2021年04月06日
五龍神社【海童神(龍神)】佐賀県佐賀市
五龍神社
五龍神社の縁起によれば、
当地方の豪族(一族36家)田中という長者が、
広く商業を営み巨万の財を蓄え、常に大船を浮かべて各地と通商、
大陸とも交易していたので、海上の平安を祈り龍神を信仰していました。
欽明天皇26年(564年)
ある夜、霊夢によって村の西方の海中から不思議な光を伴い
黄金色の霊石を得たので危難除去の守護神として国家の鎮護と
一族の繁栄を祈念し、村の西隅に一祠を建て、五龍社と称した。
このことを知った里人も鎮守の神として崇敬し
霊験あらたかなるものを感ずるにつれ信仰の度は益々深まり、
鎮守の神として崇敬するようになった。
のちに與賀神社の摂社となり二の宮と称せられた。
元和年間(1615~1624)
藩祖鍋島直茂公は家臣多久長門に命じて七社明神を配祀し、
初代藩主勝茂公は親しく参拝の上、社殿を造営し
併せて八戸村の田地四丁八反を祭祀田として奉納すると共に
松・樟1000本を境内を中心に植栽奉納した。
このようにして藩政時代は神事も盛大に行われたが
藩政奉還による変革で明治六年に村社に列せられ、
同二十九年には管内数社を併祀し本日に至っている。
主祭神
海童神(龍神)
合祀神
香語山命・彦火々出見尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊・仁徳天皇・大物主命
天照皇大神・菅原道真公・宇賀魂神
御神徳
五穀豊穣、商売繁盛、交通・航海安全、安産、諸災除去
家内安全、安産、合格祈願・学業成就など
鎮座地
佐賀県佐賀市鍋島町大字八戸1053
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