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2021年09月20日
名神大社 【美奈宜神社】 福岡県朝倉市林田
第12代景行天皇の後を受け、第14代仲哀天皇と神功皇后は、
熊襲征伐を進めるが、仲哀天皇は急病のため崩御。
神功皇后はこれを秘し、新羅を討つべく出師の計画を立て、
兵員を集め、兵船・軍器を整え、神々を祀って出征。
いわゆる三韓征伐である。
この時、皇后は航海中の船中で
素戔嗚尊、大己貴命、事代主命の三神に戦勝を祈願したと伝わる。
戦勝後、凱旋した神功皇后が
三神を祀ったのが美奈宜神社の創祀だという。
摂政2年、神功皇后が九州滞在時に、
古処の山に住む羽白熊鷲という悪者退治を村人が懇願した。
皇后は
「この潮干玉を使って川の水をからにし、川蜷に頼んで、
一晩で城を作り、潮満玉を使って、一度に水を入れ水攻めにして
滅ぼしなさい」
との神託を得、村の平穏を取り戻したという。
これに感謝した神功皇后は、神を祀る社を建てようと思い、
一羽の白鷺を放った。白鷺は空に舞い上がり、
筑後川に沿ってしばらく飛んだ後、
こんこんと清水の湧きでる所に舞い下りた。
そこが蜷城(になぎ)の地で、
後世に美奈宜(みなぎ)とあて、現社号となったという。
また川蜷が守ってくれた村里をニナシロと呼び、
なまって、ヒナシロという地名になったとも。
この白鷺塚は今も片延字白鷺1番地に残されている。
『延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 筑前国 下座郡
「美奈宜神社三座」に比定される式内社(名神大社)の論社。
旧社格:県社。
御祭神
素戔嗚尊、大己貴命、事代主命
御利益
縁結び、商売繁盛、厄除、五穀豊穣、無病息災
鎮座地
福岡県朝倉市林田210
2016年03月22日
三笠神社
高橋主膳正鎮種(入道号 高橋紹運)
室 齋藤兵部太夫鎭實の妹
男 立花直次
紹運八世の孫立花出雲守種周若年寄となり幕政に参與。
事により退けられ三池郡の封を失い奥州伊達郡の中五千石賜る。
此所に於いて紹運公の義烈を顕彰せんとし神祇伯に請い霊神号を給わり、
伊達郡下手渡村に社殿を新築し三笠神社と号す。
天保六年(西暦1835年)乙未七月五日。
後又三池郡中五千石を賜りしを以て明治三年八月三池郡 今山村東山に御遷座。
福岡県大牟田市鳥塚町
日本の神社完全名鑑 [ かみゆ ] |
2016年02月05日
四山神社 四山古墳 綿津見神社 熊本県荒尾市
四山神社
延久2年(1070年)菊池氏初代の菊池則隆がお堂を建立しました。
神域にある四山古墳(よつやまこふん)は6世紀後半に造られ、
虚空蔵菩薩が降臨されたといわれています。
その後慶長10年(1605年)加藤清正が再建し、虚空蔵信仰は益々盛んにな
り肥後と筑後に広まっていきました。
細川家の所領となり崇敬の念厚く度々お参りされ、九曜の定紋幕を奉納し
四山神社の社紋になりました。
明治元年、神仏習合を分離され、虚空蔵尊の徳に相当する造化の三神
天之御中主神
高御産巣日神
神産巣日神
をおまつりして、四山神社として発足することになりましたが、
やはり肥後と筑後のこくんぞさんとして親しまれています。
やはり肥後と筑後のこくんぞさんとして親しまれています。
綿津見神社
四山神社の西隣におまつりされているのが、古来大島に住み続けた人々が
海運・漁業の守り神として信仰されてきた綿津見神社です。
天慶7年(944年)筑後国神名帳に「大島の神」として公録され、
古墳を築いた人々の時代から信仰されている神社です。
御祭神は
豊玉姫命で竜宮城の乙姫様です。
第一代神武天皇の御祖母様あたる神様です。
四ッ山丘陵(標高56m)上の笹原山南丘に構築された横穴式石室墳。
数々の副葬品と祭祀遺跡が発見され、封土はすでに失なわれ石室を構築した
巨石砂岩の用材のみが残っています。
出土された金環、勾玉、丸玉、馬具、武器、壺などの土器類を始め副葬品は社務所に保管されています。
墳形は円墳と推定され、石室は玄室(奥室)と前室の二室からなり、西南に開口する。
玄室の平面形は奥室2.8m、幅(奥室部)11.6mでほぼ方形に近く、
奥壁、両側壁には巨大な自然石を横に使用している。
床面は粘土でかため、屍床の区切は認められない。
天井部は巨石を両側壁に架け渡したものと思われ、高さは奥壁部で1.9mである。
玄室の間には仕切りの石(中羨門)をおいて、奥行1.1m、幅1.8mの前室がつくられ、川原石が敷かれている。
玄室、西壁には、円形の刻線があり、東壁にもその痕跡が認められる。
石室の構造や遺物などから、六世紀後半頃の後期の古墳に属する。
四ツ山丘陵上にはこの外、約6基の古墳があり、四ツ山古墳群を形成していたが、
四ツ山炭鉱開発に当たり消失し明かでない。
四ツ山炭鉱開発に当たり消失し明かでない。
2015年12月21日
三ノ宮古墳 武装石人、下井手八幡宮 熊本県荒尾市
荒尾市野原の野原八幡宮の三ノ宮。
御祭神
応神天皇
神功皇后
薬師如来
一木造りで、南北朝〜鎌倉時代の物と思われ、1600年(慶長6年)徳川幕府開設直前頃
現在の建物は、1835年(天保6年)のもの。
主軸をほぼ東西にとる全長60m。
後円墳は直径23m、高さ6m、南東斜面は彩土により削り取られているが、
後円墳は直径23m、高さ6m、南東斜面は彩土により削り取られているが、
比較的原形を保っている。
前方部は長さ37m、高さ2.3m、幅14m、後円墳と接する部分はせまくくびれており、
神社建立の際、一部分が削り取られたが全体の形は帆立貝型をする未開口の古墳である。
神社建立の際、一部分が削り取られたが全体の形は帆立貝型をする未開口の古墳である。
本来は80mに近い大きさであったと思われる。
5-6世紀初めの築造と考えられており、現在、神社に残されている石室の壁材には
赤い顔料が認められ、石室には装飾が施されていたことが分かっています。
古墳の北側にかすかな周皇(みぞ)の跡があり、後円部に河原石の葺石や円筒埴輪の破片
が発見されたが全貌は明らかでない。 三の宮古墳のくびれ部にある石人は、古墳を表飾する形衆石像で、
衝角付かぶとをかむり短甲をつけた武装石人である。
阿蘇溶岩を材料とした、高さ104cm、肩幅63cmのものであるが、
最近その脚部が発見された。
しかし三ノ宮古墳と石人との関係は明らかでない。
石人の分布は、筑後、北肥後の古墳に限られており、磐井の勢力範囲につくられた
と言われている。
保存状態がよく昭和10年9月4日国指定重要美術品となる。
諏訪川をはさんで、萩尾、宅ケ峰、潜塚、別当塚などの有力な古墳であることから、
この地方は古代文化がいち早く開けたものと思われる。
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