバースペックになるんだろう。
木の長さや場所で微妙に色合いを変えているのでちょっと分かりにくいけれど、緑色の線が根太。
続いて、低床部分の床板を固定するための根太も配置する。
(4)大引き
次に先ほど書いた「根太」を更に下層で直交して支えるウッドデッキ構造最後の砦、「大引き」を配置する(赤と紫の線)。
低床部分は根太だけでよい(というか、高さ的に大引きは配置できない)ので、大引きはなし。
そして、根太と大引きの位置が決まったら、根太と大引きの交差点に束柱を置いていく(青い四角)。
低床部分の根太は、地面に埋め込んだ羽子板付き束石で固定する予定。
これでおおまかな設計は完成。
4 材料注文
(1)数量
ウッドデッキの設計ができたら、各部位に使用する木材の長さ、本数を数える。
アナログに手で1,2、3と数えていくだけ。
そして、若干余裕を持った数量で注文する。
全体の本数によるけれど、自分の場合は、必要本数+1,2本といった感じ。
「余裕」分は間違ってカットしてしまったり、設計上想定しなかったタワミへの対応などのためのもので、結果として使わないことが多いけれど、ウッドデッキが作れるようなら、ベンチやテーブルなど、欲しいオプションアイテムを何でも作れると考えればいいと思う。
DIY作業途中で、ウッドデッキ材が足りなくて途中でホームセンターで高い木材(ならまだいいけれど、種類の違うデッキ材しか売ってない場合も)を買う羽目になったり、作業が中断したりすることは回避したいし。
何より多少無駄になってしまったとしても、ウッドデッキ製作そのものを専門業者に頼むことを考えれば雲泥の差。
ちなみに、実は今回つくるウッドデッキ、当初は全体を低い位置に作る設計にしていたのだけれど、木材注文後にステップ型にしてほしいというリクエストがあったため、急遽設計を変更。
木材を注文のベースにしたのと異なる設計に流用しなければいけなかったため、このような在庫管理表を作って過不足確認をして対応した。幸い、材料的には問題なさそう。
(2)ネット通販店選び
材料を注文する店は比較検討した結果、久しぶりのリーベ。
実は、10年位前、ハードウッドを使ってのウッドデッキDIYに初めて挑戦したときは、自分が探した限りでは、まだリーベと木工ランドくらいしか個人が手軽にハードウッドを買える店がなく、それ以来、リーベをよく使っていた。
だけど、(ここからは個人的感想ですのであしからず。)リーベが徐々に規模拡大していく中で、納品時期が遅くなったり、注文への反応が遅かったり、届いた材の質が著しく悪かったり、そのうち、値段、送料が高くなり・・・と、サービス低下を感じずにはいられなかった。
そんなことがあったので、ここ数年は、木工ランドや、後発のサニーウッド、個人でちょっと敷居が高い印象のあった網中木材などを使うようになっていたし、このブログでもリーベはあまり押してこなかった。
しかし、今回、久しぶりにリーベを候補にしてHPを除いてみたところ
・HPのデザインが変わっていて、見やすくなった(以前はゴチャゴチャしていた)
・キャンペーンで送料無料(一部対象外あり。ここ数年は大規模な送料無料はなかったと思う。)
・セランガンバツーの値段が他と比べてかなり安い(時期、樹種によっては違うこともある)
という状況。
すごい変化だなぁ、と不思議に思ったのだけれど、どうやらリーベは愛知の大日本木材防腐というそこそこ大きな企業(名証2部上場)に買収(100%子会社化)されたようで、親会社のテコ入れが効いたのか、顧客サービスにかなり気を使っている感じ。
それならば過去のことは忘れて、一度、試してみようと注文したところ、大きな問題なく配送されたのはもちろん、何より届いた材の品質がいい。
以前は反りやタワミが大きいものが普通に混じっていたけれど、そういうこともない感じ。
そんなわけで、ウッドデッキ材の値段も安く、品質もいいなら、在庫も、種類も豊富なリーベはおすすめできるお店になった。
(3)注文内容
注文明細は以下のとおり。(実際の注文確認メールをコピペしてます。)
【ご注文商品】
--------------------------------------
商品番号 : WDSB-035
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツ・45×70×3000mm(8.9kg)
数量 : 5 本
単価(税込) : \2,857
金額(税込) : \14,285
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-230
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツ・45×70×2700mm(8.0kg)
数量 : 6 本
単価(税込) : \2,571
金額(税込) : \15,426
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商品番号 : WDSB-365
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツ・20×120×2700mm(6.1kg)
数量 : 22 本
単価(税込) : \1,959
金額(税込) : \43,098
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-475
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツ・20×120×2400mm(5.4kg)
数量 : 3 本
単価(税込) : \1,740
金額(税込) : \5,220
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-477
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツ・20×120×3300mm(7.4kg)
数量 : 3 本
単価(税込) : \2,394
金額(税込) : \7,182
---------------------------------------
商品番号 : WDSB-478
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツ・20×120×3600mm(8.1kg)
数量 : 18 本
単価(税込) : \2,612
金額(税込) : \47,016
---------------------------------------
小計(税込) : \132,227
(うち消費税 : \10,350)
送料 : \7,500
---------------------------------------
お支払合計金額: \139,727
★追加注文分
商品名 : ※【在庫限り】セランガンバツ・20×120×3900mm(8.8kg) ※2000+残にカット
数量 : 6 本
単価(税込) : \2,627
金額(税込) : \15,762
---------------------------------------
小計(税込) : \15,762
(うち消費税 : \1,293)
送料 : \3,000
合計 :\18,762
総計 :158,489
実は、全部送料無料だと思い込んで注文したのだけれど、ページのかなり下の方に以下の注意書きがあった・・・
応募条件
※今回のキャンペーンは、 2018年12月1日(土)までの到着指定のご注文分までを適応とします。
※全てのデッキ材は長さ3,300mm以内の材を対象としています。それ以上の長さの材をご注文の場合、長さカットのご相談、西濃運輸の到着店届けなどを相談させていだきます。
それでも十分他の店より安いので問題ではなかったのだけれど、キャンペーンを利用する場合は、条件を良く読むことが大事だと再認識。
5 その他用意したもの(木材以外)
なくても対応可能なものは★
・丸ノコ(今回は住宅地での作業用に集塵機に接続できるタイプを使用)
100%集塵とはいかないまでも、飛散防止に相当効果がある。粉塵が少ないと自分自身の作業も楽になる。
・集塵機(丸ノコ接続用。作業後の現場掃除にもあると便利。)★
・丸ノコ定規(丸ノコできちんと直角に切ったり、角度をつけて切る際に必須!)
