恐れすぎることもないけれど、注意は必要。
ウッドデッキをDIYして、節約しようと思ったのに、大ケガして治療費がかかったりしたのでは元も子もないのだけれど、ケガが多いとしてよく挙げられるものにハードウッドDIYには欠かすことのできない電気丸ノコがある。
※丸ノコとは円形をしたノコギリ刃を電気モーターで高速回転させることで木材や金属を切断する工具。
丸ノコは、ネットで使い方などを調べれば真っ先にその危険性が指摘されるほどなので、誰もが用心して使うと思う。そういうこともあってか私自身、今のところそれほど危険な目にあったり、けがをしたことはない。
ケガをしそうな場面としては以下のとおり。
(2〜4の場合を「キックバック」と呼んでいるようだが、「キックバック」の正確な定義はよくわからない。)
1 刃に接触
さすがに、これはあまりないとは思うけれど、なんせ高速で回転する工具なので、触ってしまえば大けが間違いなし。触りにくいように刃の部分にはカバーがついているけれど、無理な姿勢での作業は禁物だ。2 板から離して回転開始
切断する板に刃を接触させた状態から回転開始してしまうと、まだ回転不十分な刃が板に触れるため、刃と板の摩擦力をもろに手に受けることになり、手をはじかれて丸ノコが体に接触したり、木が弾き飛ばされてぶつかる可能性がある。説明書をよく読めばわかることだとは思うけれど、刃は板から離して高速回転させた上でゆっくりと板に接触させる。そうすれば手に掛かる負担はほとんどなく、スムーズに切断が開始できる。
3 切断途中での回転ストップ
高速で回転する丸ノコだけれど、回転が止まる前には当然ながら速度が落ちる。速度がおちて、木を切削する力が弱くなると、ある時点で刃が木にはじかれる。そのとき、木がしっかり固定されていると、手に大きな力が加わり、まだ刃の回転している丸ノコを離してしまったり、木の固定が不十分だと、木が飛んだりしてしまい、非常に危険。木から刃を離すときは、最後まで刃を高速回転させた状態にしておく必要がある。
4 木が刃をサンドイッチ
束柱などの厚みのある木を切る場合に起こるのがこれ。木を切断していく過程で、木が山折りに折れる場合は問題ないのだけれど、木が谷折りに折れてくる場合は要注意。谷折りに折れるということは、一度は刃によって切断された木が再び刃に向かって両側から圧力をかける状態。これが起こってくると、徐々に丸ノコの進みは悪くなり、「おかしいなぁ」と思いながらさらに力を掛けていくことになり、あるところまで圧力が高まると、丸ノコが木からはじかれる、又は木が丸のこからはじかれるという状態が起きる。
切断する場合はくれぐれも谷折りになるように注意したい。
最初の丸ノコには信頼のマキタのスタンダードモデルM565。ウリンでも切れ味抜群で問題なく使える。
あと、作業の際は、グローブ、保護メガネ、できればマスクも着用したいところ。
タグ:丸ノコ
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image