・インパクトドライバー(コード付を2つ)
本当に高価なコードレスがベスト?狭い範囲で作業するDIYには低価格のコード付きで充分どころか、安定して長時間使えるこちらのほうが作業効率が高いと思う。
・下穴錐(ハードウッドには必須。折れると作業がストップするので、予備含め3個くらいは用意した方が無難。)
下穴錐も色々試したけれど、これが一番、切れ味よく穴が開けられるし、耐久性抜群。鉄鋼用などとは必要な力も全然違う。
・サシガネ(DIY作業全般の必須アイテム。メジャーだけでは無理。)
・メジャー(高価なものでなくても良い)
・レーザー距離計(おひとり様で大きなものを作る際、とても便利)★
・堅木用ステンレスビス(作業効率を考えるとコスパよし)
・消せるチョーク(今回初使用、木材にもコンクリにも、とにかく確実に書ける、消せるで便利すぎ。超オススメ。)
・スコップ
・防草シート(デッキ下に敷く)
・砕石(束石の下の締固め用、兼、防草シート押さえ用)
・手袋(怪我防止)
・作業用ゴーグル(怪我防止。丸ノコ、インパクトドライバー使用時に必須。)
6 作業手順
2018年10月16日
ハードウッドの耐用年数は?
このブログでウッドデッキDIYの材料としてお勧めしているハードウッドの気になる耐用年数に関する説明はお店によってマチマチ。
どれを信じる?それともどれも信じない?
ハードウッドでウッドデッキをDIYするときに、悩むのが樹種選び。
用途、色の好み、風合、香り、価格などの要素もさることながら、やはり何と言っても必要最低限の耐久性。
▼セランガンバツーでDIYした例▼
耐久性を確保しつつコストを低減するためには耐用年数を知りたい。
では、専門家の材木屋さんたちはハードウッドの樹種別耐用年数を何年位とみているのだろうか?
各社のホームページを調べてまとめてみた。
ホーム建材デポ | 日本硬木 | グリーン工房 | ガーデンサービス | Eco Wood | リーベ | サイキグリーン | GardenerENZO | |
ウリン | 20年以上 | 20年以上 | 30年程 | 30年以上 | 30年以上 | 20年以上 | 35年以上 | 20〜50年 |
セランガンバツ | 20年程度 | 15年以上 | 15年程度 | 10年以上 | 15年以上 | 15年 | 15〜30年 | |
イペ | 15〜20年 | 20年以上 | 30年程 | − | 20年以上 | 20年以上 | 30年以上 | 20年〜50年 |
サイプレス | 15年以上 | 15年程 | − | − | 15年以上 | 15〜30年 | ||
イタウバ | − | − | − | 25年程度 | − | 25年程度〜 | 30年 | − |
私は、このブログの中で、ハードウッド、特にウリンは家が朽ち果てても残るのではないか、セランガンバツーだって、はたして本当に15年や20年でダメになるか分からない、という前提でかなり楽観的に書いている。
まだハードウッドのウッドデッキなどを10年位使ってみての勘によるのでしかないけれど、はっきりいって腐るような兆候は全く見られない。
最近、自分の目でソフトウッドのウエスタンレッドシダーでも、10年程度は持つことを確認したので、ハードウッドだと一体どの程度持つのか・・・
各社の状況をみても、結構ばらつきがあって、しかも「以上」という表記も結構ある。
ウリンに至っては、現地では100年以上持つと言われている、というような記載のある会社もあったほど。
要するに、日本のウッドデッキ文化の歴史も短いし、お店でハードウッドを扱い始めたのも、おそらく20年程度前からで、誰にも正確なところは分かっていないのだろうと思う。
なので、まずは絶対に腐って欲しくない束柱はウリンにしておいて、その他の部位は、用途、香り、質感、価格などで好きなハードウッドを選べばよいのではないかと思う。
私は加工し易さや、耐久性、コストパフォーマンスの良さでセランガンバツーがおすすめ。
タグ:耐用年数